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記事 16件
  • 【拡張!日刊ナックルズ】関東連合の名前も浮上した テレビが報じない「ミス・インターナショナルが大手芸能事務所社長を告訴」騒動

    2013-12-23 11:00  
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    拡張!日刊ナックルズ
    関東連合の名前も浮上した
    テレビが報じない「ミス・インターナショナルが大手芸能事務所社長を告訴」騒動

    昨年の「ミス・インターナショナル」で、日本人として初めてグランプリに選ばれた吉松育美さんが、大手芸能プロ「ケイダッシュ」の幹部で、関連会社「パールダッシュ」社長の谷口元一氏を11日、威力業務妨害で警視庁に刑事告訴、ならびに東京地裁に民事提訴した。

     谷口元一氏はかつてフリーアナウンサーであった故川田亜子さんの自殺でも名前が出た人物でもある。
     吉松育美さんに対し、自殺した川田亜子さんの様にならない様に、といった趣旨の電話を掛けた行為なども取り沙汰されている。これらの騒動は日刊ナックルズで既報した通りだが、もう一つ違った見方をしてみたい。

    圧力をかけたとされる谷口氏には、常にきな臭い噂がつきまとっている。その根拠はどこにあるのだろうか。コネクションを辿るうちに、以下のようなインタビューを取る事が出来た。取材相手は谷口氏と面識のある裏社会関係者である。
  • 【拡張!日刊ナックルズ】正に混迷の様相を呈してきた「西成のマザーテレサ事件」

    2013-12-17 01:00  
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    拡張!日刊ナックルズ 正に混迷の様相を呈してきた「西成のマザーテレサ事件」




     ちょっと困った事になってきた。日刊ナックルズ(http://n-knuckles.com/)でライター「西郷正興」氏が追っている大阪・西成で2011年11月14日に遺体で発見された「西成のマザーテレサ」「さっちゃん先生」こと矢島祥子さん事件の取材が、暗礁に乗り上げたような感があるからだ。
    日刊ナックルズの西成のマザーテレサ関連記事はこちら
     貧困ビジネスが事件の背景にあるであろう事は、日刊ナックルズでも散々指摘してきたが、実は核心を知っている人物に接触した所、かなり断定的な口調で「こまの事件は解決しない。警察も了解済」と言われたのだ。

     僕たちは捜査機関ではない。メディアである。つまり事件を解決するのはあくまで警察だ。その警察も了解済とはどういう事か、と、言ってもその人物は口を閉ざすのみで、全てを話そうとしない。

     テレビ朝日『スーパーJチャンネル』『報道ステーション』がずっとこの事件を追い続けており、その姿勢は敬服するものの、約三年でわかった事は事件が他殺として西成署が捜査している事くらいである。それと矢島さんの恋人と称する人物に接触した事なども挙げられよう。因みにその恋人がどんな人物であったかは日刊ナックルズに書いた通りで、ひたすら金を要求してきたというもの。その人間がどういうシロモノか推して知るべし、である。

     テレビ朝日関係者から「この事件で一番先に行っているのは日刊ナックルズです」と言われているし、遺族の事を考えると、いかにして決着をつければ良いのか頭が痛い。

     貧困ビジネスと裏社会の結び付きは日刊ナックルズで、おりを見て指摘している。貧困ビジネスがこれほど裏社会の大きな収入源になっているのは、日本経済の停滞が根本にある事に他ならず、アベノミクスはいったい何を目指そうとしているのかよく分からない。

     西成の事件をこれほどしつこく追うのには、勿論遺族の方の無念さを少しでも晴らす事が出来たらという点と、この事件こそ現代日本の暗部を象徴しているかのように映るからだ。
  • 【拡張!日刊ナックルズ】風俗について考えてみた

    2013-12-10 01:00  
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    拡張!日刊ナックルズ 風俗について考えてみた

     日刊ナックルズ(http://n-knuckles.com/)にこんな記事が載った。
    東京・吉原ソープランド街の生きる伝説「巨匠」がいまだ大人気なワケ http://n-knuckles.com/street/downtown/news000860.html

       「吉原の巨匠」と呼ばれる女性のエピソードである。検索で「吉原」「巨匠」と打つだけで、色々とエピソードが出てくる知る人ぞ知る女性である。かつて僕が編集人を務めた『ダークサイドJAPAN』『実話ナックルズ』でも取り上げた女性、そして実質初めて僕がテレビ出演した際の番組、テレビ東京『ゴッドタン』で紹介した「あげまん慶子」のようなイメージかと思いきや、この女性は違う。

