• このエントリーをはてなブックマークに追加

2015年8月の記事 8件

8月28日号:ニュースに一言

●関西大学の付属高校・関大一高で今春の入試において試験前にも関わらず事実上の合格内定が出されていたことがわかりました。 これはこの高校を第一志望とする受験生がいる中学の進路指導担当者と高校側が「受験相談」と称し面談し、内申点やその他の資料により合格を内定し、中学側に伝えていたというものです。 内定を得た受験生も一応入学試験は受けたが全員が合格しました。その結果、合格者枠が小さくなり、内定者より580点満点の本試験で79点も高い得点を取った受験生も不合格となったということです。   私立大学や私立高校では付属の高校や中学があり、付属中学からは優先的に上の学校に行けるシステムが昔からあります。 多くの人が当然と思うシステムですが、私はある意味で「裏口入学」に近いものがあるのではないかという気がします。 私の出身校(といっても中退ですが)の同志社大学でも付属の高校から上がってきた学生たちがいました。彼らは一般の入試をくぐりぬけて入ってきた学生よりもアホでした(一般入試の学生もたいしたことはありませんでしたが)。 聞くところによると、現在の同志社大学は付属高校から上がってきた学生の方が多いということです。まあ、少子化でどこの大学も学生を確保するのに大変だから、早いうちに囲っておけということでしょう。   

8月28日号:マスコミの言論封殺

皆さん、こんにちは。百田尚樹です。   今週、囲碁の棋聖・名人・本因坊の三大タイトル保持者の井山裕太さんと対談しました。 井山さんは囲碁界に何十年に一度出るかどうかの天才棋士です。まだ26歳という若さですが、とてもそんな年齢には見えない風格と落ち着きを持った青年でした。対談のテーマはもちろん「囲碁」です。 私は今、「週刊文春」で『幻庵』(げんなん)という小説を連載しています。これは江戸の後期に「幻庵因碩」(げんなんいんせき)と呼ばれた実在の囲碁打ち(棋士)を主人公にした物語です。 現代はリーグ戦を勝ち抜いて、挑戦手合に勝てば名人になれますが、江戸時代は簡単になれるものではありませんでした。同時代に隔絶した強さを持った棋士だけが名人になれるのです。これは恐ろしく難しいことです。トーナメントに一度優勝したくらいではダメなのです。10年くらいナンバー1を続けて初めて認められるくらいの難易度です。そのために江戸時代260年間に名人はわずか8人しか生まれませんでした。 幻庵は大変な天才でしたが、同時代に本因坊丈和という化け物みたいな棋士がいたために、ついに名人になれなかった悲劇の棋士です。 ちなみに「名人」という言葉は、囲碁から生まれた言葉です。戦国時代、京都に本因坊日海という碁の非常に強い僧がいて、彼の碁に感心した織田信長が「名人」と呼んだことにより、この言葉が生まれたのです。信長は名物とか名品という意味で「名人」と言ったのでしょう。これ以来、様々なジャンルの達人を「名人」と呼ぶようになりました。   井山さんは『幻庵』を読んでくれていて、対談は大いに盛り上がりました。 囲碁というゲームの持つ不思議、魅力、怖さ、謎、といったものを語ってくれました。第一人者ならではの深い話をいくつも聞くことができました。対談を聞いていた文春のスタッフ(4人いました)も、井山名人の語りに感銘を受けていました。 この対談は、来月の「週刊文春」に載ります。興味のある方は是非、読んで下さい。   井山さんは9月4日から名人戦の挑戦手合7番勝負を打ちますが、スケジュールが合えば前夜祭にお邪魔して激励したいと思いましたが、名人戦の主催は私を目の敵にしている朝日新聞なのです。当日カツラでもつけて変装して行こうかなと思います(笑)。   *      *    *   今週、月刊誌「WiLL」に私が『大放言』について文章を寄稿しました。 本の宣伝が目的ではなく、現代のマスコミが「言葉狩りによる言論封殺」を行なっている状況を指摘したものです。 「WiLL」の編集部の許可を得て、転載させていただきます(少しカットしています)。 以下はその文章です。   

