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「とことん共産党」2万人視聴―「カクサン部」から秘密保護法まで
2013-12-28 11:381年振り返る
インターネット動画サイトニコニコ動画は26日、「生放送 とことん共産党」を放送しました。2万人以上が視聴し、画面上に書き込めるコメントは1万を超える反響がありました。
小池晃副委員長や吉良よし子参院議員、白石たみお東京都議らが出演。ゲストに、ニコニコ動画の七尾功政治担当部長を迎えました。どてら姿でこたつを囲み、靖国神社参拝や秘密保護法から、参院選で注目を集めた「日本共産党カクサン部」まで、今年話題になった出来事をふり返りました。
猪瀬直樹・東京都前知事が徳洲会からの裏金疑惑で辞任した問題では、白石氏が都議会で、東京電力病院売却と徳洲会からの資金提供との関係を追及した質問を映像で流しました。
七尾氏は「これ決定的。共産党のせい(追及による辞任)だと思います」と感心した様子。「都知事選では勝ちましょう」と語りかけ、小池氏は「(日本共産党は)都政刷新のため頑張ります」と決意 -
「戦争する国」へ 暴走に次ぐ暴走―靖国神社参拝 安倍首相 言い分成り立たず
2013-12-27 11:07就任から1年の節目となった26日、安倍晋三首相は日本とアジア・世界との間に大きな経済的・外交的な亀裂を生む靖国神社参拝の暴挙に打って出ました。「戦争する国」へとまい進する首相。参拝後の会見は、国際社会に通用しない侵略戦争の肯定・美化論で、歴史の事実の前におよそ耐えられません。(竹原東吾、中祖寅一)
「不戦の誓い」
侵略美化の宣伝センター
「二度と再び戦争の惨禍によって人びとの苦しむことのない時代をつくるとの決意を込めて『不戦の誓い』をいたしました」
安倍首相は参拝の意義をこう述べましたが、靖国神社は「不戦の誓い」にもっともふさわしくない場所です。
靖国神社は陸海軍が管理し、戦前・戦中、侵略戦争に国民を動員するための施設でした。戦後も日本の侵略戦争を「自存自衛」「アジア解放」の正義の戦争だったかのように肯定・美化する宣伝センターの役割を果たしてきた特殊な施設です。
安倍首相の靖国参拝 -
安倍首相の靖国参拝 歴史逆行の本性あらわ―志位委員長が談話
2013-12-27 11:04日本共産党の志位和夫委員長は26日、国会内で記者会見し、安倍晋三首相が靖国神社に参拝したことについて、次のように述べました。 一、靖国神社は、過去の日本軍国主義による侵略戦争を「自存自衛の正義のたたかい」「アジア解放の戦争」と美化し、宣伝することを存在意義とする特殊な施設です。この施設に首相が参拝することは、侵略戦争を肯定・美化する立場に自らの身をおくということを、世界に向かって宣言することにほかなりません。
第2次世界大戦後の国際秩序は、日独伊の3国がおこなった侵略戦争は不正不義のものとすることを共通の土台としています。首相の行為は、第2次世界大戦後の国際秩序に対する正面からの挑戦であって、断じて許すわけにはいかないものです。この行動によって首相の歴史逆行の本性があらわになったと思います。
一、(「外交的影響をどうみるか」との問いに)中国、韓国との関係を考えても、外交的な行き詰ま -
安倍首相靖国参拝―国際的孤立へと突進する暴挙
2013-12-27 11:00主張
安倍首相靖国参拝
国際的孤立へと突進する暴挙
安倍晋三首相が政権発足から1年を迎えた日に、日本の侵略戦争を肯定・賛美する靖国神社へ参拝したことを、きびしく糾弾します。首相としての靖国神社参拝は小泉純一郎氏以来というだけでなく、安倍首相はこの1年、日本がかつて侵略した中国や韓国と首脳会談を開くことさえできず、そうしたなか、国家安全保障会議(日本版NSC)や秘密保護法をつくり、集団的自衛権の行使をたくらむなど、軍備増強と戦争体制づくりを進めています。安倍首相の靖国神社参拝は、内外の批判を踏みにじり、「戦争する国」へ突進する暴挙というしかありません。
政権に復帰以来の執念
東京・九段にある靖国神社は、戦前は軍の管理で、日本の侵略戦争を「自存自衛の正義のたたかい」「アジア解放の戦争だった」と正当化する、特殊な施設です。日本の政府を代表する首相や閣僚が靖国神社を参拝するのは、そうした侵略戦 -
知事は不承認を―辺野古埋め立てるな 県庁包む1500人
2013-12-26 10:57沖縄緊迫 あす可否判断
沖縄県名護市辺野古(へのこ)への米軍新基地建設のための埋め立て申請の可否判断が27日に迫るなか、県議会野党会派や市民らが呼びかけた沖縄県庁包囲行動が25日昼に行われ、1500人超が参加しました。
「屈しない」「不承認!」。激しい雨の中、真っ赤なメッセージボードがいっせいに掲げられました。
参加者は次々とマイクを握り、仲井真弘多(なかいまひろかず)知事に「歴史に残る英断を」と不承認を求めました。
日本共産党県議団の渡久地(とぐち)修幹事長は、「平成の『銃剣とブルドーザー』が県民に襲いかかろうとしている。知事が政府の言いなりにならないよう、沖縄の世論を高めていこう」と訴えました。
辺野古で座り込みを続ける「ヘリ基地反対協」の安次富(あしとみ)浩共同代表は、「知事が沖縄振興策と引き換えに基地を認めれば、私たちは本当に『ゆすり・たかりの名人』になってしまう」と危 -
