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[本橋信宏]文筆家本橋信宏の今週の裏流行語大賞【巨乳人妻デリヘル嬢の写真あり】
2014-01-13 01:00220pt文筆家本橋信宏の今週の裏流行語大賞 <鶯谷発>
鶯谷発、といっても鉄道話ではない。 山手線で最も乗降者数の少ないマイナーな駅、鶯谷周辺がいま、風俗通のあいだで密かなブームとなっている。「鶯谷発」というのは、鶯谷のラブホテルにおけるデリヘルのハードなサービスを意味する。ハードなサービス、というのは、<2万円以下で遊べて、時間内無制限発射、ノーコンドーム>という、これまでの風俗体験では考えられない過激な内容のことだ。
鶯谷駅北口広場に、ぽつんとたたずむ男たち。人待ち顔の彼らは、どこか気分が高揚した風情だ。それもそのはず、この地でデリヘル嬢と待ち合わせしているのだ。
鶯谷のデリヘルは様々な専門店に特化している。巨乳・熟女・若妻・巨尻・SM・・・・
ありとあらゆる女たちが男たちの待つ北口に向かう。真冬なのに胸の谷間が揺れる女。ハイヒールと網タイツのよく似合う熟女。はちきれんばかりのヒップをくねくねさせ歩く巨尻女。にやける男たちは、目当ての女と腕を組み、駅の目の前にあるラブホテル群に消えていく。
大塚・池袋・新宿・渋谷・五反田・・・・
山手線沿線の風俗街は数あれど、安くて、何回でもできて、しかもナマ率が高い風俗となると鶯谷を超えるものはない。
二昔前、鶯谷風俗といえば、近くの吉原ソープで客がとれなくなった年増ソープ嬢がラブホテル街の路上で客を引く、いわゆるたちんぼが有名だった。ラブホテルで女を呼ぶホテトルだって、鶯谷では商品価値の無くなったおばさんが多かった。 ところがいまや、鶯谷発デリへルといえば、人妻・熟女のトップクラスがそろい、しかも2万から時間内で何回でもOK、そして多くの彼女たちがナマを許す。
こんな信じられない状態になったのは、この地が持つ独特の磁場のせいだろう。 -
[本橋信宏]吉行淳之介らを輩出したエロ本出版社も次々倒産「エロ業界苦難の日々」
2013-11-18 08:45220pt
ノンフィクション作家本橋信宏 色川武大、吉行淳之介らを輩出したエロ本出版社も次々倒産 「エロ業界苦難の日々」
不況に強いのが、ラーメン店とエロ本と言われてきた。
ところがここにきて、ラーメンは過当競争にくわえてスープに手間とカネをかけ過ぎ、店が立ちゆかなくケースが多発。エロ本はネットと携帯の普及によって無料で無修正画像が見放題となって、エロはただで見るものという価値観が三十代以下に広まり、エロ本の売り上げが急減、エロ本系出版社は大不況に陥った。三十代より下の世代は、いまではパソコンや携帯動画でオナニーする。4畳半に寝転び、エロ本でシコる姿は昭和の遺物になった。
裸さえ載せていれば黙っていても最低でも10万部以上、平均で30万部以上売れていた時代が嘘のようだ。かろうじて生き残っているエロ本も部数はかつての10分の1以下となった。
エロ本を出版してきた老舗出版社も相次ぎ倒産、自主廃業となった。
2007年4月、ビデオボーイ、べっぴん、すっぴん、デラべっぴん、といった月刊誌の毎月発行部数が合計100万部に達し、関連会社の宇宙企画からは秋元ともみ、早川愛美といった美少女をビデオデビューさせ、80年代美少女カルチャーの総本山とされていた英知出版が倒産。
2007年9月、阿佐田哲也こと色川武大が麻雀放浪の末に在籍した出版社としても知られる出版社、司書房が倒産。釣り、小説関連書を出版していた親会社の桃園書房もともに破産。
2010年、吉行淳之介が編集者として働いていた古い歴史のある出版社東京三世社が、他社に出版物を譲り自主廃業。
雄出版、メディア・クライスなどが消失していった。
つぶれてはいないが、老舗のサン出版、ミリオン出版、コアマガジン、といった大手も大規模なリストラを断行し、多くの優秀な人材がいなくなった。
社員編集者が解雇され、フリーランスのカメラマン、ライター、デザイナーも苦境に陥っている。フリーランスの世界では、五十歳定年説というのがまことしやかにささやかれている。特にカメラマンは体力勝負であり、早く自然淘汰が迫る。メルセデスと複数の愛人を抱えていた中堅のカメラマン数名が、私の前からいつのまにか消えていった。
ライターも然り。廃業して不動産会社社員になったり、レストラン従業員となったり、あいた時間にコンビニやガードマンのアルバイトをするライターが増えている。
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[本橋信宏]文筆家本橋信宏登場!今週の裏流行語大賞 『キーボード越え』
2013-09-30 01:00220pt文筆家本橋信宏登場! 今週の裏流行語大賞 『キーボード越え』
「昨日の夜、キーボード越えしましたよ」
照れながらもどこか誇らしげな、30代独身男が告白する。
キーボード越え・・・・とは?
パソコンの前に腰掛け、画面に写る悩ましげなAV女優のからみを見ながらシコり、発射。勢い余ってほとばしりがキーボードを超えて・・・・。
という意味である。
昭和の時代なら、天井まで飛んだ、という自慢話になるのだろう。
21世紀になって、オナニーの形態も大いに変化した。「デラべっぴん」買ってきて、こっそり勉強部屋にこもって、畳に広げたら横になってズボンとパンツをずり下げて、シコる。こんな光景はいまや昭和の遺物になってしまった。
パンツ下げて畳に横になってシコる、という様式がいまの30代いかにはピンと来ないらしい8キーボードを前にしてよくできる、と思うが、たしかに慣れてしまえば違和感はないゾ)。
最近のオナニー事情によれば、パソコンでのシコ率は下がり、30代以下は圧倒的に携帯動画見ながらやるらしい。
AVにも変化が起きた。
大柄・色黒・饒舌の3拍子そろった男優が好まれなくなったのだ。携帯動画の画面は小さい。大柄で色黒の男優が登場すると、小さな画面では存在感がありすぎて邪魔なことこの上ない。そこで、男優も小柄・色白・無口が好まれるようになった(余談だが、昨今の男優が発射しても一物がなかなか萎まないのは、撮影前にバイアグラを粉状にして飲んでいるからだ)。
AVでは人妻・熟女が相変わらず人気があるが、最近ではテレビ放送を動画で収録して、携帯でお世話になるパターンが多い。デビ夫人(意外と豊乳)、小泉今日子(あまちゃんで人気が再燃)、あたりが人気が高い。
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