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熊本地震について
2016-04-22 07:00102pt「熊本地震について」
熊本市を中心とする九州の中央部で大きな地震が発生しました。被害に遭われた皆さまには心よりお見舞い申し上げますと共に、尊い命をおとされた方々のご冥福をお祈りいたします。
東日本大震災から5年、まだ復興途上にある地区も多い中での再びの大災害に言葉を失うばかりです。今回の地震の特徴は余震の多さです。それも余震というにはあまりにも規模の大きなものが頻発しています。
私は阪神淡路大震災を経験しました。幸いにも家屋の損壊等の被害はありませんでしたが、水道やガスのライフラインが断たれ、生活する上において非常に困難な状況が長く続きました。20年以上経った今でもあの時の激しい揺れの感覚は身体がはっきりと覚えています。
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4月22日号:ニュースに一言
2016-04-22 07:00102pt●和歌山市内のアパートの女性の部屋に無断で侵入したとして、大学生の男が逮捕されたというニュースがありました
どうせ盗みの目的で侵入し、物色中に見つかって捕まったのだろうと思いましたがそうではありませんでした。この男は女性の部屋でシャワーを浴びていたところを見つかったのです。まったく意味がわかりません。
ことの顛末はこうです。
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ある議員について
2016-04-15 09:45102pt2民主党の政調会長、山尾志桜里氏の言い訳に呆れかえっています。
落選期間中に、政治資金として地球を何周分も回るガソリン代を使い、それを指摘されると、「秘書が使った」と言い訳し、しかもその秘書は「外車に乗っていたから燃費が悪かった」と言い出す始末です。子供の言い訳か!とツッコミをいれたくなります。
それだけでもかなりひどいのに、調べていくと、ガソリン代以外にもびっくりすることが次々に現れました。
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4月15日号:ニュースに一言
2016-04-15 09:45102pt●高齢者の操作ミスや注意力低下による自動車事故が後を絶ちません。免許年齢に上限を設定すべきだとの議論も盛んに行なわれているようですが、現在のところは当事者の自主返納に頼るしかないのが実情です。
そんな中、兵庫県明石市の「市交通安全推進協議会」が4月から始めた取り組みが注目を集めています。
これは明石市在住の70歳以上の高齢者が運転免許証を自主返納すれば、5千円分の商品券とバスかタクシーの助成券などがもらえるようにしたものです。この取り組みの面白いところは、返納を勧めた人にも中学生以上なら千円のクオカード、小学生以下ならおもちゃなどを買える3千円の「こども商品券」の特典を用意しているところです。
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2013年の日記(2)
2016-04-08 09:30102pt今週も前週に引き続いて、2013年の「文藝春秋」に掲載された「月刊日記」の後半を紹介します。
たった二年前のことなのに、読み返して、ほとんど覚えていないことに驚きです。と同時に、毎日、やたらに飛び歩いているのだなあとあらためて思いました。今でも、週に一、二回は東京に出張していますし、多い時は四泊くらいしています。ちなみに来週は東京二泊、名古屋一泊、長野二泊の予定です。しかし、二年後にはすっかり忘れていることでしょう。
【百田尚樹の日記:2013年5月1日~17日】
●五月一日(水)
来月からPHP研究所発行の「Voice」という月刊誌に連載を開始するクラシックエッセイの原稿を書く(四百字詰め十二枚)。実はこの連載、二月までKKベストセラーズの「一個人」で二年近く連載していたのだが、事情があって中止となっていたのを「Voice」で復活連載することになったものだ。毎月、ぼくの偏愛するクラシックの名曲を解説風に綴るエッセイだが、第一回はバッハの「ゴルトベルク変奏曲」。ただ、連載再開は嬉しいが、残念なのが枚数は増えて原稿料が減ったことだ。
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4月8日号:ニュースに一言
2016-04-08 09:30102pt●すべての犯罪は憎むべきものであって、この人が犯すのなら仕方がない、なんてものはありません。その中でも「まさかあの人が」と思われる絶対にしてはいけない職業の方たちがいます。消防士が放火をしたり、自動車教習所指導員がスピード違反を繰り返したり、弁護士が詐欺をはたらくなどです。
滋賀県警守山署に大型スーパーで買い物客のカバンの中から財布を盗んだとして、55歳の女が逮捕されたというニュースがありました。それだけならよくあるただの窃盗事件ですが、この女は絶対に盗みをはたらいてはいけない人間だったのです。というのも彼女はこの大型スーパーの万引き警戒保安員、いわゆる万引きGメンだったのです。
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2013年の日記
2016-04-01 09:10102pt先日、パソコン内の古い原稿を整理していると、ちょうど三年前の「日記」が出てきました。
といっても、この日記、実は月刊誌「文藝春秋」から依頼されて書いたものです。たしか「月刊日記」というコーナーで、いろんな人が月替わりで、その月の日記を公開するというものです。私はふだんは日記など書きませんが、この時は「月刊日記」用に一ヵ月の日記を書き、それが「文藝春秋」に掲載されました。
今回、それを読み直すと、忘れていることも多く、「へえー、この時はこんなことしてたのか」と感慨深いものがありました。たった三年前でこうですから、十年前だと更に新鮮に感じたことでしょう。
その意味では、日記というのはすごくいいものだなと思います。何年か経って、古い日記を読み返すと、当時の様々な思い出がよみがえって、人生が膨らむような気がします。とくに人生の晩年に若き日の日記を読み返したりすると、青春の日々が目の前に現れてくるかもしれません。
そんなことを考えていると、今からでも日記をつけてみようかなと思うのですが、おそらく三日も続かないでしょう。
ブロマガの皆さんには、他人の日記など退屈なだけかもしれませんが、「小説家・放送作家の日常は、こうなっている」ということで、もしかしたら少しは興味を持ってもらえるかもしれません。
というわけで、今週と来週のブロマガで、百田尚樹の三年前の日記(2013年4月~5月)の日記を紹介します。今回は前篇(4月)です。
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4月1日号:ニュースに一言
2016-04-01 09:10102pt1●岐阜県土岐市のゴルフ場にシマウマが侵入し5時間以上にわたって大捕物が繰り広げられたというニュースがありました
これは愛知県の乗馬クラブから脱走したシマウマが国道363号を走っているところを通行人に発見され、通報を受けた警察のパトカーから逃れるためにゴルフ場に迷い込んだものです。
警察はゴルフ場入り口でパトカーを乗り捨て、そこからは乗用ゴルフカートでシマウマ捜索を開始しました。ほどなくして発見したシマウマを、今度は約20人の警察官らが一定の距離を保ちながら追跡する展開となりました。
なぜすぐに捕まえなかったのかというと、このシマウマは2歳のオスの若馬で体重は200キロもありました。シマウマのキック力は強烈で、一撃でライオンの顎をも砕く威力があり、もし頭でも蹴られたら、下手すれば即死です。それでむやみに手出しができなかったそうです。
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