安倍政権1年―暴走の一つ一つが破綻深める
2013-12-26 10:54主張
安倍政権1年
暴走の一つ一つが破綻深める
「内閣支持率急落47%」(共同通信、「東京」など)、「安倍内閣支持率50%に下がる」(NHK)、「内閣支持9%下落55%」(「読売」)、「内閣支持急落、最低の47%」(時事通信)―安倍晋三政権が臨時国会で秘密保護法の成立を強行した直後、メディアが伝えた世論調査の結果です。顕著なのは内閣支持率の低下で、いくつかの調査では50%を割り込みました。北海道、福島、沖縄では、「不支持」が「支持」を上回ります。昨年末の総選挙結果を受け第2次安倍政権が発足して26日で1年。安倍政権の暴走が、矛盾と破綻を深めさせています。
国民との矛盾あらわに
政権に復帰していらい、「強い経済を取り戻す」「経済の再生が最優先」と繰り返した安倍首相が、まず打ち出したのが、大胆な金融緩和と機動的な財政出動、規制緩和による「アベノミクス」でした。首相はそのために日銀総裁を事実 -
銃弾提供「絶対許されぬ」―市田書記局長が記者会見
2013-12-25 10:47日本共産党の市田忠義書記局長は24日、党本部で記者会見し、日本政府が国連南スーダン派遣団(UNMISS)に参加している韓国軍に陸上自衛隊の小銃弾1万発を提供したことについて、「『積極的平和主義』の名のもとでの自衛隊の海外派兵、海外で戦争できる国づくりへの危険な一歩をふみだしたものであり、絶対に許されない」と述べました。
市田氏は、政府の姿勢について「日本の自衛隊が、歴史のうえで、武器弾薬を外国の軍隊に提供するのは初めてで、極めて重大だ」と指摘。17日に閣議決定した「国家安全保障戦略の中で、武器輸出三原則そのものをなくしてしまおうとする動きの先取りだ」と強調しました。
そのうえで「これまでの政府答弁は『国際機関からの要請があっても武器・弾薬は提供しない』というものだった。その一線を踏み越えるわけであり、官房長官の談話だけで済ませることは許されない。閉会中審査も含め、国会できちんとした議 -
政府予算案の決定―消費税は「安倍暴走」の財源か
2013-12-25 10:43主張
政府予算案の決定
消費税は「安倍暴走」の財源か
17年ぶりとなる消費税率引き上げを盛り込んだ2014年度予算案を、安倍晋三内閣が決定しました。来年4月に消費税率を5%から8%に引き上げて国民から約8兆円もの所得を奪っておきながら、その増えた分の財源をつぎ込む対象は、もっぱら軍事費と公共事業費ばかりです。対照的に福祉・教育予算は国民に痛みを強いる内容がぎっしりです。過去最大の消費税増税の道理のなさが、ますます浮き彫りになっています。
「戦争する国」へ具体化
14年度予算案は過去最大の95兆8823億円、先に閣議決定した13年度補正予算案とあわせると101兆円以上にも達します。今回の税率引き上げによって初めて消費税収が所得税収を上回りました。法人税収の1・5倍の規模です。所得の低い人ほど打撃となる逆進性の強い消費税頼みの異常な税収構造が鮮明です。
重大なのは、消費税増税で拡大した財 -
安倍暴走予算 生活を破壊―2014年度政府案 消費税増税、大企業に減税
2013-12-25 10:39軍事費2.8%増 社会保障切り捨て
安倍晋三内閣は24日、2014年度政府予算案を閣議決定しました。国の基本的な予算規模を示す一般会計の総額は、13年度当初比3・5%増の95兆8823億円と過去最大になりました。政府は14年度予算案を、今月上旬に決めた13年度補正予算案と一体のものと位置づけており、両方を合わせた歳出規模は101兆円を超えます。日本共産党の市田忠義書記局長は同日、「『大企業栄えて民滅ぶ』『暮らしを犠牲に戦争する国へ』という安倍内閣の暴走を象徴する予算案」とする談話を発表しました。
国民に犠牲を押し付け、大企業に奉仕する“安倍暴走予算”の特徴はまず、税収にあらわれています。消費税率を来年4月から8%に引き上げます。国民の負担増は8兆円にのぼります。一方、大企業に対しては、復興特別法人税を1年前倒しして廃止。1兆円の負担減を見込んでいます。
歳出では、命と暮らしを支える予 -
介護見直し意見書―不信と不安を高めるだけだ
2013-12-24 11:27主張
介護見直し意見書
不信と不安を高めるだけだ
厚生労働省の社会保障審議会介護保険部会が、介護保険制度見直しの意見書を了承しました。来年の通常国会に意見書にもとづく法案が提出されます。介護保険への公費支出の抑制・削減と利用者負担増を露骨に打ち出しています。部会でも委員から反対意見が出たのに、それを押し切っての了承です。高齢者、家族、介護関係者をはじめ地方自治体からも反対・異論が相次いでいます。国民の声を受け止めず強引に意見書をまとめたことは、まったく不当です。意見書は撤回し、安心の介護保険制度に再生・拡充すべきです。
制度の根幹を揺るがす
意見書は、2000年に導入された介護保険のあり方を大きく変える方針を次々盛り込みました。
大きな問題の一つは、「要支援1、2」の人が利用する訪問介護・通所介護のサービスを、市町村に“丸投げ”し、国の責任で行うサービス対象から除外することです。
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