閉じる
閉じる
×
九月の中旬、ぼくは新宿の「バティオス」という劇場で、「欽ちゃん82歳の挑戦~ちょっとだけ動くライブ~」というものを行った。
これまで、コロナ禍でライブを自粛していたので、お客さんの前で喋るのはぼくにとって本当に久々のことだった。
といっても、ライブの内容は普段からYouTubeでやっていることを、みんなの前で同じようにやるだけ。視聴者の人たちからのメッセージを読み上げたり、それにツッコミを入れたり――というわけだ。
でもね、ぼくはそれでも、最後の十五分は座っていた椅子から立って、文字通りちょっとだけ動いてみたの。
すると、何だかお客さんの反応を、座っている時よりもしっかり受け止められているような気持ちになってさ。体感では三倍くらい。だから、「八十二歳になっても、コメディアンというのは客席の人たちに支えられ、育てられているんだなァ」と実感したんだ。
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
入会して購読
チャンネルに入会して、購読者になればこのチャンネルの全記事が読めます。
入会者特典:当月に発行された記事はチャンネル月額会員限定です。
週刊文春デジタル
更新頻度:
毎週水,木曜日
最終更新日:2024-09-19 08:29
チャンネル月額:
¥880
(税込)
ニコニコポイントで購入
この記事は月額会員限定の記事です。都度購入はできません。