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  • 2024年3月23日号:ニュースに一言

    2024-03-23 17:14  
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    ●3月16日、東京と金沢を結ぶ北陸新幹線が敦賀へ延伸し、東京から福井まで乗り換えなしで行けるようになりました。初めて新幹線が通ることになった福井県の喜びはすさまじく、地元の福井新聞は東京へ向けた一番列車が敦賀駅を6時11分に発車するとすぐさま「今、一番列車が敦賀駅を出発しました」と“号外”を発行し、さらにその後も「今、越前たけふ駅をでました」、「今、福井駅をでました」と芦原温泉駅までの県内各駅を通る度にそのつど二段、三段と追加発行するはしゃぎぶりでした。
    今回の延伸により、今まで福井県民は金沢まで在来線で行き、そこから新幹線に乗り換えて東京に向かっていたものが乗り換えなしの一本になったのですから時間短縮も含めすこぶる便利になります。しかし、それとは逆に福井から大阪に向かう場合、特急サンダーバードで直通だったものが、新幹線が敦賀まで延びたことによりサンダーバードの終点は敦賀駅になり、そこで必ず乗り換えなければならなくなり延伸の恩恵はほとんどないどころか不便になったとさえ感じます。
    進学や就職でふるさとを後にするとき、いままで北陸地方からは首都圏とおなじくらい近畿圏にも人が流れていましたが、今回の延伸による時間短縮で今後ますます首都圏一極集中にならないか心配です。
    明治時代に新潟県が人口日本一だったことがあります。これは主な産業が農業だった時代に、現代でもコメどころとして知られる新潟県にはそれだけの人口を食わす食料とそれを作る豊かな土地があり、またなりより多くの稲作の仕事があったからです。それが日本の近代化が進むとともに工業が盛んになり東京や大阪など太平洋側の人口が増えるようになりました。要するに仕事のあるところに人は集まるのです。
    そして今では東京、神奈川、埼玉、千葉のたった4都県で構成されえる東京圏に日本の総人口の3分の1が集中する事態となり、その結果、新築マンションの平均価格が8100万(東京23区に限れば1億1400万超)まで高騰しているのですから困ったものです。これでは日本人でありながら日本にマイホームを持つこともできません。交通網や通信網の発達により国土はどんどん小さくなっていますが、そこに住む人々の幸福度を含めた格差は大きくなるばかりです。
     
     
    ●琉球大学が2月25日に実施した一般選抜(前期日程)で、入試の実施ミスがあったというニュースがありました。入試のミスというと答えが2つ、あるいはない問いがあったなどの出題ミスがほとんどですが、今回は「欠席者を誤って合格扱いにした」なのですから笑ってしまいます。
    受験生は「自分ではよく出来たつもりだけど大丈夫だろうか」「ぜんぜん出来なかったからダメだろう」など合格発表まで不安な日々を過ごすものですが、試験を受けていなければ100%受かることはありません。そこに「おめでとう、合格です」の通知が舞い込むのですから???以外のなにものでもありません。
    琉大によりますと、受験生はそれぞれ受験番号と同じ番号が記された座席に座らなければならないところ、出席した受験者は別の席に間違えて座ってしまい試験用紙にもその座席番号を記入したことにより本来いない受験生が受けたことになってしまったようです。
    試験監督者は受験番号と顔写真は確認したものの席番号との照合はしておらず、その席に本来座るはずの受験生も欠席したためミスに気づけなかったといいますからお粗末なことこの上ありません。過去には現役東大生や娘のためにと女装した父親が代わりに受ける“替え玉受験”がありました。しかし、そんな危険を冒さなくても「出願を2つして当日に席を入れ替わるこの方法を使えばバレなかった」と今頃くやしがっていることでしょう。
    今回は欠席者側から合格通知書が届いたとの連絡があったことから発覚しましたが、それがなければ無試験で合格という前代未聞の事態になっていました。いや、公になっていないだけで「あれ、欠席したのに合格してる」と何食わぬ顔をして入学している学生は既にいるのかもしれません。
     
     
    ●「島耕作」さんが佐賀県の副知事に就任したことに対し、県議が「議会の同意を得ずに副知事に就任している」と糾したというニュースがありました。
    地方自治法162条は「副知事は議会の同意を得て選任する」と定めています。これは知事が勝手に副知事を決め、タッグを組んでやりたい放題するのを防ぐためで、今回の件を議会として看過できないというのは当然です。
    しかし、この島耕作さんがあの人気漫画「島耕作」シリーズの島耕作となれば話は別です。「島耕作」シリーズは1983年に「課長島耕作」として連載が始まり、部長から取締役、社長、会長まで順調に出世し、その後の相談役、社外取締役までのサラリーマン人生を描いたものです。そんな島さんに情報発信プロジェクト「サガプライズ!」の一環として、退職後にスポーツビジネスに携わった彼の手腕に着目した佐賀県が白羽の矢を立てたのです。
    県では2023年11月から島副知事の執務室を県庁に開設し一般公開していました。要するに「島耕作副知事」は広報活動における企画物上のもので、実際に彼が県政に携わるものではなかったのです。そもそも島耕作は実在の人物でないので携わりようがありません。それに対し「議会を軽視している」と本気で噛み付くのですから呆れます。
    県会議場での「議会の同意を得ずに島耕作が副知事に就任しているが、規定を無視して任命したのか」との怒りを帯びた質問に、「あくまで情報発信のプロモーション企画として考えている」と平然と答弁するやり取りを傍聴席の市民は「いったい何を見せられているんだ」としか思えなかったことでしょう。
    こんな漫画よりも面白いことを現実の、それも厳粛であるべき議会でやられては「島耕作」作者の弘兼憲史さんは立つ瀬がありません。
     
