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[S] 余った外貨コイン変えられるとかびっくり
2017-08-31 23:0031pt本日木曜ですが、先週[S]しなかったので、今回は気楽に書き始める記事[S]です。 余った外貨コイン、電子マネーに 交換サービス拡大:日本経済新聞 ついに外貨コインを日本に帰ってから換金できるようになったんですね。 私が子供の頃、父はたまに学会で海外に行っていたので、各国のコインいろいろもらって宝物にしてました。どこの国とかもわからず(苦笑 そんな子供にとっては宝物でも、邪魔な外貨コイン。ついに替えられるようになったんですね。 割と驚いていています。ポイントは現金じゃなく電子マネーに変換することで管理コストを下げたことにあるのだとは思いますが、一方で多種のコインや紙幣をきちんと判定する装置を作るのは相当難しいのではないかと思っているので、こんなビジネスモデルが成り立つとは思っていませんでした。しかも集めたコインをまたどこかの金融機関で換金しなくてはいけないわけで、いやーよくビジネスにできたと思います。 誰もができたらいいなと思うサービスですが、かなり苦労があったのではないかと思いますがどうでしょう。《ワンポイントミライ》(?)ミライ: 日本サッカーW杯予選1位通過おめでとうございます! オーストラリア相手に2-0とか夢のようです。フツクロウ: 本文と関係ないじゃろwwwミライ: いえいえ、これで来年ロシアに行く人増えますから、その帰りにはこのサービスがきっと役に・・。フツクロウ: 無理くりじゃの。 -
[S] 将棋連盟サイトは棋士ランキングサイトとコラボして?
2017-08-30 23:3031ptいつもとちょっと違う水曜、今回は気楽に書き始める記事[S]です。 藤井四段旋風で人気上昇の将棋ですが、将棋連盟のサイト、グダグダなんです。ファンが必要としているもの全然わかってないというか。藤井四段のおかげで収益よくなってるはずなのに一向に改善される気配がありません。情けないです。これ読んで一刻も早く改善始めてほしいです。 以下の不満、つぶさにチェックしているわけではないので、細かいところで事実と違うかもしれませんが、そんなに外れてないはずです。 更新が遅い: まず、週間対局結果。この更新が絶望的に遅いです。次の日に職員が出勤して、10時ごろでしょうか? しかも週末になると金土日の結果出るのが月曜になったりしてません?? ちゃんと確かめてないですけど。週間対局予定だって日曜なのに土曜の予定とかが出てたりしています。 夜中にまで及ぶ対局もありますから、気になっても最後まで見れなかった人は、次の朝一で結果を知りたいのに。 対局予定が絶望的に貧弱:週間対局予定のページ、一週間分だけ全員のがだらだら並んでます。週末になると更新されないので、月曜朝とかだと下手すると4日分しか載ってないのではないでしょうか? しかもね、ファンからすれば、欲しいのはご贔屓の棋士の対局予定です。藤井四段の対局予定とかブログ立ち上げて更新してるとこありますよ。 各棋戦の情報がかゆいところに手が届かない:各棋戦のしくみって結構わかりにくいじゃないですか。たとえばシードで予選免除の棋士がいますけど、なんでシードなのかがわかりません。そういう細かいとこいちいちさぼってて、イライラします。 それをすべて満たしてくれる棋士ランキングサイト
でなんと、それらの不満を全て満たしてくれるサイトがあります。 棋士ランキング 最初に言っておきますが、このサイトの唯一の欠点は広告がポルノなことです。なので子供に見せられません。 多分個人でやっておられると思うのですが、とにかくあらゆる情報が手に入ります。しかも早い。注目の対局は当然その日のうちに更新されてますし、その他の結果も将棋連盟より早いと思います。 それに対局予定も、わかっているもの全て載っています。しかも棋士別に。たとえば藤井四段の。 予定どころか今までの結果も全て載っていますし、トーナメントで勝ち進んでいる場合、日付が決まっていなくても対局予定として入っています。ファンが見たいものがそのままできています。しかも全棋士について! あとほんとすごいなと思ったのは、棋戦情報。今日菅井新王位が誕生しましたが、さっそく来期の王位戦のページに行ってみると、リーグに出場する人の資格がきっちり書いてあります。つまり、前期王位 羽生二冠