8月21日号:ゼロ戦について

皆さん、こんにちは。 恐ろしく暑かった夏もようやく終わりに近づいてきました。 小学生や中学生の頃は今時分になると、ああもう夏休みも終わりか、と寂しい思いをしていましたが、この年になるとそんなものはまったくありません。早く夏が終わって秋が来いと願うばかりです。 私のようなフリーランスは特に夏休みもありません。というか、そもそもふだんから休日という概念がありません。テレビの構成作家時代は休日だろうが祝日だろうが仕事でしたから、曜日の感覚はまるでありませんでした。 小説家になってみると、ある意味、24時間仕事みたいなところがあります。家でボーとしている時も、たいてい小説やその他の執筆のことを考えているからです。そして書ける時は起き上がってパソコンに向かいます。だから出張などでホテルにいる時が休みのときです。売れっ子作家になれば、ホテルや移動のときもノートパソコンで執筆しているのでしょうが、私は売れっ子ではないので、そこまではやりません。   さて先日、私が「マスコミやジャーナリストが文化人たちが百田尚樹をつぶそうと躍起になっています。ネガティブキャンペーンに命がけです。アホらしくなったので、小説家を引退します」とツイッターに書いたところ、早速ネットのニュースに「百田尚樹、引退」と書かれました。  

8月14日号:『大放言』発売その他

皆さん、こんにちは。 今週、12日、私の『大放言』が発売されました。 書店からの注文が殺到して発売前重版になったのですが、もし売れなかったらどうしようと内心ビクビクしていました。しかし出足は悪くないようで、ホッとしています。 現在ドワンゴに登録されておられる方で本をご希望の方にはもれなく『大放言』のサイン本を送らせて頂きます。また日邦レンタカーで登録されておられる方で9月からドワンゴに移られる方にも、ご希望された方にはお送りいたします。本の代金および送料はこちらで負担いたします。 ただ、発送業務を一括して行いたいので、本の発送は9月初めになります。少しお待たせしますが、ご容赦ください。   ツイッターにも書きましたが、発売と同時にアマゾンのレビューにアンチが大挙して最低レビューを書き込みました。気分はよくないですが、それだけ注目度が高い本と思って納得することにします(笑)。 参議院議員の有田芳生氏は正式発売前日に「書店で立ち読みした」と前置きして、同書の悪口をツイッターで書いていました。よほど気になって仕方がなかったのでしょう。 実は『大放言』には有田芳生氏のことも書いてあります。有田氏は「私について書かれたことはデマばかり」とツイートしていましたが、私は「デマだと言うなら、裁判所に訴えたらどうか」と書きました。 せっかくなので、有田氏のことを書いた部分をここで紹介しましょう。これは「第4章・我が炎上史」の中の「人間のクズ発言」についての部分です。    

8月7日号:「安倍政権支持者はナチス」と世界に発信した朝日新聞特別編集委員

皆様、こんにちは。 それにしても、毎日、暑いです! もうむちゃくちゃ暑いです! 私は作家なので、仕事のほとんどは室内ですが、外回りのお仕事をされておられる方は、本当に大変だと思います。とくに熱中症などは十分気を付けてください。熱中症対策には「水を飲む」のが効果的だそうです。あと「塩分」を取るのも重要と聞いています。 ところで、さきほど仕事のほとんどは室内と言いましたが。実は、先日、坂本竜馬の墓がある京都の護国神社でロケを行いました。時刻は午後2時過ぎから4時過ぎまで。最も暑い時間帯です。当日、京都は39度あったと後で聞きました。 ロケはスカパーの「DHCシアター」の終戦記念日特番です。青山繁治さんと大東亜戦争について熱く語り合いました。放送は8月15日と16日です。おそらくyoutubeでもアップされると思うので、是非、ご覧ください。 もう一つ、お知らせがあります。 来週12日、私の初めての新書『大放言』(新潮新書)が発売になります。 頭の悪い若者、無能な政治家、偽善者、反日ジャーナリストや文化人、売国マスコミなどに対して、百田尚樹が言いたい放題、文字通りの大放言です。 まさしく「炎上」間違いなしのとんでもない本です。朝日新聞なども堂々と批判しているので、おそらくまた思い切り叩かれるのは必至です。 普通、有名人の新書というのは、講演録やインタビューをアンカーと呼ばれる人が文章にまとめるのですが、『大放言』は、私の書き下ろしです。 メルマガの読者の方には、このメルマガに書いていることを本にしたのではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ラストの付録部分を除いては、すべて本書に初出の内容と文章です。 自分で言うのもなんですが、自信の本です。 事前にゲラを書店に配ったところ、読まれた書店員さんからは絶賛され、注文が殺到し、異例の発売前重版が決まりました。 読んでいただければ嬉しく思います。 もし『大放言』が売れたら、『大放言2』を書く予定です^^ さて、国会では「安保法制」の議論が熱いですが、朝日新聞をはじめとする左翼マスコミは、「戦争法案」というひどいレッテル貼りに夢中です。もはや公正なジャーナリズムを完全に逸脱し、何が何でも安倍政権を貶めようと必死です。 そんな中、朝日新聞の姿勢を象徴するような出来事がありました。 

