• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 21件
  • [S] 日本もがんばってついてってます、自動運転。

    2016-09-14 22:45  
    31pt
     うお、この記事の番号キリ番前後賞だったんですね。こんなの初めてかも。 いつもとちょっと違う水曜、今回は気楽に書き始める短い記事[S]です。  経産省、完全自動運転車の目標前倒し 「グーグルやアップルに比べて周回遅れ」(SankeiBiz)  経済産業省は(中略)、人が運転に関与しない完全自動運転の販売開始を2025年としている目標を前倒しする方針を明らかにした。
     おおなんか動いています。 タイトルは「周回遅れ」とか批判してますけど、最近の日本の政治は昔に比べれば風通しがよくなってきたなあと思います。 完全自動運転車の市販に先立って、専用レーンでバスを自動運行させるなど、限られた地域での実用化を20年より前に始めるとし、法制度の整備などを急ぐなどの案が示された。
     ちゃんと政治がしなくてはいけないこと、つまり法整備もわかってるし、まず一部の地域で始めるという今時のやり方だし。 確かに 20年より前にできてしまうし、それまでに法整備しようと思うと、そろそろ始めないとですね。 ちなみにこの分野は、かつては国交相が主導で道にビーコンを埋めようという方針で動いていました。そんな話は立ち消えになったんだと思いますが、大騒ぎもなく立ち消えになったことも、なんかうまくやってるなあと思いました。 そういえば知り合いが、自動運転進めるなら、日本中の道の白線をきれいに引き直しますって宣言すればいいのに、と言ってました。確かに白線が必ずあることにすればずいぶん楽になりますよね。そんなにお金もかからないし。 《ワンポイントミライ》(?)ミライ: 20年には日本のどこかで自動運転のバスが走るんですね。フツクロウ: ホッホ。「自動車」が「自動運転車」を指すようになり、今の自動車が「手動車」と呼ばれるのも間近じゃな。ミライ: えー。 

    記事を読む»

  • P: アイドルフィギュアという新ジャンルができた

    2016-09-14 10:45  
    10pt
    ミラフツのピックアップ記事(?)
     スク水姿のめちゃカワ女子、近衛りこさんを3Dスキャンした  

    記事を読む»

  • 夢広がる「常温核融合」改め「凝集系核科学」。将来は水で車が走る?

