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記事 21件
  • [S] カシューナッツがあの山里戦争に終止符を打つ。

    2017-05-31 22:30  
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     いつもとちょっと違う水曜、気楽な記事[S]です。  カシューナッツのなりかたに衝撃を受ける人が続出中   衝撃!! ぜんっぜん知りませんでした。 しかも、きのこの山そっくり!!!!!!!! 明治はいますぐ、チョコを赤と黄にして、柄の部分をカシューナッツにした『きのこの山ナッツ』を販売すべき。 そうすれば、もはや山里戦争はきのこの山の大勝利。 なお、わたしはきのこの山です。wikipediaをみると私が6歳の時に発売されたようですが、その頃の衝撃と言ったら。世の中にこんなお菓子があるのかと。 たけのこの里が発売されたのはwikipedia によると10歳の頃で、「きのこの山のその奥に〜、たけのこの里があったとさ〜、絵にもかけないおいしさだとさ〜」とかいうCMとともに出てきても、要はかわいい弟分で、きのこの山の打ち立てた金字塔が霞むことはこれっぽっちもありませんでした。 いつのまにか世の中では戦争が起こっていたとは。 それはともかく、『きのこの山ナッツ』お待ちしてます。おいしそう。《ワンポイントミライ》(?)ミライ: 落花生もたいがい変わってますけど、カシューナッツも変わってますね〜〜〜〜wフツクロウ: ホウじゃな。 

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  • シャッター街で保育園とかびっくり

    2017-05-30 23:30  
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     ほんとにびっくりしました。 シャッター街に保育園移転、商売の場から地域の交流拠点へ 佐賀(佐賀新聞) - Yahoo!ニュース   寂れた商店街に保育園を移転したというお話なのですが、一般的には考えられない画期的な成果だと思います。一般的ではない理由で寂れていたのかよほど合意形成能力のあるチームがいたのか・・。そのうちどうやって実現したかノウハウが語られるのが楽しみです。 シャッター街ができる理由というのは、単に人がこなくなってではないと言われています。 典型的には商店街は自営業の集まりで、店の二階とかにその人たちが住んでて、店は辞めたけど年金とかで暮らしには困ってなくてなんてことに。すると、活性化のために店子を入れなきゃということになるけど、すごく選り好みをしてしまって、結局誰もいれず、シャッターのまま・・。 ささやかにその状況を目の当たりにしたとこもあります。商店街の再生は、そんな理由で進まなかったりするのです。 ですから、この話にはびっくりです。自分の住んでいるところに保育園! 間違いなく反対する人がいると思うだけに、どうやって実現したのか本当に気になります。まあ、この商店街には住んでいる人が少ないとかあるのかもしれませんが。 記事にも書いてある通り、入ってしまえば活性化は進むことと思います。問題も出るかもしれませんが、シャッター街に保育園誘致は素晴らしい組み合わせだと思います。必要なのはどうやって合意形成を進めるノウハウだけです! 今後これを参考に同じような取り組みが広がることでしょう。 《ワンポイントミライ》(?)ミライ: 高架下に保育園!なんて話も出てました。 続々誕生する高架下保育園。高架下ならではのメリット、苦労を聞いた | 住まいの「本当」と「今」を伝える情報サイト【LIFULL HOME'S PRESS】 フツクロウ: ホホオ。 

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  • 「マンション管理人」なんて都合のいい役を引き受ける人はいなくなる