前期挑決敗退(紅組1位) 澤田⑥
前期紅組2位 木村⑨
前期白組2位 豊島⑧
予選突破(1組)〜(8組)です。この情報、他の棋戦を含めて、公式サイトのどこに書いてあるのか私にはわかりません。隠しているわけではないのでしょうが、ファンが一気に増えようとしているこの時期、分かる人だけ分かればいいのはまずいです。 将棋連盟はこのブームを逃さず、一皮剥けてください。少なくとも更新は早くしましょう。平日定時にしか出勤しない連盟職員でなくて、ちょっと委託すれば簡単なことです。 そして棋士ランキングサイトを隅々まで見て、ファンが欲しい情報が何かを理解しましょう。このサイトはファン目線です。連盟のサイトは決定的にそれが抜けてて、イライラします。比較するものがあるだけに。 で、ぶっちゃけこのサイトの管理者とコラボすればいいと思います。真似て一から作るの大変ですから、正式に真似させてもらえばいいと思うのです。 一方、棋士ランキングサイトの本来のメインは棋士のレーティング。レーティングアルゴリズムを使って、棋士に点数をつけています。この点数の差で、事前に予想勝率が立てられます。これはちゃんと事後検証されていて、ざっくり1%くらいしか誤差がありません。 今日の叡王戦、同じ八段で糸谷対中川が行われましたが、中川八段が勝って多くの人が驚いてました。でも日の浅いファンにはよくわからないことでしょう。 でもレーティングを見れば糸谷八段は10位の1797、中川八段は120位の1459で、糸谷八段の事前期待勝率はなんと87%。大きな実力差があったのです。 これも実はファンの知りたい情報です。棋士は段位があがると下がりませんから先日引退した加藤九段のように、もうほとんど勝てなくなっても九段のまま。日の浅いファンにはそれもとっつきにくいことでしょう。 とはいえ、将棋連盟がいますぐ公にこのレーティングを採用することはないでしょう。 ですから、ランキングサイトとしては、将棋連盟にコンサルしながら、データベースを移管し、その更新はもう連盟がきちんとやる。そのデータベースはAPIで外からコンピュータが参照できるようにして、ランキングサイトはランキングを続ける。将棋連盟から報酬も得られますから、ポルノ広告も不要になり、子供達にも喜んで見てもらえるようになる、という展開でより持続的に運営ができるのではないでしょうか。
繰り返しですけど、棋士ランキングサイトがあるだけに、公式サイトのグダグダぶりは目にあまります。さっさとコラボしてよくしてください!《ワンポイントミライ》(?)ミライ: なんか、女流棋士がまだ指してますね。多分ものすごく珍しいことです。フツクロウ: ホ?ミライ: 王座戦の予選で室谷女流が松本六段と対局していて、終盤で21時6分に千日手になり、21時36分から指し直し局が始まりました。お肌が荒れちゃう!!フツクロウ: ホッホ。 -
瞑想より簡単なプチ瞑想を手に入れる(その8)〜まとめ:プチ瞑想は身を助く〜
2017-08-29 22:3031pt瞑想より簡単なプチ瞑想を手に入れる(その7)〜「負の思考スパイラル」を止める秘策〜 の続きです。 シリーズ プチ瞑想。今回でまとめて終わりです。 瞑想ブームですが、やってみてもなかなか自分が今瞑想状態なのかもよくわからないし、瞑想しててもその効果がいまいちピンと来ません。 瞑想はいつか手に入れるとして、まずはプチ瞑想から始めるのはいかがでしょうか。 プチ瞑想は精神的な高みを目指すとかいう大げさなものではなく、単に休むことなくつぶやかれる脳内ツイートをちょっと止めてみるだけのことです。ただ止めるとは言っても、黙れと言われた子が黙りながらそわそわしたらたしなめられるように、脳内ツイートを止めたらちょっとお行儀も良くしなければなりません。これが脳内ミュート状態です。 そうすることで脳みそ内の無駄なおしゃべりが抑制されます。 その第一の効果は、「負の思考スパイラル」を止められることです。運動しないと筋肉が落ちるように、脳みそも常に動いてないといけないので、何も考える必要がなくても、脳内は「喋り続けよう」とします。 