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[中田薫]【シリーズ廃墟探訪】日本の鉱山を代表する最大最古の山...岐阜県飛騨市神岡町『神岡鉱山』
2014-01-29 01:00220pt中田薫 寄稿記事 【シリーズ廃墟探訪】 日本の鉱山を代表する最大最古の山... 岐阜県飛騨市神岡町『神岡鉱山』
岐阜県飛騨市神岡町。昭和62年、東京大学宇宙線研究所が、この町で「大マゼラン星雲超新星爆発」によるニュートリノの観測に成功。平成14年に小柴昌俊東大名誉教授が同観測でノーベル物理学賞を受賞したことで脚光を浴びた町である。
東大宇宙研は「観測が困難」と言われたニュートリノの質量測定地として『神岡鉱山』に着目、山の所有者であった三井金属が地下1000メートルに巨大観測装置を建設し、観測研究に成功したのであった。
神岡鉱山の歴史は日本最古と言われるほどに長い。今から1300年以上前、奈良時代養老年間(717年頃)に採掘が始まったとされ、その時代は黄金を掘り出し、朝廷に献じていたという事実が鉱山史に残されている。
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