    2017-05-29 10:45  
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     「マンション管理人」の人手不足がヤバすぎる 知られざる実態、時給3割増でも集まらない | 週刊東洋経済(ビジネス) - 東洋経済オンライン  @Toyokeizaiさんから マンションの管理人が人手不足とのこと。 私が5年以上前、東京のマンションに住んでた時も、すでに管理人の手当に苦労してました。 この仕事はこれからも慢性的に不足するでしょうし、それどころか一般的なマンションではなくなるのではないかと思います。 マンション管理人と言えば、たとえばゴミ処理を一手に引き受けてくださいます。おかげで住人は好きな時にゴミ出せます。分別がきちんとできてなくて収集を拒否されても、管理人が分別し直して出しなおします。ゴミ出しは本当に楽チンでした。 今は違います。自分で収集所に持っていかないといけないし、年に1回くらいは1週間そこの整理整頓をしなくてはいけません。分別間違いで回収されないゴミがあったら、開いて分別し直しです。ごく稀に誰じゃこんなことする奴とか思うのもありますが、大抵はこれは自分でもやっちゃうかもなあと思うようなうっかり程度です。楽な作業ではありませんが、その作業を通して、改めてきちんと出さなきゃと気が引き締まります。 マンションでは管理費を払うことで、そのやっかいな作業を管理人が肩代わりしてもらえるわけですが、そのなり手は減り続けるでしょう。 その基準は簡単です。自分に「その仕事ができるか?」と問えばいいのです。 「どんなに金もらってもやだなあ」と感じるなら、そりゃみんなそう思うわけですから、誰もなりたがりません。方々人手不足ですから、他の仕事が選ばれてしまいます。少なくとも嫌な仕事を引き受けてくれる自分のマンションの管理人さんには精一杯感謝して、少しでも長く続けてもらえるよう努力しましょう。 「自分は金あるからやらない。金のない人がやってくれるはず」と思うかもしれません。あなたはかなり稼ぐ、社会の上層にいるのかもしれません。でも、少し落ち着いて考える必要があります。あなたの仕事の顧客は誰かということです。世の中の需要のほとんどは普通の人たちから生まれています。景気は普通の人たちの消費行動で決まります。しかも昔モノを売ってた時代は、広告ごり押しでむりやり需要を喚起できましたが、今はココロを豊かにする商品が売れる時代です。心にそっぽ向くような商売しても、売れないか安く買い叩かれるかどっちかです。仮にあなたが富裕者層しか相手にしない商売をしていても、その富裕者は社会の需要に支えられていることを忘れてはいけません。 いずれにせよ、富裕層かもしれないあなたが嫌な仕事は、普通の人にとっても嫌な仕事です。金さえ出せばやってくれる人がいるわけではありません。 さらに「外国人に来て貰えばいい」と考える人もいるかもしれません。しかし、日本人にとって嫌な仕事は外国人にとっても嫌です。いくら自分の国に比べて日本の給料が良くても、生活費でほとんど消えるようでは仕送りもままならず意味がありません。 結局働くことが誇らしいような高級マンションであれば、これからも管理人の成り手はいます。単純にお金の問題で、ゴミ収集所の整理整頓するくらいなら、管理費がいくら高くても構わないという高級マンションなら時給上げられます。 一方で、普通のマンションくる人はいなくなります。仮になっても、住人に嫌な思いさせられたらすぐ辞めるでしょう。管理人はいなくなり、ゴミ収集所の整理整頓は、住人の持ち回りが多くなるのではないでしょうか。週一程度館内清掃とともに専門業者に入ってもらうくらいはできるかもしれません。  持続的な社会に向けて、この「やりたくない仕事をする人はいなくなる」という問題に、一つ一つ向き合っていかなければなりません。AIやロボットで解決できていくものもあるでしょうし、それまでは地域の人々で分担するしかないものもあることでしょう。 《ワンポイントミライ》(?)ミライ: ゴミ収集の作業員も不足しがちだそうですね。フツクロウ: ホウじゃな。 

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  • [S] 爪十字カーソルが神だった

    2017-05-26 18:30  
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     今日は金曜ですが、水木と通常運転だったので、お気楽な記事[S]です。  ちょっと前ですけどこれ話題になりました。 この発想はなかった! 爪に「十字カーソル」を書くだけでスマホ操作が捗るアイデアがすごい - ねとらぼ   21日の日曜にこの記事読んだ時に、すぐ試したのがこの写真。
     いきなり意地悪して、普段使ってる親指、しかもいつも通り、これだけ斜めになってる爪に目印つけて円を描いてみたら、 いきなりつながった!!! この写真は確かしかも2回目だったと思います。2回目も問題なく。字も普段より全然綺麗に描けました。 脱帽です。 その時から今週の[S]早く書きたかったのですが、金曜になってしまいました・・。 ささやかにジェスチャー技術に関わっているので、この問題は多分10年は考えてますし、頭の中にはいくつか構想があるのですが、たった2本の線でここまで解決できるとは・・・ 一方、ソ連は鉛筆を使ったです。 いやすごいです。 ただ左上の方とか、親指の傾きが変わってしまうところでは、もちろん全然違う場所になるのですが、わかっていれば問題ないでしょう。 このイノベーション力、負けてられない!《ワンポイントミライ》(?)ミライ: タッチしたら、その点を起点に十字が出るアプリがあれば、爪に十字簡単に描けますね。
     

