• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 23件
  • P: ミミズポンプ! やらかい技術どんどん進化

    2016-10-19 16:30  
    10pt
    ミラフツのピックアップ記事(?)
     ミミズの筋肉で「電気を全く必要としない超小型ポンプを実現できる」(ニュースイッチ)  

    記事を読む»

  • 真・未来の将棋の普通

    2016-10-18 14:00  
    31pt
     昨日の記事 未来の将棋の普通/羽生三冠の挑戦  の中で、究極棋譜について触れました。具体的にどうやったらできるのかさらに踏み込んで、「未来の将棋の普通」をより克明にしようと思います。 まずわかっていることは、それは今すぐにでも金さえあればできてしまうだろうということです。 囲碁の世界ではグーグルの人工知能がプロを破りましたが、そのために30億円くらいかかったのではないかと試算されています。 AlphaGoの運用料金は30億円以上? - ITmedia ニュース  将棋でもこれくらいかければ、究極棋譜の一つや二つ出てくるに違いありません。 でも、せっかくですから、どかっとどっかから予算を持ってくるのではなく、今将棋界でやっているように、ちまちまとやって経済効果を生み出しながら、その利益でさらに開発を進めていくのが、はるかに筋のいいやり方です。 まったくグーグルはいつも景気を悪くするやり方で困ります。 お金のことはこれくらいにして、具体的にどうするか。 まずは、コンピュータ同士で将棋を指して指して指しまくります。別に相手を変える必要なくて、 Ponanza なら Ponanza 同士で指せばいいです。 とりあえずおおまかな戦型を決めて、角換わりの主流な序盤20局面位を起点に。 将棋DB2には、現在18万くらいの棋譜があるようですが、この際人間の棋譜は無視。間違いだらけですから。 必要なだけサーバ用意して、一時間に100局くらい指すことにしましょう。このときコンピュータは中盤であまり深く読む必要はありません。一方終盤は、ある程度読んで、ある程度評価値に差が出たら、そこで対局終了。終盤は間違いが少なくなってきていますから、最後までやる必要はありません。打ち切りは段階制でもいいでしょう。1秒読んで差が1000とか2秒読んで差が800というような。 これで100日くらいぶっ通しに指し続けると、24万局くらいの棋譜データが作れます。優劣がはっきりした場面を終盤と考えれば、終盤データベースができたことになります。ポイントは、これも完全でなくていいということです。評価点で読みを打ち切った以上、ごくわずかな確率で間違いは入っているかもしれません。でもとりあえずそれでも構いません。 その中で、棋譜の樹形図を作って、先手の勝ちの密度が高いところをとっかかりにします。もちろん後手勝ちで探しても構いません。これは100日待つ必要なくて、何万局と棋譜が増える中で、有望そうなのを見つけたらそこからとっかかればいいです。 とっかかりができたら、後ろから遡って先手必勝の中盤の棋譜を構築していきます。終盤データベースから勝ちの固まってるところをとっかかりに2手遡って、そこを起点にまたコンピュータ同士で戦わせ、どうやら相変わらず先手必勝であることを確認していきます。ここも完璧に読み切る必要はありません。確率的に確からしいというところまでこなせばオッケーです。 これを繰り返すことによって、プロでも知ってるような中盤の局面まで遡れれば、まずは究極棋譜と呼べる棋譜の完成です。それが今の定跡でたどりつけるとこだとすると、先手必勝という一つの形ができます。 ここからは3つの作業が始まります。 その究極棋譜が本当に先手必勝なのか。いままである確率で確からしいとして打ち切っている読みを、さらに深めて確認していく作業。 もう一つは、さらに2手ずつ遡る作業です。さらに2手前でも先手必勝なのか。もし1手前に後手妙手があって、その後形勢不明(形勢を判断するにはここまでの作業と同じくらいの手間がかかるので簡単ではない)となれば、その究極棋譜は残念ながらそこまでであり、以降、その手順に飛び込む後手コンピュータはいなくなります。 