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多様性の時代と言われるが、人間には多様なものを平等に受け入れる度量がないと思う。
だれにも食べ物の好き嫌いはあるし(「好き嫌いがない」と豪語する人はわたしの妻の料理を食べてみるがよい)、異性の好き嫌いもある。たぶんこれは本能的なもので、動物にも食べ物や異性に対してはっきりした好き嫌いがある。
好き嫌いは歳とともに強くなり、受け入れられないものが増える。気に入らないテレビの番組が増え、気に入った番組も、一人でも嫌いな人が出演すると見ていられない。顔、態度、主張内容、声の出し方だけで嫌いになるのだ。こんなに狭量なことではやがて風景の映像ぐらいしか見る番組がなくなってしまう。
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最終更新日:2024-11-21 05:00
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