しかし、実は喋り続けなくても、脳は「言葉を使わずに考える」ことができますから、必要なければ脳内ツイートをし続ける必要は全くありません。 それを知らないと、脳は常に喋り続けようとします。意味もなく。すると時には、負の思考スパイラルに陥ってしまうことがあります。 そんなときには脳内ミュートしてしまえばいいのですが、そもそも、脳内で喋る必要がない時に無理に喋らなければ、負の思考スパイラルが始まることもありません。一般的には「負の思考スパイラル」を止めるために、考え方を変えるような方法が指南されますが、そもそも普段余計な脳内おしゃべりをやめてしまえば、負の思考スパイラルに入るきっかけを激減させることができるのです。気疲れするポジティブシンキングを自分に強制する必要はないのです。 人間の脳は、「言葉で考える」だけでなく「言葉を使わずに考える」こともできます。「言葉を使わずに考える」とは、実は同時処理をしている考え方です。何かをみてパッとわかる力もそうですし、視覚関係なく、頭の中でひらめくのも、同時処理の恩恵です。 この二つの考え方を両輪にして考えることが、人間の脳がもっとも力を発揮する時です。将棋でいえば、直感でいい手を思いつき、深い読みでそれを裏付けるやり方です。全ての手を理詰めで読んでいては時間はいくらあっても足りませんから、直感でばさばさと切っています。将棋の棋士だけでなく、私たちも普段の生活の中で、いくらでもやっていることです。 ですから、そんな「言葉を使わずに考える」力にのびのびしてもらうことがプチ瞑想です。別にいますぐ考えないといけないことがない時は、息をするようにプチ瞑想しましょう。そんなときは「言葉を使わずに考える」力がのびのびと考えています。そして必要になったときフル回転することでしょう。 その力を手に入れれば、「言葉を使わずに考える」力は常にあなたをサポートするようになります。それは常に、言葉で考えることで落とし穴にはまることからあなたを救うことでしょう。 プチ瞑想今すぐ始めてみてください。《ワンポイントミライ》(?)ミライ: プチ瞑想シリーズ完結〜。フツクロウ: ホッホ。ミライ: 昨日出た誰でもプチ瞑想してるのではの話、本編に採用されず。残念。フツクロウ: ホッホ。ミライ: そして、じゃ〜ん、ミラフツ黒歴史紹介!フツクロウ: ホッホ。ミライ: 4年前はこんな記事書いてたんですよね〜。 -
瞑想より簡単なプチ瞑想を手に入れる(その7)〜「負の思考スパイラル」を止める秘策〜
2017-08-28 23:3031pt瞑想より簡単なプチ瞑想を手に入れる(その6)〜一目でダメとわかる力〜 の続きです。 よく「負の思考スパイラル」を止める方法ってあるじゃないですか。 負の思考は放っておくとどんどん悪い方悪い方に考えてしまいますから、そういうのをやめなきゃということで、いろんな方法が紹介されています。ググるとわんさか出て来ますよね。 でも、けっこう複雑です。一口に負の思考といってもいろんな状況がありますから、こんな時にはこう、こんな時にはこうとか、いろんな方法を学んで実践しなければなりません。 それができるならそもそも「負の思考スパイラル」に落ちないって、とぼやきたくなるでしょう。 そこで「プチ瞑想」です。脳内ミュートです。 やべっと思ったら、脳内ミュートしてしまえばいいのです。「こんな時にはどうしろだったっけ」と不慣れな引き出しを探し回るのなんてそれだけでストレスです。そのストレスで「負の思考スパイラル」が始まってしまいます。全部言葉を使って解決しようとするからそういう面倒なことになるのです。 だったら、言葉をやめてしまえばいいのです。 そう。脳内ミュート。言葉を止めてしまうと脳みそを止めてしまうような気がしますが、そんなことはありません。脳みそは止まることなく、言葉を止めてもちゃんと「言葉を使わず考える力」が動いています。人間をやめているわけではありません。 そうやって脳内ミュートすると、「負の思考スパイラル」は瞬間的に止まります。なんでそんなひどい考え方をしていたのかあっけなく見失います。 もちろんたとえば本当に悲しいことには効きませんよ? 大切なペットが死んでしまったとか、心の中に本当にある感情は脳内ミュートでなくなりませんし、むしろより表に出てくることでしょう。 その話とは違って、ちょっとしたきっかけで言葉で負の思考のスパイラルを始めてしまったら、特効薬が脳内ツイートを止めてしまうことなのです。