     正に「プロ」。悪く取られると困るが「仕事人」である。日刊ナックルズに寄稿して頂いたライター阿部定治氏の言う通り、風俗通の間では有名人である。

    吉原の巨匠。

     いつか、インタビュー出来ないかと思っていたら作家・岩井志麻子先生が既に済ましていたという。さすが岩井先生である。

     岩井先生のように風俗に、あるいはAV等、「記事を読むのが恥ずかしい」と思われがちなテーマにきちんと真正面から向き合う事によって、秀逸な本を生み出すのだと思う。例えばAVなら永沢光雄著『AV女優』というように、である(他にも傑作はたくさんあるが割愛する)。

     で、風俗なのだが、読者の皆さんは男性だろうか、女性だろうか。「ニコ生ナックルズ」で二回くらいそういったアンケートを取ったが80%男性、20%女性だったので本稿をご覧の皆さんもその割合だと思われる。

     では男性で、風俗に行った事がある方はどのくらいいらっしゃるだろう。僕は案外遅くて、24歳か25歳だったと思う。それまで行く動機がなかった。彼女がいると、そちらの方にどうしても精神もお金もかける(デート代等)事になり、大学生や社会人一年目などは行く必要もなかったと言える。

     僕は当時は、広告代理店の営業部だった。元来アンダーグラウンド的なものに興味はあった。そこで、出張先の香川県高松市に泊まった時、おばあさんのポン引きに連れられ、フラフラと青線めいた所に入って行ってしまったのである。ニコ生でも原稿でも「繁華街では客引きにはついて行かないように」等とエラそうな事を言っておきながらお恥ずかしい次第である。しかし、結果的には「当たり」だった。いや、当たってはいないもののも良い風俗初体験をしたと思う。

     そこは今思うと、ちょんの間、あるいは青線跡だったと思われる。一軒家に連れて行かれ二階に上らされた。ぼったくりかも知れないが、自分が今後ろめたい事をしているような気がして妙な高揚感が僕を包んでいた。部屋に通される事、十分程度。現れた嬢はごく普通の中年の女性に見えた。太ももの大きなバラの刺青を除いては。
  • 【拡張!日刊ナックルズ】特定秘密保護法案

    2013-12-03 01:30  
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    拡張!日刊ナックルズ 特定秘密保護法案

     この法案の名前を聞いて思い出すのが約十年前になるだろうか、個人情報保護法案である。日刊ナックルズ(http://n-knuckles.com/)では連載陣の『噂の真相』岡留安則元編集長が、この法案や時勢について斬っているがそちらをご参照頂ければと思う。
    ■危険すぎる特定秘密保護法、仕掛ける米国の思惑...岡留安則の『編集魂』|日刊ナックルズ
    http://n-knuckles.com/serialization/okadome/news000649.html ■特定秘密保護法、猪瀬知事5000万円問題を斬る...元『噂の真相』岡留安則の編集魂|日刊ナックルズ
    http://n-knuckles.com/serialization/okadome/news000839.html


     個人情報法保護法と特定秘密保護法案は通底している点がある気がする。「権力者を保護するという点において」である。安倍首相は読売新聞で講演をした際に、特定秘密保護法案についてジョークを交えて論じた。余裕の構えである。
     それにしても権力の監視役たる新聞社がどういう立場であれ、いわば『時の権力者』を招いてその演説を傾聴するとは……。大丈夫か、読売新聞。

     野党は反対の構えを見せているが、法案は「提出した時点でまず通る」と考えてよい。だからこの法案も通るだろう。そういう時、個人情報保護法案の騒ぎの際、ルポライターで心の師である故朝倉喬司さんが僕に言った言葉を思い出す。

    「法案は通るよ。だから、わしらは法案が通った後にどういう行動を取るかを考えようや」

    当時を振り返ってみよう。
     各雑誌の編集者、記者、ライターがマガジンハウスに集まったのが最初だったと思う。人数は十数人と言った所であろうか。著名なジャーナリストや、大手出版社編集者の中に、なぜか『ダークサイドJAPAN』編集長だった僕も呼ばれたのだが、恐らくジャーナリスト吉田司さんに誘われたから、だった気がするが定かではない。