もう一つは、さらに別の究極棋譜を探すことです。 これが全国の将棋ソフトによって行われます。Ponanza だけでなく、浮かむ瀬、真やねうら王、読み太といったそれぞれのソフトが究極棋譜の探索を始めます。またそのソフトは配布され、誰でも探索ができるようにもなるでしょう。そして指された棋譜は各陣営ごとか、あるいはすべての陣営まとめてデータベースに集約されるでしょう。その時は私も自前のコンピュータでその探索に参加することでしょう。上には3つの作業を書きましたが、各ユーザーは自分の好きな作業を選んでデータベースの充実に貢献すればいいのです。 こうなってくると、棋譜の増加は爆発的になります。さっき1時間に100局としましたが、何千という棋譜が生まれることになるでしょう。 30億円かけなくたって、こうやって将棋の究極棋譜は探索されていきます。 たとえば1億局くらいの棋譜が揃ったとしましょう。1時間に2000局指されると、6年弱で集まる計算です。 ちなみに1億局の棋譜、1つの棋譜が1KBとしても、容量にしてたった100GBです。誰でも手元に置けてしまうサイズです。棋譜サーバを作るのはわけない話です。せっかくですから、手順だけでなく1手ごとの局面も記録すると合流する棋譜の探索が楽になるかもしれません。容量増加は大したことありません。 そうなると探索方法も変わってきます。Ponanza の中で新たに1局指すとします。序盤のある局面で、その局面は今まで何百万指され、そのうち先手が何勝したかといった情報が、データベースから届きます。対人間であれば、そのデータベースだけ見て指しても勝てることでしょう。もちろんある局面からの勝率だけでは、そこから針の糸を通すような逆転手順を見逃すこともありますが、それは勝率を重み付き勝率にするとか工夫すればいいだけです。1億ってたったの100M、普通に手に入るCPUが3GHz。勝率の再評価とか好きなだけできます。 探索では、そのデータベースの統計情報を元にしつつ指し進め、どこかチャンスがありそうなところで、データベースにない手を打ちます。そこからは、従来の今ある方法で指し手を進め、優劣がはっきりするところまで戦って終わり。その棋譜を新たにデータベースに加えます。データベースはさらに強化されます。 究極の棋譜を作る作業はプロ棋士ではなく、日本中、世界中に広がる私たちのコンピュータによって不眠不休で進められることになるのです。 プロの戦いはどうなるでしょう。今でも序盤では、この局面は過去何局さされ、先手の何勝というデータが指し示されますが、今後は、その局面が何万局探索され先手の何千勝、つまり勝率何%というデータになっていきます。 それが、中盤くらいで先手の勝率95%ほぼ勝ちなんて数字が出るようになります。 今は、Ponanzaでは評価値何点と表示され、中盤だとまだまだ評価が揺れたりするわけですが、近い将来、ここからの勝率何%とデータベースに基づいた統計情報になるのです。 そして次の1手は、その%の高い方から順番にいくつか並べて、さあここで先手は何%の手を指すでしょうかというアンケートに変わるわけです。そこでデータベースにもない新手が登場することもあるかもしれませんが、それはおそらく悪手になることでしょう。 その先、将棋はどう結論されるのでしょうか。双方が統計情報に基づきベストを尽くしてしまうと先手が勝つのか、後手が勝つのか、あるいは引き分けてしまうのか。 この記事などにもあるように、Ponanza は参考にするプロの棋譜が足らなくてすでに自分で棋譜を作っているようです。 棋士VS5万局の棋譜を覚えるコンピュータ、互角に戦えるのはなぜ? 人間という貧弱なハードウェアのおもしろさ  プロの対局の中継が評価値から、探索データベースでの統計情報になるのに、5年もかからないことでしょう。《ワンポイントミライ》(?)ミライ: 将棋が事実上解けるのに、もう秒読みですね・・・。フツクロウ: ホウじゃな。ミライ: 主要戦型はあっという間に解析が進むでしょうから、今後はコンピュータによって示唆される新しい戦型を試していくことになるんでしょうね。 