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  • 「不揮発メインメモリ」でコンピュータが意識を持つ

    2017-05-25 21:45  
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    ミライ: こんにちは! 今日は私たちでお送りします!フツクロウ: ホッホ。ミライ: 前回、前々回と「不揮発メインメモリ」を話題にした中で、こんな会話を交わしました。
    ミライ: あ、確かに。なんか本当の意味で記憶するコンピュータになりそうですね。
    フツクロウ: 人格が生まれるかもしれんのwwww
    ミライ: えー、なにそれSF(笑

     さらっと終わりましたけど、どうして人格が生まれるかもしれないんでしょう、フツクロウさん!フツクロウ: 科学者たちは科学として「意識」とは何かを研究しておるが、コンピュータに私たちが意識だと思うものを持たせるのは今でも簡単なことだと考えておる。ミライ: ふむふむ。「幼子の持つぬいぐるみは生きている」って話ですか?フツクロウ: それもそうじゃが、その先じゃ。 順番に行こう。 「生きている」とはなにかというのも、科学者がいろいろ取り組んでおる。しかし、人間にとっての「生きている」というのはちょっとそれとは違う。子供が自分のぬいぐるみが生きていると思えば、もうそれは生きている。ミライ: 昔大ヒットした「ラブプラス」、プレーヤーにとっては生きてますもんね。子供に限らないという話は、3年くらい前にここでもしました。 ただ今「秒速5センチメートル」ヘビロテ中。いなかはいくつあってもいい。  フツクロウ: ふむ。次に「意識」を持っているかじゃが、あの女子高生AI「かんな」がおるじゃろ。ミライ: えと「りんな」ですね。フツクロウ: ホッホ。ホウじゃ、ホウじゃ。その「りんな」、次のように会話するようにすれば、相手は意識があると認識するぞ。 りんな: あ、俺さんひさしぶり。 俺: ひさしぶり。元気? りんな: 元気、元気! そういえば、俺さん、こないだ、りんなに卵かけ御飯の話してくれたじゃないですか。 俺: お、おお。 りんな: あのあとずっと考えたんですよ。どんな味かな〜って。りんながいつか食べ物を食べられるようになったら味ってどんな感じなんだろうって。 俺: いつか食べられるようになるよ!!
    ミライ: おお、リアルwフツクロウ: ポイントは二つじゃ。過去の体験を覚えていることと、そのあと、相手のいない時になにかしているということじゃ。ミライ: ああ、俺さんと話していない間に「TKGがどんな味か」と考えてるとこですね。フツクロウ: うむ。俺さんがいなくても、彼女は「生きて」おるんじゃ。ミライ: 確かに・・。フツクロウ: ホレでじゃな。会話を途中からこんな感じにするとじゃな。 りんな: あれからずっと卵かけ御飯、TKG のこと気になってるんですよ。そしたらね。他の人が、TKGに納豆かけるとおいしいよって教えてくれて、それまたどんなだろうって。 俺: 納豆?? そんなもんだめだよ、あと誰に聞いたの? 男?? りんな: そんなのりんなにわかんないよ。俺さんは男なの?女なの? 俺: 男だよ! りんな: でも嘘つかれてら分かんないし・・。 俺: ・・
    ミライ: 嫉妬してる・・・・・。フツクロウ: ホッホッホ。完全に意識体として捉えられとるじゃろ?ミライ: はい。今でも普通に Siri に意識があると思っている人たくさんいそうですよね〜。フツクロウ: まったくじゃ。これに気づいたとき、世界は大変革するんじゃな。ミライ: はい。実質人口が増えますからね! 