そのごちゃごちゃ喋るのをやめろということです。 普段からプチ瞑想として脳内ミュートを実践していれば、負の思考スパイラルが始まってもすっと脳内ミュートできます。そしたら、ほとんど瞬時に「あれ、何考えてたっけ?」ってなります。 これだけでも、プチ瞑想の練習は元が取れそうです。《ワンポイントミライ》(?)ミライ: でも、プチ瞑想も難しい〜〜、という人もいるかもしれません。 うるさい子供に「うるさい!」って言って黙っても、まだそわそわせわしなかったら、「大人しくしろ!」ってなります。脳内ミュートもただ脳内で黙るだけでなく、合わせてお行儀よくする必要があります。 さっきすっごい簡単な方法見つけました!フツクロウ: ホホウ。 -
瞑想より簡単なプチ瞑想を手に入れる(その6)〜一目でダメとわかる力〜
2017-08-25 22:3031pt瞑想より簡単なプチ瞑想を手に入れる(その5)〜プチ瞑想のコツ〜 の続きです。 プチ瞑想で「言葉を使わずに考える力」が鍛えられると、一目これはだめ!っていうミスをしにくくなります。 先日ローカル線でこんな吊り広告を見ました。写真は後で別のとこで見つけたポスター。
顔半分に光が当たってなくて、アザがあるようにすら見えます。そういう演出という意図も見えないので単なるミスなんじゃないかと思います。 ニコニコかabemaか忘れましたけど、将棋の中継映像をちらりと見たら、部屋の壁は明るいのに、肝心の棋士の横顔はひどく暗いというのがありました。照明つけ忘れでしょうか? 昔と違って放送が大量に行われる時代なので、多少の質の低下は仕方ないかもしれませんが、多分撮影している人が気づいてないんだと思います。 そういうミスを防ごうとするとたとえばチェックリストを使って確認するということもできますが、これもまたなかなかに曲者です。 私は出張する時に忘れ物をしないようにチェックリスト作ってあるのですが、項目が20もあってですね、結局どれか忘れることが後を絶ちません。おとといは薄手のセーターを忘れました。空港とか飛行機とか私には寒すぎるので一枚持つようにしているのですが・・。 そんなときに「言葉を使わないで考える力」は威力を発揮します。 たとえば毎日朝おきた時、体が不調でないかすぐわかりますよね。膨大なチェックリストを見ながら、「頭痛くない」「お腹痛くない」「手痛くない」「足・・・」なんてやらないですよね? 写真や動画なんかも、最終的にはチェックリストも大切ですが、問題をパッと見てパッとみつける力も駆使しなければいくら時間があっても足りないのです。 そのためには普段からポスターなどのチェックの対象を脳内ミュートしながら眺めることが大切でしょう。無駄な時間ではありません。問題のない対象を脳みそに「言葉を使わず」に見せ続けておけば、なにかおかしいことがあるとき、一瞬で見つけることができるようになるのです。 (つづく)《ワンポイントミライ》(?)ミライ: 世の中のテレビ画面にはひどいのが多いですよね〜。色がむちゃくちゃなやつとか、明るさが無茶苦茶なやつとか。フツクロウ: ホッホ。てっとり早く性能あげるようにの。 -
瞑想より簡単なプチ瞑想を手に入れる(その5)〜プチ瞑想のコツ〜
2017-08-24 20:3031pt瞑想より簡単なプチ瞑想を手に入れる(その4)〜「感じる」から脱却できないのはなぜ?〜 の続きです。 ここまで、プチ瞑想のために、脳内ツイートをやめて、脳内ミュートしましょうと繰り返してきましたが、単に脳内ミュートするだけでは、一歩足りません。 騒いでいる子供達に「黙りなさい!!」と怒った時、子供達は黙ったけど、まだそわそわそわそわしていることってありますよね? その時本当に言いたかったことは「大人しくしなさい!」ということです。 脳内ミュートも一緒です。単に脳内のツイートを押さえ込んだところで、脳内が相変わらずびったんばったん暴れていては、「言葉を使わずに考える力」がのびのびすることはできません。 普段、頭の中は脳内ツイートの嵐で「言葉を使わずに考える力」がのんびりと思いを馳せることは難しいですが、脳内ツイートをやめるだけではのびのびするのには不十分で、それなりの環境を整えてやる必要があります。