    2016-09-13 23:45  
    31pt
     古からエセ科学と呼ばれていた「常温核融合」が、なんか地道に進んでますよね。 米で特許 再現成功で「常温核融合」、再評価が加速  :日本経済新聞  だいたい一年に一回くらいのペースで「進んだ!」ってニュースが出てきます。 「常温核融合」改め「凝集系核科学」と呼ばれる技術。特殊な電極に高圧の核燃料ガスを反応させると核融合が起こり熱が発生し燃料元素は別の元素になるという現象です。 私が小学生の頃、今から35年くらい前、私が持っていた科学感は「原子力発電は過渡期の技術で、将来はクリーンな核融合発電になる」というものでした。 残念ながら、いわゆる「1億度」で行う核融合発電はなかなか難しい技術で、少しずつ進歩はしているものの、いまだに実用のめどは立っていません。 一方ではるかに低い温度でできるとされる「常温核融合」はもしもできたら夢の技術ということで、幼い頃からも、いやーできたらすごいねー、でもなんかできないしー、みたいな雰囲気は漂っていました。当時はまだ普通の高温核融合に楽観的でしたから、まあできればラッキー的な存在でしたが、高温核融合の技術がなかなか進まなかったため、原子力発電は過渡的技術としてではなく、恒久的な技術としてすっかり定着してしまい、常温核融合もエセ科学としての扱いが定着しました。 そんな「常温核融合」ですが、「凝集系核科学」と名を改め、地道に研究が続いています。 もしかしたら結局ものにならないかもしれませんが、再現実験ができるようになってきていますから、私たちは過剰に期待することなく期待に胸膨らませていい時ではないでしょうか。 なにしろ現代の物理学では説明できない現象ですから、科学界としても簡単に認めるわけにもいきません。しかし、世の中では、暗黒物質の謎や、もしかして「第5の力」があるのではないかと、実はわかってないことだらけで、「常温核融合」もやみくもに否定する必要はありません。逆にこの現象が起こることが確定したら、新たな科学の幕開けです。 もしもこの現象が確定したら、なにが起こるのでしょうか。 とにかく大きなインパクトは、この凝集系核反応は、小さな装置でできてしまうということです。元記事の装置は、その辺の研究室に入るとても小さなものです。 しかも基本的に触媒と高圧ガスの組み合わせ。今触媒の世界は飛躍的に進化していて、仕組みが分かれば設計して作れる時代。 今は原理がわからないので、 その手法とは、以下のような仕組みだ。円筒形のチャンバー内にワイヤー状のパラジウム電極を2つ配置し、その周囲をニッケル製メッシュで囲む。この状態で、電極に高電圧をかけて放電処理した後、100~200℃で加熱(ベーキング)処理する。この結果、パラジウムワイヤーの表面は、パラジウムとニッケルによるナノスケールの構造を持った膜で覆われることになる。
    と職人芸で触媒を作っていますが、仕組みが解明されれば即簡単に触媒が作れるようになるでしょう。圧力も減るに違いありません。 これは下手すると、電池サイズでだって核融合を起こせるかもしれないかもしれないのです。ドラえもんの動力はかつては原子力という設定だったのですが、今は違う設定らしいのですが、それが一周して実現してしまうわけです。 なんかそうなってしまうときの社会というのはなかなか想像できません。というか、わりとぶっちゃけ、石油どころか、太陽光とかその他自然エネルギーもどうでも良くなって、核融合一択かもしれません。 そうなると、核融合に必要な重水素を作る技術を持つ企業が世界を牛耳ることになるのかもしれませんが、これもどうせあっという間に技術が進化して、水さえあればどこでも誰でも作れてしまうようになるのかもしれません。 地球温暖化にも歯止めかかりますしね。こんな何もかも一発解決なんてほど世の中甘くないかもしれません。それゆえにだれもがいぶかしがる技術ではあります。たとえ実現してもなにか落とし穴がありそうだとも。が、まあここで夢見るのに罪はないでしょう。 とりあえず、重水素使いまくってヘリウムいっぱいできて、ヘリウム不足は解消するけど、結局それはどんどん地球から逃げて行ってしまうので、え、地球どんどん軽くなっちゃうじゃんという問題はあるけど、きっとそんなの微々たる量だし、それが問題ならその頃にはきっとヘリウムも違う元素に転換する技術ができて無問題だろうくらいまでは妄想しました。  しかも、もしこの技術が、プロトニウムなどの有害放射性物質の無害化に使えたら、私たちが心を痛める核のゴミ問題が解決することになります。研究はされているようなので、ぜひ実現されてほしいものです。できれば生きているうちにっ!!《ワンポイントミライ》(?)ミライ: 夢見るのに罪はないですね! 水で車だって走らせられそうです。水と言っても重水素水ですけど。フツクロウ: ホッホ。ミライ: この凝集系核反応って再現されると科学界が認めたら、こぞってなんでだって話になりますよね。とりあえず、今検証が進められている「第5の力」があるなら、すごく関連してそうですし。フツクロウ: まったくじゃの。同時多発的にその辺が騒がしいの。 

    記事を読む»

