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記事 68件
  • 首相のウソと開き直り―靖国参拝「脅かしに屈しない」というが…

    2013-04-26 11:56  
    首相のウソと開き直り
    靖国参拝「脅かしに屈しない」というが…
    侵略の歴史認めてこそ日本人の誇り守れる
     安倍晋三首相は、閣僚らの靖国神社参拝に対するアジア各国の批判に「どんな脅かしにも屈しない」(24日)などと開き直り、それ自体が新たな外交問題となっています。首相発言は、国の将来に責任を負うべき政治家の発言というより、ウソを平気でつく詐欺師のようだといわざるを得ません。
    さかさまに描く
     一つの詐術は、「脅かしに屈しない」などと自らを被害者かのように、さかさまに描いていることです。
     靖国神社は、日本の侵略戦争を“自存自衛”“アジア解放”の戦争だったと正当化し、その宣伝センターの役割を果たしている特殊な神社です。その神社に、閣僚が参拝するということは、政府として侵略戦争正当化の立場に立っていることを内外に示すものです。
     中国政府が「軍国主義の侵略の歴史を否定しようとする意図がある」(外務

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  • 靖国参拝「不要な国粋主義」―NY・タイムズ紙が社説

    2013-04-26 11:54  
    靖国参拝「不要な国粋主義」
    NY・タイムズ紙が社説
     【ワシントン=山崎伸治】24日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、安倍内閣の閣僚ら168人の国会議員が靖国神社を参拝したことについて、「日本の不要な国粋主義」と批判する社説を掲載しました。
     社説は、さまざまな国政の課題がある中、「無関係の論争を巻き起こすことは逆効果だが、安倍首相とそれにくみする国会の国粋主義派はまさにそれをやってしまった」と批判しました。
     「安倍氏はこれまでも第2次世界大戦中の日本の振る舞いを擁護してきた」と指摘。靖国参拝が「中国や韓国にとって非常に敏感な問題であることを十分わかっている」上で行ったもので、韓国が外相の訪日を中止し、中国が公式に非難するなどした「反応は予測できるものだった」としています。
     その上で「北朝鮮とその核開発計画の問題を解決するため協力する必要があるときに、日本が中韓への敵対心をあ

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  • 「一斉休漁」―首相は漁家の苦境聞くべきだ

    2013-04-26 11:50  
    主張
    「一斉休漁」
    首相は漁家の苦境聞くべきだ
     初夏から夏場にかけ、真っ暗な日本海に点々と浮かぶイカ釣り船の輝くようないさり火は、息をのむような美しさです。取れたてのイカの透き通るようなお刺身が好物という人も少なくありません。
     この時期を象徴するイカ釣り船ですが、この26、27の両日にはいっせいに姿を消します。全国のイカ釣り漁船が休漁するからです。理由は燃油の高騰―とりわけ安倍晋三政権が進める「アベノミクス」のもとでの急速な円安が、価格を急騰させ経営を圧迫しています。文字通りやむにやまれぬ思いに、安倍首相は耳を傾けるべきです。
    存続か廃業かの危機
     「急激な円安の進行に伴う燃油価格高騰は、魚価の低迷状態とあいまって、収入低迷・支出増の状態で小型イカ釣り漁業のコストを圧迫し経営体力をそいでおり、イカ釣り漁業者は生産体制を存続できるか廃業するかの瀬戸際に立たされている」。一斉休漁を決めた全
  • 共産党が景気回復へ提言

    2013-04-25 11:12  
    「アベノミクス」の危険な暴走を許さず、消費税増税を中止し、国民の仕事と所得を増やす、本格的な景気回復を
    2013年4月24日 日本共産党
     市田忠義書記局長が24日に発表した日本共産党の提案「『アベノミクス』の危険な暴走を許さず、消費税増税を中止し、国民の仕事と所得を増やす、本格的な景気回復を」の全文は次の通りです。
     日本経済は、大事な時期を迎えています。“デフレ不況打開のためにも賃上げを”が立場の違いをこえて大きな世論と運動になり、一部ですが賃上げや一時金を増額する企業が出始めています。しかし、安倍政権が「アベノミクス」などとしている「3本の矢」――「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「民間投資を喚起する成長戦略」は、“賃上げによるデフレ不況打開”とは正反対に、国民の所得と消費を減らし、国民生活と日本経済に混乱と新たな危機をもたらす大変危険なものです。
     「投機とバブル」で物価の値上

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  • 共通番号制導入に巨費見込むが―ずさん さんざん IT予算

    2013-04-25 11:08  
    共通番号制導入に巨費見込むが
    ずさん さんざん IT予算
     共通番号制導入を狙う政府が推進するインターネットでの「電子申請システム」。導入後にほとんど使われず廃止になったり、システム開発が頓挫する例が少なくありません。政府が毎年1兆円を投じる「IT関連予算」のずさんな実態が浮かびあがってきます。(矢野昌弘)
    パスポート1枚1600万円 ?!
    ネット申請 利用者少なく廃止も
     旅券(パスポート)1枚を発行するのに行政側の経費が1600万円(外務省の電子申請旅券システム)。内閣府のオンライン申請1件につき374万円。新車登録のための自動車保有の一括手続き1件につき134万円…。
     電子申請システムの維持に要した経費を利用実績で割ると、1件あたりの金額が、とんでもなく割高なものが少なくありません。
     2000年のIT基本法にはじまった「電子政府の推進」。各省庁で、窓口での行政手続きをオンラインで