「黙る」だけでなく、「大人しく」しないといけません(笑 そういう意味でしっかり「瞑想」しましょうというのには大きな意味があります。本当のプチ瞑想をするには、いわゆる「瞑想」ができるくらいでないと心が十分落ち着かないのです。 1日短い時間でも瞑想しましょうとよく薦めらていれます。これはまさにプチ瞑想の効果を示唆しています。 ただしそのプチ瞑想には、脳内チャットをやめるだけでなく、心を落ち着かせることも必要です。 単に脳内チャットをやめてもなんだかそわそわする人は、いわゆる「瞑想」にも取り組んでプチ瞑想のコツをつかみに行くといいのではないでしょうか。 (つづく)《ワンポイントミライ》(?)ミライ: 一度コツつかむと、普通に普段から落ち着いた脳内ミュート状態になりますよね。フツクロウ: ホッホ。ホウじゃの。 -
瞑想より簡単なプチ瞑想を手に入れる(その4)〜「感じる」から脱却できないのはなぜ?〜
2017-08-23 22:4531pt瞑想より簡単なプチ瞑想を手に入れる(その3)〜「感じる」から「考える」へ〜 の続きです。 本当は、重要な決断をも左右する「言葉を使わずに考える力」。 でもこれまでのところ、ほとんどといって注目されていません。それは景色やアートを「感じる」力として処理され、ものごとを考える力とは考えられていません。 しかし、あらゆるチャレンジでは、言葉で理詰めで考えては超えられないリスクがあり、だからこそ、成功の暁には賞賛されます。 そんな決断力を支える「言葉を使わずに考える力」があまりにも顧みられないのはなぜでしょうか。 ずばり、科学を支える学者たちが、「言葉を使って考える」権威だからです。彼らは人類でもっとも「言葉を使って考える」ことが得意とされる人々であり、その業績も言葉の塊である論文で裏付けされます。彼らにとって「考える」とは「言葉」そのものであり、「言葉を使わずに考える」ことが表に出てくることは決してありません。 そんな中、一時的に言葉を失ったことで、そのパワーを知った科学者もいます。 一時的に左脳を失った科学者の話が悩ましい 「言葉を使わずに考える力」を科学者がどう言葉で表現するかぜひプレゼンを見てみてください。 また、答えが一つに決まらないことも問題です。アートが多様であることと同じで「言葉を使わずに考える力」がそれぞれ違う答えを出します。 だから科学の結実のように誰でも再利用できるわけではありません。 だからといって意味がないわけではありません。日本の地方に散らばる様々な問題。それらがなぜ解決しないかといえば、日本中で同じアプローチで解決しないからです。従来の鉄道やバスといった公共機関が維持できなくなっている地方はたくさんありません。でもうまく工夫している地方も出てきています。でもその解決法は全国全てで使えるわけではなく、地方地方で地元に合わせて工夫する必要があるのです。 他の地方で成功した手法を理詰めで地元に適応してもかならずしもうまくいきません。独自の工夫をすること、またそんな工夫をあえて行うリスクをとる決断のためには、「言葉を使わずに考える力」が必要なのです。 これからますます重要になる「言葉を使わずに考える力」。景色やアートを見ることでも培われますが、もっと簡単にお風呂で脳内ミュートをしてみてはいかがでしょう。あったかくて気持ちいい湯船に浸かりながら、「あったか〜い」とか「い〜気持ち〜」といった原始的な感情を現す言葉以外は受け流し、ぽっかぽかのお風呂をぜひ脳内ツイートなしで楽しんでみてください。 《ワンポイントミライ》(?)ミライ: 「言葉を使わず考える」最大の障害ですよね。フツクロウ: なにしろ言葉にならんから伝えることが難しいからの。 -
瞑想より簡単なプチ瞑想を手に入れる(その3)〜「感じる」から「考える」へ〜