  • 生涯モノ朝ドラが結婚の呪縛から解放され、日本の少子化に歯止めがかかる

    2016-09-12 23:30  
    31pt
     タイトルはほとんど投げやりな煽りですけど、でもそれくらいインパクトある呪縛からの解放ではないかと思います。 連綿と日本の世相を反映しながら続く朝ドラ。過去を舞台にした女性の生涯を題材にするものは、必ず結婚していましたが、今回の「とと姉ちゃん」では、モデルどおり、結婚しないまま終わりそうです。いや、ここからどんでん返しがあったら、もうびっくりするしかないのですが。 昭和が終わり、世の中はどんどん自由な生き方が受け入れられるようになっても、NHKは「こんな時代だからこそ」と言わんばかりに、女性は結婚するものとして描かれてきました。 しかし、時は移り、晩婚化、少子化が進み、社会問題となった今になり、NHKは「こんな時代だからこそ」と、昭和に独身で生き抜いた女性を描いたのです。 たかが朝ドラ、されど朝ドラ。やはりひっそりと影響力を持つ朝ドラ。いままで結婚し続けていたのは、こだわりだったのか、解くに解けない呪縛だったのか。 このご時世でついにその呪縛から逃れられて良かったです。逆にここでできなかったら、いよいよできなくなって、硬直化したかもしれません。 なぜ今あえて生涯独身と言われるかもしれませんが、世の中の女性たちは、いまや結婚や出産のプレッシャーを社会から受けるようになっているわけですから、ドラマの中でくらい、昭和にも結婚せずとも活躍する女性がいたと、すかっと描けばいいのです。過剰なプレッシャーにさらされていた女性が、これでちょっと肩の力を抜ければ、かえっていい出会いがあるかもしれません!? それにしても、今回のお話、雑誌がテーマとは聞いていたものの、「広告を入れない雑誌」というのは話の中で知りました。なんとまあ NHK が力入りそうなネタです。 NHK も広告入りませんからね。 たまたまなんですけど、最近 NHK のサイトでこんな Q&A を見つけました。 Q. 財源を税金にすることはできないのか 財源を税金にすることは、すなわちNHKの運営資金を国家権力に依存するということになり、財政面で時の政府の大きな影響を受けることになります。そうなると、NHKの事業運営の自主性が損なわれ、表現の自由を守るべき言論報道機関としての役割を十分に果たせなくなるおそれがあります。
     まったくその通りで、NHKが税金か視聴者からの受信料かでは、まったく違う局になります。 残念ながら予算の承認を国会ですることになっているため、ものすごく圧力を受けていますが、朝ドラくらい直接的に政治に関係ない分野になってくると、割となんというか自由にいろんなメッセージをねじ込んできます。過去モノはここんとこずっと太平洋戦争入れてきますし。 政府の放送局ではなく、国民の放送局だということが、もっと国民の間に認識されるといいです。NHK もそれを色濃く出したいのですが、あんまり赤裸々にやると国会で紛糾してしまうので、目立たないようにやるしかありません。《ワンポイントミライ》(?)ミライ: いや、でも、あの別れ方は、薄っぺら過ぎでしょう。さすが結婚させないことに慣れてない。フツクロウ: ホ? 

    記事を読む»