     
    ●高知市の山中にある崖っぷちでゴトゴト揺れるのに決して落ちないことから「受験生の聖地」と呼ばれた巨石を動かなくしたとして、関東の大学生6人が高知簡易裁判所から器物損壊罪で罰金刑をうけたというニュースがありました。
    この石は6トンほどの重さがあるにもかかわらず手で押すと揺れるのです。しかし、どんなに頑張っても決して崖からころげ落ちない不思議な石で、地元の人が注連縄を巻き「ゴトゴト石」と呼んでちょっとした観光名所にもなっていました。
    そんな石を男5人、女1人の大学生が「それなら俺たちで落としてやろう」と2022年11月26日朝にレンタカーを借りてわざわざ東京から駆けつけたというのですから呆れます。夜になってようやく現地に到着し、早速“作業”を開始しましたが全員で力いっぱい石を押しても噂どおり石は落ちません。道具がなければとても無理と察した彼らはホームセンターで荷絞めベルトやハンマーを買い込み再び挑戦しますがやはりうまくいきません。
    そうこうするうちに石の向きが変わり、まったくゴトゴト動かなくなってしまいました。そこで今度は車用品販売店でジャッキを買って山中に戻りましたが、それでも石は微動だにせず、遂にはジャッキが壊れてしまい万事休すです。そして27日夕方まで20時間近く現場周辺にいて疲れ果てて道具を放置したまま帰ったといいますから、なんともご苦労なことです。
    学生たちにとってはただの“青春の思い出”なのかもしれませんが、そんな状態で放置された地元は堪ったものではありません。「ゴトゴト石」をふつうの「石」にされた現地民の怒りはすさまじく、500人の署名で学生たちを刑事告訴し今回の罰金刑となったのです。
    過疎化が進む場所に住む人にとっては藁にもすがる想いの観光資源だっただけに学生たちの面白半分の軽率な行動はいただけません。自然が作った不思議な「ゴトゴト石」。今後なんとか手を加えて元通り動くようになったところで、それはもう人間の造形物に過ぎません。大学生たちは自分たちのしでかしたことの重大さをしっかりと心に刻まなければいけません。
     
     
    ●北海道の同性カップル3組が「同性婚を認めないのはおかしい」と国に対し1人100万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が行なわれ、札幌高等裁判所は同性カップルの結婚を認めない民法などの規定は憲法第24条、14条に反し違憲だという判断を下しました。
    憲法第24条には「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し」とあります。両性とは言うまでもなく「男性」と「女性」の2つの性のことです。その組み合わせのカップルなら誰にも邪魔されることなく結婚できるというのを、今回の裁判長は「当事者の自由意思で婚姻するために『両性』と表現した。制定当時は同性婚を想定していなくても、現在では性的指向や同性婚の自由も十分に尊重すべきだ」としたのですから驚くべき拡大解釈です。
    また14条の「すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」を盾に「同性のカップルを差別してはいけない」となると、もう日本の司法は“言ったもの勝ち”を認めると宣言したのも同然です。これでは「15歳同士の結婚を認めないのは差別だ」「親子、兄妹で結婚させろ」「愛してやまない愛犬と結婚したい」すべて認めなくてはならなくなります。
    現行の法律で結婚は「18歳以上の両性(男女)の合意により婚姻し、新たに1つの戸籍を作るもの」と規定されています。これは社会的、経済的に責任をとれる年齢の男女が結婚し国の未来をつくる子供をもうけ、その籍の中で養育するという、いたって合理的なものです。それをごく一部の人たちのために変えたのでは全体の秩序が乱れるばかりです。
    わたしは「少数者を排除しろ」と言っているのではなく、またその権利も認めるべきだとは思います。彼らは「婚姻」しなければ不都合、不利益が多いと言います。ならば結婚という形にとらわれることなく、それを改善すればいいだけでしょう。実際、すでに内縁(事実婚)の妻にも旦那の遺族年金は支給されるようになっていますし、パートナーシップ制度を導入する自治体も増えています。そもそも“家族”になるには養子縁組制度もあります。結婚はあくまで両性(男女)の合意によるもので、それ以上でも以下でもありません。
    人は誰にも自由に幸福になる権利がありますが、自分が社会を構成する一員であることを忘れてはいけません。そしてその社会には全体が幸福になるためのルールがあるのです。

