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記事 21件
  • リトル日本 屋久島のエコに日本の未来を占う

    2014-03-18 00:00  
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     仕事で屋久島に来ています。 屋久島。すごいです。 まず島というにはでかいです。大きな4島を除くと10位以内に入ります。ちなみに本州は、4大陸を除くと世界で7番目に大きい島だそうです。 島面積の順位にびっくりしたわけではありません。離島とは思えない雄大さに圧倒されたのです。 とにかくびっくりしたのは、川の広さ。 
    (写真は同行の鈴木大輔さんに提供頂いています) 島なのにこんな大河が何本か流れているといて、ぼうっとしているとここが島であることを忘れてしまいそうです。さすが「屋久島では月に35日雨が降る」と言われることだけはあります。なんて豊かな。 さらにびっくりしたのは、高いところには雪が積もってるらしいが、それを見ることができないという、険しい自然。 屋久島は一番高いところが1936メートルと九州で一番高いそうです。高いところは日本の北の気候に似ていて、なので屋久島だけで日本の気候の大半をカバーしているそうです。 今日は紀元杉という木があるところまで車で行きましたが、下では車の中が暑くなってエアコンいれてたのに、紀元杉のところではコート着てました。そこには、うっすらと雪も見つけることもできました。
     そして、それよりは奥は路面凍結のため通行禁止。そこからも、中心部に雪が積もってるのを眺めることはできませんでした。ふもとからは手前の山々が邪魔をして見ることができません。 屋久杉自然館というところで、ゲームパッドで自分の視点を制御して屋久島をいろんな視点から眺められるアプリがありました。上空から見れば雪の積もる中心部が見られるのですが、ふもとに降りると見えなくなります。 

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  • 明日、電王戦にロボット登場。人間ではないけど、なにかの意識体として認識されるのか。

    2014-03-14 23:45  
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     明日、いよいよ将棋の電王戦です。一昨日衝撃的な発表がありました。 デンソー、「将棋電王戦」に1mmの誤差もなく指すロボットアームを提供 - PC Watch  明日から始まるプロ棋士対コンビュータの電王戦。前回の電王戦ではコンピュータの手は「三浦君」というヒューマンが指していましたが、なんと今回は日本が誇る世界一の自動車部品サプライヤーであるデンソーのロボットが指すというのです。 ほうと思ってチェスで調べてみたら、いろいろあるみたいです。たとえばこれ。 Exciting Chess2 - ROBOT Vs HUMAN(GM Grischuk):  YouTube ということで、世界的には目新しさはないのかもしれませんが、それでも、それは絵になって、世界中を駆け巡るんじゃないでしょうか。 それにしても明日楽しみですね。出張なのでどこかで一瞬見られるかどうか。 それにしてもどんな雰囲気になるのでしょうか。その記事の動画でも紹介されていますが、最初コンピュータと戦うことになった米長邦雄永世棋聖は、誰に代打させるかにすげーこだわってます。われ敗れたり―コンピュータ棋戦のすべてを語る の中にもその米長節がずいぶん丁寧に書かれています。 どんな雰囲気かと言われれば、すでにチェスでの動画を見ればある程度分かりますが、とはいえ、やはり将棋は将棋でまた違った感じになりそうです。プロ棋士がどんな表情で対戦するのか。 可能性としては、表情が豊かになるかもしれませんね。相手が人間だと表情や仕草も勝負に影響しますけど、相手がロボットならまったく気にする必要はありません。もちろんそれは今までの電王戦もそうですけど、向かいにロボットか人間かではまったく心理が変わりそうです。 ちなみに、子ども達に見せたら速攻「うるさい」と。……確かに。静かな機械は後どれくらいで実現するのでしょうか。 手によっては指すのに少し時間がかかるので、人間は少し考える時間が増えますね。ロボットが動き始めたら、その時点でプロの方はなんの手か分かる訳で。 人間が指した手はロボットが自分で見て判断するのか、今回は人間が入力してやるのかどっちなんでしょうね。上のチェスの動画では、チェスの盤や駒に細工がしてあって読み取れるようですが、明日はどうなるのでしょう。楽しみです。 電王戦では今まで人間とコンピュータの共創として行われていましたが、これからは、人間、コンピュータ、ロボット三者による共創になるんですね。 これにはとても興味深い問題を見つけられます。未来のロボットはどんな「意識体」として捉えられるようになるかという問題です。話し相手になってくれる人間を真似たロボットでもなく、ペットとしてのロボットでもなく、社会で新たな役割を担うロボットとしての意識体です。 例えば、お互いどうやって投了するんでしょうか。ロボットの方はどうするんでしょうか。後ろのオペレータが「あ、コンピュータ投了しました」って言うのはあまりに味気ないです。と視聴者が感じる時点で、人間はロボットに対してなにかしらの意識体としての振る舞いを期待していることになります。なんか諦めのモーションとかしてくれるでしょうか。 今の時点でもコンピュータに対して、人間から見るとなにかの意識を持っているように感じるかもしれません。今の時点でも、さっさと指したり長考したりするところは、ある種のバカ正直な表情があります。私たちはそのコンビュータの生々しい性格を存分に楽しんでいます。 一方、もし人間の方が仮に投了になったらどうでしょう。今回は恐らく立会人とか、人間に向かってするのではないかと思います。まだロボットにそこまで意識があるような感じではなさそうだと思うからです。 でも、たとえばロボットがすごい手を指した時に、棋士は思わずロボットの顔があるべき場所を見やってしまうかもしれません。その場合、それくらいにはロボットを意識体として認識しているのです。 このように棋士のささいな仕草を観察することで、棋士がどの程度ロボットを「人間ではないけど、なにかの意識体」として捉えているか見いだすことができるのです。 