  • 日本版iPhone登場にあっけにとられるネット有名人たち

    2016-09-09 23:45  
    31pt
     日本版iPhone登場にネット有名人たちがあっけにとられています。 新しいiPhoneが出るようですが、これどうなんでしょうか(山本一郎) - Y!ニュース  いつも独自の視点や調査で鋭い意見を展開する山本一郎さんですら、だれもが言ってるような内容しかありません。 その中で引用されている さんの記事も、 iPhone7に見る日本人のカモにされっぷりと、課金厨と中国政府とAppleの関係。   タイトルこそ煽っていますが、iPhone は元から全世界で高いわけで、状況は優良顧客が優遇されているだけです。 仮にドバイでフェラーリがよく売れるからドバイ特別仕様があるとしたら、それを「ドバイがカモにされてる」とは言わないですよね?  結局山本一郎さんの次のコメントに全てが現れている気がします。なんかこう、最近Appleが日本市場に正面から目を見据えてにじり寄ってくる感じがしてならなかったんですが、ここまで踏み込んでこられると「ボディーゾーン突破して間近から話しかけてくる親しげ過ぎる陽気なブラジル人」みたいな感じがしてドキドキします。
     そう、結局この状況に日本が全く慣れていないのです。 ドバイの人が、フェラーリに「ドバイこそフェラーリの価値を一番よく知っているので、特別仕様車を出します」と言っても、「はっは苦しゅうない」と喜ぶことでしょうが(知らんけど)、日本人はそんな経験がないから、右往左往しているのです。 まだまだ慌てふためいている状況は変わらないでしょうが、この事件は今後いろんな論争や影響を生み出すことでしょう。 まずは、この状況を大いに誇りにすればいいのではないでしょうか。 日本は世界でもっともITの価値を高く評価する市場を持つと。世界が「使えれば安ければ安いほどいい」という価値観に席巻されているところ、iPhone により高い品質を認めて、対価を支払う市場を持つと。 それが技術やデザインの底上げをしていくのです。 日本は技術だけでなくデザインや使いやすさなどの品質に払う市場を持つと国際的な評価を受けることになります。日本の製品はガラパゴス化するといわれていますが、結局海外産のスマホですら、日本へのガラパゴス化を強要する力を日本の市場は持っているのです。 iPhone が日本特別仕様を出すこと自体は、今に始まったことではありません。日本iPhoneのカメラはシャッター音が消せないけどアメリカのは消せるとか言いますよね(今もそうなのかは知りません。すいません)。電波帯も違うようですし。でもそれらは積極的に宣伝されることはなく、しかし今度は「特別にご用意しました」と謳われたのです。 確かに今までアメリカの製品と言えばアメリカのものを押し通してくるイメージがあります。ハリウッド映画なんか象徴的ではないでしょうか。いつまでたっても Suica に対応しない iPhone もまさにその象徴だったことでしょう。 一方でグローバル製品のローカライズも年々盛んになっています。日本の電化製品が海外で売れないと言われ始めた頃、韓国などはいち早く売る先の国の事情に合わせた製品を作っていると分析されていました。日本のモノをそのまま売ろうとしてもだめだってのは今では常識です。 そういった波がついにアメリカにも広がっていることの象徴的なできごとと捉えることができるのではないでしょうか。今までアメリカが全然やってないという話ではなく、たとえばマクドナルドとか昔からご当地メニューいろいろあるそうですし、全体的な流れの中での一つのマイルストーンだったのです。 日本市場の価値というものが、国際的に特徴付けられるかもしれません。高機能のものはまず日本に投入してみろと。 今後の日本市場の評価がどうなるのか楽しみですね。《ワンポイントミライ》(?)ミライ: 防水かー。もともと圧倒的シェアなのに、また売れそうですね。フツクロウ: ホッホ。 

    記事を読む»

  • AirPods をきっかけに補聴器が「メガネ」になる

    2016-09-08 11:45  
    31pt
     iPhone7 発表されました。 5月にはこんな記事が流れてたのですが、 iPhone 7には「これなしでは生活できないと感じさせる革新的機能を搭載する」とクックCEOが発言 - GIGAZINE  今回この「革新的機能」は搭載されなかったということでしょうか?? 一方で同時に発表された AirPods は、実はこれをきっかけに、ある分野で革命的な変化が訪れます。 いま、近眼や老眼になっても「メガネ」があります。そうでなければ障害者と考えられるほど生活に不便ですが、「メガネ」のおかげで普通に生活できます。 これと同じことがこれから補聴器で起こります。5年もすれば、補聴器はメガネのように誰でも利用できるようになって、耳が遠いことなど不便ではなくなるでしょう。 もう補聴器はあるでしょ? と思うかもしれませんが、今の補聴器は問題が多いのです。 高い
     補聴器はとても高価です。まともなのは何十万

    記事を読む»

  • [S] 経験あるベテランが、新人に仕事を「教える」ときにイラッとしないためには

    2016-09-07 21:45  
    31pt
     いつもとちょっと違う水曜、今回は気楽に書き始める記事[S]です。  こんな記事を見かけました。 経験あるベテランが、新人に仕事を「教える」ときにイラッとくる理由!? : あなたは「歯磨き」を言葉にできますか? この記事読み進めると、自然とじゃあイラっとしないためにはどうすればいいんだろう、ということになりますが、その点については実は触れられてなくて、
     ま、この理由(メカニズム)がわかったところで、何の足しにもならないのですけど。
     わからないよりは、わかっている方が、ストレスは少なくなるってことはありますか(笑)?