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  • 2024年3月15日号:ニュースに一言

    2024-03-15 23:37  
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    ●2015年6月、新横浜-小田原間を走行していた東京発新大阪行き東海道新幹線「のぞみ225号」の先頭車両で71歳の男がガソリンをかぶって自身のからだにライターで火をつける焼身自殺を図り、男とその巻き添えを食った乗客の女性が死亡し、ほかに乗客26名と乗務員2名の計28人が煙を吸うなどして重軽傷を負う事件が発生しました。
    また、2018年6月には同じく新横浜-小田原間を走行中の「のぞみ265号」の12号車で当時22歳の男が旅客3人を鉈で切りつけて1人を殺害し、2人に重傷を負わせる事件が発生しています。
    安全、安心であるはずの新幹線内で起きたこれらの事件を受け、JR東海はそれまで車掌や鉄道警察が担当していた車内巡回を強化するため“警備員”の乗り込みを決定し、現在ではすべての列車に警乗するようになっています。
    わたしは毎週のように東海道新幹線を利用し東上していますが、新大阪から東京までの2時間半に車内で数回は警備員に出会います。彼らの制服姿は犯罪を企んでいる者には恐怖心を、善良な乗客には安心感を与え犯罪抑止に寄与するものですが、その警備員が自ら犯罪をしでかしたというとんでもないニュースがありました。
    2月下旬、新幹線に乗っていた20代の女性客から「乗務員に体を触られたような気がするので確認してほしい」と申し出があり車内の防犯カメラなどを調査したところ、なんと巡回中の25歳の男性警備員が寝ている女性の上半身を故意に触っていたというのです。乗客は彼ら警備員に守られていると思っているから安心して寝ているのです。その信頼を裏切る行為は絶対に許すことはできません。
    この男性警備員は調査に対し「わいせつ目的だった。周りに人があまりいなければ大丈夫だろうという認識でやっていた。去年の夏ごろから同じ行為を繰り返していた」と話しており、男の警乗の目的が犯罪を防ぐためでなく“獲物を探すため”だったとは呆れてものが言えません。警備会社は男を即刻解雇しましたが失った信頼はそうそう取り戻せないでしょう。
    わたしも車内ではよく寝ていますが、知らないうちにいままで何回も“触られていた”と思うと恐怖で身体が震えます。
     
     
    ●『夫婦喧嘩は犬も食わない』といいますが、犬なら「いらん」で済むものも警察は通報されたら「知らん」と言えませんので大変です。
    札幌市豊平区で、それぞれ髪をつかんだり包丁を示したりしたどちらも20代の夫婦が暴行と暴力処罰法違反の疑い逮捕されたというニュースがありました。午前10時半ごろ、酒を飲んで朝帰りした夫が妻にちょっかいを出したことで口論になり夫は妻の髪をつかみました。怒った妻は「夫に髪を引っ張られた」と110番通報した後、夫に包丁を示して「何かしたら正当防衛だからね」などと言い放つのですからすこぶる気の強い嫁はんです。
    それを見た夫も負けていません。妻の通報の2分後に今度は「妻に包丁を向けられている」と再度通報するのですから、電話を受けた警官も「なんじゃ、この夫婦は」と呆れたことでしょう。
    2人の通報によりほどなく駆け付けた警察官がその場で夫婦を逮捕しましたが、調べに対し夫は「妻の髪をつかんで、引っ張ったことは間違いない」。妻も「包丁が夫の方に向いていたことは間違いない」などと話しどちらも素直に容疑を認めているということで、まったくもって何がしたかったのかわからないとんだお騒がせ夫婦です。
    この夫婦をめぐっては、おととしにも妻から「夫に暴力をふるわれている」という相談があったそうで警察は引き続き捜査していますが、離婚することもなく未だに夫婦でいる2人っていったい仲がいいのか悪いのか。そんなことで仕事を増やされる警察は堪ったものではありません。
    “イヌ”と比喩される警察官もこの時ばかりは本気で「わたしも“知らん”で逃げられる犬になりたい」と思ったことでしょう。
     