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  • [S]じっくりアスリート、イチローの活躍

    2014-03-14 00:00  
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     木曜ですが昨日通常だったので、今回が気楽に書き始める短い記事[S]です。 イチローかっこいいです。 米メジャーの常識覆す 40歳の代走イチロー  :日本経済新聞 
     キャンプが始まって、10日ほど過ぎたころだろうか。日焼けしたイチローがTシャツ、ショーツ、ハイカットのシューズという姿でクラブハウスに入ってきた。
     それを見ていた米記者らが、つぶやくように言う。
     「あれが、40歳かよ!」
     もちろん、服装のことではなく、体のことだ。見事にシェイプされた体形は、服の上からでも容易に分かる。

     最近は海外で活躍するじっくりアスリートのニュースが続きましたね。 ちょっと前は、テニスのクルム伊達公子さん。 クルム伊達さん見たら、40も悪くないでしょ?   エベレスト登頂の三浦雄一郞さんはなんと80歳。 そしてソチオリンピックでは葛西選手。 葛西紀明が日本最年長メダリストに!でも…世界一は72歳だった! - NAVER まとめ  海外でもそれなりに評価されているようで鼻が高いです。 自分も40半ばですから、こういった選手の活躍はとても嬉しいです。ということで、いろいろよいしょしてみようと思います。 彼らは、ただ素晴らしい活躍をするだけでなく、みな、そのスポーツを心底楽しんでいるように見えます。もちろん実際には様々な苦労があるのでしょうが、いつ見ても「あぁこの人は本当に好きなんだな」と感動してしまいます。 こんな風に息の長い選手が活躍し人気があれば、ドーピング問題に一定の歯止めがかかると思います。若い選手たちが 

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  • 株式会社ドワンゴ人事部長の野々垣尚志さんが「就職受験料」を語る

    2014-03-12 21:30  
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     厚労省の行政指導騒ぎにまでなったドワンゴ就職受験料。 ドワンゴ就職受験料、厚労省が中止求め行政指導 : ネット&デジタル : YOMIURI ONLINE(読売新聞)  来春卒業予定の大学生らの採用を巡り、大手IT企業「ドワンゴ」(東京)が入社希望者から受験料を徴収する制度を導入した問題で、厚生労働省東京労働局が「新卒者の就職活動が制約される恐れがある」として、職業安定法に基づき、次の2016年春卒の採用から自主的に徴収をやめるよう行政指導をしていたことがわかった。
     最近はネットでエントリーできることから、競争率が何十倍にもなってしまい、応募者にも採用側にも負担が増しています。そこでドワンゴでは社会的な議論を促すためにも、首都圏の応募者に限り受験料を徴収する制度を採用しました。 この問題をめぐり、株式会社ドワンゴ人事部長の野々垣尚志さんが、ニコニコ生放送に初登場、「新卒採用市場の問題点」について語りました。 登場したチャンネルは、自民党チャンネル。CafeSta「キーパーソンに聞く!」という番組にゲストとして登場しました。 ナビゲータは、我らが地元、広島県福山市の新人衆議院議員 小林史明さん。私も一度お会いしたことあるんです。 小林さんは、元人事担当ということで、この問題に深い関心があり、ブログにも取り上げてます。 『2014年3月3日 ドワンゴの採用試験有料化 厚労省指導の前に根本解決を』 
    一部の有名企業に志望者が殺到。一方で目立たないBtoBの企業や、
    中小企業には志望者が集まらず、リクルートなどに支払う採用広報費だけが
    かさむ現実。


