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記事 80件
  • 自民会合で言論弾圧大合唱/言論の自由への挑戦 調査と謝罪を求める/志位委員長が会見

    2015-06-27 10:52  
     日本共産党の志位和夫委員長は26日、国会内で記者会見し、自民党の若手議員らが開いた会合で、出席議員や講師として招かれた作家の百田尚樹氏からメディアの報道規制を求める暴言が相次いで出たことについて「言論の自由への挑戦であり、看過できない大問題です。安倍首相は自民党総裁としてきちんと事実を調査し、国民に謝罪すべきだと強く求めたい」と語りました。 志位氏は一連の発言内容について、(1)メディアの報道の自由、言論の自由に対する乱暴極まる挑戦(2)沖縄県民に対するこのうえない侮辱だ―という二つの問題点を指摘しました。 志位氏は、「沖縄県民がいまの新基地建設に対して『これ以上の基地の重圧・負担は耐えがたい』と島をあげて反対しているのに、『おまえたち目を覚ませ』というような発言で、この上ない侮辱です」と語りました。 普天間基地の成り立ちについても「もともと住民を強制的に収容所に囲い込んで、米軍が強奪し

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  • 「国立大学改革」/文系などの切り捨てを許すな

    2015-06-26 11:11  
    主張
    「国立大学改革」
    文系などの切り捨てを許すな
     安倍晋三政権が「成長戦略」具体化の一環として「国立大学改革」を進めています。そのなかで文部科学省が人文系などの廃止を迫っていることに、大学総長などから批判が上がっています。議論が近視眼的で性急 文科省は、国立大学が来年4月から6年間の「中期目標」を決めるにあたって、各大学の「強み・特色」を生かすため、人文社会科学系や教員養成系の学部・大学院の「廃止や社会的要請の高い分野への転換」を求める通知を出しました(8日)。 各大学の「強み」とは、政府が打ち出した三つの類型((1)世界最高水準の教育研究(2)分野ごとの優れた教育研究(3)地域ニーズへの貢献)のいずれかの機能を選択し、その枠のなかでつくりだせというものです。これでは、3類型という国がつくった鋳型にそぐわないとして、文科系などを切り捨てざるをえなくなります。 国立大学協会の総会(15日
  • 米TPA 上院可決/決めるのは各国のたたかい

    2015-06-26 11:09  
     【ワシントン=洞口昇幸】米上院(定数100)本会議は24日、環太平洋連携協定(TPP)交渉妥結の前提となる大統領貿易促進権限(TPA)法案を、60対38の賛成多数で可決しました。同法案はすでに下院で可決されており、週内にもオバマ大統領の署名を経て成立する見込みだと伝えられます。 TPAは、貿易交渉で大統領に強い権限を与えるもの。TPPの早期妥結を目指すオバマ政権は、TPA法案の承認を強く求めていました。TPPとTPAに反対する労働組合や環境保護などの諸団体と市民による米国内の運動の強まりを背景に、議会での審議が約2カ月間、迷走しました。 上院は5月22日、TPA法案を、TPPなどで雇用を失う労働者を支援する「貿易調整援助(TAA)」法案と抱き合わせでいったん可決しました。しかし、下院が民主党の反対でTAA法案を否決したため、共和党は2法案を分離し、上下両院で改めて採決する方針に転じました
  • 戦争法案審議入り1カ月 首相会食 銀座・赤坂へ/財界・マスコミ・橋下大阪市長…計15回

    2015-06-26 11:04  
     「自衛隊員のリスクは当然増える」と平然といい、「戦争する国づくり」に暴走する安倍晋三首相。その一方で、「戦争法案」審議入り以降、東京・銀座の日本料理店や赤坂の居酒屋などで、財界人やマスコミ関係者らとひんぱんに会い、15回にのぼる飲み食いを重ねています。 戦争法案が審議入りした5月26日、安倍首相は、東京・代官山のイタリア料理店で、ANAホールディングスの伊東信一郎会長らと会食しました。 日本共産党の志位和夫委員長が、衆院特別委員会で、首相をきびしく追及した27日、28日には、マスコミ幹部や、側近らと日本料理店やステーキ店で会食するなど豪遊を繰り返しています。(表参照) マスコミ関係者とは、125万件にのぼる年金情報流出が明らかになった6月1日にも赤坂の中国料理店で、内閣記者会加盟報道各社のキャップと会食しています。 ドイツでのG7出席をはさんで、財界人らとの会食を“精力的”に再開。11日

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  • 戦争法案 審議入り1カ月/口実崩壊 「違憲」鮮明に

    2015-06-26 11:00  
    戦争法案が衆院で審議入りしてから26日で1カ月。この間の日本共産党などの論戦で、米国のあらゆる戦争に自衛隊が参戦・軍事支援する法案の危険な中身と、憲法9条破壊の違憲性が鮮明になり、憲法学者や元内閣法制局長官も相次いで「違憲」と表明するなど、国民の批判と疑念の声は日増しに高まって国会を包囲しています。26日には衆院安保法制特別委員会で安倍晋三首相出席の質疑が行われます。「見えない」 戦争法案成立を狙い、95日間という戦後最長の国会会期延長を強行した政府・与党。しかし、「衆院の採決もまだ見えない。憲法違反、(政府の法案の)説明不足という国民の批判は増えている。ハンドリングをひとつ間違えば大変なことになる」(自民党議員)と追い込まれています。 国会論戦のなかで安倍首相は、「自衛隊が『戦闘地域』まで行けば攻撃される可能性がある」「攻撃されたら武器を使用する」ことまでは認めながら、「自己保存のための