     
    ●「DRAGON BALL」や「Dr.スランプ」などの名作を生みだした漫画家の鳥山明さんが、3月1日に68歳で亡くなりました。彼はわたしも含めた昭和30年度生まれの同い年のホープでした。漫画はもちろんゲーム「ドラゴンクエスト(ドラクエ)」の大ヒットもあり、世界中でもっとも有名な日本人の1人でもあった彼のご冥福を祈ります。
    そんな鳥山明さんの“ニセ”イラストやサインがインターネット上のオークションサイトやフリマアプリで多く販売されているというニュースがありました。出品者はテレビが連日彼の特集を組んでいる「今なら売れる!」と考えたのかもしれませんが、このタイミングでこのニュースを聞くなんて彼の功績を想うとあまりにも悲し過ぎます。中には実際に数万円で販売されたものもあるようで“火事場泥棒”にも似たやり口には怒りしかありません。ニセモノがもってのほかなのは言うまでもありませんが、仮に“本物”だったとしても鳥山さんが心を込めて描いたものを勝手に現金化するのは、明らかに彼に対する冒涜です。
    わたしもサインを求められることはありますが、出来る限り対応するように心がけています。その際にはその出会いがよい思い出になるよう、一言でも二言でも会話するようにし、書いたサインを終生大事にしてもらえることを願います。
    このように本当ならサインは求めてくれる人と対面でしたいものですが、全国すべての町に出向くことはできません。そのためあらかじめサインを記した“サイン本”を作ることがあります。書店に並ぶサイン本の文字は、もちろん印刷などではなく、これを手にした読者が喜んでくれる顔を想像しながら一冊一冊丁寧に直筆でサインしています(ちなみにサイン本だからといって価格が割り増しになることはありません)。
    直筆サインの証明について特許を持ち筆跡鑑定も行う専門家は今回ネット上にあがった鳥山さんのイラストやサインに対し、「一見したところ偽サインしかない。偽物は本物をコピーしたり上からトレースして簡単に作れるので注意が必要。特に鳥山明さんのサインはひらがなだけなので難易度は低い」「サインをもらった時のエピソードなどが書いてあるものもあるが、エピソードはウソをつける」と一刀両断しています。
    そりゃそうでしょう。なぜならもう二度と新たにサインをもらうことができないのですから、本物なら誰も手放すわけがありません。
     
     
    ●悪質な交通違反を繰り返す「自転車乗り」に対応する道路交通法の改正案が3月5日、閣議決定されたというニュースがありました。
    この改正案の目玉は自転車による交通違反への反則金制度導入で、成立すれば「スマホを使いながらのながら運転」「信号無視」「右車線の逆走」などの悪質な違反に「青切符(反則金納付)」が切れるようになります。現行の「赤切符(刑事処分)」による違反処理は、取り締まり現場で長時間の手続きが必要、後日出頭が必要、さらに前科が付くなど違反者とトラブルになりかねないことが多く「ハイ、違反!」というわけにはいきませんでしたが「青切符」では反則金さえ払えば終わりという手軽さで簡単に「ハイ、違反!」ができるとしています。
    気になる反則金の額は〇指定場所一時不停止:5000円、〇信号無視:6000円、〇携帯電話などの使用:1万2000円などどれもそれなりの金額です。さらに反則金が納付されなかった場合、刑事処分として手続きされ起訴された場合は裁判に発展し懲役・罰金などが科せられ前科がつくことになりますので遵法意識はあきらかに高まるでしょう。
    しかしそれも取り締まりが的確に運用されたらの話です。一部報道によりますと、取り締まりは警察官の警告に従わずに違反行為を続けた場合や、事故につながりかねない交通の危険を生じさせた場合とされています。すなわち一方通行を逆行して警官に見つかっても「コラ!」の声に対しすぐに自転車を降りれば、スマホのながら運転を見つかっても「コラ!」の声に対しすぐにポケットにしまえば切符を切られない可能性があるようなのです。これでは違反があれば有無を言わさず即摘発される自動車のドライバーと大きな違いで「謝れば大丈夫」の規則に果たしてどれだけの効力があるのか疑問です。
    そもそも運転免許の不要な自転車でどうやって本人確認するのでしょうか。その場しのぎの適当な住所と名前で切符を切られ、そのあとは知らんぷりなんてことにならないか心配です。傍若無人な自転車乗りが増えている昨今法改正は大いに結構ですが、誰もが「絶対に守らなければ」と考えるようなものでなければ改正の意味がありません。
     
     
    ●新幹線の車内で、車掌の顔を殴ってケガをさせた男が逮捕されたというニュースがありました。
    傷害の疑いで現行犯逮捕されたこの50歳の自称無職男は午後2時45分ごろ、広島駅から福山駅の間を走行していた山陽新幹線博多発東京行き「のぞみ32号」の車内で40歳の車掌の顔を殴って前歯を折るケガをさせていたのです。通報を受け駆けつけた警察官がJR福山駅構内で男を現行犯逮捕しましたが、こんな“ならず者”さえ乗車拒否できない公共交通機関の従業員は大変です。
    暴力行為に“良い”ものがないのは当然だとして、わたしが最も許せないのは男の殴った相手が『女性』車掌だったことです。百歩も千歩も譲って相手が男性だったのなら、理由のいかんによっては酌量の余地があるかもしれませんが、男が女に手を挙げた時点で「男が悪い」が決定です。なぜなら女性は男性より“弱い”からです。こう言うと「レスリングの霊長類最強女子や柔道のヤワラちゃんは男性より強い」なんて反論する人が必ずでてきますが、それはあくまでも例外であってわたしは一般論として言っているのです。
    すると今度は「女は男より弱いと決めつける百田は差別主義者だ」と来るのですから辟易します。誰が何と言おうと、LGBT理解増進法が成立しようと生物としてオスがメスより大きく力が強いのは不変です。それを「平等」という言葉でまやかしていたのでは本質を見誤ります。男性と女性は平等ではあるが同等ではありません。にもかかわらず「なにもかも同じ」とするから無理が生じるのです。
    それにしても、今回の男は車掌が男性でも殴っていたのでしょうか。もし相手が女性だったからだとしたらこの男は男の風上にも置けないクズ中のクズです。

