• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 22件
  • 【馬】本田圭佑に裏切られたと感じてしまった人に

    2014-06-30 23:58  
    51pt
    この記事は【馬車目線】(?)でお送りします。
     サッカーワールドカップ、日本代表さんざんでしたね。まあある程度の批判は仕方ないですが、本田圭祐バッシングがすごいことになったみたいで、それにつられて「本田圭佑に裏切られた!!」と憤慨した人がいたようすが、ツイッターでも見られました。 しかし、そんなの損です。裏切られたと思い込まされただけです。 メディアがひらすら煽りに煽って煽りまくって、それで結構行けると思い込まされたのかもしれません。 しかし、実際は、他のアジアチームの結果からもわかるように、1勝することすら大変な、それくらいの実力しかないわけです。もちろんうまくかみ合えば勝ったこともあるでしょうし、それが連鎖すればリーグ勝ち抜けもあったかもしれません。 でも、1分2敗もごく普通に想定された結果で、もちろんその結果は残念なことだけど、その結果になったことは別に驚くことではありません。今回は上手くかみ合わなかったね、また4年後だ!と諦めるだけです。 しかし、煽られて過信してしまった人は、予想していなかった結果に、大いに失望してしまいます。 これでは、二度煽られてしまっています。 視聴率をあげるために過剰な盛り上げに乗ってしまったら、負けたら負けたでバッシング合戦にかり出されてしまいます。本人の莫大なエネルギーとストレスを貢がされて。 それは本人にとって不幸なだけでなく、サッカー選手や未来のサッカーにとっても好ましいことではありません。 では、そうならないにはどうすればいいか。より信頼できる情報ソースを見つけることでしょうか。 もっと信頼できるものがあります。自分の目で見ることです。サッカーが面白くてサッカーを応援したいなら、いっぱいサッカーを観ましょう。そうすれば日本の実力も分かります。もし、サッカーはそれほど熱心じゃなくて、ワールドサッカーのときくらいちょこっと応援できればいいやというのであれば、過剰に熱をいれなければいいのです。煽られても、気持ちはほどほどに、負けても裏切られたなんて気持ちにならない程度にしか心を許さないのです。冷めてるわけではありません。たくさん自分の目で見ているようなら、熱くなればいいのです。 情報収集はもはやインターネットなどメディアに頼らなければままなりませんが、自分の情熱まで外注してしまってはいけません。 外食情報も同じです。食べログなどでおいしい!とされてて食べにいったらそうでもなかったなんてとき、あまりに憤慨したとしたら情熱外注注意報です。 

    記事を読む»

  • 徹底した反知性主義なのは、オヤジだけじゃ?

    2014-06-27 22:15  
    31pt
     今日東浩紀さんが興味深いツイートを連投したのですが、その中で、日本は徹底した反知性主義で、それはこれからも変えられないというのがありました。 これです。
    ぼくはそういう反知性主義はうんざりで、しかし他方(齢40を過ぎて)日本がそういう国なのも変えようがないと思ってきたので、最近は細々とゲンロンの数少ない読者相手に知的な仕事し続けようと思って生きてます。
    ― 東浩紀 hiroki azuma (@hazuma) 2014, 6月 27
     でも、そもそも徹底した反知性主義なのはオヤジたちだけだし、しかも未来ではそれも目立たなくなるのではないでしょうか。 この話は、テレビや政治は下品でないと勤まらないという話からつながっていきます。
    テレビも政治もくだらないというのが、唯一のまともな結論ではなかろうか。
    ― 東浩紀 hiroki azuma (@hazuma) 2014, 6月 27

    この件で問題とすべきは、女性蔑視というより日本の政治風土の貧しさ、というかあえてざっくり言えば「下品さ」だと思う。日本では下品なひとしか政治家になれない。下品にならないと票が取れないし金も集められない。それは一朝一夕に「改革」できるもんじゃない。風土だからね。
    ― 東浩紀 hiroki azuma (@hazuma) 2014, 6月 27

