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[匿名記者]右翼とは何か「ある老右翼のインタビュー」
2014-06-03 01:00220pt匿名記者寄稿記事
右翼とは何か
「ある老右翼のインタビュー」
最近、ネットウヨクと言った言葉がかしましいが、筆者がここに紹介するのは、既に60歳半ばを超え、一匹狼で活動してきた右翼である。彼に連絡を取るのは実に5年ぶりである。
その人間を何となく避けていたのだ。 理由は一言で言うと「 怖い 」。
ある右翼団体を主宰している。右翼団体と言っても日の丸を掲げ軍歌を流すイメージだが、この人間はその様な事はしない。他の団体と違うのは、彼は右翼を思想とはしていない。任侠系右翼とも違うのだが……。
この男は10代の後半の頃から不良の道を歩み、誰とも盃を交わさず数人の不良グループを率いてシノギをしていた。待ち合わせに指定されたのは関東近県のある繁華街でその後に彼の自宅兼事務所に案内された。
以下、一問一答である。
筆者「ご無沙汰しています、今回若い頃の話を色々聞かせて頂きたいと思うのですが、宜しくお願いします」
A「 俺の人生なんて面白くないだろ、他に面白い人間なんかいくらでもいるだろ 」
筆者「そんな事無いですよ。Aさんの筋の通す生き様を聞かせて下さい」
A「 話せる範囲でな 」
筆者「若い頃、愚連隊をやっていましたが、その頃のシノギは何ですか?」
A「 ヤクザのシマ内で暴れてそこの親分から暴れないで欲しい、と言って小遣い貰ってたよ。要するに賭場荒らしみたいなものだな 」
筆者「さらわれたり、そんな危ない事はありましたか?」
A「 何回もさらわれたよ。山の中で穴を掘らされてチャカ突きつけられた事もあったな 」
筆者「よく殺されませんでしたね」
A「 詫びを入れたら殺されてただろ。だけど俺はここで詫びを入れたら一生この世界で安めを売る事になるから泣きは一切入れなかった 」
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[匿名記者]ある男の半生
2014-05-21 23:30220pt匿名記者寄稿記事
ある男の半生
筆者の取材先で、古い知り合いの人間がいる。今時、任侠らしい人間は少なくなって来ているが、この人間は筆者がある意味、その生き方に感銘を受けたうちの一人だ。兄弟分、舎弟も数多くいる。普通は兄弟分が多いと、陰で「あいつは喧嘩をしたくないから兄弟分を多く作る」と言われる事がある。しかし、この人間には事情があるのだ。元々、裏社会の人間ではない。
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