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  • 2024年3月8日号:ニュースに一言

    2024-03-08 18:21  
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    ●2023年12月、長野県軽井沢町で電動キックボードに乗っていて大型バスと衝突して死亡した当時39歳の女性が、無免許運転と信号無視、ノーヘルメットの道路交通法違反の疑いで被疑者死亡のまま書類送検されたというニュースがありました。
    この事故は信号機がある丁字路交差点で、電動キックボードに乗っていた女性が信号機が赤なのに交差点に進入して左折しようとし、直進してきた大型バスと衝突し死亡したものです。その後の調ベで女性の電動キックボードは、最高時速が20キロを超える「一般原動機付自転車」に区分され、運転免許がなければ公道を走ることができないのにもかかわらず、女性は運転免許を持っていなかったことが分かっています。すなわちこの女性は無免許の上に、信号無視までしていたのです。こんな無法者に突撃されたバスの運転手は災難でしかありません。
    交通事故の場合、一般的に歩行者と自転車なら自転車、自転車とバイクならバイク、バイクと乗用車なら乗用車、乗用車と大型バスなら大型バスと、大きいほうの責任割合が高くなります。これは破壊力の強いほうがより気をつけないといけないからと一見合理的なようですが、それも時と場合によります。今回のように一方的な法令違反の場合にまでそれを持ち出し、なんら落ち度がないにもかかわらず“バス”というだけで責任を押し付けられたのでは堪ったものではありません。
    その意味では女性の落ち度のみを明確に認めた今回の処分の意義は大きいでしょう。このニュースを見て“平気で信号無視を繰り返す自転車乗り”が減れば幸いです。電動キックボードは2023年7月の道路交通法の改正で、免許所持とヘルメット着用が必須だったものが最高速度によって「免許が必要、不要」「ヘルメットが必要、不要」に分けられました。しかし、電動キックボードはスピードが出ないから安全というわけにはいきません。なぜならこの乗り物には小さな2つの車輪しか付いていないからです。自転車やバイクもそうですが、2輪車はある程度のスピードを出すことによって安定して走行できるのです。スピード違反はダメだからといって不安定な状態でよろよろと路肩を走られたのでは周囲のドライバーは恐怖でしかありません。そんな危険な乗り物の規制を国はなぜ“緩和”したのでしょう。
    ソーラーパネルやEV自動車など“電気関係”のほとんどは今や「メイドイン中国」です。電動キックボードも御多分に洩れていません。まさかとは思いますが、親中派の連中が「自己の利益と引き換えに国民の安全を売り渡した」なんてことがあったらわたしは許しません。
     
     
    ●和歌山県警白浜署が自殺をしようと「三段壁」を訪れた乗客の命を救った地元の同じタクシー会社に勤務する2人のドライバーに感謝状を贈ったというニュースがありました。
    「三段壁」とは南紀白浜の観光名所で千畳敷の海岸にそそり立つ高さ50メートルほどの「そこから落ちたらひとたまりもない」と思われる断崖です。54歳の運転手は午前0時10分といいますから真夜中です。紀伊田辺駅から女性客を1人乗せました。女性は行き先を二転三転させた後「三段壁へ」と。
    こんな時間に「三段壁」なんてどう考えてもおかしいと感じた運転手が「『アレ』しにきたんか?」と聞くと女性は「うん」。(ちなみに『アレ』は阪神優勝でも“事件の謎解き”でもありません)そのただならぬ様子に「降ろすわけにはいかない」とタクシーを白浜署に横付けしました。
    また、別の68歳の運転手は午後5時40分頃、白浜駅で1人の女性客を乗せ「三段壁」に向かいましたが、観光客にしては荷物が小さなカバンだけ、そのうえ表情も暗かったことを不審に思い「誰かと待ち合わせですか?」「何しに行くの?」と話しかけたところ、女性は突然涙を流し始めたそうです。「このまま分かれたら彼女は・・・」と感じた運転手は110番通報し、駆けつけた警察官に後を託しました。
    どちらも運転手が「俺らの仕事は言われるままに客を運ぶだけ」と考えていたら違った結末を迎えていたかもしれません。感謝状を手に運転手さんは「素晴らしい白浜を自殺の名所にしたくなかった」と答えています。彼らの地元愛と仕事に対するプライドが最悪の結果を回避したのです。
    「俺が、俺が」と自己の欲望のためだけに頑張る“上級国民”のいやなニュースばかりを見せられる毎日ですが、市井の人たちは誇り高く、また他人に対するやさしさを忘れずに生きていると感じたニュースでした。
     