    こうしなければならない状況をつくりだしている現実をうけとめて
    根本解決に動くのが先ではないでしょうか。

     厚労省の行政指導なんて聞くと、「うわドワンゴやっちゃった、怒られてる」と感じてしまいますが、下記報道などを見ると、口頭での助言ということで、 ドワンゴ、「受験料制度」の行政指導報道に見解--「施策は成功している」 - 朝日新聞デジタル
     まあ、厚労省として何もアクションしないわけにはいかないけど、確かに根本的な問題があるのも確かだし、充分気をつけてね、みたいな感じで、口頭助言という落としどころを見つけたのではないでしょうか。バランスの取れた対応だったと思います。実際、生放送でも違法か合法かなんていう話題にはならなかったと思います。 ということで、元人事担当がナビゲータなだけあって、大変充実した内容でした。この制度は「未来の普通」になるのか、まず、特に印象に残った点を紹介します。 ・応募倍率は60倍、70倍にもなっている。本来であれば応募者全員に面接をしたいが、現状は到底無理。できればそういう方向に近づけたい。 ・就職受験料の構想は、代表の川上さんは3,4年前から持っていた模様。提案された時は野々垣さんを含め猛反対があった。小林さんが、人事は応募者が多いほど評価されるため減る施策は同意しにくいでしょうねと補足。技術からもいい人材が確保できないのではないかと反対があった。しかし、社会的な議論を喚起する上でもやってみようということに。 ・ドワンゴは多彩な人材を採用している。技術がある人、ガッツがある人、深い趣味がある人、いろいろ。そういう光るところがあれば、根暗でも、明るすぎてもかまわない。
     ・就職受験料によって、応募者は減ったが、質は上がった。本当に来たい人が来るようになり、 

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  • シリアの少女を我々自身は防げるのか

    2014-03-12 01:15  
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      “少女が失った日常”衝撃93秒、日常生活が紛争で一変した1年を表現。 | Narinari.com  ありふれたバースデイのシーンから始まりその一年後のバースデイまでの93秒。シリアの内戦に巻き込まれ、変わり果てた環境に追い込まれる少女。全く非現実的な映像と信じたいですが、それは現実に起こっていることです。 しかし、あまりにも想像を超えていてその映像以上にシリアに思いを巡らせることすら難しいのです。そこで、一つ図を作ってみました。
     外務省では渡航情報を公開しています。各国ごとに見ることができて、シリアは最高レベルの真っ赤な「退避勧告」で埋め尽くされていました。周辺国もいろいろ出ています。ただ、一度に見ることができないので、ちょっと、画像処理ソフトを使って周辺国の状況と合わせてみました。ついでに同じ縮尺の日本も隣に。 なんと日本の面積に匹敵する範囲で真っ赤や橙色の「渡航延期勧告」が出ています。日本にいる外国人に例えれば、東京で暴動が起こったから、ちょっと宇都宮に逃げとこうとか大阪に逃げとこうとかでなくて、日本中で暴動が起こってるから国外退避だという状況ということですよね。田舎までは分かりませんが、主要都市はすべて戦闘状態。なんという惨状。 そして、思いを巡らせるほど、もう一つ気になることがあります。冒頭の他愛のないバースデイのシーンは日本でも普通にあるシーン。つまり、日本だって、こうなっちゃうかもしれません。日本中が戦闘状態。地震・津波は防げませんが、これは防がなくてはいけません。どうすれば防げるのでしょうか。 ちょうど今、NHKの朝ドラ「ごちそうさん」では太平洋戦争を扱っていて、まさにクライマックスを迎えています。戦争時の庶民の心情にスポットが丁寧に当てられています。息子が出征することになって、「こんなことのために飯作ってきたんやない」と悔しがる母。みんなが「こんなの絶対おかしいよ」と思いながらも、「お国のため」の論理の前にみながそれに従っていってしまっていました。 今このドラマを見ている人にとって、それはかなり奇異に映っていないでしょうか。国と言っても人の集まりです。なのになぜ人が家族が犠牲にならなければならないのか。子ども達は素朴に「訳が分からない」と言います。なんで人が死ぬようなことをしなければならないのかと。 しかし、昨今の国際情勢を感じれば、シリア少女の動画を見て、こんなの日本では絶対起こらないと言える人はそうそういないでしょう。 それでも日本は回避できるはず、そう思います。 まず、国という得体のしれないものがなくなりつつあります。国はありますが、それは人の集合です。政府・官僚・国会・裁判所そういった国の仕組みのその中にいるのは、結局どこにでもいるおっさんおばさんです。人々が嫌だと思うことは、国の仕組みの中の人だって嫌です。国という意志を持つ実体はありません。 でも、国の意志という幻想が生まれないためには、俯瞰できる情報と想像力が必要です。 