    日本は下品でないと尊敬されないんです。あれは欧米の男性中心主義ともちょっと位相がことなると思う。RT @t_mimura @hazuma こんにちは。全く同意で、銀行、大企業の重役なんかも相当「下品」な人が多かったです。下品を誇示する風土の中で、下品に耐性のある女性だけが、生き
    ― 東浩紀 hiroki azuma (@hazuma) 2014, 6月 27
     この下品さについてはすごく心当たりがあって、たとえば野次の文化だし、それはオヤジたちの文化で、その辺は 【馬】私たち40代、50代の男は嫌われている で考えたばかりです。 しかし、え?と気になったのが次のツイート。
    日本は徹底して反知性主義の国(頭いいひとや上品なひとをバカにする国)で、そこがいいとこでもあるからね。アニメとかニコ動とかそういう国だから栄えてるわけでね。むずかしいですよね。
    ― 東浩紀 hiroki azuma (@hazuma) 2014, 6月 27
     オヤジたちの下品な文化はオヤジに留まらずアニメとかニコ動の推進力にもなっているという意味に取れて、これはピンと来なかったのです。 こんな言葉でも説明しています。
    アニメやニコ動の隆盛を支えているのは、ハイカルチャーに対する反知性主義的な衝動ですよ。RT @noanoa1993 @hubbledf @YS_GPCR @hazuma いやそうではないと思います。アニメの質の高さは世界一、ニコ動頑張っております。あなたの目は節穴か?
    ― 東浩紀 hiroki azuma (@hazuma) 2014, 6月 27
     別のツイートでは、大衆文化という言葉で言い換えています。
    ま、こんなこと言っても日本のネットでは炎上しかしないでしょうが。。。ぼくが言っているのは、大衆文化はどこまでも大衆文化であり、それはそれで価値はあるけれどそれとは別の価値観もあるというだけのことです。
    ― 東浩紀 hiroki azuma (@hazuma) 2014, 6月 27
     アニメ・ニコ動が大衆文化であることはまったく疑問の余地がありませんが、かといって反知性主義的な衝動が支えているかというと、しっくりきません。 たとえばニコニコ学会。これが「大学・研究所の研究者なんて無能。我々野生研究者こそ正義!」なんてスローガンなら分かりやすく反知性主義的ですけど、別にそんなことないし、むしろプロの研究者が来たら一緒に祭りです。本体のニコニコ動画だって、プロお断り!っていう人もいるかもしれないけど、むしろプロがあげれば「キターーーーっ」って盛り上がるわけで、反知性主義、つまり頭いいひとや上品なひとをバカにすることをエネルギーにしているようには見えません。 政治やテレビの世界の人とか、オヤジたちは、頭いいひとや上品なひとのことが気になってるし、さらにはコンプレックスになって、バカにするのだと思います。 でも、それ以外の一般市民にはハイカルチャーの世界はそもそも見えてないと思うのです。 なので、日本は徹底した反知性主義であるというのには、ダウトかけます。確かに、ハイカルチャーの世界にいる「頭いいひとや上品なひと」から直接見える、政治やテレビやオヤジの世界からは、徹底的にバカにされているのかもしれません。しかし、それ以外の世界からは、そもそもバカにされるほど知られていないのではないでしょうか。 ですから、ニコニコ学会のように、オヤジの世界を介さずに社会と接点を持てば、バカにもされないし、素直に尊敬もされます。共創だって起こっていきます。日本を変える必要はなくて、単につき合う相手を変えればいいのではないでしょうか。 実際、最初のツイートにあるように、 

    記事を読む»