     
    ●大阪府八尾市の市立小学校1年生の女子児童が、遠足でお茶を買わせてもらえなかったために熱中症になったとして、両親らが市に慰謝料など220万円の損害賠償を求めて起こした裁判の第1回口頭弁論がありました。
    訴状などによりますと、遠足は令和4年5月末にあり、その中に往復で約2時間歩く行程があったそうです。それを見た母親は前日に体力面の不安から欠席したいと伝えましたが、担任教諭から「大丈夫です」と促されて参加を決めたそうです。担任も「せっかくみんな揃って行くのに参加しないとかわいそう」と思ったのでしょう。その際、母親は「300円を持たせますので水筒のお茶が足りない場合は買い与えてください」さらに「しんどいと言ったら迎えにいくので電話をください」と申し入れていました。
    しかし当日、女児が教諭に「お茶を買わせてください」と伝えても校長の判断で認めなかっただけでなく、めまいを覚えて「ママを呼んでください」と伝えても聞き入れなかったそうです。そして下校の際に迎えに行った母親が高熱に気づき、女児は救急搬送されて熱中症と診断されました。
    母親にしたら「あれだけお願いしていたのになぜ?」と思うのも当然です。女児側は学校側に「安全配慮義務違反があった」と訴えている一方、学校側は「様子を確認し体調に問題ないと判断した。児童に熱中症の症状が出た際は、飲料水を購入することを想定していた」と主張しています。しかし、現実に女児は熱中症で救急搬送されているのですから、学校側の言い分にはなんら説得力はありません。きっと学校は団体行動の最中に自動販売機で飲み物を買うことを1人に認めたら収拾がつかなくなると考えたのでしょう。でも、そうだとしたら暑い中の遠足なら担任が予備の飲み物を準備しておくなどしなければならなかったのです。
    小学校に入ってまだ2ヶ月の初めての遠足。この女児は身体が小さかったため母親は「周囲に迷惑をかけては」と不参加を申し入れました。それに対し、担任が参加を促したのが「自分のクラスから欠席者を出したくない」という子供第一でない自己保身からだったとしたら、そんな教師に子供は預けられません。なによりも、しんどいときに誰にも助けてもらえず辛い思いをした女児が今後、大人を信頼できなくなったとしたらそれだけで十分に教師失格です。
     
     
    ●中古車販売店の倉庫に侵入したとして、兵庫県警川西署に建造物侵入の疑いで住所不定無職の64歳の男が逮捕されたというニュースがありました。
    2月25日の午前2時半頃、この倉庫から白煙が上がっているのに気付いた近隣住民から119番通報があり消防と警察が出動しました。駆けつけた警察官が建物の中を確認すると、そこにあったのは1枚の“マイナンバーカード”です。これ以上身分を証明するものはないと警官がそれを手に待っていると、白煙の残る中に男がのこのこ帰ってきたのですから文字通り「飛んで火にいる夏の虫」です。
    調べに対し男は「昨年末から住んでいた」と素直に容疑を認めていますが、あまりの寒さに倉庫内で焚き火をしたのが運の尽きとなってしまいました。それにしても3ヶ月近くも住んでいたのはよほど居心地がよかったのでしょうが、勝手に入り込んで“住んでいます”とは恐れ入ります。まさかマイナンバーカードにこの倉庫の住所が書いてあったのでしょうか。どうせなら手書きでもそうしておけば捕まらなかったかもしれないのに。身分証明といえば運転免許証か健康保険証が定番でしたが、政府はそれに代わるものとして“マイナンバーカード”を猛プッシュしています。なるほど住所不定無職もこれさえあれば日本国民を証明できることが今回よくわかりました。
     
