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[藤木TDC]ビールと愛国、そしてKIRINはなぜサムライブルーのスポンサーなのか
2013-07-08 01:00220pt藤木TDC 寄稿記事 ビールと愛国、そしてKIRINは なぜサムライブルーのスポンサーなのか ビールに隠された『ある秘史』
梅雨も明けビールがおいしい季節になってまいりました…と、世間ではいわれていても筆者の場合、超ビーラー(ビール党)なので、梅雨が明けようが明けまいが、一年中ビールを飲んでるし一年中おいしい。
多くの人に驚かれるのは食事や宴会の飲み始めから締めまで延々ビールを飲んでいることで(だからビーラーなわけだが)「腹は膨れないのか」「飽きないのか」などと、さも異常者のごとく聞かれるが自分ではまったく問題はない。つまみを食いながらビールを飲み続け、さらに満腹になってもビールだけ飲む。外飲みでは周囲の人々の嗜好にあわせほかの酒を間にはさむ時もある。しかし基本はビール一筋。自分の感覚ではもはやビールは体液と一体化している感じだ。
最近流行のビール風発泡酒でも問題ないが、どうせならビールのほうが味がいいし、酒税率が高いので「高額納税者だぜ」とでかい顔ができる。そう、ビーラーは酒飲みの中でもダントツの高額納税者だ。
ご存知のとおりビールの酒税は消費量やアルコール度数との対比など総合すると他の酒よりも相当に高く、たとえば350ml缶標準価格215円のうち77円(約36%)が税金、酒税収入全体に対する割合も50%前後を占める貢献度である。
ゆえに日本のビールは世界でも圧倒的に高価で、よく外国人がコンビニの缶ビールの値段なら我慢できるが、新宿ゴールデン街でビール一杯飲んでカバーチャージとあわせて千円ぐらいになるのはどうにも解せないとボヤいていたりする(まあ、煙草やガソリンを例にすれば日本と海外諸国では逆転現象が起きるわけだが)。
それにしてもなぜ日本のビール酒税は高いのか。
その理由は巷の書店一般に出回っているビヤグルメ本にはなかなか書いてない。おそらく知っちゃうとビールを飲むのがイヤになる読者が出るかもしれないからだろう。
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