もうすぐ本屋大賞の発表です。
 本屋大賞は書店員たちが「本屋からベストセラーを!」ということで、作られた賞です。
 出版社の文学賞はすべて作家が選びます。つまり同業者が同業者に与える賞です。ただ選考委員は重鎮と呼ばれる偉い先生方です。彼らは同業者の作品を上から目線で評価できる存在と思っているようです。私などはそんなことはとてもできません。もし選考委員になってくださいと言っても、即座に断ります。もっとも私に選考委員を依頼する出版社もいないでしょうが。