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2014年5月の記事 9件

「田島さんは帰れない・ある男の半生・裏流行語大賞「サイコパス」PC遠隔操作事件」ニコ生タックルズマガジンvol.60

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━                                                       2014/05/31      久田将義責任編集 ニコ生タックルズマガジン                                 vol.60   □日本で一番危険なWEBマガジン。ニッポンの闇をさらけ出せ!□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日本で一番危ないWEBマガジンが創刊!『実話ナックルズ』『ダークサイドJAPAN』元編集長、現『東京ブレイキングニュース』(旧・日刊ナックルズ)(http://n-knuckles.com/) 編集長の久田将義が、インターネットを通して新たな「アウトローメ ディア」を始めました。その名も「久田将義責任編集 ニコ生タックルズマガジン」。久田氏をはじめ、様々なアウトロー著者陣営がどの既存メディアでも露出できない記事をお届けします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 《新刊のお知らせ》 『関東連合 六本木アウトローの正体』(ちくま新書) が発売されました!  http://goo.gl/qm5Svx   ←amazonはコチラ!   《今後の生放送予定》 《目次》 01. [餅田もんじゃ] 新進気鋭の謎の女性ライター『田島さんは帰れない』 02.[匿名記者]ある男の半生 03.[本橋信宏]今週の裏流行語大賞⑥「サイコパス」PC遠隔操作事件を受けて

「田島さんは帰れない・ある男の半生・裏流行語大賞「サイコパス」PC遠隔操作事件」ニコ生タックルズマガジンvol.60

[本橋信宏]今週の裏流行語大賞⑥「サイコパス」PC遠隔操作事件を受けて

本橋信宏寄稿記事 今週の裏流行語大賞⑥「サイコパス」 PC遠隔操作事件を受けて  パソコン遠隔操作事件によって、「サイコパス」という言葉が久方ぶりにメディアに踊った。  この言葉、ここしばらくの間、取り扱い注意になっていたものだ。  サイコパスとは”反社会性人格障害”という意味である。  心を扱う用語は、差別を引き起こしかねないので、たとえば、精神分裂病という専門用語は統合失調症という用語に取って代わられることになった。「分裂」という言葉のもつマイナスイメージが、人々に不安を与えることが変更の理由であろう。たしかに心が分裂するのではなく統合できなくなる、というほうがこの病の実態に近い。  サイコパスもまた安易に使うと差別を引き起こしかねない、というメディア側の判断で、発言や記述においてしばしば自粛されてきた。  日本を代表するある著名作家のエッセイで、「*****」という伏せ字があったが、これも実は「サイコパス」という言葉をおそらくは編集部で自主規制したのだろう。  パソコン遠隔操作事件で無罪主張していた片山祐輔被告が「おそらく真犯人はサイコパスでは」と発言していたことで、一時的にメディアが解禁した形になった。  あちこちで爆破予告、殺人宣言をした件で4名の逮捕者が出て、そのうち2人が無実なのに、取り調べの過程において”自白”してしまった。今回の事件はえん罪問題を声高に叫ぶジャーナリスト、メディアにとって、えん罪の怖さを訴える格好の事例となった。  やっと逮捕された片山祐輔被告は、獄中から無実を訴え、釈放されてからも、真犯人サイコパス説を主張してきた。  片山被告の公判中に真犯人と名乗る人物からメディアにメールが来たことで、片山被告もまた誤認逮捕の被害者かとジャーナリスト、メディアが騒ぎ出した。  片山被告を弁護する加藤博史弁護士もまた、彼は絶対にやっていない、と断言していた。  ところがーー  警視庁捜査員が5月15日夕、片山被告が荒川河川敷で何かを埋めている様子を確認し、現場からスマートフォンを発見、真犯人とされる同じメールが送信されていることが判明した。スマホから片山被告のDNA型も検出され、メールが自作自演と確定した。  それでも弁護士は、真犯人によってハメられた可能性があると主張していた。またあるジャーナリストは、河川敷にスマホを埋めたというが、実は警察関係者が埋めたのではという警察工作説を主張しだした。  果たして真犯人はーー。  何度呼び出しても来ない片山被告が実は真犯人だった。  弁護士に彼が言ったサイコパスという定義ーー「平気で嘘をつける人間」は、サイコパスという意味を見事に解析している。  この世には、平気で嘘をつける人間が存在する。彼らにとって、人前で嘘をつくことは、なんの痛痒も感じず、むしろ快感ですらある。