     それから週刊現代などでもページを割いては、「本誌は個人情報保護法案に反対する」といったアピールをしていた。

     神楽坂の出版記念会館でも記者会見をした。真ん中に座って座長的位置にいたのは佐野眞一氏だったのは、皮肉と言っていいのだろうか。僕は末席にいたのだが、編集長を務めていた『ダークサイドJAPAN』(ミリオン出版)で佐野眞一氏のヒット作『東電OL事件』の批判記事を掲載していたので、気まずかったが「どうも。佐野さんを批判している久田です」と挨拶をしておいた。

  • 【拡張!日刊ナックルズ】元暴力団組長が見る、現在の裏社会と表社会の変化

    2013-11-26 01:00  
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    拡張!日刊ナックルズ 元暴力団組長が見る、現在の裏社会と表社会の変化


     もうすぐ日刊ナックルズ(http://n-knuckles.com/)にアップされるであろう、「六本木フラワー事件」の判決結果。主犯の見立容疑者と共に、「ミタテ・チャッピー・カンジ」とトリオのように称され、東京・杉並の30歳半ばから30歳代前半で、少し不良をかじった人間なら恐れられていたチャッピーこと国田容疑者が実刑10年、カンジこと小池容疑者の判決が実刑8年となった。

     この件については、日刊ナックルズで関東連合元幹部のインタビューを掲載するが、溝口敦氏が名づけた「半グレ」が「準暴力団」となった現在、裏社会に身を置いていた人間はその裏社会の変化をどのように見ているのであろう。
    お断りしておくが、本稿は決して、裏社会を肯定するものではない。ただ、ひとつの見解として、裏社会から、僕たちが暮らす表社会がどのように見えるのかを、参考までに頭の片隅にでも入れて頂ければ幸いである。

    「今年、世間を騒がせた関東連合のような不良グループ、愚連隊 は地方にもそういった連中は増えはじめるなかヤクザ社会は暴対法の締めつけがつよく不良グループはやりたい放題になっているのは一般人の人達でもわかるでしょう。
    昔は暴走族の中でも走りを基本にしたチーム、喧嘩上等のチームがある中でも今の若者のように一般人に被害をあたえる者はわずかだったものです。

    基本を言えば学校の教育から違うのではないでしょうか。教師が子供叱れば親が出てくる警察に訴える等それでは教師も何も出来なくなり、当たり前の授業しかしないそれで良いのでしょうか? 人の気持ち思いやりのない若者が増えるのも当たり前そんな若者が今後日本を支えていけるのでしょうか?

  • 【拡張!日刊ナックルズ】肥大化する貧困ビジネス

    2013-11-12 01:00  
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    拡張!日刊ナックルズ
    肥大化する貧困ビジネス


     貧困ビジネスという言葉が、当たり前のように言われ出したのはいつの頃だろうか。現在では、貧困層を食い物にしている、いわば「悪徳ビジネス」というニュアンスで使われているようだ。

     「ホームレスや生活保護を受けなければならない人を救う」という美しい名目で、実はその受給金額がピンハネされていたとしたら、それは正に悪徳ビジネスと言わざるを得ない。

    少し前になるが永田町の自民党本部に行ってある人たちと昼間、食事をしてきた。出てきたメニューはいつものカレーライスだ。

     そこでテーマになったのが「●●(民主党系の人間)は貧困ビジネスをやっているのではないか」という事。テレビにも出ている有名人である。僕はその人物は詳しくは知らないがテレビ、雑誌などで取り上げられている事くらいは知っている。
    彼が関与しているとなるとちょっとしたスクープだ。なぜならば、貧困ビジネスには裏社会が介在しているケースが多いからだ。
  • 【拡張!日刊ナックルズ】大坂・西成のトイレの貼り紙の衝撃 「最近、便器に注射器を捨てる方がおられ、トイレの詰まりの原因となっております…」【写真つき】

    2013-11-05 01:00  
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    拡張!日刊ナックルズ

    大坂・西成のトイレの貼り紙の衝撃
    「最近、便器に注射器を捨てる方がおられ、トイレの詰まりの原因となっております…」【写真つき】


    貧困ビジネスが実は、ヤクザの貴重にシノギになっている事が明らかになってきている。
    http://n-knuckles.com/street/downtown/news000588.html

     日刊ナックルズでも報じたが、これはたまたま西成で発覚しただけであって、貧困ビジネスの市場は大都市圏において、相当広がっているのではないだろうか。

     大阪・西成における貧困ビジネスと言うたまに、処方箋なしの向精神薬、睡眠薬などを路上で販売していたり、あるいは覚せい剤なども密売していたりする様が雑誌に掲載されているし、テレビ番組でも盗撮でその模様が放送されていたりもする。