     とお茶を濁しています。 次回のブログネタに取ってあるのかもしれませんが、すいませんが横取りします。 経験あるベテランが、新人に仕事を「教える」ときにイラッとしないためには、 「習う」ときから「教える」ことを意識することです。 「教える」ときになってから、「教える」ことを考えても後の祭りです。「習う」ときから、新しいことを手掛けているのなら、それを開発している時から、どう「教える」かを考えながら、ことにあたらなければなりません。でなければ持続的に続く事業になりません。 そんなことまで考えてられないよと思うかもしれませんが、それは自分の役に立ちます。たとえば、メモを取ったけど後で読んだらまったく意味がわからなかったということあるじゃないですか。だから、そういうときには、「他人」のためにメモを取った方がうまくいきます。後で人に見せるつもりでメモを取れば、後で自分で読んでもわかりやすくなります。自分のために書くと、後の自分はその時の自分ではなくなっていて、メモを読んでもわけわかになります。 何かに取り組む時、目の前の課題を解決することに注力しがちですが、その課題が解決したら、それを持続していくことにも意識をおきましょう。もしその一瞬解決できてもまた元に戻るとか、解決できるより悲しいことです。 教えるときにイラっとするかは、学ぶときから始まっているのです。《ワンポイントミライ》(?)ミライ: これっては子供の頃からできる人いますよね。フツクロウ: ホ?ミライ: 学校でクラスメイトに勉強教えるタイプの人。 

    記事を読む»

  • コンビニはこれから多様化する

    2016-09-06 23:30  
    31pt
     ファミマによるサークルKなどの吸収が進んでいます。 これで、コンビニはほぼセブンイレブン、ファミマ、ローソンの三つになってしまいました。 ふと不思議に思います。スーパーは全国各地多種多様なのに、なぜコンビニは寡占が進むのだろうと。 でも、そうやって考えると、コンビニが寡占でないと成り立たない理由はあまりありません。 ですから、今後コンビニはスーパーと同じように多様化します。 都会にいるとピンとこないかもしれませんが、地方のちょっとしたスーパーに行くと、コンビニにあるものは大体あります。ないものを探す方が難しいと思います。ただおでんはないかも。 でも、もちろん地方でもコンビニは元気です。あの大きさがいいです。車を店の前にパッと止めて、サッと入って目的のものを取り、会計を済ませ出る、あのスピード感。一方スーパーは、その全てに時間がかかってしまいます。 でも、そのスーパーがコンビニサイズで、コンビニ品揃えして、新ブランドの店舗立ち上げたら、十分魅力あります。 そのもっとも大きな根拠は、コンビニが寡占になってしまったこと。結果として、商品バラエティが減ってしまったこと。サークルKのソフトクリームとか残念ながら食べたことないのですが、有名じゃないじゃないですか。そういう多様性がどんどん消えているわけです。 で、つまり周りにほぼ3種類のコンビニしかなくなることで、私たちはコンビニの商品に飽きます。各社日々新商品を考えてはいますが、そういう問題でもありません。 もしここでスーパーがコンビニ形態の別店舗を立ち上げたら、そして、サークルKのソフトクリームのような「目玉商品」があるとしたら、十分やれます。 地域のスーパーなんか太刀打ちできるわけないだろうと思うかもしれませんが、たとえば福山だと「エブリイ」というスーパーが飛ぶ鳥落とす勢いでして、「エブリイ スーパー」とかでググるとすぐに、 14年連続で増収しているスーパー「エブリイ」。そのウラにある「大胆かつ斬新な経営戦略」とは?|U-NOTE [ユーノート]   こういう記事が出てきます。「エブリイ」の活躍は全国規模の記事でたまに見かけます。 地方にはこういう元気なスーパーがたくさんあります。いわゆる惣菜などの中食の多様性や充実ぶりは、コンビニなんて足元も及びません。都会とは面積違いますから。しかもスーパーごとに結構色が違います。そこが商品厳選して、コンビニ形態で出せば、十分やれます。 もう一つやれる根拠をいえば、コンビニは規模がでかすぎて、商品に強い制約がかかります。地域に面白い商材があると、コンビニから声がかかることがありますが、コンビニの場合地域限定にしてもものすごい量を用意しなくてはいけません。すいません、規模が一桁違いますなんてことがザラです。元になる食材の量が限られているのです。 地方に元気なスーパーがいられるのは、それが大きな理由です。食材は少量多品種であり、そこからさら少量多品種の商品がうまれ地元では絶大な人気を誇っていたりしますから、そういうのをこまやかにカバーできるスーパーは全国を規模で展開するスーパーと十分戦えます。 ということで、これだけ寡占が進んで画一化してしまったコンビニ業界は、地方のどっかのスーパーがコンビニを出した時点で大変革する可能性があるのです。どっかがやれば全国の地方のスーパーが「そうか」と始めますから。《ワンポイントミライ》(?)ミライ: 今年の「誰も信じない未来」候補ですね〜。 調べてみたんですけど、福山市には、いわゆる大手スーパーほとんどないですね。フツクロウ: ホウ。ミライ: たとえばイオン系が3つ。セブン&アイグループ系が1つ? 本当でしょうか。知らないだけで、それらの系列のスーパーあるかもしれませんね。一応この辺とか見て確認しているですが・・。 ちなみに、福山市は人口46万人、スーパーは214店あるそうです。 