  • SOHO族が拓く新しい働き方、システム48。1日を48時間に

    2014-06-26 22:45  
    31pt
     SOHOやフリーランスが新しい生活サイクルを編み出しているかもしれません。 1日24時間って短いって思ったことないですか。明らかに短いですよね。 じっと子どもたちを観察しているのですが、子どもにすら短い気がします。彼らの1日をざっと図にするとこんな感じです。
     家に帰ってからは、遊び・勉強・風呂・食事などを次々こなさなければなりません。 しかし、遊びから勉強に切り替えるにはかなり時間がかかるし、でも実は満足するまで遊べばすっと勉強始めたりするし、いったん勉強始めると長い時間熱中することもあります。本来こんな細切れのタイムスケジュールではなく、一つ一つを長く取った方がよさそうなのです。 私たち大人にしてもそうです。1日くらい夜遅くまで仕事したってどうということはありません。むしろ乗ってるときはとりあえず行けるとこまで行きたくなります。 つまり私たちが乗っかっている肉体は24時間周期ですが、その中身の心の方は1日24時間はあまりに短く思えます。なぜこんな風に矛盾するのでしょう。 高度成長期を経て、私たちの暮らしは大きく変わりました。肉体労働的な仕事は減り、頭脳労働的な仕事が増えています。一通り物は豊かになり、ストーリーを持つなど心が豊かになる商品に意識が移っています。 その頭脳労働に必要な大人の知性というものも変化しているそうです。「環境順応型知性」から「自己主導型知性」「自己変容型知性」という、より自律的な行動に必要な知性です(やな気持ちを連れてくるユガミンが寄り付かない10の思考法(その7)〜まとめ:進化する人間〜)。これらの知性を身につけるのは子どもには難しく、普通は大人になってから身につけて行くようです。大人からさらに真の大人になっていかなくてなりません。 このように、私たち現代人は昔の人よりも高度で複雑な知性や考え方を身につけ労働しなければなりません。 そして、私たちが1日24時間が短いと感じるようになっているのは、そういった頭脳活動を始めたからです。 毎年稲刈りを手伝ったりすると、午前数時間働いたら、たらふく昼ご飯食べ、昼寝して少し働いたらまたおやつ、少し働いたら、もう晩ご飯たらふく食って、飲んで、くつろいで寝る、そんな24時間な生活になりますが、なんの不満もありません。昔は心身ともに24時間周期だったのです。 子どもたちだって、日が暮れるまで遊ぶ毎日だったら、24時間な生活で問題ないでしょう。 しかし、今は子どもですら毎日するべきことがたくさんあり、したがって時間はぶつぎり、でも切り替えに時間がかかって膨大な時間を無駄にしているようで不憫です。 私たち大人もいったん知的生産に入れば、かなり長い時間ぶっ通せます。なのに、常識的には1日8時間、しかも3時間+5時間にぶつぎりの時間に仕事を押し込むことになっています。なんて非効率な。 こんな風に地球は相変わらず1日24時間で、肉体も24時間周期なのに、頭はもっと長い周期をほしがっているのです。 そんな中、働く時間を自分で決められるフリーランスやSOHOの人は、本能的に周期伸ばすためにいろいろ工夫しているのではないでしょうか。 つまり、日によっては夜中までだって仕事続けるし、日によっては平日日中でも働かないでバランスを取るといったことです。 ですから、その様子が言語化されれば、私たちは新しい働き方を手に入れるのです。それがシステム48です。 たとえばこんな感じでしょうか。 
      これは二日1組の図です。 まず1日目は朝から寝るまで仕事です。SOHOであれば通勤時間は0です。仕事以外の時間は、朝食と朝の身支度と夕食と軽い風呂です。毎日体洗う必要ないと言いますから、カラスの行水です。 知りあいで昼飯食べないという人がいたので、朝と早めの夕食をしっかり取る前提で昼食も省いてみました。 もちろん適宜コーヒーブレイクも入れて構いませんし、気分転換に軽い家事を入れてもいいでしょう。ポイントは仕事をしている状態をぶった切るようなことをしないことです。 1日目はそのまま寝て、起きたら朝食と身支度を済ませすぐ仕事です。しっかり寝るけど、仕事は続いているのです。 それで昼まで仕事をすると、1日目は12時間以上、2日目は4時間以上、合わせて16時間以上の労働時間は軽く確保できます。致命的にぶった切られることなく連続16時間働けるなんて夢のような仕組みだと思いませんか???? さらにこれで二日目の午後まるまる仕事以外に使えます。半日遊んでも良し、夕食や風呂にたっぷり時間とってもよし、家族との時間を楽しんでも良し。前日後回しにした家事の時間も充分あります。 つまり、睡眠・食事など肉体的なイベントは24時間周期で回し、仕事は連続した長い時間を確保しつつ48時間周期で回すのです。 頭脳のペースに合わせて、 