     その話の続きでいくと、西成のコンビニや飲食店のトイレの扉の前には「注射器を捨てないでください」といったような類の貼り紙がしているという。そういう注意書きの貼り紙をせざるを得ないという事は、よほど頻繁に注射器が捨てられているのだろう。

    という事で下に、実際その貼り紙の写真を掲載してみた。某コンビニのトイレの扉だが、下に注目して欲しい。

    「最近、便器に注射器を捨てる方がおられ、トイレの詰まりの原因となっております。今後も続きますと、皆様のトイレのご利用を禁止せざるを得なくなくなりますので、絶対お止めください」

    とある。写真がこれである。
  • 【拡張!日刊ナックルズ】誰もいない街・相双地区を改めて歩いてみて そして奇妙なフィクサー小泉純一郎

    2013-10-30 01:00  
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    拡張!日刊ナックルズ
    誰もいない街・相双地区を改めて歩いてみて

    そして奇妙なフィクサー小泉純一郎
    160兆円市場の試算も...小泉純一郎「脱原発」発言に隠された巨大利権の思惑|日刊ナックルズ
    http://n-knuckles.com/case/politics/news000615.html


     僕は一か月に少なくとも一回は福島第一原発で、未だに復旧作業をしている原発作業員とメールや電話でやり取りをしている。しかし、最近いわき市に行ったのは二か月前くらいで、未だ現場に取材しているライターさん達を見ると頭が下がる。
     いわき市に行った時に、相双地区にも足を延ばした。被災者でもあり、原発作業員の実家にも行った。「もう住めないっすよ」と語る彼の顔は、笑顔だったが、当然ながらそれは決して明るいものではない。
    「ちょっと待ってて下さい」
     と、言ってアルバムを探しに部屋に入って行った。僕は他人の家なので、いたずらに歩き回る事もせず、付近を見回した。漫画が置いてあった。
    「お、●●じゃん(漫画の名前は失念)」と話しかける。案外部屋は綺麗……とまではいかないが、想像よりは普通だった。その事を言うと、
    「まあ、たまに家族が一時帰宅してますからね」という返事。

     帰りに少し、彼の育った街を車で案内してくれた。
    「この神社でよく遊んだんですけどね……」と言いながら古い神社の前を通る。その神社をアイフォンで撮る。

     神社だけではない。街のそれぞれが、何気ない風景が彼の、彼らの思い出なのだ。しかし、住む事は出来ない。
    「諦めてますよ」とは言うもののそれはどこか釈然しない様子だった。当たり前だが。

     そんな彼は「反脱原発」だ。もう十年以上、原発作業員として関わってきたという、「自分の仕事に対する誇り」もあるのだろう。そこに来て、小泉純一郎の「脱原発」発言だ。いよいよ、原発作業員は肩身の狭い思いをするのであろうか。因みに、僕は福島第一原発事故、作業員を取材するようになってから、またもう住めなくなった相双地区の街並みを見てから、「脱原発」は必要だと考えるようになった。それは、作業員の彼らにも言ってある。

  • 【拡張!日刊ナックルズ】神秘の国日本

    2013-10-22 18:00  
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    「久田将義責任編集 ニコ生ナックルズマガジン」日本で一番危ないWEBマガジンが創刊!『実 話ナックルズ』『ダークサイドJAPAN』元編集長、現『日刊ナックルズ』(http://n-knuckles.com/) 編集長の久田将義が、インターネットを通して新たな「アウトローメディア」を始めました。その名も「久田将義 責任編集 ニコ生ナックルズマガジン」。編集長の久田氏をはじめ、様々なアウトロー著者陣営がどの既存メディアでも露出できない記事をお届けします。(毎週金曜日に はその週のまとめ記事を配信)