8月7日号:ニュースに一言

●25日は和歌山毒物カレー事件から17年目となる日でした。この事件は1998年和歌山市園部地区の自治会が主催した夏祭りで、提供されたカレーを食べた67人が体調不良を訴え病院に搬送され、うち4人が死亡したものです。警察による捜査の結果、カレーライスに猛毒のヒ素が混入されていたことが判明し近くに住む主婦が逮捕されました。裁判の結果2009年5月18日に最高裁で死刑が確定しましたが主婦は無実を訴え現在再審を請求中です。 今回この欄で取り上げたのは事件そのものに対してではなく記事の最後の一行が気になったからです。そこにはこう書かれていました。 「地元の小学校では事件の影響で、今も給食の献立からカレーを外している」 たしかに事件直後は、カレーに対する恐怖感や拒絶反応はあったかもしれません。しかしあれからもう17年も経っているのです。もちろん、現在、地元の小学校に通う小学生たちは全員事件後生まれです。にもかかわらず、今も学校の給食のメニューにカレーが除かれているというのは驚きです。 この決定をしているのが学校側なのか保護者側なのかわかりませんが、カレーといえば全国どこの学校でも給食の好きな献立ランキングで常にベスト3にはいるといわれている人気メニューです。しかしこの町の小学生たちは学校の給食でカレーを食べることができないのです。 人に優しい配慮をするのは大切ですが、日本ではこういうとき、過剰に反応します。情けないことに、それが日本のお役所です。「もう17年も経ったから、カレーのメニューを復活させようではないか」と誰かが提案したりすれば、「では、批判が来たら、お前が責任を取るのか」と言い出す人間が必ず出てきます。で、結局、メニューの復活は消えるでしょう。 敢えて言いますが、カレーをメニューから消したのは、優しさでも何でもない、ただ批判が来るのを怖れた大人の事情にほかなりません。  

百田尚樹のテレビでは伝えられない話

ベストラー作家・構成作家の百田尚樹が、仕事・政治・プライベート等、様々なジャンルについて語ります。このメルマガでは、「メインコーナー」と毎回その週に報じられたニュースを切る「ニュースに一言」の二部構成でお届けします。

著者イメージ

百田尚樹

1956年2月23日生まれ、大阪市東淀川区出身。 在学5年目で大学を中退した後は、放送作家の道へ進み、「探偵!ナイトスクープ」、「大発見!恐怖の法則」、「世界痛快伝説!!運命のダダダダーン!」(ABC)などの番組構成を手掛ける。2006年、50歳のとき『永遠の0』(太田出版・講談社)で小説家としてデビュー。2010年、『ボックス!』(太田出版・講談社)が映画化。2012年、『海賊と呼ばれた男』(講談社)で2013年の本屋大賞を獲得。2013年、『モンスター』(幻冬舎)、『永遠の0』が映画化。『永遠の0』は翌年、第38回日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめ8部門で最優秀賞受賞。

http://n-hyakuta.com/
メール配信:ありサンプル記事更新頻度:不定期※メール配信はチャンネルの月額会員限定です

月別アーカイブ