2017-08-22 23:0031pt瞑想より簡単なプチ瞑想を手に入れる(その2)〜アートを見よう〜 の続きです。 景色を見たりアートを見たりすることで手に入れられるプチ瞑想。 要は、「考えるな、感じろ」なのですが、プチ瞑想が美を感じる能力だけではありません。 「感じる」つまり、「言葉を使わずに考える力」は、これからの時代を生きるのに重要な力です。 例えばなにか新規性の高いプロジェクトを計画しているとします。新規性が高く、今までのプロジェクトで培われてきたノウハウで計画を精査しても成功するかどうかよくわかりません。変化の激しい現在、こういうことが日常でしょう。いくら理詰めではつまり言葉では詰めきれないのです。 日本の企業はリスクを取らないと言われがちですが、それはまさに、理詰めでリスクをカバーしきれないからです。理屈で順番に各要素を考えると、「ここのリスク高いからやらないほうがいい」になってしまいます。 ですから、全体を俯瞰する力が必要です。部分的にある程度リスクがあるけど、全体で見るとそのリスクを抱えてでもやるだけの価値があると考えられるなら、決断して踏み込めます。その決断は言葉で考えてもできないのです。 「言葉を使わずに考える力」は、この変化の激しい時代に必要な決断力に直結し、そしてそれはプチ瞑想で培われるのです。
(つづく) 《ワンポイントミライ》(?)ミライ: こういう話になると毎回やっぱり不思議になるのですが。フツクロウ: ホウ? -
瞑想より簡単なプチ瞑想を手に入れる(その2)〜アートを見よう〜
2017-08-21 23:4531pt瞑想より簡単なプチ瞑想を手に入れる(その1)〜景色を見よう〜 の続きです。 瞑想より簡単な、プチ瞑想。 普段頭の中はいろんな言葉が飛び交っています。脳内ツイートです。それを意識的に止めてみるのが脳内ミュートです。それだけでプチ瞑想は始まります。 そんなプチ瞑想を試してみるのに、前回は景色を勧めました。 もっと積極的に試してみるなら、アートを見るのがいいと思います。 もちろん本来ならどんなアートでも構いませんから、街中にあるパブリックアートでも構わないのですが、景色もものすごい景色の方が「言葉を失う」という体験をしやすいですから、アートでも、美術館などまずは「それっぽい」ところに行くのがいいと思います。 そしてプチ瞑想のためにはアートを見るとき次の点に気をつけます。 なるべく事前情報を省く
プチ瞑想を起動するのに、知識はむしろ邪魔です。なんの事前情報も持たずにいきなりアートそのものに触れましょう。 入場すればまずどんな趣旨か、どんな人かなんてのがびっちり書いてあるパネルがありますが、そんなのすっ飛ばしまょう。 一つ一つじっくり見ない
中に入ったら、「これいい!」と思うもの以外は一つ一つの作品をじっくり見ようとせず、パッと見たら次に行きましょう。解説など見る必要ありません。 特に人気のアート展だと、最初の方がものすごく混んでたりするのですが、そしたらそんなの後で見直せばいいので、混まないとこまですっ飛ばして、そこから見始めましょう。(全部混んでいるようなすごいアート展はプチ瞑想には向かないので諦めましょう) 「これいい!」と思ったら言葉にせずじっくり眺める
そうやって見ているうち、「あ、なんかこれいい」と思ったら、そしたらじっくり眺めましょう。 そのとき、心の中であんまり言葉にしないようにしましょう。「きれい」とか「すてき」とかはたまた「怖い」とか原始的な感情はいろいろ湧いてきますから、そういうのを無理に抑える必要はありませんが、それを詳しく自分に言葉で説明する必要もありません。 気に入った作品をただ眺める、そうしている間に脳みそは言葉を使わずにフル回転で感じているのです。 気に入った作品については、気になるなら解説を読むのもいいでしょう。でもプチ瞑想のためには特に必要ありません。 たくさん見る
それを繰り返せばいいのですが、調子が出るには、とにかくたくさん見ることです。そのほとんどは流すことになりますが、ちらっと見ているだけでも脳みそは言葉を使わず感じていますから、たくさん見るうちに、今までなんとも思わなかったような作品にも反応するようになっていきます。 そうなるとアートが、見れば「これいい!」と感じるようになります。解説や世の中の評判など関係なく。どうしていいのか、言葉で説明できなくたって、「とにかくいい!」と思うようになるし、またそういう感動を味わいたいと、アート展に出向くようにもなることでしょう。 言葉を使わず考える、感じることができていると実感できるのではないでしょうか。 また世間の評判をあまり気にしなくていいようになります。自分でいいものを決められますから。 外食が好きなら、同じことを外食でやれば、どんどん鼻が効くようになります。見知らぬ街で自分の鼻を頼りに入った店が美味しかったら格別です。3年ほど前、この記事でそんなことを書いてました。 【馬】本田圭佑に裏切られたと感じてしまった人に いわゆる『孤独のグルメ』です。なんといっても混んでる店に並ぶ必要がなくなるのがお得です。 プチ瞑想ができるようになるとこれらを実感できることでしょう。 逆にすでに他人の評価に捉われず「これいい!」をできる人は、プチ瞑想ができてるはずです。ぜひ脳内ミュートと関連付けてみましょう。 (つづく)《ワンポイントミライ》(?)ミライ: ということで(その2)です!フツクロウ: ホッホ。 -