    記事を読む»

  • [W]エコやぎ見て来ました

    2014-06-25 23:31  
    31pt
     いつもとちょっと違う水曜、今回は軽い話題を二つ[W]で行ってみようと思います。2つ目。 新川崎駅の近くにヤギが出没すると聞いたので見に行ってみました。 といっても、かなりの雨で、その後羽田空港から、少し揺られながら帰ったのですが、後でニュース見たら三鷹とかでヒョウが大量に降ったとのこと。ズボンが濡れるくらいで良かったです。 さて、ヤギ。 
     のどかに草をはんでいるところは見られませんでしたが、しっかり確認することができました。向こうもこっちガン見。雨粒見えませんが結構降ってます。 最近、ヤギ流行ってるみたいです。二ヶ月くらいかけて雑草を食べてもらうという話。 ちなみに、ヤギの入れない隣の区画の写真がこちら。
     人の背より高い雑草がひしめいていて、ヤギのいる効果は歴然!!!! 向こう青空見えてますが、結構降ってます。暗いでしょ? さて、なにをするにも人件費が問題になる現代。 

    記事を読む»

  • [W]銀座の真ん中で肉にかぶりついてきた

    2014-06-25 23:30  
    31pt
     いつもとちょっと違う水曜、今回は軽い話題を二つ[W]で行ってみようと思います。 以前食べてみたい!と書いた [W]立ち食いステーキ食べてみたい。立ち食い○○、これから流行る?  立ち食いステーキ「いきなり!ステーキ」に行ってきました。
     ばばん。 ステーキといえば少なくともこの厚さだと思うのですが、日本でこの厚さの肉となると、都会だろうが地方だろうが、ちょっと贅沢な場でないとなかなかありません。 それを、2時前でも5、6人並んでたけど、その辺のランチのように食べられるとか、こういうところはさすが東京。 このお店を知ったとき、立ち食いというコンセプトから、くつろぐところではないとにかく肉食えとということがはっきりしているので楽しみだったのですが、期待通り。 ランチメニューだとライスとかいろいろついてたみたいですが、ご覧の通り肉単品で頼めました。 最初は何もかかってないので、なんもなし、塩、備え付けのソースとかいろいろ楽しめたし(コショウも楽しめば良かった)。 ひたすら肉楽しみました。 なんか、こういうのいろいろ出来てほしいです。時短と低価格につぐ、第三の立ち食いコンセプト。 以前は羽田空港にそういう寿司があると紹介しましたが、ほかに何ができるでしょうか。 

    記事を読む»