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  • 高難度ゲーム divsum がマニアホイホイな件

    2014-03-10 23:00  
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     tokoroten さんが作った divsum というゲームが、バズル好きにはたまらない面白さです。 http://dl.dropboxusercontent.com/u/26405542/divsum/divsum.html#0_0_100
     4x4のマスに置かれた100という数字、左クリックすると分割されます。

     右クリックすると周りを吸収します。例えば右上の 33 を右クリックするとこうなります。
     
     この分割と統合を繰り返していると、値が10になる時があり、そうすると消えます。全部消せば終わりです。 パズルが好きな人は、ぜひ以下は読まずにこの divsum の世界に飛び込んで見てください。ただし、古いブラウザだと操作できないことがあるみたいで、アクセスしてポインタが赤だったら、うまく操作できません。作者さんの方でも対応を増やしてくださっていますが、上記のように白になるブラウザ

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  • ゼロから学ぶロングテール(その10)〜知識の構造と地図〜

    2014-03-07 23:30  
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    ゼロから学ぶロングテール目次
    (前回は、東大が推薦入試を取り入れることにしたのは、ロングテールな知識を取り込むためではないかというお話でした。ミライ: ちょっとあいちゃいましたね。ゼロから学ぶロングテール(その10)です。今回はもちろんあれですよね!フツクロウ: そうあれじゃな。ミライ: 先日別のシリーズでこんなことがありました。 世界史が苦手だった子に考える力だけで教える試み(その4)〜ツールを作る〜 
    ミライ: おー、地図は縮尺を変えたものをたくさん用意することでロングテールな情報を扱うツールだったんですね。それがITの力で google map のような一つのプラットフォームの上に乗るようになったと。
    フツクロウ: その通りじゃ。じゃから、地図の知識だけでなく、世界史のような知識や一般の知識にもそのような仕組みが使えるかもしれんの。
    ミライ: そうですね〜。google map 見ながら、知識はこういう構造なんですと言われると分かりやすいかも。あ。住所。
    フツクロウ: ホ? ……! 素晴らしい。まったく素晴らしい。住所こそ個人個人が持つ知識の構造を示しておるではないか!

    ミライ: 今回はこの件について解説しようと思います!フツクロウ: ホホ。これは素晴らしい例じゃの。ミライ: はい。まずは、住所の構造を示すのがこの図です。以前ロングテールの説明で使ったのとほとんど同じです。

     ちょっと大阪府大阪市とか不自然なところありますが、目をつむってください。 これは、AさんからHさんの住所としましょう。どの人の住所にも、国、都道府県、区、町といったレベルの区分が入っています。小さい町名は無数にあって、でも全部延べ数で集めれば、全国民分になります。大きいレベルも小さいレベルも全部集めると同じくらいの量になるという典型的なロングテール構造になっています。フツクロウ: まさにの。地図として見ても同じように考えられるの。小さい町が無数に集まって、日本中を埋め尽くしておる。ミライ: ですね。フツクロウ: そこでじゃ。これをこのまま知識の構造として考えればよいんじゃ。 