    拡張!日刊ナックルズ

    神秘の国日本
     「日本の奇習」を書いて頂けないか、という原稿依頼をしたところ吉田悠軌氏から以下の記事が贈られてきた。「おじろく・おばさ制度」である。【画像】封印された日本のタブー...人権を無視した某集落の奇習「おじろく・おばさ」
    http://n-knuckles.com/discover/folklore/news000589.html
     民俗学に興味がある僕も驚く、いわば「中世の奴隷制度」のようなものだ。勿論、現在はその地にはそのような奇習は存在しないが、日本にいくつか神秘的な伝説が存在する。
    僕が興味を持ったのはサンカだった。昔から歴史には興味があり、「歴史読本」の愛読者だったりする。教科書に載っているような表の歴史もあるが載っていない秘史のようなものもある。そして、得てしてそういった秘史に真実が隠されているものだ。などと考えている。
     サンカを始めて知ったのは、遅まきながら『月刊GON!』か「八切史観」で知る人ぞ知る八切止夫の本だったりする。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E5%88%87%E6%AD%A2%E5%A4%AB)
     サンカとは戦前まで存在したとされる、日本列島に縄文時代から住んでいる源日本人で、渡来人とはまた別の、独特の言語を持ち、定住を持たず山から山へ渡り歩いていた人たちの事を指す――というのが定説となっていたが、それらは最近はサンカ研究家三角寛のフィクションだった、とされているがサンカの起源はともかく、定住を持たずに移動生活をしていた人がいたのは事実だったようだ。
     と、いうのも十五年前に『ダークサイドJAPAN』という雑誌の編集長をしていた時に、「太平洋戦争時にサンカの子と遊んでいた」というブログを掲載していた、ご老人に会ったからである。過ごした場所は埼玉・長瀞だ。
     
  • 【拡張!日刊ナックルズ】「西成のマザーテレサ事件」~西成署への疑問

    2013-10-15 01:00  
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    「久田将義責任編集 ニコ生ナックルズマガジン」日本で一番危ないWEBマガジンが創刊!『実 話ナックルズ』『ダークサイドJAPAN』元編集長、現『日刊ナックルズ』(http://n-knuckles.com/) 編集長の久田将義が、インターネットを通して新たな「アウトローメディア」を始めました。その名も「久田将義 責任編集 ニコ生ナックルズマガジン」。編集長の久田氏をはじめ、様々なアウトロー著者陣営がどの既存メディアでも露出できない記事をお届けします。(毎週金曜日に はその週のまとめ記事を配信)

    拡張!日刊ナックルズ
    「西成のマザーテレサ事件」~西成署への疑問
     日刊ナックルズで短期連載的に掲載している、2009年11月16日に大阪市西成区、木津川で遺体となって発見された女医矢島祥子さんの事件は、矢嶋さんがマザーテレサを信奉していたのと、西成の労働者に正にマザーテレサのように医療奉仕していた様からマスコミは「西成のマザーテレサ事件」と名付けた。
     そして、日刊ナックルズでは二か月前に創刊した直後からこの事件を追い始めた。きっかけは、些細な事でライターも僕も忘れているほどだ。ただ、西成方面からこの事件を取材しないか、という誘いがあったから、という程度だった。この事件が今まで経験した事がないほど、奥深いものだとは知らずに……。
    http://n-knuckles.com/case/doubt/news000474.html
    上記のURLから入って頂ければお分かりのように、かなり危険な水域に取材は進んでいるようである。そこで、一反、取材班は西成から引き揚げるように、と編集責任者の僕は要請した。ライター、何人かいる情報提供者に危害が加えられるかも知れないという恐れが現実となってきたからだ。
     もし、話せればもう少し詳しい内容を今週木曜の「ニコ生ナックルズ編集部・アウトローニュース」でご報告出来ればと思うが、これも判断が難しい。
    <a href=
     この号では、もう少し俯瞰してこの事件を見てみたい。一番問題なのは動機である。
    テレビ局でこの事件を報道したのはテレビ朝日「スーパーJチャンネル」とTBS「報道特集」である。この中で「スーパーJチャンネル」が一番詳しく放送したのであるが、残念ながら関西では放送されていないという。この事件を風化させない為にも、是非関西方面でも放送してほしかったが、現在はユーチューブでも視聴できるので是非見て頂きたい。
     テレビでは「貧国ビジネス」を告発しようとして、矢嶋さんは殺害された、と結論づけていたが果たしてそうであろうか。今まで、僕の古巣『実話ナックルズ』を初め、「貧困ビジネス」については結構な媒体が記事化しているはずである。
     路上で処方箋なしの薬や違法ドラッグなどの売買は、ほぼ西成の住民は皆知っている事である。それを告発しようとして殺された……。どうも腑に落ちない。
     西成に入るには独特のネットワークが必要だ。テレビ局がふらっと入って、西成の深淵まで触れる事は出来ない。