  • マグロを末永く食べられる第一歩が始まった

    2014-06-24 23:00  
    31pt
     6月18日にニコニコ動画のカフェスタチャンネルが水産資源管理を取り上げたので、視聴しました! 【ニコ生(2014/06/18 10:30開始)】【CafeSta】キーパーソンに聞く! ゲスト:生田よしかつさん ナビゲーター:小林史明NM局次長(2014.6.18)  ゲストには生田よしかつさんに加え、急遽(昨日決まった?)水産資源管理界のミスター孤立無縁、勝川俊雄さんも加わり、「日本の漁業政策の転換について」というテーマで行われました。 今、日本の魚は全然取れなくなって悲惨な状況ですが、今ついにその泥沼から抜け出そうとしています。とてもホットな話題なのです。ちょうど今「ほぼ日」でも連載しています。 日本の魚は「世界一」じゃない!? ほぼ日は、現状がきれいに整理されていますし、放送のほうは裏話的な話題が満載で、どちらも見所満載です。 現状を抜け出すには、個別漁獲枠制度方式(IQ制度とも言われる)と呼ばれる資源管理が必要です。この方式はもう世界中で採用されていて、漁業国で導入していないのは中国と日本ぐらいだそうです。 どういう方式かというと、それぞれの漁船で取っていい数量を決める方法です。そうしたらみんななるべく高く売れる大きくいい魚を取ろうとするので、小さい魚まで取り尽くすことがありません。今は全体で取る量を決めているので、みんな少しでも自分はたくさん取ろうと、先を争って小さいのまで取り尽くそうとしてしまいます。 その結果、たとえばサバでは、日本は世界で一番安いサバを輸出し、ノルウェーから立派な高いサバを輸入しています。情けない話です。 でもなぜ日本で個別漁獲枠制度方式が取り入れられないか。漁業関係者がもう反対するからです。でも、それは取り入れた国どこでもそうだったそうです。いったん個別漁獲枠制度方式を取り入れると、5年から10年もすれば漁獲量の増加が確認でき、漁師の収入も増えるそうで、今では漁師さん達も賛成だとか。 では、他の国では、反対だったのにどうして取り入れられたか。世論だそうです。世論がそんな漁業はおかしいと声をあげることで、漁業関係者も受け入れ、その後は今よりはずっと収入がよくなるのです。 ということで、どうやら今がそのタイミングなのです。 放送で言っていたところだと、今、水産庁の資源管理のあり方検討会で、サバについて個別漁獲枠制度方式を行う方向で話が進んでいるようなのです。聞き間違い? わお。 なんか、その議事録がなかなか出ないとか放送ではあっちこっちに話が飛んでしまうのですが、もし、取り入れられるなら偉大な第一歩です。 まさにそのタイミングでほぼ日でも連載しているし、とにかく今仕掛けのタイミングなのでしょう。 

    記事を読む»