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  • 世界史が苦手だった子に考える力だけで教える試み(その5)〜Preziでよかったのか〜

    2014-03-06 23:45  
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    世界史が苦手だった子に考える力だけで教える試み 目次 - NAVER まとめ 
    (前回、ミライはgoogle map api を使った拡大できる世界史年表をフツクロウに見せる。フツクロウは感心しながらも、Preziというプレゼンソフトが似ているのではないかと指摘する。)ミライ: 先生……。フツクロウ: ホイ。見てきたかの?ミライ: はい。見てきました。 Prezi。いいですね。ズームインできるプレゼンが簡単に作れちゃいます。はっきり言って私のやったことは全て無駄だったのかと、いったん絶望しました。フツクロウ: ホウ。それで?ミライ: いったん絶望したんですけど、私が調べる限り、基本1枚絵で、大きい字は大きいままで小さい字も小さいながらも常に見えているようです。もしかしたら隠す方法あるかもしれませんが。フツクロウ: ホウホウ。ミライ: だとすると! Prezi はツリー構造を示すことはできますが、ロングテールを示すには少し問題があります。フツクロウ: それはなぜじゃ。ミライ: ロングテールでは小さいものも無数にありますから、集めると大きいものと同じくらいの面積を占めることになります。フツクロウ: ほうじゃの。ミライ: なので、細かいことをたくさん書こうとすると、詳細地図を敷き詰めたようなものになります。つまり細かいところまで書いてあると、大きい区分たとえば「東京都」といったものも小さく書く必要があって、つまり引いて見ると小さくて見えなくなります。 google map などはそれでは話になりません。引いた時は細かい情報は消して大きな区分だけを大きな文字で書くことで、言い換えるといろんな縮尺の地図を用意することでロングテール情報を扱っているのです。フツクロウ: まさにその通りじゃの。そもそも Prezi はプレゼンツールで、基本的にその上の情報全てを紹介することになるが、地図上の情報を全部読む人はほとんどおらんし、それも想定されておらんからの。ふむ。それぞれ、構造的には二次元的な情報と、三次元的な情報というところも、重要な分岐かもしれんの。良く考えたの。ミライ: ええ、あの努力が無駄になるかと思うと、正当化するのに必死でした。フツクロウ: ホッホッホッ。崖っぷちじゃったか。ミライ: はい。拡大しても、文字の大きさはそのままにすることで、書ける場所をどんどん増やせる点にがんばって理屈付けました。google map 年表方式はどんなに細かいことを調べても、書き留めることができるので、この用途には向いていると思います。 でも、Prezi は簡単に作れていいです。今の年表は汎用の画像編集ソフトの GIMP やら座標計算にエクセル、プログラムにRuby, Javascript を組み合わせて実現しているので、はっきりいってかなり手間です。Prezi 見ちゃったら、ちょっと今の形で続けるのはばからしくなりましたね〜。やっぱりgoogle map 上で直接編集できるような感じにしないと。フツクロウ: なかなか、歴史そのものを調べられんの。ミライ: ……。すいません。フツクロウ: かまわんかまわん。苦手ということは、昔とはやり方を変えなきゃいかんということじゃ。ミライ: ですよね! とはいってもちゃんと調べたんですよ!フツクロウ: ホウ。ミライ: この辺です。

    フツクロウ: 古代ギリシア・ローマ帝国か。 

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  • [S]ビットコイン妄想。〜日本円がなくなる時〜

    2014-03-05 22:00  
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     いつもとちょっと違う水曜、今回は気楽に書き始める記事[S]です。気楽に妄想始めたけど、字数は4000字を超え、結末はハードランディング。それに対する備えまで考えることになりました。 最近ビットコインの話題が多いです。今日もこんな話題が。 ビットコインでハッカー攻撃相次ぐ、カナダの業者はサービス停止 - MSN産経ニュース   これ後半の 保管していたコインのうち12.3%が盗まれた
     が印象的です。もし、次々に全部盗んで、完全にビットコイン市場が崩壊したら、無価値になってしまいます。盗る方も加減して崩壊しないようにという配慮が始まったということでしょうか。 さてさて、このビットコインのような仮想通貨のようなものは、ビットコインだけではなく、リップルというものもあるそうです。 あのGoogleも出資?次なるビットコインが話題に! - NAVER まとめ  このような仮想通貨は誰でもデジタル