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  • 東電福島原発事故―収束宣言の撤回こそ大前提だ

    2013-04-25 11:04  
    主張
    東電福島原発事故
    収束宣言の撤回こそ大前提だ
     使用済み核燃料冷却プールなどでの停電事故や放射性物質を含む汚染水の地下貯水槽からの水漏れなど、東日本大震災で重大事故を起こした東京電力福島第1原発で、事故やトラブルがあとを絶ちません。事故は発生から2年以上たっても真っただなかです。にもかかわらず安倍晋三首相が、事故の「収束」を宣言した前政権の宣言を、「安倍政権では『収束』ということばを使わない」というだけで撤回しようとしていないのは重大です。事故の収束と対策にあらゆる力を結集するうえでも、「収束」宣言の撤回は大前提です。
    被災者苦しめ東電は増長
     野田佳彦前政権が「収束」を宣言したのは、大震災から半年余しかたたない一昨年12月でした。あまりに早すぎる「収束」宣言は、避難生活を続ける多くの被災者からも、原発事故に心を痛める内外の関係者からもきびしい批判をあびました。日本共産党は昨年9月発
  • 労働規制改悪―財界の横暴に連帯して反撃を

    2013-04-24 10:32  
    主張
    労働規制改悪
    財界の横暴に連帯して反撃を
     経団連がこのほど、労働分野の「規制・制度改革」に政府が「強いリーダーシップを発揮」するよう求めた提言を発表しました。現在の労働基準法は明治時代の工場法の流れをくんだもので、いまの実態に合わないと強弁し、労働時間規制の見直し、「労働移動」の基盤整備、職務や勤務地などを限定した正社員づくりと解雇の自由化などの実行を主張しています。政府の産業競争力会議や規制改革会議で議論されている内容とほとんど一致しています。政府の議論が労働者の反撃で挫折することがないように、財界総本山が直接身を乗り出してきたといえるものです。
    労働者の移動強制
     労働分野の規制緩和は、安倍晋三政権が経済政策の「三本の矢」の3番目に放つ「次元の違う成長戦略」の柱です。次元の違いとは、まさに経団連の意向にそって労働者保護の法制を破壊する容赦のなさにほかなりません。
     経団連の提言
  • 憲法に反する天皇の政治利用をやめよ

    2013-04-23 11:51  
    憲法に反する天皇の政治利用をやめよ
    「主権回復の日」 式典の中止、天皇に出席を求める方針の撤回を要求する
    日本共産党幹部会委員長 志位和夫
     日本共産党の志位和夫委員長は22日、国会内で記者会見し、「憲法に反する天皇の政治利用をやめよ ――『主権回復の日』式典の中止、天皇に出席を求める方針の撤回を要求する」との見解を発表しました。同日、穀田恵二国対委員長は、志位委員長が発表した見解を政府と各党に届けました。全文は次の通りです。
                    (1)  安倍内閣が、サンフランシスコ平和条約が発効した4月28日に、政府主催で「主権回復の日」式典を開催することを決定したことにたいして、国民のなかから広く批判の声がおこっている。
     とくに沖縄では、4月28日は、平和条約により日本から切り離され米国の施政下に置かれた「屈辱の日」とされ、政府式典にたいする反対の県議会決議が超党派で採

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  • 「成長戦略」第1弾―“甘いことば”には毒がある

    2013-04-23 11:25  
    主張
    「成長戦略」第1弾
    “甘いことば”には毒がある
     安倍晋三首相が19日の記者会見で、6月にまとめる「成長戦略」の第1弾を発表しました。「成長戦略」は異常な金融緩和や財政出動と並ぶ、「アベノミクス」(安倍政権の経済政策)の“三本の矢”の1本です。第1弾には、先端医療への支援や若者の雇用対策、女性の社会進出のための保育所対策など、耳あたりのいい対策が並びます。参院選を意識していることは明らかですが、問題はそうした“甘いことば”の背後に横たわる「アベノミクス」の危険な毒です。
    「アベノミクス」の危険
     「アベノミクス」は、昨年末の政権発足以来、日本経済の再生が「最優先課題」だと安倍政権が持ち出してきた経済政策です。“第1の矢”の金融政策では、日銀総裁に黒田東彦氏をすえ、物価上昇率を2%に引き上げることを目標に異常な金融緩和を進めています。金融緩和だけで「デフレ不況」が打開できるはずはなく、
  • いこう!!見よう!!ニコニコ超会議2―志位さんら超出演

    2013-04-22 11:51  
    いこう!!見よう!!ニコニコ超会議2
    志位さんら超出演
    27日・28日
     若者を中心に視聴者が広がっているインターネット「ニコニコ動画」のユーザーが参加するイベント「ニコニコ超会議2」が27、28の両日、千葉・幕張メッセで開かれます。今年は、政党が初めて参加。日本共産党もブースを構えます。「なに~! 楽しみじゃないですか」「自共対決か」とツイッター上でも期待がとびかっています。
    ●「はじまるよ」 オープニング・イベントに登場するのは、テレビでもおなじみの穀田恵二国対委員長・衆院議員と党大阪府副委員長で漫才師出身の政治家、清水ただしさんです。清水さんは、2日間通じて総合司会も務めます。
    ●志位さん生出演 注目は、志位和夫委員長とジャーナリストの角谷浩一さんとの「ビッグ対談」。若者たちが直面している生きがいや雇用などの問題から、日本の将来像までを語り合います。
    ●原発いらない 「どうなの?!福

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