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  • 「平和宣言」と首相/沖縄の願いになぜ耳を貸さぬ

    2015-06-25 14:55  
    主張
    「平和宣言」と首相
    沖縄の願いになぜ耳を貸さぬ
     戦後70年の沖縄「慰霊の日」(23日)に開かれた「沖縄全戦没者追悼式」は、翁長雄志知事の平和宣言をはじめ、米軍普天間基地(宜野湾市)に代わる名護市辺野古への新基地建設に反対する声であふれました。追悼式に出席した安倍晋三首相はあいさつで辺野古の新基地建設問題に言及しませんでしたが、県民の圧倒的な反対世論の前に触れることができなかったのが実情です。辺野古新基地建設の道理のなさとともに、追い詰められているのは安倍政権であることを示しています。戦争につながる新基地 「沖縄にはいまだ広大な米軍基地があります。米軍普天間飛行場の早急なる県外移設を熱望すると同時に、戦争につながる基地建設には遺族として断固反対いたします」。沖縄県遺族連合会の照屋苗子会長は、戦没者への追悼の言葉でこう語りました。 知事は平和宣言で、沖縄戦では20万人余りの尊い命が犠牲
  • 戦争法案を必ず廃案に――国民的共同を広げに広げよう/国会包囲行動 志位委員長のあいさつ

    2015-06-25 14:52  
    日本共産党の志位和夫委員長が24日、「とめよう!戦争法案 集まろう!国会へ 国会包囲行動」で行ったあいさつは次のとおりです。 みなさん、こんばんは(「こんばんは」の声、拍手)。共産党の志位和夫です。きょうは、衆参議員団みんなでやってまいりました。よろしくお願いします。(「おー」の声、歓声、拍手) 政府・与党は95日間――9月27日までの会期延長を強行しました。戦争法案を何が何でも強行するための会期延長に、私は、みなさんとともに強い怒りを込めて抗議するものです。(「おー」「よし」などの声、大きな拍手) 同時に、会期内での衆院通過という与党の当初のシナリオを許さなかったのは重要であります。国民のたたかいが一歩、安倍政権を追い詰めたことに大いに自信と確信をもって、延長国会にのぞもうではありませんか。(「よーし」の声、拍手)
    憲法違反の法案は、ただちに撤回・廃案を
     私は、二つの点を訴えたい。 第
  • 戦争法案今すぐ廃案に/3万人 国会包囲

    2015-06-25 14:50  
    (写真)国会を取り囲んで「戦争法案反対」「憲法壊すな」と抗議する人たち=24日、国会正門前
    志位委員長訴え
     戦争法案を廃案に追い込もうと24日夜、国会周辺で「戦争法案今すぐ廃案」「安倍政権は今すぐ退陣」のコールが響きました。14日に続いておこなわれた国会包囲行動です。前回の2万5千人を上回る3万人(主催者発表)が参加。法案が国会に提出されてから最大規模の行動になりました。 (関連記事) 午後6時半、大音響のコールが始まりました。おたまでフライパンをたたきながら音頭をとる女性たち。仕事帰りでビジネスバッグを持った男性は「初めて来た。安倍さんのやり方はあまりにひどい。リーダーの資格はない」。孫を抱いて真剣なまなざしでスピーチに聞き入っていた女性も初参加です。 徳島県阿波市からかけつけた女性(67)は、父親が陸軍兵として中国に出征したといいます。倒れた戦友の叫びなどを込めた短歌をつくり続けた父
  • 違憲の「戦争法案」/会期大幅延長でも成立許さず

    2015-06-24 10:53  
    主張
    違憲の「戦争法案」
    会期大幅延長でも成立許さず
     違憲の「戦争法案」は会期延長でも成立強行を許さない―通常国会の会期が戦後最長の95日間延長されることが自民、公明の与党で強行決定された22日、国会には会期延長と「戦争法案」に反対する市民が詰めかけました。異例な大幅会期延長は「戦争法案」成立への安倍晋三政権の異常な執念を示すものです。反対の世論は沸騰しています。会期内の審議でも「戦争法案」が憲法違反の法案であることが明白になっています。会期内で成立させられなかったこと自体、安倍政権が追い詰められていることを示すものです。会期延長による成立強行は許されません。会期制の原則踏みにじる もともと通常国会の会期は150日間と決まっています。国会の会期内に審議がつくされず成立しなかった法案は廃案にするというのが「会期不継続」の原則です。なにが何でも今国会で成立させると、3カ月以上も大幅に会期を延
  • 世界から見た戦争法案の異常と危険/外国特派員協会 志位委員長が講演

    2015-06-24 10:51  
     日本共産党の志位和夫委員長は23日、日本外国特派員協会で「世界から見た戦争法案の異常と危険」をテーマに講演し、安倍政権による戦争法案強行の動きが、国際的にみて、どんなに異常で危険かを語りました。講演後、会場を埋めた特派員らから次々と質問の手があがりました。 志位氏は冒頭、憲法9条を全面的に破壊する戦争法案の違憲性を端的に明らかにし、「これまでの国会論戦を通じて、戦争法案の違憲性は明らかになったと確信している」と強調。「世界からみると、戦争法案と推進勢力に、三つの異常と危険があります」と話を進めました。 第1は、「非国際性」です。志位氏は、兵站(へいたん)が武力行使と一体不可分であり、戦争行為の不可欠の一部であることは世界の常識、軍事の常識だと指摘。「政府は、これをごまかすために、世界のどこにも通用しない概念、議論を弄(ろう)しています」と批判しました。 「政府は、英訳できない、概念すらな