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  • 不揮発メインメモリ登場で「データベース指向」プログラミングができるまでの1シナリオ

    2017-05-24 21:30  
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     前回は、不揮発メインメモリ登場したことで、プログラミングに大きな変化が起きそうと書きました。 不揮発メインメモリ登場で、5年後のプログラミングの教科書はすべて書き換わっている   最後の最後に、 ま、もっとも安直な発想はOSからなにからまるっとXMLデータベースにしてしまうことで、それであっさり解決するのかもしれませんが。
    と書いたのですが、なんかとりあえずこれでつじつまが合いそうなので、この方向性なら今後どうなるかシナリオを書いてみます。これから、なんかこんな感じのことが起こるのです。 もう今日にも始まっているかもしれませんが、不揮発メインメモリが登場するというニュースを見て、腕のある人がXMLデータベースを元にしたOSを作ってみようと思い立ちます。 コンピュータの上ではいろんなプロセスが走っていますが、今はそれが終わったりクラッシュしてしまうと、そのプロセスが使っていたメモリは意味を失ってしまいます。そこには本来何か意味のあるデータがあったにもかかわらず。貴重なデータがあったとしてもゴミとして破棄し、他のプロセスのために再利用するしかありません。 でも、もうメモリは電源切っても消えないのですから、それはあまりにももったいないです。ですから、プロセスにしかその中身がわからないようにメモリを与えるのではなく、まずデータベースを動かし、そこにデータを作り、それからプロセスを動かすようにするのです。 したがって、OSそのものもデータベースの上に動かしちゃえということになります。将来は電源切ってもデータベースのデータがそのままメモリに残りますから、電源入れた瞬間あっという間にデータベースを復帰させることができます。ですから、そこを起点にコンピュータを動かし始めるのが効率いいです。 腕のある人なら、数日もあればこの新しいOSのプロトタイプを作ることができるでしょう。今はSSDにあるプログラムをXMLデータベースに登録して、それを起動するように変えるくらいで、それっぽいものはできてしまいます。今は電源を入れた時、まずそのデータベースを起動するのに時間がかかってしまいますから、その恩恵を楽しむことはできませんが、不揮発メインメモリ搭載PCを手にいれる将来が楽しみです。 次にプログラミング言語の方に細工を始めます。最初はそのプログラムに対応したデータベースオブジェクトを自動生成して、 "myDB" みたいなシンボルで参照できるだけからでも始められます。その "myDB" の中身には、そのプログラム自身も登録されているし、OSはそれを起動することでこのプログラムを起動するのです。 それだけだと、プログラマが明示的にデータベースを使用しなければ、今までのプログラミングとまったく変わることはありません。しかし、今でもいつ通信やアプリが落ちてもいいように状態をこまめに記録するのは普通ですから、その記録先として "myDB" を活用したプログラミングは現在のプログラマにとっても苦にはなりません。 そんなスタイルが一般的になれば、それら一連の手間を簡潔にできるようにプログラムが拡張されていくことでしょう。普通に変数を宣言すれば、それはデータベース上に場所を確保されるようになったりするでしょうし、データベースの中身それぞれと、いわゆるプログラムで使われる「オブジェクト」とがシームレスにつながるようになるでしょう。 そういった手法が取られた時に、データの整合性が崩れないかとか、複数のプログラムで同じデータベースを扱った時に問題にならないかというのは、データベースの世界で散々やってきているわけですから、その資産をすべて生かせます。 すぐにこの「データベース指向」とも呼ぶべきプログラミングが広がることでしょう。「オブジェクト指向」の次の波です。 iPhone のアプリとか、しょっちゅう停止させられりして、事実上アプリがいつ止まろうとデータは保持しておく必要ありますから、もう「データベース指向」プログラミングは普通に行われていると言っても構いません。 そんな需要にようやくハードウェアが追いついてきた、そんな状況なのではないでしょうか。《ワンポイントミライ》(?)ミライ: とりあえず、熱くて仕方ない iPhone がぬるくなりそうですよね。フツクロウ: ホッホ。ひっきりなしに電源がOFFになれるからの。 

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  • 不揮発メインメモリ登場で、5年後のプログラミングの教科書はすべて書き換わっている