    記事を読む»

  • 配偶者控除議論も大事だけど、社会保険の壁もなくしたい

    2016-09-05 21:30  
    31pt
     最近配偶者控除の見直しが話題になっています。随分昔から何度も話題になっては立ち消えになっているので、今回もどこまで議論されるのか不明ですが、ともかく話題になっています。 実は、配偶者控除の103万円の壁は形式的にはそんなに分厚い壁ではありません。 たとえば所得税は累進課税で所得が増えるほど税率が上がるとされていますが、実際は税率と控除額がうまく調整されていて、突然税金が増えるようになっていません。 (『グラフで見る所得税(税額と実際の所得税率) Ver.2 最高税率45%対応版』より)
     このグラフの青線は所得に対する税額ですが、突然増えるポイントはありません。もちろんみな節税したいという気持ちはありますが、たとえばもし1000万円のところに税額のジャンプがあれば、その辺の人々は絶対に1000万円を超えないようにしようと血眼になることでしょう。 実は配偶者控除の方も配偶者特別控除というのと組み合わせて、突然大きく税金が上がるようにはなっていません。その点では103万円にこだわる必要はありません。 しかし、パートナーの会社から扶養手当みたいなのが出ていると103万円で切られることがあるそうで、103万円の壁を議論するにはその辺の議論ができるかが重要なのかもしれません。 とにかく目にみえる負担のジャンプを潰していかなくてはいけないのです。 それよりもどうせ議論するならいわゆる「130万円の壁」も議論しなくてはいけないのではないでしょうか。「130万円の壁」とは、社会保険での扶養の適応を受けられるか受けられないかです。受からないとなれば、自分で社会保険料を払わなくてはいけませんから、かなりのジャンプです。個人的にはこちらの方が人の働き方を歪めてしまっていると感じます。 ですから、たとえば、被扶養者であっても給料からは社会保険料を取ることを考えなければなりません。 たとえば、バイトでも給与をもらう時には、自分の保険証を見せて、その保険料率かけた分払うのです。その代わり、保険料の最低額も取り払ってしまえばいいでしょう。悪いことばかりではありません。 ITの発達で総務のコストがどんどん減り、今では総務がない会社もあるそうです。マイナンバーもできました。 「130万円の壁」は、要はそれより小さい額は回収するコストが見合わなかったからやらなかっただけで、今ではできるのです。 そんなことしたら零細企業の負担がと思うかもしれませんが、そんな鉛筆ナメナメして保険料払っているようなところ、むしろ労働者にとっては、悪い方に行くに決まっています。もうクラウドでそういうとこはいくらでも自動化できるのですから、適当に経過期間を設けて、そっちに移っていかなければなりません。経営者が高齢者でというなら、しばらくは行政などが支援すればいいだけの話です。税理士の仕事は減ってますからちょうどよいのではないでしょうか。 政治や行政からみれば、自分たちの作っている制度のせいで、人々の働き方を歪めていて、それはそのまま社会の活力を奪い、結果自分たちの収入を減らしています。もっと自分たちの収入に正しく貪欲になるべきです。瑣末な規制緩和よりよほど重要です。 持続的な社会にむけて、人の働き方を歪める制度は、一つずつしらみつぶしに消していかなけけはならないのです。《ワンポイントミライ》(?)ミライ: まあ、現場では、働く人の方が、この103万円とか130万円を超えないように働きたいですと要望して、じゃあこれくらい働くことにしましょうと、のっけから交渉しますしね。フツクロウ: ホン末転倒じゃな。ミライ: ホンとですよね〜。わ口調が移った。フツクロウ: ホッホッホ。 

