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センスないって言われることありませんか?言われたら傷ついたり、腹が立ったりしませんか?センスがないって言われても、センスは買えないし。どうすればいいのかをちっとも教えてくれてない上に、バカにされているように感じてとても嫌です。
センスのある人から見ると、どうしてそんなことができないのか、さっぱり分からないこともあるみたいです。
例えば、私は新聞を束ねるのがどうにもうまく行かず、それでも新聞の束と格闘していたときに夫に「センスないなあ〜」って言われました。カチンときて「センスないって言われても、うまくできるようにならない。どうやったらいいのか、教えて!」と頼んだ(怒った?)のですが、夫はしばし考えてから「まず、新聞をきちんと揃えて積む。」「?」私は揃えて積んだつもりだったのです。夫の実技を観察することにしました。夫は私よりそれはそれは丁寧に、お手本らしく整えて積み、「これが丁寧に積む」と教えてくれました。その後は膝でぐっと押さえつつ、ちゃっちゃっとしばって完成。すご〜い、きれ〜い、緩まない〜。
このときの「センスない」は、ちゃんと揃えて積むことが、きちんとしばる為に重要、ということにつながってなかったのですね。いえ、もちろん私の中ではちゃんと積んだんですよ!!
もしかして、世の中にあふれている「センス」のうち、ある部分はこういう「こつ」のこと?「センスがいい」の中にも、なんらかの「こつ」が含まれているのだとしたら、うまく言葉にしてくれて、上手にお手本を示してくれたら、私にもできるのかも!?
「センスない」に対して、「自分が出来るからって、言葉にするのをはしょって一言で片付けるな〜!」と思っていたのですが、きちんと考えて言葉にして伝えることが出来れば、みんなそれなりに上手に出来るようになるのね!って思い直しました。
ってなことを、今朝おにぎりを握りながら「おにぎりを上手に握るこつってなんだろうなあ」と考えていたのです。量をいつも同じにする?力の入れ方を加減する?どうもうまい表現ができません。あ〜もう、百個ほど握れば、うまくなるよ!って考えたあたりで、こうやって、上手な人は「センスないな」で片付けてしまうんだろうなあ、ということも実感出来た次第です。
そして、世の中にはそんなコツが「メソッド」とか「ハウツー」とか名前をいろいろに変えながら溢れていました。びっくり。これは、コツを伝えるにもうまい下手があるんだろうなあ、とか、コツにも人によって合う合わないがあるのかなあ、とか、色々考えられます。
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コツにも多少の努力は必要。