     
    ●アメリカ・バイデン大統領の飼い犬が大統領警護隊(シークレットサービス)隊員に次々と噛み付いていたというニュースがありました。ホワイトハウスで2021年12月から飼われていたこの犬は「コマンダー」という名の2歳のジャーマンシェパードで、分かっているだけでも1歳を越えた2022年10月以降に24件の“噛み付き事案”を起こしていました。そしてこの24件にはシークレットサービス以外のホワイトハウス職員などが関係する事案は含まれていないそうですので、実際の被害者はさらに多いことでしょう。
    ジャーマンシェパードといえば警察犬や盲導犬にも使われる賢い犬です。しかし、どんな優秀な犬でもしつけをしなければやりたい放題のわがままな犬に育ってしまいます。「コマンダー」は飼い主がアメリカ大統領ですから、さぞかし有能な訓練士がついていたでしょうに、なぜ(日本の野党でもないのに)誰彼なしに噛みつく犬になったのか不思議です。よほどのバカ犬だったのか、あるいはシークレットサービスを無能だと感じ「わたしがご主人様を守らなければ」と思う忠誠心の塊だったのか。そうだとしたら「コマンダー」(司令官)でありながら自ら敵陣に飛び込んでいくのですから見上げた心意気です。
    いずれにせよホワイトハウスに入るためにシークレットサービスにさらに「コマンダー」避けの警護隊が必要だなんて笑い話にもなりません。そんな「コマンダー」は“更正の見込みなし”ということになり、ついにホワイトハウスを追放され今は別の場所に移されたそうです。
    今年は秋に大統領選挙があります。バイデン氏も再選されなければホワイトハウスを追い出されることになります。大統領の肩書きがあれば周りの人たちすべてが“尻尾を振って”近づいてきますが、そんな人たちも大統領でなくなれば潮が引くように消えていきます。しかし、バイデンさん、なにも心配することはありません。なぜなら、そのときには「コマンダー」が本心から“尻尾を振って”再会を喜んでくれるでしょうから。
     
    ●札幌市円山動物園でオスとして飼育されていた1歳半になるライオンのクレイ「君」が、実はメスのクレイ「さん」だったことが分かったというニュースがありました。
    クレイは旭山動物園から譲り受けたメスのライオンのイトさんとオスメスのペアで展示しようと1歳を過ぎた2023年10月に愛媛県のとべ動物園から円山動物園にやってきました。しかし、1歳6か月を過ぎても同じ年齢のオスライオンで見られるようなタテガミの成長がなく、さらに排尿の様子などから本当はメスではないかとの疑いが生じたということです。そしてその後の血液による遺伝子検査で遂にメスと判定されてしまったのです。
    それにしても人間なら“チンチン”が付いているのは男、ないのは女とすぐに分かりますが、ライオンにはメスにもチンチンが付いているのでしょうか。あるいはある程度成長するとタテガミと同じようにオスだけにチンチンが生えてくるのでしょうか。動物園の飼育係や獣医ですら間違えるチンチンっていったいどんな形をしているのでしょうか。疑問は尽きません。
    今後、クレイは「メスに用はない」と元の愛媛県とべ動物園に戻されることになるそうですが、果たしてクレイは納得しているのか心配です。なぜなら外見が“メス”だからといってオスではないと決め付けるのは現代では認められないからです。肝心なのはクレイ自身の性自認で、今までオスとして育てられてきた“彼女”が「わたしはオスよ」と言えばタテガミがあろうとなかろうとオスなのです。さあLGBT推進者のみなさん出番です。人間の勝手で振り回される哀れなクレイになにとぞ力をお貸しください。
     
     
    ●名古屋市内の小学生が「同級生に93万円だましとられた」と訴えているというニュースがありました。この現在小学6年生の男子児童は、おととし11月~去年2月にかけて計8回にわたって3人の同級生から“投資話”を持ち掛けられ、あわせて約93万円支払ったというのです。
    被害を訴える父親によりますと、児童は3人からメダルを見せられ「このメダルは“純金製”。いま金のレートは1g9000円ぐらい。その価値が上がっていく一方だ」と言われ、このメダルを36万円で購入したそうです。しかし、実際は純金などではなく、名古屋港水族館で数百円で販売されているただの記念メダルでした。また、別の日には珍しい紙幣だといわれカナダの10ドル札(日本円で1200円ほど)も25万円で購入していました。
    このニュースを聞いて、まず驚くのは小学生がよく93万円もの大金を持っていたことです。この男子児童は、親戚にもらった祝い金やお年玉などを貯め、100万円以上を自宅で保管していたそうですが、それを同級生に「ぼくは自由に使える金を100万円もっている」と言ってしまったのですから大変です。話を聞いた3人が「よし、その金をもらおやないか」と相談し、騙すことを思いついたようです。
    大人の世界でも金持ちをねらう詐欺事件は多く発生しています。彼らは言葉巧みにもうけ話を持ち掛け“ケツの毛” までむしり取っていきます。それが小学校を舞台に行われたのですから驚きです。さらに騙した方は「いま金のレートは1g9000円ぐらい」と的確に金相場を把握する念の入れようですから、これはもう小学生の遊びというよりいっぱしの詐欺師です。同級生3人のうち一人の保護者は、「ことの大きさを知って、やってしまったことに深く親子一同反省している。被害にあわれた児童と親御さんには直接謝罪した。二度とないようお金に関する教育を今一度しっかりやっていきたい」と話しているように周りの大人はしっかりと事件を受け止めています。
    93万円という小学生にあるまじき金額が動いた事件ですが、ここはお金を返し徹底指導でいいのではと思います。新NISAも始まり国は盛んに“投資”を奨めていますが、今回の事件は被害者にとってこの上ない反面教師となったことでしょう。
     