    記事を読む»

  • さらにすすむ貨客混載。ではその先は?

    2016-09-02 22:30  
    31pt
     地方を中心に進んでいる「貨客混載」がついに首都圏でも試されるそうです! 【鉄道×物流】東京メトロ・東武線、10000系で物流実証実験を実施!   なぜこんなに流行っているのでしょうか。 それはずばり「人手不足」です。荷物と人をばらばらに運ぶための人手を確保できなくなってきているのです。 逆に考えると、なぜ今までは分離していたのか。なぜ世界は分業に突き進んだのか。実は雇用の確保のためではないでしょうか。かつての江戸でも分業が進んだと聞きます。 幼い頃、郵便配達車に「便乗禁止」って書いてあって何?と親に聞いたことがあります。都会ならともかく、田舎なら別にいいと思うんですけどね。そうやって細分化・分業化することで、需要を喚起できる側面がありました。 しかし、もはやそんな余裕はなくなってきました。ITの発達もあって、東京メトロ・東武線の【鉄道×物流】なんてのも、背景にはそれを実現するITがあるからこそでしょう。これからは、今まで分業していたものを統合していく「協業」が発達していくのです。この場合は同じ人の中での「協業」ですが。仮に「混業」と呼びましょう。 例えば薬剤師にしても、今は難しい国家試験をクリアした上で、その人は高い給与で専門的な仕事に従事するわけですが、コンビニとかで薬を扱おうとすると、薬剤師をフルタイムで雇うだけの仕事量がありません。薬剤師として暇な時はコンビニの他の作業をというわけにはいきません。 ですが、知識という点では IT の力で補うことができるようになってきていますから、そういうツールの活用を前提にした准薬剤師みたいな資格ができるかもしれません。できないこともあるかもしれないけど、より簡単に取れることで、コンビニの薬販売を担当できるような資格です(「登録販売者」という制度よりはできることが多い想定です)。 そういう資格が増えれば、たとえば准薬剤師×准介護士と二つの資格を取ると、より小規模な介護がやりやすくなるとか、准薬剤師×准保育士ならより小規模な保育所ができるとか、「混業」による今の時代で「回る」業務形態ができてくるのです。 2007年、梅田望夫氏の『ウェブ進化論』で「けものみち」という話なら、その「けものみち」がやりやすい社会になっていくのでしょう。 分業で行われているような専門的な作業は AI に取って代わられていく運命です。人間はいくつかの技能を要領よく身につけ組み合わせ混業することでイノベーティブな仕事をしていくことになるのです。(2016/9/5 注: 自分の中の「協業」を「混業」と変更しました。)《ワンポイントミライ》(?)ミライ: 「ではその先は?」ってタイトルにあるけど、こっちに丸投げなんですね(ーー#フツクロウ: ホッホ。 

    記事を読む»