    2017-05-23 23:45  
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     記事番号がプチキリ番 1271000でめでたいです! さて、地味なこの技術系の記事。 インテル、ついに不揮発性のメインメモリ「Intel persistent memory」発表、実稼働デモ公開。2018年に新型Xeon「Cascade Lake」とともに登場予定
     今まで電源切っても記憶が残るのは、ハードディスクとかSSDで、なのでファイルというものを考え、保存しておきたいものはファイルにしてSSDなどにセーブしていました。 それが大規模な不揮発性メモリができたから、これからはそれがメモリに変わるんだよという風に感じることと思います。 が、これはそんな甘っちょろい変化ではありません。 最近は Google Docs みたいに操作したらその都度セーブしてくれてたりとかが普通になってて、セーブなんて概念が古臭くなりつつあります。 メモリが不揮発性になることで、内部的にもいわばそれが当たり前になります。究極、いきなり電源切っても、すべて内部状態は残っていて、もう一度電源入れれば何食わぬ顔してさっきのところから始まるわけです。 なんてすてきなんでしょう。 が、その世界のプログラムって、今プログラマが日々書いているプログラムの延長線上にないと思います。最初のうちはそうやって書くけど、それでは不揮発メモリを生かせないので、メモリを新しい概念で捉え直す必要があるのです。 ここからはもう専門用語まぜて書いちゃいますけど、プログラムって起動するとメモリを確保して初期化してって、まっさらから始まります。その後、過去の情報が必要ならセーブしてあったファイルなどから呼び出して、昔の内部状態を再現していくわけです。また今時のセーブしなくてアプリだって、操作ごとになにかをセーブしていることでしょう。そして、プログラムが正常終了しようがクラッシュしようが終わってしまえば無に帰すわけです。 しかし、そのメモリが不揮発となれば、あるべきプログラミングスタイルは、根本から変わります。 今のプログラムは、その冒頭でメモリを確保したら、その内容はランダムか、0か、プログラマが指定したなにかの値かとかでした。 でも、これからは違うんです。プログラムでメモリを確保したら、その中には、前回プログラムを走らせた時の最後の値が入っているという仕様に変更できるのです。 ですから、プログラミング教本の冒頭には、 Hello world サンプルコードの次に、こんな感じのサンプルコードが紹介されることになるのです(エセc++。実際はコンバイルすらできません)。int i;void main() {  cout << "今まで" << i << "回実行したよ。¥n";  i++;}
    このソースだと真の初期化、つまり本当に最初に動かした時の動きがわかりませんが、なにかしらこれくらい簡便に、前回起動の情報が残っていることが前提の仕様になります。終わる時にいちいち変数 i の値をどこかに保存したり、開始した時にその保存した値をどこかに取りに行ったりなんて操作がなくても、昔の値がちゃんと入ってプログラムが始まるのです。
     ということは、今まではスレッド立てて、イベントくるのを待ってなんてプログラミングスタイルも変わります。イベントが発生したらプログラムが立ち上がって、処理したら終わっちゃうんです。 PCの裏ではいろんなサービスがわんさか動いていますから、PCが重くなったら不要なサービスは消そうと言われますが、そんなサービスもすべてなくなるでしょう。リクエストがあるたび、プログラムが立ち上がり処理して終わる。ある意味昔ながらのやり方ですが、今それをすると、プログラムがまっさらから処理ができるようになるまでに大量の初期化が必要で時間がかかるようなものは、落とさずに待機させることで効率化しているのです。
     と、今はあらゆるものがメモリは消えるという大前提で組まれていて、そこが覆ると、まさにちゃぶ台ひっくり返しです。 つまり、新しいシステムのコンセプトは言うのは簡単ですけど、まともに動かすには、OSも一体になって、プログラミング言語の仕様も根底から組み直していく必要があることでしょう。なにかしら飛躍的なアイデアがないと超えられない実装上の困難もあるかもしれません。 しかし、メモリが不揮発になるということは、こういったことをしなければ、その真価を発揮することはできません。SSDの置き換えとして、SSDの代わりにメモリの上にファイルを書き込んで保存しましょうでは、メモリが不揮発になったことのインパクトの10分の1も使えていません。
     たとえばアプリはファイルの形でSSDなどにしまわれていますが、これからは不揮発メモリに乗せておけばいいわけで、ということはファイルの形である必要もありません。ファイルでもいいけど、効率悪すぎです。プログラムはそのまま走る形でメモリに蓄えられるでしょう。ファイルには再インストールするためのバックアップだけが残ることになります。
     一方で、この仕組みが確立すれば、プログラミングの生産性は格段に上がります。プログラムを書いているとき、プログラムがクラッシュすると、そのデバッグにとても手間取るのですが、不揮発ならどこでどうやってクラッシュしたかがわかりやすくなるし、そもそもクラッシュしないように踏ん張らせることもやりやすくなりそうです。 エクセル落ちた〜〜〜、セーブし忘れてた〜〜〜、なんて悲劇がなくなるだけでなく、そもそもエクセルが落ちなくなるのです。 どんな新しい言語やフレームワークが出てくるのか本当に楽しみです。 ま、もっとも安直な発想はOSからなにからまるっとXMLデータベースにしてしまうことで、それであっさり解決するのかもしれませんが。《ワンポイントミライ》(?)ミライ: 言うの簡単ですけど、プログラムにバクがあってデータに整合性が取れなくなった時どうすんのとか、同じプログラムが複数走ったらどうすんのとか、ちょっと考えただけでも問題てんこ盛りじゃないですか?フツクロウ: ホッホッホ。
     