     
    ●一攫千金と聞いて一番に思い浮かぶのはやはり“宝くじ”です。ギャンブル依存症が社会問題となる中、最近では1等が10億円なんてものまで売り出されているようで、これほどまでに射幸心を煽るものを国がお墨付きを与えて売っているのですから、見事なまでのマッチポンプぶりです。誰もが1等を夢見て購入するものの、実際に10億円を手にできることはほとんど(絶対と言っても良いほどの極めて低い確率)なく、末等でも当たれば御の字というのが現実です。
    そんな宝くじが大盤振る舞いをしたというニュースがありました。インターネット専用の宝くじ「クイックワン」で本来10本しかないはずの1等200万円が間違って20倍の200本で設定されてしまったのです。さらに2等の10万円も10倍の2000本と設定されたのですから、一気に当選確率はアップしました。その代わりと言っては何ですが、6等の200円は本来40万本なければならないところ、なんと10本しか設定できていなかったといいますから困ったものです。これでは1等200万円を当てるより6等200円を当てるほうが難しいのですから、笑ってしまいます。
    この失敗は購入者からの指摘で発覚したそうですが、買うくじが1等2等と連発したのか、あるいは10本に1本当たる6等が何枚買っても当たらなかったのか。多分後者だと思いますが、「せめて200円だけでも取り戻したい」と思う気持ちが不憫でなりません。競馬や競輪の“儲け”が雑所得として課税されるのに対し、宝くじの賞金は非課税です。10億円が丸々自分のものになるのですから「ギャンブルするなら宝くじ」と言いたい所ですが、ここには大きな落とし穴があります。それは競馬の配当還元率が75%なのに対し、宝くじは45%となんと半分以上がてら銭として取られているのです。すなわち売り上げが100億円として競馬は75億円を払い戻すのに、宝くじは45億円しか戻してくれないのです。こんな割の合わないギャンブルなんて「するだけ損」でしょう。しかし、ジャンボ宝くじの発売日には毎回長い行列ができます。購入者は「買わないと当たらないから」といいますが、わたしは68年生きてきて知り合いに1等当選者は1人もいません。
     
     
    ●木原防衛大臣が3月16日の北陸新幹線の金沢~敦賀間開業にあわせて、航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」が能登半島地震の被災者を激励するために石川、福井両県上空を展示飛行すると語りました。
    「ブルーインパルス」は1964年、2021年の2度の東京オリンピックで大空に5つの輪を描いたほか、2020年5月29日には、新型コロナウイルス感染症対策に当たる医療従事者に敬意と感謝の気持ちを伝えるため自衛隊中央病院など東京都内の上空を飛行するなど、いままでにも多くの人々を激励、そして感動させています。しかし、この試みに対し「もっと生きたお金の使い方考えたら?」「ブルーインパルスが飛んだら瓦礫は撤去できるの?水道は復旧するの?」「税金の無駄遣い、被災地にそのお金を回せば良い」などの批判がでているといいますから困ったものです。
    能登半島地震が発災して2カ月が経ちますが、いまだに避難所生活を強いられている人が多くいるのは事実です。しかし、今日現在瓦礫の下で救助を待っているのなら確かにブルーインパルスよりも救助ヘリの方がいいのでしょうが、いまは差し迫った危険はなく、すでに「いかに元の生活に戻るか」の段階に入っています。そんなときに空の上から激励されることに不満を抱く人なんているのでしょうか。2011年3月に東日本大震災が発生した時、テレビのすべてのチャンネルは震災報道一色となり民放からはCMすら消え日本中が自粛ムードに包まれました。当時、わたしが構成を担当していた「探偵!ナイトスクープ」も御多分に洩れず放送休止を余儀なくされました。この番組は「スクープ」といっても、報道番組ではなく実態はお笑い中心の娯楽番組です。24時間「おもろいこと」ばかりを考えて来たスタッフはいつ再開したらいいのか分からず不安な日々を過ごしていましたが、他局がまだ被災地の様子ばかりを伝えている中で「本当に放送していいのか」という葛藤はあったものの「こんなときにこそお笑いを」といち早く放送再開を決断しました。果たして被災地からのその反響は「久しぶりに腹の底から笑った」「明日への活力になった」など概ね好意的なものばかりでスタッフ一同は胸をなでおろすと共に笑いの力を再認識したものです。
    そもそも今回のブルーインパルス飛行を批判しているのは被災地の人たちなのでしょうか。わたしには批判者は安全な場所にいて「われこそ被災者の気持ちを代弁している」と自己満足に浸る偽善者か、あるいは国のすることはすべて気に入らない反権力主義者のどちらかとしか思えません。なによりも被災地で大活躍する自衛隊に感謝しない人はいません。その自衛隊のブルーインパルスが3月16日、空から被災地を激励するのです。これのどこにケチのつけようがあるのでしょうか。当日は多くの被災者が上空を見上げ笑顔で手を振ることでしょう。笑顔は復興の一番

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