  • 【馬】いますぐ確認! 孤立オヤジ度チェック。

    2014-06-23 12:45  
    51pt
    この記事は【馬車目線】(?)でお送りします。
     東京都議会のセクハラ野次騒ぎは、先日も取り上げたばかりですが、 【馬】私たち40代、50代の男は嫌われている  収まるどころかますます過熱しています。余りの世の中の反応ぶりに議会も慌てているのではないでしょうか。40代オヤジ真っ盛りの私もますます肩身が狭いです。 政治の世界は基本オヤジばかりなので、自分たちの世界が世の中にどう見られているか分かりません。 少し前に似たような不幸がありました。岩手県議のブログが炎上して自殺に追い込まれたという話です。病院で番号で呼ばれたことに腹を立てて支払いをすっぽかして帰ったとブログに書いたことが発端でした。 想像ですが、地元の支持者向けの講演なんかは、オヤジばっかりが集まるところで、そこでならこのような話はむしろ武勇伝として拍手喝采を浴びるのかもしれません。そのノリでブログに書いて初めてその非常識ぶりに気付かされたのかもしれません。笑えません。明日は我が身です。 社会を動かしていると思われる重要な場所は、伝統的にオヤジたちで占められているので、自分たちの感性こそ本筋と勘違いしがちですが、社会全体で見るとそうとは限りません。オヤジたちは、どうしてもオヤジたちばかりで集まりがちで、そのノリで社会の中で振る舞ってしまうと、ときに大やけどをしてしまうのです。 このようなオヤジは、普段オヤジとばかり関わり社会からは孤立してしまっている孤立オヤジです。孤立オヤジになってしまうとこれからの社会はとても危険です。 1)老後がやばい 働き盛りをすぎ、60代になってくると、孤立オヤジにはいくつかの選択肢があります。 いつまでたっても働けて威張り続けられる人。孤立オヤジのままで人生やりぬく戦法ですが、孤立オヤジの中でも選ばれた者にしかできません。 あるいは丸くなって社会とつき合えるようになり、孤立オヤジを解消する人。共同体の中で穏やかな老後を過ごすことになるでしょう。 それができなければ、そのまま社会から孤立し孤独になる人になります。昔は無条件に尊敬され面倒も見てもらえましたが、今は違います。孤独な余生はあまり楽しそうではないですし、孤独死だってしかねません。 つまり、孤立オヤジは、よほどの才能がなければ、いつか孤立オヤジを解消して社会の中で生きなければなりません。であれば、一刻も早く解消して、オヤジのノリが社会でどう思われているのかくらいは、知っておかなければなりません。 2)リストラがやばい 40代、50代の男性でなければ社会や経済を動かせないように勘違いしがちですが、それは過去のことです。今もそれが続いているのは、単に壮大な既得権益です。議会も大会社もオヤジにしか動かせないものではありません。しかし、オヤジたちはオヤジしかいられないように議会も大会社もオヤジで埋め尽くし、オヤジの論理で動かし続けることで、その体制を守っています。 議会の野次はその典型です。野次のノリに耐えられるオヤジたちはお互い様で野次をかけあうことで、それに耐えられない女子ども(若者)を排斥することができるのです。 社会のあらゆるところで、そういった既得権益を守る手法が確立していて、かくして女性や若者の活躍は阻まれるわけですが、個人個人を取り上げれば、もはやオヤジが優秀で女若者が劣っているわけではありません。 Microsoftのビル・ゲイツ、Facebookのマーク・ザッカーバーグは19歳、Appleのスティーブ・ジョブズは21歳で創業しています(参考:創業者は何歳?-主要IT企業創業者の創業時年齢-)。 先日も「第3回DBJ女性新ビジネスプランコンペティション」のファイナリストおよび受賞者が発表されましたが、女性はオヤジの知らないところで、着実にビジネスを展開しています。ワインのようなボトルに入った1本何万円もして、たくさんの高級レストランに採用されている緑茶 Royal Blue Tea とか、ご存知ですか?(昨年の最優秀賞) ですから、いったんリストラなどで社会に放り出されてしまうと、働き盛りと言われる40代、50代の男であっても、ただの人に戻ってしまいます。そこで、再びオヤジの社会に拾ってもらえればいいですが、オヤジ社会はオヤジ過剰であり、なかなかポストはありません。 そうすると、働ける場所に苦労します。前回も書きましたが、社会の様々な人材とコラボする能力に劣っている可能性があり、オヤジ社会以外では、オヤジ以外よりむしろ劣っている可能性が高いのです。 ですから、このようなリスクを回避し、社会から取り残されないようにするためにも、普段からオヤジ社会以外の社会にも出入りして、社会の中でも自分の能力を伸ばし、オヤジ以外と協力してちゃんと生産的なことをできるようにしておかなければなりません。 そのためには、まずは自分の孤立オヤジ度をチェックしましょう。未来は普通にオヤジ以外の「女若者」も活躍する社会ですから、オヤジたちも勘違いしなくて済むのですが、今はまだそれに気付きにくい過渡期ですから、セルフチェックが必要です。 もし、孤立オヤジ度が高くなっても絶望する必要はありません。孤立オヤジ度が高いということは、いままでの社会に上手に適応したとも言えます。その気になれば、未来の社会にだって上手に適応できるでしょう。 チェック:以下の項目にいくつ当てはまりますか? □ 今回のセクハラ野次は行き過ぎだが、活発な議論のためにある程度の野次は必要だと思う。
     □ 自分の職場の中心はオヤジが過半数を占める
     □ 自分の職務は女子ども(若者)には勤まらないと思う □ 結婚していない。あるいは妻と協力してなにかをすることが少ない。 □ 子どもがいない。あるいは子どもと協力してなにかをすること(クッキングなど)が少ない。
     □ 友達はオヤジばかり。 □ 趣味の集まりや、自治会など、参加するコミュニティはオヤジ中心。 □ 共創? なにそれ? いくつになりましたか? 0〜2個=孤立オヤジ度:低 孤立オヤジではありません。この記事を読まなくても 

    記事を読む»