    記事を読む»

  • 未来の将棋の普通/羽生三冠の挑戦

    2016-10-17 22:00  
    31pt
     次の電王戦のコンピュータ側は Ponanza に決定し、人間側の挑戦者を決める叡王戦は本戦が始まり 21日にはついに羽生三冠が登場します。 羽生三冠といえば、故米長永世棋聖の著書『われ敗れたり』で、もしも、どうしてもコンピュータと対局しないといけない、という状況になったらどういう条件で、どのように準備をするのか。
    という米長さんの問いに対し、人間と戦うすべての棋戦を欠場します。そして、一年かけて、対戦相手であるコンビュータを研究し、 対策を立てます。自分なりにやるべきことをやった上で、対戦したいと思います
    と答えたそうです。 その羽生さんが叡王戦にエントリー。エントリーするからには本気でしょう。 そう思って今期を見ると電王戦に標準を絞っているとしか思えない戦績です。 なんと来年電王戦と被っている名人戦では、 1-4 で名人を譲っています。 その後電王戦とは関係ない棋聖、王位、王座ではタイトルを防衛。 しかし、叡王戦が佳境となる今行われている竜王戦では、決勝トーナメントどころかランキング戦で緒戦敗退。 同じく電王戦と時期の被る棋王戦もトーナメントでとっくに敗退。 名人戦と王将戦の挑戦者決定はリーグ戦が始まっているところで今後どうなるか。 羽生さんがコンピュータと戦うのを観れるとすれば、これが最初で最後のチャンスの可能性が高く、羽生さんが見事叡王戦を勝ち抜いてほしいものです。それは周りの棋士も同じだと思うので、まともに叡王戦で勝ちにいく人がいるのかかなり疑問なのですが・・・。 さて、そんな次の電王戦で果たして人間が勝つことができるのか、最後の望みをかけるものではありますが、もうそこから先、人間がコンピュータに勝てることはないことでしょう。 そんな将棋は今後どうなるでしょうか。 この分野ではチェスが先に行ってるのですが、あまり参考になりません。なぜなら、チェスでは双方きちんと指すとほとんど引き分けになってしまうからです。 しかし、将棋では滅多に引き分けになりません。いやもしかして、やがて双方最善を尽くすと引き分けになるのかもしれませんが、今の所まだその兆しは見えていません。コンピュータ同士が戦った電王トーナメントでも引き分けはごくわずかです。 とすると、今後コンピュータの計算能力が何年か分増えたところで、角換わりなど代表的な戦型でとりあえず先手が勝つ必勝手順が生まれることでしょう(とりあえず先手としますがもしかしたら後手かもしれません)。最後まで示される定跡です。もちろん後手はそれでは困りますので、どこかで手順を変えなければなりませんが、普通に考えられる変化ではどれもあまりうまくいかないように見えることで、ひとまず必勝手順とみなされるわけです。 疑惑の渦中にある三浦九段がコンピュータに負けた将棋などはまさにその片鱗ではないでしょうか。この将棋で三浦九段は先手でありながら一手も悪手を指さなかったとされているのに負けたのです。 「人間対コンピュータ将棋」頂上決戦の真実【後編】一手も悪手を指さなかった三浦八段は、なぜ敗れたのか   そういう手順ができてしまった場合、プロの対局はどうなるでしょうか。 主要な戦型では、その最後まで示された定跡をどれだけ深く暗記しているかの勝負に変わるでしょう。本筋やそこからの簡単な変化はすべて先手の勝ちになるわけですから、まず先手としてはこれはすべて知っていて当然。それに対して後手は様々な揺さぶりをかけるわけですが、半端な揺さぶりではすべて定跡で負けてしまいます。いかに先手のミスを誘うかということになります。 あるいは、後手は積極的に主流でない戦型への変化を求めていくようになります。先日行われた竜王戦第1局もかなりの急戦でした。これは先手から仕掛けたもので、あっけなく先手が負けるのですが。 いわゆる主要戦型では、早晩答えが出てしまうであろう将棋。そんな中で、人間の棋士達がどんな挑戦を始めるのか。羽生三冠が指摘したようにたとえば桂馬の動きを変えることかもしれませんし、故米長永世棋聖が対コンピュータで採用した6二玉のような手が流行りだすかもしれません。 とはいえコンピュータのが強いと明らかになった競技で、今の七大棋戦がそのまま続いていくとも思えません。天才同士で究極の棋譜を目指すという至上命題は、もうありません。一つの大きな魅力を失ったのです。 電王戦のようなコンピュータのかかわる棋戦が増え、伝統的な棋戦のいくつかは姿を変えるかなくなっていくのではないでしょうか。《ワンポイントミライ》(?)ミライ: ここからは、三浦九段疑惑に触れざるをえまい。フツクロウ: まホウじゃな。 

    記事を読む»

  • 「夢の植物工場」が「現実の植物工場」になった

    2016-10-14 23:45  
    31pt
     少し前こんな記事を見かけました。 「夢の植物工場」はなぜ破綻したのか  「夢の植物工場」と期待されていた、植物工場を運営・販売するみらい(東京・中央)が昨年6月末、東京地裁に民事再生法の適用を申請したという記事で、なぜ破綻したかという話ではあるのですが、なにげに、ついに植物工場が採算とれるようになってきていることが書かれています。 どうすれば、畑でふつうにつくるよりも高値のレタスを買ってもらえるのか。答えは「業務用」。MIRAIの売り先はいま、だれもが知る大手のコーヒーチェーンやコンビニ向けの総菜メーカーが8~9割を占める。(中略) 現在、売価の標準は1キロで採算ラインの1000円を数百円上回る。ここでコストの再計算が必要になる。露地でつくったレタスは仕入れ値は確かに安い。だが、スーパーでの販売と違い、業務用で使うためには、大きく結球したレタスの表の葉をとり、芯を抜き、水洗いするといった手間がかかる。これに対し、植物工場のリーフレタスは小ぶりで柔らかく、大きさや形がそろっていて扱いやすく、品質も安定している。病害虫のリスクが小さいため、農薬を使っておらず、複雑な洗浄工程も必要ない。