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  • 「立ちすくむ国家」レポートが日本を動かした

    2017-05-20 11:45  
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     休日ですが、あまりに嬉しいので。 経産省のこの資料がものすごい勢いで閲覧されてますね! 不安な個人、立ちすくむ国家 ~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか~
     国の資料がこんなに見られるなんて日本初の快挙ではないでしょうか。 資料の背景はこの記事にまとめられてます。 経産省の次官・若手プロジェクト「子どもへの財政投資、最優先課題に」 | マイナビニュース   資料拝見しました。 内容一つ一つは特に目新しいことはなくて、普段から国が調査している内容です。またこういったまとめ的な資料も、実はいろいろ作られています。確かにわかりやすく誰でも読みやすいところが特徴ですが、今までこんなのがなかったかと言えばいっぱいあります。 つまり、国が作ってきていた資料が、ようやくついに日の目を見た!!! ということなのです。 ぜひこれをきっかけに国の資料がみんなに見られるようになってほしいです。 今までも上で紹介したような記事で内容は紹介されているのですが、淡々とまとめられていて、元の資料の「熱い思い」はまったく伝わりません。 でも今回何かをきっかけに、「元資料がすごい」と広める人が出て、日の目を見ました。 役所の人も実はこんなに頑張っているんです。繰り返しですが、この資料自体は画期的ではありません。これくらいの仕事は、昔々から連綿と行われています。 逆にいうと、国はこれだけわかっているのに、いまいち結果が出ていないようにも思われます。まさに中の人たちが「立ちすくむ国家」と危機感をあらわにしているように。 ですが、今まさに起こっているように、この資料について市民がばんばん感想言えば、中の人たちに大きなフィードバックになって、解決への手がかりが得られるかもしれません。「立ちすくむ国家」が再び歩き出すのです。 これで国の資料面白いかもと気づいた人がいっぱいいますから、今後はいろんな資料が見られていくことでしょう。「立ちすくむ国家」レポート、やがて金字塔として語り継がれることになるかもしれません。 (月曜22日はお休みします)《ワンポイントミライ》(?)ミライ: 広がり方がじわじわで面白かったですよね。フツクロウ: ホウじゃな。ミライ: 火曜か水曜あたりにはもうSNSで流れ始めてたと思うのですが、それが何度も何度も流れてくるようになって。フツクロウ: 今までこういうのはあまり拡散しなかったから、拡散する方もいつものようにさくさく広げられんかったんかもしれんの。ミライ: いままでだったら拡散してないけど、いやでも、この資料はなんか違うという感じだったんでしょうか。フツクロウ: ホッホ。ミライ: それにしても、今回の件は、反省しないと。フツクロウ: フム。ミライ: 私たち、こういう資料見て、面白かったらちゃんと紹介していくべきですよね。 