[本橋信宏]今週の裏流行語大賞⑥「サイコパス」PC遠隔操作事件を受けて

[餅田もんじゃ] 新進気鋭の謎の女性ライター『田島さんは帰れない』

餅田もんじゃ 寄稿記事 『田島さんは帰れない』  酒を覚えたての頃だ。サークルの飲み会でまんまと飲みすぎ、帰れなくなったことがある。友達の輪からはぐれ、一人になった私は二子玉川駅のホームで吐いた。途中で「このままうずくまっていると変な人だと思われる」と妙な強迫観念にとらわれ、極力普通の足取りでトイレに向かった。しかし吐き気はおさまらず、結果的にきびきび歩きながらマーライオンのように吐き続けることとなった。  目の焦点を合わさず、吐しゃ物を噴き出しながらもしっかり歩く女。へたなゾンビよりも恐い。前の人並みがささっと分かれて、モーゼのような気分になったのを覚えている。  この一件で学んだのは、「帰れる」ことは酔っぱらいの世界において1つの最低条件だということだ。なぜならば、その日危うく帰れなかった私は友達、家族に多大な心配をかけ、後日こっぴどく怒られたのである。外で酒を飲むのは自由。酔っぱらうのも自由。だが家には無事帰り着かねばならない。それが最低限の仁義だと思った。  しかしどうやらそうでもないらしいと知ったのは、社会人になってからのことだ。世の中にはあの時の私同様、帰れない人が結構いる。それは会社員とて同じことだった。 中でも、役員の田島さんという人はすごかった。年の頃は50を回っていたが、圧倒的に帰れていなかった。  田島さんの人となりを認識したのは、入社してすぐのパーティでのことだ。彼が酒好きだということは見てすぐにわかった。酒と名のつく液体を見る目が違う。眼鏡の端から覗く目尻にいっぱい皺を寄せて、グラスの際からいとおしそうに口をつける。ビールも、カクテルも、ワインも、日本酒も、本当に美味しそうに飲んだ。そして杯を重ねるたび、明らかにおかしくなっていった。まず肩が落ち、次にネクタイが背中にかかって、グラスを持つ手首の角度が面白くなる。同僚皆が揃ったパーティだというのに、酒を誰かに勧められることも、勧めることもなく、彼は一人淡々と酒へ溺れていった。  最後の社長のスピーチの時だ。 「面白いっ!面白い面白いっ!面白いよーっ!」  突然かかった声に振り返ると、そこには田島さんが一人優雅に寝そべっていた。床にである。もちろん手にはしっかり白ワインのグラスが握られている。会社の沿革を話しながら無難に締めに入る社長の話は何ひとつ面白くなかったが、田島さんにそんなことは関係ないらしかった。田島さんは、今や床を叩きながらヒエーッヒッヒッヒ!とおとぎ話の魔女のように爆笑している。誰がどこから見ても、社長より田島さんのほうが面白かった。  その日彼は部下3人の手足によってタクシーの中に押し込められ、なんとか家に帰った。  そんな第一印象から入ったものだから一体どんな人かと怯えていたのだけれど、お酒のない時の彼は非常に温厚な良い上司だった。頭は切れるし物腰も柔らか。だがお酒が入ると面倒という評判は定着していて、酒の席では皆彼のそばからいなくなる。絡む酔い方をする人ではないのだが、とにかく帰れないので、後々の面倒が大変なのだという。道端で寝る、酒場に泊まることはザラで、夜どこかに置いてきた眼鏡を探しに午前休を取ったこともあるそうだ。(ちなみに眼鏡は皇居の植え込みに落ちていたらしい)  そんなわけで、田島さんはそこそこに面倒を見てくれる人が現れる全社員参加の飲み会が大好きだ。特に新年会は格別に好きらしく、ある年、彼の発案で鏡開きが行われることになった。会場内に運び込まれる樽酒を、孫を見るようなあたたかい目で見守る田島さん。不穏な気配はすでにあった。蓋が開かれるや否や、田島さんは真っ先に升を手にしてぐいっと酒を流し込む。私もその日はしこたま飲んだので、彼の様子を覚えているのはそこまでだ。  翌朝、寝坊してギリギリに出社すると、社内は田島さんの話題で持ちきりだった。なんでも田島さんはあの後一人で飲み続け、夜遅く家ではなく会社に戻った。そしてフロア中の電気をつけっぱなしにして机の上で安らかに眠っていた現場を、朝出社した経理の人におさえられたのだという。田島さんは帰れないどころか、出社してしまったのだ。  結果として、彼はその時担当していた職務の一部から解かれることになった。その原因が例の一件であることは明白だったが、社内では誰もそのことを口にしない。しかし慣例から、そういった人事異動があるときは社員の前で挨拶をしなければならないのだった。彼が一体何をどう説明するのか、皆大いに注目した。そしてその朝礼の日。全社員の視線が集まる中、彼が口にした言葉を私は一生忘れないだろう。 「お酒で失敗したので、責任を取ることになりました。すみません」  田島さんは恥じらうように、はにかみながらそう告げた。そのあまりの率直さ、悲壮感のなさに私は感銘すら覚えた。社歴の長い社員は笑いをこらえて般若のような顔になっていたし、社長に至ってはこらえきれずに笑い出し、不気味になごやかな空気の中で朝礼は終わった。