     今はちゃんと儲けが出る仕組みができたとのこと。今日こうなのですから、これからは次第に定着していくことでしょう。 それにしても長い道のりでした。 この記事で書かれている2004年頃の千葉大、ちょうどその頃私も仕事で植物工場いろいろ見てて、千葉大の実験施設は見学したことがあります。当時はパソナが大手町の地下にパソナ02という植物工場持ってたりしたんですよ。このベンチャー企業は見学させてもらえなかったです。 そんな十年以上前は結構詳しかった分野なのですが、その記事に書かれている「活路は業務用」というのは、当時からわかりきっていたことでした。「植物工場のリーフレタスは小ぶりで柔らかく」ということで、スーパーで売るには見た目も違います。洗浄工程を省きたいとか、毎日決まった量を入荷したいとか、まさに「工場」こそが売り先なのです。 そんなことは十年前からわかりきっていたのに、きちんとそこでビジネスを回すのに十年かかったということなのでしょう。 そんな苦労もついに花開き、植物工場はついに採算が取れるようになったようです。すごいすごい。 わたしも知らず知らずのうちに植物工場レタスを口にしているのかもしれません。《ワンポイントミライ》(?)ミライ: そんなもの食べたくないという人もいそうですけどね。フツクロウ: ホウじゃな。でも選択肢がより広いということはええことじゃないかの。ミライ: あ、『もやしもん』の樹教授ですね! 

    記事を読む»

  • 「実質ゼロ円」は規制すべきなのか

    2016-10-13 22:45  
    31pt
     「実質ゼロ円」規制についてのいたちごっこが続いています。  「実質ゼロ円」規制に違反=携帯3社を行政処分―総務省(時事通信) - Yahoo!ニュース   私たちの暮らしの中で、携帯費が大きな割合を示すようになったことによる規制です。 つまり、「実質ゼロ円」にすることで、携帯の機種変の需要をむりやり起こすことへの弊害です。もちろんそのコストは通話料、データ料で回収されているわけです。「実質ゼロ円」がなければ携帯を4年に一度買い換えで十分なところ、2年に1度買い換えてしまっているわけです。 それを規制することで、機種変のペースを遅らせて、国民の携帯にかかる費用を抑制しようという政策なわけです。 しかし、実態は手を変え品を変え、携帯キャリアは「実質ゼロ円」を続けています。 一見もっともらしい政策でししたが、実態として旺盛な買い換え需要があると考えられないでしょうか。 昔は、月何十万という請求がきてしまうことを表現した「パケ死」という言葉。今でもしっかり残っていて、データ量の制限を超えてしまい通信速度がガタ落ちすることを指しています。 人々が必要とするデータ量は、主に動画でしょうか、未だに旺盛に伸びているのです。それに合わせて、データ通信速度はどんどん速くなっています。5G に向けての開発も順調に進んでいるようです。 どんどん伸ばすためには、資金も必要です。どんどん稼がなければなりません。 そしてその状況を国民も受け入れているのではないでしょうか。もっともっと速くして欲しいのです。車も家もいらないけど、もっと快適に動画を見れるようにして欲しいのです。 快適に動画を見るためには通信速度も重要ですが、スマホ本体の性能も大事です。何年も前の端末では遅くて仕方ないことでしょう。 「実質ゼロ円」は必要もない需要を掘り起こす手法に見えますが、これだけ規制されてもまだ健全な裏には、実は旺盛な需要があり、それになんとか応えようとするようにも見て取れます。 であれば、それを規制することはいわば景気の足を引っ張ることであり、景気浮揚を目標としている政府としては、真剣に一度考え直すべきときなのではないでしょうか。携帯は誰もが持っているものですから、日銀の政策なんかよりよほど景気にかかわる話ですから。《ワンポイントミライ》(?)ミライ: 以前はその政策が提案された時、ここでスマホの成長が終わったというシグナルとして捉えまたね。フツクロウ: ホウじゃったの。ちと外れたな。ミライ: ですねー。 

