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2016年4月の記事 8件

2013年の日記

 先日、パソコン内の古い原稿を整理していると、ちょうど三年前の「日記」が出てきました。  といっても、この日記、実は月刊誌「文藝春秋」から依頼されて書いたものです。たしか「月刊日記」というコーナーで、いろんな人が月替わりで、その月の日記を公開するというものです。私はふだんは日記など書きませんが、この時は「月刊日記」用に一ヵ月の日記を書き、それが「文藝春秋」に掲載されました。  今回、それを読み直すと、忘れていることも多く、「へえー、この時はこんなことしてたのか」と感慨深いものがありました。たった三年前でこうですから、十年前だと更に新鮮に感じたことでしょう。  その意味では、日記というのはすごくいいものだなと思います。何年か経って、古い日記を読み返すと、当時の様々な思い出がよみがえって、人生が膨らむような気がします。とくに人生の晩年に若き日の日記を読み返したりすると、青春の日々が目の前に現れてくるかもしれません。  そんなことを考えていると、今からでも日記をつけてみようかなと思うのですが、おそらく三日も続かないでしょう。  ブロマガの皆さんには、他人の日記など退屈なだけかもしれませんが、「小説家・放送作家の日常は、こうなっている」ということで、もしかしたら少しは興味を持ってもらえるかもしれません。 というわけで、今週と来週のブロマガで、百田尚樹の三年前の日記(2013年4月~5月)の日記を紹介します。今回は前篇(4月)です。  

百田尚樹のテレビでは伝えられない話

ベストラー作家・構成作家の百田尚樹が、仕事・政治・プライベート等、様々なジャンルについて語ります。このメルマガでは、「メインコーナー」と毎回その週に報じられたニュースを切る「ニュースに一言」の二部構成でお届けします。

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百田尚樹

1956年2月23日生まれ、大阪市東淀川区出身。 在学5年目で大学を中退した後は、放送作家の道へ進み、「探偵!ナイトスクープ」、「大発見!恐怖の法則」、「世界痛快伝説!!運命のダダダダーン!」(ABC)などの番組構成を手掛ける。2006年、50歳のとき『永遠の0』(太田出版・講談社)で小説家としてデビュー。2010年、『ボックス!』(太田出版・講談社)が映画化。2012年、『海賊と呼ばれた男』(講談社)で2013年の本屋大賞を獲得。2013年、『モンスター』(幻冬舎)、『永遠の0』が映画化。『永遠の0』は翌年、第38回日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめ8部門で最優秀賞受賞。

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