  • 【馬】私たち40代、50代の男は嫌われている

    2014-06-21 00:30  
    51pt
    この記事は【馬車目線】(?)でお送りします。
    続編:【馬】いますぐ確認! 孤立オヤジ度チェック。  
     私は40代のおっさんですが肩身が狭くて辛いです。 この間、こんなツイートを見かけました。
    一年近く接客業をして学んだ事は、客層の中で40、50代のサラリーのおっさんが一番マナー悪いって事
    ― こすひな (@coshina) 2014, 6月 19
     これ、ほぼ全員一致で、これ以外の意見を見たことがほとんどありません。接客をしたことがある知りあいとかも、「来店時から既にキレてる率が高く、つまり初めからバーサク状態なので、ボス戦でも行けよと思います」とか感想をくださり、吹きました。 そう、はっきり言って、社会の中で私たち40代、50代の男は嫌われています。40歳になってから、年々痛感します。お店の人が、どんどんクソ丁寧になっていくのです。人によっては、もしかすると、その変化に気付いたとき、「お、俺もだんだん貫禄出て来たかな」と感じるかもしれません。 全然違います。 「こいつはやばい」と警戒されているだけです。こいつだけはクソ丁寧に対応しないと面倒になると。 そのことに気付いたとき、最初のうちは、自分のせいかと、いったい自分のどこにそんなやばい臭があるのかとかなり悩みました。 が、もちろん、自分にも問題あるだろうけど、そうか、世の中は40代、50代の男というだけで警戒しているのかと分かったとき、少しだけ気が休まりました。 でも肩身が狭いのは変わりません。街歩いていても悲しくなってきます。ひきこもりたくなります。はあ。 今都議会の野次が話題になってますけど、典型的です。40代、50代の男は嫌われているので、40代、50代の男がいるところって、40代、50代の男ばっかりなんです(もっと上までいたりしますけど、歳で丸くなる人は、嫌われ度は減ります。そうでない人は一緒です)。そこに若い人や、女性はほとんどいません。 で、40代、50代の男ばかりのところのノリで野次の掛け合いとかして、別にそれくらいいいと思ってたりします。なのでその野次に対して一緒に笑ってた人もいたと聞きますし、だから犯人探しはしないでみんなで注意とかいう感じで進もうとしていると聞いています。 しかし、外界にはそんなこと生理的に信じられないって人ばっかりだと知らなくてはいけません。 野次を正当化する理由をいくら考えたところで無駄です。世の中の人は、野次る人なんて人に非ずと考えてたりするのです。 今のところ社会を動かす会社とかは40代、50代の男ばっかり(政治はもちょっと上)なので、40代、50代の男こそが一番偉くて、だから、そんな場所にそれ以外の者は入って来れないと勘違いしていますが、違います。単にそんな空間、みんな嫌いで入りたくないのです。なのに偉いと勘違いして威張り散らしているのです。 そんな構図は長い間変わらなかったし、変えようもなかったのですが、しかし、そろそろ極めて残酷な形でそのしっぺ返しを受けることになりそうなのです。 なぜなら、世の中コラボの時代です。全く違う分野の人同士がコラボしてイノベーションが起こる時代です。それは分野だけではありません。若い人、女性、高齢者、さらには子ども、そういった老若男女同士のコラボだってあります。そういうコラボが世の中を変えていく時代になっています。 しかし、この老若男女コラボの場に40代、50代の男は入れてもらえません。そもそも威張っててまともに交流してないから接点がありませんし、入れてって言っても威張ってるような人はやんわりお引き取りをお願いされることでしょう。 つまり、世の中の一番楽しいところに入れてもらえなくなるのです。 さらに、社会のどこででもイノベーションが起こるようになるにつれ、社会が、40代、50代の男たちが動かしていくもの以外にも頼れる部分が増えるにつれ、40代、50代の男たちはあからさまに嫌がられるようになるでしょう。 私自身こんなことを書いていても、一方で野次るノリが素で理解できるので、40代、50代の男であることには変わりません。もし、このまま歳を取ってしまったら、いったいどんな悲惨な余生が待っているのか、怖くて想像できません。 そんな悲惨な目に合うのは嫌です。そんな未来の普通は避けたいです。 私たち40代、50代の男たちが社会と仲良く暮らしていくにはどうすればいいのでしょうか。マクロな取り組みは良く分かりませんので、とりあえず、まず「自分だけは」嫌われないよう努力することから始めるしかありません。身勝手かもしれませんが、一人でも多くの40代、50代の男がその努力をすることで、世の中に「あ、意外と違う人もいる」と感じてもらえれば、光明は見えてきます。 たとえばこんなのはどうでしょう。毎日できることです。それは、 