    記事を読む»

  • [S] 失敗をススメなくてもチャレンジできる方法

    2016-10-12 23:45  
    31pt
     いつもとちょっと違う水曜、今回は気楽に書き始める短い記事[S]です。  図解「失敗のススメ」 弱者と敗者を分ける大きな壁について  というコラムを読みました。 チャレンジしない人は「弱者」、勝者になることはない、 「敗者」は失敗はしているけれど、「勝者」になれる可能性がある、失敗を恐れずチャレンジしよう!という話、です。 でも、そんなことより、失敗は楽しいのです。 ここではよく取り上げていますが。 失敗をちゃんと笑える? 子供のように。  #blomaga この記事では、階段降りれるバネのおもちゃを永遠に続ける動画の「メイキング」動画を取り上げてます。子供達はそれを見てよく笑いました。最後の成功した動画はもちろんすごいんですけど、でも、メイキングの方が面白いのです。 世の中にはもちろん楽しくない失敗もたくさんありますが、楽しい失敗はそれよりはるかに多くあります。「ジェンガ」とかそうでしょ? こないだ子供とやったら、最後までできてしまって(もう明らかにどれも取り除けないところまで行ってしまった)、俺たちすげえ、でもなにこの喪失感。 失敗をススメなくてもチャレンジできる方法、 それは、普段から息をするようにチャレンジすることです。その時の失敗は楽しいものが大部分であり、ススメられなくたって、やりたくてしかたのないものになります。 「弱者」「敗者」「強者」とか、ぶっちゃけどうでもいいのです。 そうやって楽しくて息をするようにチャレンジする人が、その中から成功をつかむのです。 昔々学生の頃、ギャグは考えに考えてからいうものだという知人がいて、みんなで笑い飛ばしたことがあります。 ちゃう。息をするように言ってたら、その中から受けるのが出てくるんやと。 成功も同じです。 挑戦しなければ弱者になる、したがって失敗してでも挑戦すべき、とか、 ほんとは、笑いとばすのが普通なんです。 真面目に聞いてる人多いでしょうけど。《ワンポイントミライ》(?)ミライ: イノベーションの唯一の秘訣は、数打つことって言いますしね。フツクロウ: ホウじゃな。ミライ: ここも平日毎日書いてるから、たまに【話題の記事】になりますしね。 

    記事を読む»

