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記事 9件
  • *六*素材までDIY! 3Dプリンタに新たな局面

    2013-02-07 18:00  
    32pt
    よもや、素材まで自分で準備できるとは思ってなかったので、衝撃的。 あらゆるプラスチック製品を3Dプリンター用素材にリサイクルできる機械:Filabot  @wired_jpさんから(filabotのホームページより) 
     現在開発中の機械はこんな感じのものです。機械上部にある穴にリサイクルしたいプラスチックを入れると3Dプリンタ用のフィラメントという素材に変換して巻き取ってくれるというものです。 3Dプリンタが次第に普及していると言われ、私も興味津々なんですが、その材料まで自分で作れるようになるかもしれないとは驚きです。 単にリサイクルでエコ、とか、高い材料代がタダになる、とか、そんな利点もありますが、そんなの小さい話。材料まで自分で選んで使えるなんて、DIYの究極ではないですか。 陶芸で言えば、土もどっかに行って掘ってきました的なかっこよさです。自分の作りたい物の、色とか質が自分の思うものになるまで、あらゆるプラスチックを試すことができます。いいのが見つかったらそのプラスチックを得るために、ひたすらその商品を買って中身は棄てるなんていう、ビックリマンチョコ的本末転倒をやってしまいそうです。 これでリサイクルされたフィラメントという素材はどんな3Dプリンタでも使えるのでしょうか。家庭用の安価な3Dプリンタで使えるなら、真面目にほしくなってきました。完成が楽しみです!・併せてどうぞ【ものづくりを解放する最新技術】 ミライ: ここからはリサイクルフィラメントについての六葉未来点(?)です。フツクロウさん、これ私できます! 

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  • 【緩募】ホテルの「ちょい止め」シャワー情報

    2013-02-05 12:00  

     ホテルに泊まった時、バスのとこで、シャワーとカランの切り替えのとこに「ちょい止め」がないと悲しくないですか?
     写真の今回泊まったところはあって嬉しかったのですが、ホテルによっては「ちょい止め」がありません。ホテルに毎日泊まってるわけではないので、シャワーの温度調整に慣れていません。一旦止めたらまた調整しなければならないのかと思うと、カランに切り替えて流しっぱなしにしがちです。「地球にごめんなさい」とか心で懺悔しながら。
     そう思うのは、私だけじゃないと思うので、ホテルにしてもボイラー代に差が出るのではないかと思うのですが、そうでもないのでしょうか。去年から出張が激増して、いろんなホテル泊まってますが、「ちょい止め」がないホテルの割合って昔っから全然変わっていないなあという印象です。
     全国のホテルのみなさん。ぜひ「ちょい止め」付きにしてください。ボイラー代あんまり変わらないのかもしれ
  • 【馬】省エクは進めたいけど、自治体にしかけられる罠に注意。

    2013-01-08 07:01  
    110pt
    【馬車目線】2013年1月第1号
     日本はさ、省エクぐらいがちょうどいいんだ。 エクセルギーをしゃぶり尽くせ(3) の【馬車目線】(?)からの解説です。元記事で紹介した国土交通省の水の利用状況の工業用水使用量等の推移。


     1980年に向けて全体の工業用水使用量はこんなに急激に伸びているのに、補給量はまさかの減少への転向。1960年代にこの急激な伸びの予想に対し、だれが補給量頭打ちを予想できたでしょうか。 
  • 【馬付】日本はさ、省エクぐらいがちょうどいいんだ。 エクセルギーをしゃぶり尽くせ(3)

    2013-01-08 07:00  

     エクセルギーをしゃぶり尽くせ(3)シリーズ最終回です。前回はエクセルギーを考えることで編み出された自己熱再生法の絶大な効果を紹介しました。 エクセルギーの考え方を使うことで、どこでエネルギーを非効率に使っているかをあぶり出すことができ、それをエクセルギーを無駄にしない方法に変えることで、省エネを進めることができるようになりました。(1)で紹介した電気ストーブの例も(2)の自己熱再生もそれら単体はエクセルギーを使わなくても説明できますが、エクセルギーを使うことでそれらを含め他の様々な場面も同じように説明できます。 たとえばのちほど紹介する省エネ型石炭発電のエクセルギーチャートはこんな感じ。
    (資料エクセルギーとコプロダクションの原理より)
     エクセルギーを使うことで、どれだけ電力を取り出し、どれだけ再生し、どれだけ損失があるかということをチャート化することができます。このように革新的なエ
  • モッタイナイからトンデモナイへ。茶葉カスの華麗な変身!