[餅田もんじゃ] 新進気鋭の謎の女性ライター『田島さんは帰れない』

[匿名記者]東京・裏社会の地殻変動を考察する

匿名記者寄稿記事 東京・裏社会の地殻変動を考察する 東日本で最大の勢力を誇る住吉会、この住吉会が「割れる」といった報道が数日前から報じられている。筆者の元に入った情報では割れる事は無い、との話である。新たな執行部人事の情報も入って来たが、確定はしていないので書く事は出来ない。しかし、住吉会総裁、西口茂男、会長、関功、会長代行、加藤英幸の三役は代わる事はないと思われる。 ところで、住吉会とは一体どの様な組織であるのかをご存じない読者の方にご説明したい。 その歴史を簡単に説明する。 明治初期に芝浦で住吉一家が結成され、その後港会、住吉会、住吉連合、住吉連合会、そして平成3年に現在の住吉会の名称に変えた。この最後の改称には大きな意味合いがあった。 今まで連合体であった組織が親、西口茂男で子が各一家の組長、それに準ずる人間が盃を貰い、親分子分の関係になり連合体から上下関係の組織になったのだ。正式な名称は住吉会住吉一家○○と言う組織名に統一された。その時の住吉一家の総長は福田晴瞭七代目である。 しかし、これにはいくつもの問題点があった。住吉会代表であった西口茂男氏の盃はあったが、福田晴瞭七代目との盃は兄弟分の盃はあったが、親分子分ではなかったのだ。 という事を踏まえて、今回の住吉会の組織改変にはどの様な問題があったのか?