  • 小学校でローマ字教育を廃止すべき4つの理由

    2016-10-11 22:30  
    31pt
     現在ローマ字は小三で教えています。今ちょうどうちの次男が習っています。 このローマ字、もうその大きな役目はほとんど終わっているのに、いまだに小三に教えることで、利益どころが弊害ばかりが目立っています。ローマ字なんて、中学くらいに少しやれば十分です。 その理由です。1. 英語教育の邪魔
     小学校で英語が必修化されようという中、ローマ字は百害あって一利なしです。日本人が R が苦手な原因の半分ぐらいは ra, ri, ru, re, ro のせいだと思っています。 昔は、アルファベットに慣れてもらうために、子供にローマ字を教えることは大きな貢献をしました。私は、日本語(漢字)とアルファベット以外の外国の文字は、全く理解できません。ハングルを大人になってから一度覚えましたが、すべて忘れました。ギリシャの文字は数学では使いますが、ギリシャ語の単語として書かれていても発音できません。 幼い頃に文字を覚えておくことはとても大切なことです。 しかし、英語そのものも習うのであれば、ローマ字で覚える必要はありません。英語の正しい発音を覚える上でローマ字を知ってしまうことは、障害にしかなりません。2. そもそも使っていない。
     そもそも日本人はローマ字を使う機会がありません。外国人が日本語を学ぶ時には必要かもしれませんが、日本人は必要ありません。せいぜい、名前や地名にいるだけです。たったそれだけのために、小学生が若いうちに正しい英語の発音を学ぶ機会を根こそぎ奪うのは愚かなことです。3. しかも訓令式はもっと使われていない。
     さらに輪をかけてひどいことに、小三の習うローマ字は、TI とか TU と書く訓令式とかいうやつです。しかし、社会で使われているのは CHI とか TSU と書くヘボン式です。だって、外国人が前者を読もうとすると全然違う発音になりますから。 まったく英語の知識のない子供が無理やりアルファベットを覚えるには、規則的な訓令式は仕方のないところではあります。小学3年生の子供達がローマ字を学ぶところを毎年見ていますが、この段階で全員にヘボン式を教えるのは無理があります。 文字を覚えるは早い方がいいけど、ヘボン式ローマ字は敷居が高い。社会で使われない訓令式が残っているのは、その折衷案としてです。 しかし、今や小三から英語そのものを必修化しようという時代です。 訓令式は完全にその役割を終えたのです。4. ちょっと待って、でもキーボードが・・・
     「ちょっと待って、でもキーボードが・・・」という人がいることでしょう。「2. そもそも使っていない。」でそう思った人がいるはずです。 でも、キーボードを見てみましょう。そこにはひらがなが書いてあるではありませんか。 私は4年以上小学生のパソコン教育でボランティアしていますが、小学生にしてみれば、ひらがな入力はローマ字入力よりはるかにとっつきやすいです。 文字入力について、公式には次のようなステップを踏みます。 ・1年からローマ字を習うまでは、ひらがな入力のパレット(五十音が規則正しく並んでいる)を画面に出してそれをクリックする。 ・3年でローマ字を習うとキーボードでローマ字入力を習い、そちらを使う。 が、このローマ字入力というのはかなり高い壁で、毎年3年生のこの段階は、修羅場を迎えがちです。とはいえ、年々ノウハウが溜まっているのですが。 その一方、勝手にかな入力への切り替えを発見して使う子はどの学年にもかなりいます。だってひらがなですから、子供にしてみれば探すのも早いし、同じ文字は数回使えば、少なくともその授業の間は場所を覚えています。かなは文字数が多いので、大人にしてみれば、アルファベットより探すのが大変なのですが、子供にとっては慣れないアルファベットよりも、ひらがなの方がはるかに早いのです。 (何年か前は、授業でローマ字を小文字中心に習ったため、キーボードの大文字がわからず打てない子が多発しました) キーボード入力なんて、かな入力モードにすれば、子供達は勝手に自由に打てるのです。 なぜそうしないか。その理由はただ一つ。 大人ができないからです。 でも、子供はかな入力で始めればいいのです。 先生はかな入力を覚るのが最初大変ですが、しばらくやれば慣れます。私は40代でかな入力に切り替えられました。 かな入力なら、パレットなんか使わなくても小1からキーボード使えます。ローマ字入力なんて覚える必要ないんです。 ま、じきにタブレット授業が普及して、そもそも小学校ではキーボードも使わなくなるでしょうから、そういう意味でも小学生のうちにローマ字を覚える必要はありません。 以上、小学生でローマ字を教える必要はありません。英語の授業の中で、名前や地名で多少必要でしょうが、それはヘボン式にして必要なものだけ「覚えろ」で十分です。まあローマ字表くらいどこかにあれば、知りたい子は見ることでしょうが、全ての生徒が取り組む必要はありません。 そして中学くらいで一度やればいいでしょう。 コンピュータ教育でもローマ字は必要ありません。タブレット教育で小学生はキーボードいらなくなるでしょう。キーボードを始めるにしても、かな入力から始めれば勝手に打てますから教えることは少ないです。 英語が小三から必修になれば、これらのことは必ず問題になって、日本は明治の呪縛ローマ字から解き放たれていくのでしょうが、できれば少しでも早まって、少しでも多くの子供達が英語を楽に習得してほしいものです。《ワンポイントミライ》(?)ミライ: そもそもなんで「ローマ字」っていうんだろうと思って、ググったら、そういえばローマで作られた文字でした。フツクロウ: ローマ数字もローマ字で書かれとるの。 

    記事を読む»