    2012-12-27 07:00  

     この写真、昨日あった未利用資源の事業化を研究する会、「未利研」で見た素材です。 名前は天然緑色素材01。静岡県のベンチャー株式会社ゼロワンによって開発されたそうです。ご覧の通り緑の色素なのですが、100%天然素材、しかも、もともとは棄てられる部分からできてます。お茶を抽出し終わった後のお茶葉のカス。もともとは鮮やかな緑ですが、そのうち黄褐色に変色してしまうので価値がなく従来棄てられています。それを再び緑色に還元した上で安定させることに成功したのです。 写真のサンプル、本当に鮮やかな緑茶の緑色。しかも両方ほのかな緑茶の香りが残っていて、緑茶から作られたことが伺えます。なので左のとかご覧の通りお抹茶にしか見えません。 しかし、お茶かと思って舐めても両方お茶の味はまったくしません。さすがお茶は抽出されきっているようです。お茶が抽出されきったカスの見事な復活です。これなら、緑色の色素として引く
  • 日本も「ゴミちょうだい」になれるか? 続)スウェーデン「ゴミちょうだい」

    2012-12-26 07:00  

     以前、スウェーデンがエネルギーのためにゴミを輸入しているという話を紹介しました。 スウェーデン「ゴミちょうだい」エネルギーにするゴミが足らなくなり輸入へ 日本でもそれくらいゴミエネルギーを活用できるのでしょうか。Towards a greener future with Swedish Waste -to-energy The world’s best example  という資料の値を日本のと比べてみました。日本でもゴミ発電は行われていて、人口あたりの発電量を比較するとスウェーデンの1/4程度の規模で行われているようです。 がスウェーデンでは、ゴミ発電だけではなく、エネルギー換算でその8倍の規模で地域熱供給をしています。地域熱供給とは、ゴミを燃やした熱を配管を通して地域に配るというものです。発電より熱供給のが中心なのです。一方日本ではゴミ焼却による地域熱供給はほとんど行われていません
  • 東大と九大の常温窒素固定は第四の農業革命?37文字漢字入りのタイトルを読み解く

    2012-12-06 07:10  

     実用化したら、農業の未来が変わる研究が東京大学と九州大学で行われています。 省エネ、安価でアンモニア合成=将来の利用拡大に期待-東大、九州大 で、内容を調べてみたところ、以下は東京大学のプレスリリース。 単純で安価な鉄錯体を触媒に用いた常温常圧の窒素ガスの還元に成功!-次世代型窒素固定法の開発へ前進する研究成果- : 総合研究機構 西林仁昭准教授 52文字中37文字が漢字という脅威のタイトルです。最近科学ではカタカナが多い中、ほとんど漢字でカタカナ2文字しかないとか、ちょっと珍しい気がします。すごい印象的でしたが、なかなか人を寄せ付けない感じです。そこで、このタイトルを読み解いてみようと思いました。適宜プレスリリースの内容を拾っています。まずは後ろの方から
     まず「窒素固定法」とありますが、農業に関係があります。空気中の窒素から植物は育つのに必要な窒素肥料を作る方法(「窒素ガスの還元」
  • 「万願寺とうがらしで花粉症対策」? 未利研の未利コンはいよいよ11/24生放送!&結果発表

    2012-11-22 07:00  

     9月から約2ヶ月にかけて行った、NPO未利用資源事業化研究会の未利用資源事業化プランコンテスト、通称「未利研の未利コン」ついに今週末24日に最終審査発表を京都で行います。 未利コンとは、全国の未利用資源、つまり今はうまく活用できていない資源を活用して新しいビジネスを興すプランを競うコンテストです。悪い景気が続く中、日本各地で新しい事業を興そうとがんばっています。その中には自分たちの目の前にある未利用資源、こいつをなんとか使ってなんかできないかというのも多いです。先日の「アグリビジネス創出フェア」でもそういう取り組みがいろいろ出ていて、切り株トレイやとろーり甘酒など紹介しました。 一次審査を通過した3つのプランについて、10月下旬には瀬戸内の美しい離島弓削島で合宿しました。 ここでみっちり練られた3つのプラン、果たしてどれが最優秀賞を獲得するのでしょうか。お近くのかたぜひおいで下さい。 
  • スウェーデン「ゴミちょうだい」エネルギーにするゴミが足らなくなり輸入へ

    2012-11-20 07:00  

     「何を食べてもエネルギーになる」のはドラえもんですが、エネルギーのためにゴミを輸入する国が生まれました。Sweden Wants Your Trash (スウェーデン「ゴミちょうだい」)  元記事は英語ですが、スウェーデンがゴミの輸入を始めたという話題です。 スウェーデンでは、ゴミから効率よくエネルギーを取り出せるようになり、ゴミが足らなくなっているそうで、年間80万トンのゴミの輸入を始めたそうです。ちょっと計算してみたら、日本で約200万人分のゴミに相当して、これは市町村区の人口で見ると、第4位の札幌市くらいがちょうどそれくらいです。 今はノルウェイから輸入し、今後ブルガリア、ルーマニア、イタリアから輸入するとのこと。輸入といってもゴミを買っている訳ではなくゴミを輸出する側が処理費用も出しているようですが、将来エネルギーが貴重になったらゴミを売れるようになるんじゃないか?というコメン