    記事を読む»

  • ビール好きに贈る残ったビールのただ一つの使い道

    2014-06-19 20:15  
    31pt
     ちょっと「未来の普通」とは関係なさそうなテーマですが、未来は循環型の社会、もったいないをとことん追求する社会です。ですから残ったビールをどうするかもとことん突き詰めなければなりません。 いえ、単にビールが好きなだけです……。 さきほどこのような記事を見かけました。 【捨てないで!】残ったビールの使い道8選 「髪を洗う」「虫除けに使う」など   しかし、ビール好きな人には、残ったビールを飲まずに他のことに使うというのも、とても悲しい話です。 そんなビール好きにとって、残ったビールの使い道はただ一つです。 そのまま冷蔵庫に保存し、次にビールを飲むとき、新しいビールで割って飲む。 残ったビールは炭酸が抜けてるだけなので、冷やして炭酸ガスを加えれば復活します。でも、炭酸ガスを加えるのは道具もいるし、少し手間です。私は持っているけど、そんな手間かけなくても、新しいビールで割って飲むだけで、まったく問題ありません。うん、きっと未来の普通になるはず。 私は大体1対1くらいで割っています。開けた瞬間のビールの炭酸は少しきついので、この方がむしろおいしく感じることもあります。1対1じゃ炭酸が少ないと思うなら1対2くらいに新しいビールを増やすとか、調整すればいいでしょう。 ほんとに大丈夫かなと思うかもしれませんが、私はこの話を根っからのビール好きに薦められました。 残ったビールを捨てるなんてあり得ない、なんとかしないと! と苦しみ抜いて考え出したそうです。 私もいつももったいないと思っていましたが、聞いたときはあんまり美味しくなさそうと感じました。しかし、このビール好きの人が言うなら試す価値は間違いなくあると思い、やってみたところ、全く問題ないどころか、むしろ少し炭酸が弱まっておいしいかったのです。 ビール好きなのにこの方法を知らなかった人は是非試してください! 残ったビールを捨てるという大罪から解放される瞬間です! 新しいビールで古いビールを割る効能は、それだけではありません。ビール好きなあなたなら、もうお気づきでしょう。 この方法を知っていれば、もっと幸せなビール生活がやってきます。 そう、家でおいしいビールを楽しんでいるときに、よくあるじゃないですか、「あーもうちょっと飲みたいけど、一本は 

    記事を読む»

  • [S]pepperの感情ビッグデータで景気刺激できるか

    2014-06-18 23:15  
    31pt
     いつもとちょっと違う水曜、今回は気楽に書き始める短い記事[S]です。  表情を読むことが出来る pepper などの家庭用ロボと暮らすというのは、実際どんな雰囲気なんでしょうね。こちらの気分に合わせて、今日のニュースなどから話題を選んで教えてくれたりするのでしょうか。gunosyのさらに進化したような。 そんな家庭用ロボが普及すると、それはクラウドで繋がっていますから、いつ、どこで、みんながどんな感情かという感情ビッグデータを人類は手にすることになります。 その衝撃については、以前、 家庭用ロボ pepper で人類が初めて手にする感情ビッグデータ。感情ビッグデータ争奪戦が始まる  感情ビッグデータがもたらす、人類の進化/ある茶番の終焉(その1)   感情ビッグデータがもたらす、人類の進化/ある茶番の終焉(その2)  でも紹介しましたが、もっとこう直接的に効果が出るような場面もありそうだと想像して楽しんでいます。 いろんなマーケティングに使えそうです。 たとえば、ヤフーのトップページに出てるような広告。 

    記事を読む»