  • 未来のために我慢すべきなのか

    2016-10-07 23:15  
    31pt
     最近は良く今を大事にっていうじゃないですか。 ここで良く取り上げる「瞑想」だって、「言葉」で過去→現在→未来のつながり考えるのを休めて、「言葉を使わないで考える」ことで、「今」をまるごと受け止め処理する訓練です。 現代はそうやって今を大切にしようという流れの中で、でも未来を見据えて行動だってしなくちゃいけないという思いは、そうそう拭えるものではありません。 それらは矛盾しているのでしょうか。 そんなことはありません。 むしろ、「今」を楽しむために「未来」を考えるし、「未来」を考えるために、「今」を楽しむのです。 たとえば、このままこの仕事を続けていいのかと漠然と不安になることはあるでしょう。そうしたら、もう心から「今」を楽しむことはできません。未来を予測し、自分の方向をそちらに向けて、「これが自分にできるベストの準備」と思えれば、また「今」の自分の仕事に打ち込むことができます。 逆にありのままの自分を受け入れていない人には、「未来」を考えることは苦痛です。だって自分じゃない自分を仮定して、未来の自分を予測しても、当たるわけがありません。それを無邪気に信じられるほど人間は幼稚にできていません。未来を予測し、その時の自分を思い描くには、今の自分をありがままに受け止める必要があります。 「今」を本当に楽しむには、また、やはり「今の自分をありがままに受け止める必要」があります。 将来のために今我慢して辛いことをするというのは、一見素晴らしい行為のように思われがちですが、どこかで無理をしているということです。「努力している人は、努力を努力と思っていない」とよく言われます。今の自分と未来の目標と未来の自分の姿がうまくかみ合っているのでしょう。 もちろん、今我慢を強いられている人は、それぞれそこから抜け出すのが困難な事情があります。だからといって、未来を考えることを止める必要はありません。それは今を考えることであるのです。《ワンポイントミライ》(?)ミライ: 「過去」が置き去りですね。フツクロウ: ホッホ。話を今と未来に集中しただけじゃろ。ミライ: では「過去」は。 

    記事を読む»

  • 大隅良典教授、『日本の将来の科学』を心配する必要はありません

    2016-10-06 23:15  
    31pt
     ノーベル賞。今年も日本人が選ばれてびっくりぽんです。 そんな大隅良典教授が「日本の将来の科学」を繰り返し心配されているそうです。 【ノーベル医学・生理学賞】大隅良典教授が心配する『日本の将来の科学』と繰り返し強調したこと  でも、大隈教授にはぜひ安心してほしいのです。誰かこれから書くこと伝えてほしいです。 大隈教授の心配は、「役にたつ」研究ばかりしていてはいけないということです。研究の分野では、「役にたつ」のかということが厳しく問われるようになってきているけど、それだけが科学ではないということです。 確かに大学の研究はどんどんそういう方向に追い詰められています。大学の研究費はあらかじめ与えられるのではなく、いわゆる競争的資金の比率が増えて、それはつまり、「役に立つ」研究に分配されます。 それだけでは科学はだめなことはみんな知っていますので、どの研究者も「役に立つ」研究を標榜して競争的資金を獲得しますが、それで得た設備や人材で、はるか将来のための研究も机の下でやります。もしもその行為まで咎められるようになったら、大学は研究所としては終わることでしょう。 でも、実際年々その傾向は強まっているでしょうから、大隈教授の心配はごもっともです。 しかし、心配する必要はありません。一方ではもっとすごい勢いで「役に立たない」研究が増えているからです。 って、ニコ動の人なら常識ですけど、ニコ動始めちまたでは「役に立たない」研究が盛んにされています。#才能の無駄遣い、#なぜベストを尽くしたのか、#人類には早すぎる動画、などの多彩なタグの元、様々な「役に立たない」研究が行われています。 それら全てが大学の研究に対してレベルが低いわけではありません。理由は二つ。 ・ITなどの技術で個人でなんでもできるようになってきた。 いろんなことがちょっとのお金でできるようになってきて、大隈教授のいう「知的好奇心で調べずには居られない人」たちは、大学にいなくても、めいめい調べるようになっています。 ・みんな賢くなってる 日本の地道な教育によって、日本人の平均的な学力はじわじわあがっています。ですから、多くの人が大学で行われているような研究並の研究を遂行できる力を備えるようになっています。 先日、目をみはる研究の記事が流れました。 16歳の高校生が「蚊に刺されやすい妹」を独自に研究した結果…世界的大発見!蚊に刺されやすい人は、足に必ず存在する菌「常在菌」の種類が非常に多いということを突き止めました!
     これ、蚊の専門家でなくても、研究者全員、身の毛がよだってないですか? いいですか? 私が蚊の専門家としましょう。もし私がこの「蚊に刺されやすい」人に出会っていたら、きっかけはあったかもしれません。でもまずそういう人になかなか出会えないですよね。 しかも、この研究の過程をみてください。妹さんの持ち物どんどん使ってますよね? 靴下など極めてプイベートなものまで。「蚊に刺されやすい」人に出会ったとしても、そんな実験はなかなかできないですよね? しかも、足の常在菌の培養とか、直接虫ではない分野もからんでます。もし、今虫の分野は菌も調べるのが常識ならすいません、でもそうでなければ、その点においては、蚊の研究家も高校生もある意味同じ土俵にいるわけです。
     私が蚊の研究家だとしたら、いったい研究家とはなんなのかと頭を抱えてしまうと思うのです。というか、私は蚊の研究家ではないけど、もう研究とはこういうものになってきているということです。 研究で何か大きな成果を出したかったら、何かの研究分野に属してしまうより、広く構えて自分の前に訪れる研究チャンスをつかんだ方がいいかもしれないのです! ある研究テーマがあったら、選ばれた研究者だけがそれに取り組むより、社会の無数の「知的好奇心で調べずには居られない人」たちで取り組んだ方がいいという時代になっているのです。 一方でクラウドファンディングも発達しています。ニコ動である研究が「面白い!」と思われれば、「役に立つ」かは別にして、投げ銭する人が出てきます。研究のエコシステムもでき始めているのです。 今後はこれがどんどん発達するのです。 研究者たちは、「もっと科学に税金を」と訴えますが、税金は日本人全員から出ていますから、科学なんかよりもっと優先すべきものがある(たとえば「保育所」と言われたら?)と思う人たちに反対されます。 ですから、「役に立たない」研究が面白いと思う人たちにお金を出してもらうようにする方がよっぽど早道です。 しかも、そういう人たちで固まって、その中でぐるぐるお金回した方が、みんな景気がよくなります。いわゆる地産地消と同じ考えです。ぐるぐる回るエコシステム作ったもん勝ちです。 そうやってどんどん科学のエコシステムを作っていけば、巨大な加速器だって作れるようになるでしょう。かならず文句言われる税金なんかにへつらう必要はなくなるのです。
     ということで、大隅教授にはぜひこういう草の根研究とそれを支えるエコシステムの支援をしていただきたいと思います!!《ワンポイントミライ》(?)ミライ: 大学も税金以外の研究費がどんどん増えるといいですよね。フツクロウ: ホウじゃのう。税金を使うせいで、日に日に管理コストがあがっとるからの。
     