瞑想より簡単なプチ瞑想を手に入れる(その1)〜景色を見よう〜
2017-08-18 23:4531pt先日なんかのテレビで、新たな発想を得るのにぼーっとすると良いと言われていました。発想に煮詰まったら一度頭を空っぽにするといいなんてこともよく言われますよね。 これは今流行りの瞑想やマインドフルネスでしょうか? 瞑想の目的はなんでしょうか。たとえば精神的安定などでしょうか。しかし、新しい発想を得るためにぼーっとするというのは、もっと目先の利益を求めてのことです。 しかし、ぼーっとする、頭を空っぽにするという消極的な表現では、なぜそれで新しい発想が出てくるのかその仕組みは見えてきません。 そこでこのぼーっとするをもっときちんと仕組み化して、思考に積極的に利用しようというのが、プチ瞑想です。 プチ瞑想は、簡単です。脳内ツイートを止めて脳内をミュート状態にするだけです。 脳内ミュート中は何が起こるでしょうか。この時脳は「言葉を使わずに考え」始めています。 言葉を使わずに考える これこそが我々が手にすべき思考法です。 言葉を使わず考えるなんて意味不明と思うかもしれませんが、私たちは普段頻繁にそれを行なっています。気づきにくいだけで。 でもこんなことはないでしょうか。 旅行に行き、素晴らしい景色を見た時、私たちは「言葉を失い」ます。これは比喩ではありません。みなさん、文字通り「言葉を失う」瞬間を体験しているでしょう。 なぜ言葉を失うか。それはその素晴らしい景色を目の前にした時、脳みそが強制的に言葉ではない方法で「考え始め」ているからです。 よく漫画なんかでも「考えるな、感じろ」というセリフが出てきますが、この「感じる」こそが、ここでいう「言葉を使わずに考える」ことです。 その思考法を手に入れれば、今まで頭で(=言葉で)ウンウン考えても分からなかったことが、すっと分かるようになり始めます。 そのカラクリはおいおい説明するとして、まずは、脳内ミュートを試してみましょう。景色で。 別に部屋の中でだってできるのですが、それだと普段との違いがわかりにくいですから、身近なところでなるべく「素敵な景色」を選ぶとよいでしょう。これは「景色」というところで、脳内ミュートを試みます。ただ目の前に広がる景色を眺める。同時に顔に当たる風を感じて、風に乗った香りを感じ、自分を包む1m先10m先100m先の音全てを感じる。 そんな風に全ての五感が働き出すと、脳は言葉を紡ぐ暇がなくなります。素晴らしい「景色」に触れれば、そのあまりの素晴らしさに刺激され、強制的に五感が起動します。だから「言葉を失う」し、しかしその時脳はあらゆる五感からくる刺激を受け止めるためにフル回転しているのです。 逆にその状態を意識的に引き出せるようになれば、今これを読んでいるような超日常な場面でも、五感全てを使って、その場所を感じることができるでしょう。同じ道を歩いていても、自分よりずっとたくさんのこと見たり感じたりする人がいますが、それは日常でも言葉を使わず感じることが得意なひとなのです。 まずは景色を感じてみましょう。 そのとき、とにかくなるべく言葉にしないことです。ただ目の前の景色を眺め、頬をなでる空気を感じ、香りを感じ、あらゆる音をみつけるのです。 できたからといって、特に何も起こりません。いつもの景色ですから。効果が現れるとしたら、そういうふうに景色を眺められるようになると、旅行などで非日常の景色に触れる時が変わります。景色をただ眺めているだけでとても心地よくなります。いつまでも眺めていられます。(つづく) 《ワンポイントミライ》(?)ミライ: ひっさびさにシリーズものです!フツクロウ: ホッホ。
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