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  • 世界史が苦手だった子に考える力だけで教える試み(その4)〜ツールを作る〜

    2014-03-04 23:45  
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    世界史が苦手だった子に考える力だけで教える試み 目次 - NAVER まとめ 
    (前回、世界史を調べるのもそこそこに、年表を図示するためのツールをつくり始めたミライ。フツクロウはそれが一区切りするのを待っている)ミライ: 先生! とりあえずできました。ということで、タイトルも「世界史が苦手だった子に考える力だけで教える試み」に変わって(その4)です。フツクロウ: ホウホウ。どれどれ。ミライ: こんな感じになりました。(ここで実際に操作できます。ブラウザによって、エラーが出るけどなんだか見られるとか不安定かもしれません。iPhoneだとフォントが小さいので、一応こちらで見られますが、フォントのサイズ大きくしてるだけなので互いに重なったり見にくいところがあります。)

     この縮尺では、1700年頃の各地について代表的な国や動きを入れています。フツクロウ: ふむふむ。ミライ: で、ちょうどヨーロッパ人がアメリカに進出しているときで、大航海時代が気になったので、引き続き調べました。その結果を上の縮尺で入れるには狭いので、拡大したところに入れました。google maps API なので、google map と同じように拡大できます。こんな風に。

     拡大しても文字の大きさは大きくならないので、書くところがどんどん増えていくので、そこに新たにより詳しい記述を加えていくという仕組みです。フツクロウ: ホッホ。凝っとるのう。調べたことが細かくても載せられるということなんじゃな。ミライ: そうなんです! で、大航海時代のこと調べてたら、大航海時代の始まりというとっても面白いコラムを見つけてリンク載っけちゃいました。「それまでの沿岸航海では暗礁に気をつける必要があって速度が出せなかった」とかとてもリアルなんです。フツクロウ: ホウホウ、想像以上n…、 ミライ: で、ですね。コロンブスが1492年にアメリカ大陸、というか西インド諸島に到達するのですが、図を見てたら室町時代なのか〜、と思って、1492年頃を調べたら、明応の政変というのが1493年でした。足利将軍廃立事件だそうで、これ以降戦国時代になると考える説が最近有力らしいのですが、「明応の政変」とか今回初めて知りました……。 でも、これ面白いです。フツクロウ先生に言われた通りに始めて良かったです。フツクロウ: ぶらホー!!。いやはや、次はこれを、その次はこれをと思っとったが、言わんでも勝手に進んどるの。ミライ: え、はは、なんか芋づる式に。フツクロウ: ホウじゃな。まずおおまかに時代に沿う。そして、今度は横に、つまり世界各地を見てみる。そのうちの一つ大航海時代を縦に、つまり時代に沿って追ったり、あるいは詳しく調べたり。そしてまた横にたどって日本の明応の政変にたどりついたり。それでええんじゃ。その調子で縦・横・深さに調べればよいぞ。ミライ: 調べたことを書き残す場所ができたので、どっちに向かって行ってもいいかなみたいな安心はできました。こういう構造がないと、あっちいたりこっちいったりすると、たとえば大航海時代のための図を作り始めてとか、途中の図が無数にできそうで収集がつかなくなりそうだし、それかこの図を完成させないと次に進めないみたいな状態になりそうで。フツクロウ: ホウじゃ、ホウじゃ。今回もう一つ重要なポイントは、適切なツールを使う、あるいは作るという点じゃな。ミライ: はい。前からこれがあれば、もっと世界史にはまってた気がします。フツクロウ: 世界史は全人類の歴史を学ぼうとする広大な分野じゃからの。世界史分野だけでも、知識のロングテールぶりはすさまじいものがあるじゃろう。それを俯瞰し、かつ生き生きした詳細にも目を向けるためには、ロングテール理論に裏付けされたツールが最適じゃろうて。 google maps API では、まさに2倍ずつの拡大で層を変えていくからの。ロングテールな情報を表すのに最適じゃろう。地図がまさにその通りであるように。ミライ: ん? 今なんかさらっと面白いこと言いませんでした?  わお。地図に載ってる情報ってロングテールじゃないですか? 

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