[匿名記者]東京・裏社会の地殻変動を考察する

[匿名記者]歌舞伎町を中心に裏社会の地殻変動が起りつつある!?「芸能界との付き合い?あるよ、個人的にも組織的にも」

「久田将義責任編集 ニコ生タックルズマガジン」 日本で一番危ないWEBマガジンが創刊!『実話ナックルズ』『ダークサイドJAPAN』元編集長の久田将義が、インターネットを通して新たな「アウトローメディア」を始めました。その名も「久田将義 責任編集 ニコ生タックルズマガジン」。編集長の久田氏をはじめ、様々なアウトロー著者陣営がどの既存メディアでも露出できない記事をお届けします。(毎週金曜日に はその週のまとめ記事を配信) 《TS視聴可能な番組》 《今後の生放送予定》 匿名記者寄稿記事 歌舞伎町を中心に裏社会の地殻変動が起りつつある!? 「芸能界との付き合い?あるよ、個人的にも組織的にも」 日本で一番の構成員を誇る六代目山口組。その範囲は一部を除き日本全国に及ぶ、いや影響力 は日本全国であろう。関東では今まで関東二十日会があったが、國粋会の山口組加入によりその流れも大きく変わった事は読者の方もご存知であろう。 今回はその山口組の四次団体の幹部に関東でのシノギを聞く事が出来た。 年齢は40代前半であり、ヤクザとしては一番勢いのある年齢である。 彼が関東にシノギを求めて来たのは10年前だと言う。 ――どんないきさつで関東に来たのか? 「うちのオヤジ(四次団体組長)の命令だよ。東京で地盤を固めないとこれからは駄目だと言う命令かな」 ――それまで関東勢とは交流があったのか? 「親戚付き合いしている組があるからね、そこの近くに訳の分からない会社みたいな組事務所を出したんだよ」 ――他の関東の組織とは揉めなかったのか? 「揉めた事は数回あった。飲み屋とかでね、だけどこっちの素性がわかったら相手は大人しく引き下がったよ、その後に事務所に金を包んで持ってきて今後はあの店に行かないようにして欲しいと懇願されたよ」 ――今は何処を拠点に活動しているのですか?- 「事務所は新宿に近い場所だよ、細かくまでは言えないけどな」 ――では自然にシノギは歌舞伎町を狙ってますよね? 「狙ってると言うか、あそこしかないだろう。ヤクザが食える街は」 ――一時期問題になった関東連合はどう思うのか? 「あそこを利用してた組もあったな、だけどあそこを利用してたのは六本木を狙ってた組織だろうな、俺が思うには。うちは六本木は狙ってないし、必要ない」 ――何故六本木は狙ってないのか? 「俺等みたいな関西者には合わないよ(笑)敷居が高すぎる」 ――ヤクザにとってはおいしい街は六本木よりも歌舞伎町ですか?-

[匿名記者]歌舞伎町を中心に裏社会の地殻変動が起りつつある!?「芸能界との付き合い?あるよ、個人的にも組織的にも」

「裏社会の人間を自称したら・裏ビデオが「裏」ビデオではなくなった時代・裏流行語:NTR」ニコ生タックルズマガジンvol.59

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━                                                       2014/05/02      久田将義責任編集 ニコ生タックルズマガジン                                 vol.59   □日本で一番危険なWEBマガジン。ニッポンの闇をさらけ出せ!□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日本で一番危ないWEBマガジンが創刊!『実話ナックルズ』『ダークサイドJAPAN』元編集長、 現『東京ブレイキングニュース』(旧・日刊ナックルズ)( http://n-knuckles.com/ ) 編集長 の久田将義が、インターネットを通して新たな「アウトローメ ディア」を始めました。その名も「久田将義責任編集 ニコ生タックルズマガジン」。久田氏をはじめ、様々なアウトロー著者陣営がどの既存メディアでも露出できない記事をお届けします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 《新刊のお知らせ》 『関東連合 六本木アウトローの正体』(ちくま新書) が発売されました!  http://goo.gl/qm5Svx   ←amazonはコチラ!  《TS視聴可能な番組》 《今後の生放送予定》 《目次》 01. [匿名記者]動画サイトで「裏社会の人間」を自称したら…… 02.[沢木毅彦] 裏ビデオが「裏」ビデオではなくなった時代 03.[本橋信宏]今週の裏流行語大賞⑤ 「NTR」

「裏社会の人間を自称したら・裏ビデオが「裏」ビデオではなくなった時代・裏流行語:NTR」ニコ生タックルズマガジンvol.59
久田将義責任編集 ニコ生タックルズマガジン

ニュースサイト『東京ブレイキングニュース(旧・日刊ナックルズ)』編集長、『実話ナックルズ』『ダークサイドJAPAN』元編集長の久田将義が、インターネットを通して新たな「アウトローメディア」を始めました。その名も「久田将義責任編集 ニコ生タックルズマガジン」。放送まとめ記事やオフショットなど発行致します。

著者イメージ

久田将義

ニュースサイト『東京ブレイキングニュース(旧・日刊ナックルズ)』編集長。『実話ナックルズ』『ダークサイドJAPAN』『NONFIXナックルズ』『HARDCOREナックルズ』元編集長。『月刊選択』『週刊朝日』を経て現在へ。近著『関東連合 六本木アウトローの正体』(ちくま新書)『トラブルなう』『原発アウトロー青春白書』(ミリオン出版)、『僕たちの時代』(青木理氏共著・毎日新聞)

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