    記事を読む»

  • [S] イオンの存在意義教えて?

    2016-10-05 22:30  
    31pt
     いつもとちょっと違う水曜、今回は気楽に書き始める記事[S]です。  イオン、8月中間決算が53億円の最終赤字に 大型スーパーの営業赤字は180億円超(産経新聞) - Yahoo!ニュース   最近大型スーパーの不振のニュースが増えてますね。 個人的には大型スーパーとか大型モールってほとんど縁がなく、むしろ今までどうしてこんなに流行るんだろうというのが不思議でした。 東京に住んでる頃は、市民農園に通ってた関係で、越谷レイクタウンのモールはできた時からたまに行ってました。大型モールになると買い物だけでなくて、ただ歩いてもいろいろあるので、未成年や若い人には楽しそうです。あそこは駅直結で車なくても行きやすいですし。 でも、大型スーパーとなると、そこにしかないものが思いつきません。食品は大抵食品スーパーで手に入るし、珍しいものって結局網羅できなくて、うちはそういうのはもう通販に頼りっきりです。 大型スーパーと大型モールのなにが不便かって、でかすぎて車で行くと車止めてから商品までが遠い!! あと渋滞がひどいとこもありますよね。 ですから、他で手に入るなら他に行きます。 福山には大型スーパーとか大型モールってあんまりなくて、モールだとイトーヨーカドーのあるポートプラザとか有名ですが、福山にきて5年目、まだ数回しか行ったことないです。近所に住んでれば自転車で便利に使うんでしょうけど。そもそもタイトルのイオン系はほとんどないですし。 結局福山だと、食品スーパーとホームセンターやドラッグストアとあと何軒かみたな規模のモールが一番勢いあるみたいで、実際よく行きます。アメリカでも相対的にも少しサイズ大きいけど、それくらいのモールにはよく行きました。 あー、そういえばアメリカの巨大モールはたまに行きました。休日だとえらい遠い駐車場しか開いてなくて大変でしたが、小さい店が無数にあって、見て回るのが楽しかったです。越谷レイクタウンのモールもそういうとこは楽しかったです。でもそこの大型スーパーとか日米ともにやっぱり主役じゃなかったです。 私はその楽しさを知らないまま、大型スーパーは衰退していくのでしょうか・・。《ワンポイントミライ》(?)ミライ: 大型スーパーは福山だと駅近の MrMAX が元気ですね。正確にはディスカウントストアなんですけど、食品も食品スーパー並で、ちょっとディスカウントストアの枠超えてますよね。フツクロウ: 駅近なのに事実上無料の駐車場が便利じゃからの。付加価値高いの。ミライ: 満車のとき結構ありますもんね。 

    記事を読む»