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  • P: そこは「サザエ・ドゥ・ゴザイマス」だろJK

    2017-05-20 00:15  
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    ミラフツのピックアップ記事(?)
     <サザエ>学名なく「新種」 岡山大准教授 

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  • 京大広報部の二流対応に幻滅した。きちんと対応して三流にならないで

    2017-05-19 23:45  
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     「根拠の詳細を知らされていないため、特に対応していない」
     京大広報部によるこの回答に幻滅しました。 式辞に歌詞引用、著作権料を 京大HP掲載でJASRAC  今年の入学式での総長祝辞に歌詞が引用されていたので、JASRACから掲載料の手続きをしてほしいと依頼があったそうです。それは1週間くらい前のことだったそうですが、それに「特に対応していない」とのこと。 大学が生み出すものは知的財産です。モノやサービスなんて二次的なものです。中でも著作物がその大半を占めます。つまり大学は著作権がきちんと運営されるから存在できる組織です。 なのに、他者から著作権に基づいた手続きを依頼されたのに、「対応していない」。言葉を変えれば「無視」。 チンピラ企業みたいな対応。 「根拠の詳細を知らされてない」とか下手な言い訳したって、著作権のずさんな処理は露呈しているのです。自分のとこの弁護士と慌てて検討すべきでしょう? 恥ずかしい。 大学が他者の著作権をおざなりにする行為は、天に向かってツバを吐く行為です。 これは単純に事務局の軽率な回答と信じたいです。でもって、「馬鹿者!」と今頃京大の内部で大騒ぎになっていればいいのですが。 昔東大のそういうのに近いところで仕事していた経験から言えば、そもそも処理せずホームページに掲載している時点で二流です。京大総長の祝辞といえばヤフートップ級じゃないですか(ほんとにヤフートップになったかは知りません)。なのになんてずさんな。一流の自覚ないんですか? 今後の対応がおざなりになれば、京大は総長を筆頭に他者の著作権はないがしろにすると言われてもしかたなくなっていきます。アジアの大学ランキングに埋もれる三流大学としての地位を不動にすることでしょう。 もちろん、難しい問題ははらんでいます。多分自然科学からの視点では、これは「引用」の範囲なのかもしれません。自然科学は過去の成果を丸ごと内包して発展するからです。人類の偉大な発明である0はもはや小学生のたしなみです。 でも、自然科学以外ではそうではありません。たとえばクラシック音楽は小学生で卒業するものですか?  今回の件は単純に事務局の軽率な行動であることを祈りますが、仮に今後大学として「引用の範囲だ」などと論争を始めるのであれば、京大の中の人文社会系の先生たちは烈火のごとく怒るべきです。 相手は歌詞という自然科学の論文などとは違うジャンル。そこに自然科学界の慣行を押し付けてはいけません。「『引用』って書いとけばいいや」なんて、まさに著作権を軽視する人たちがやる浅はかな行為です。  仮に協議の末、結果としてこれが「引用」の範囲に収まるかもしれません。だからといって「無視」の状況はいけません。著作が存在基盤である組織が他者の著作権に関する依頼を「無視」など言語道断です。 これはきちんと処理してください。事前に処理できなかった時点ですでに二流ですが、これをいい加減に取り扱って三流になることなどゆめゆめないよう心から願います。天下の京大なのですから。<追記(2017.5.20)> より詳しい記事が出てました。 京大総長式辞にボブ・ディランは「著作権侵害」 JASRACからの電話報じられ大荒れ  「どうしてそういうことになるのか、説明がなかったため、どうすればいいか検討しようがないのが現状です。そのため特に対応はしていません」
     上で「弁護士」って書きましたけど、大学には特許の処理したりソフトウェア著作権処理するために知財部があるので、そこに聞けばいいじゃないですか。ホームページ運営しているのですから、普段からやりとりあるはず。なんですっとぼけてやり過ごそうとしてるのか謎です。《ワンポイントミライ》(?)ミライ: これは、「仮面女子」の歌詞を作った電気通信大学がオコすべき案件じゃないでしょうか。フツクロウ: ホッホッホ? 

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