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一年以上にわたってお世話になってお届けしてきた『日本国紀』ですが、いよいよ今回で最終回です。
皆さんには、敢えて「第一稿」を配信してきました。皆さんの中に、本になった『日本国紀』を持っておられる方がいるなら、それと見比べてみると、第一稿の原稿から、本になるまでかなり修正されているのがわかると思います。
作家の第一稿を読むことができるのは、本来は編集者のみで、一般読者は目にすることはできません。そういう意味では、なかなか貴重な原稿ではあります^^;
実は本というのは、細心の注意を払ってもミスは出るもので、実は『日本国紀』の本にもミスがありました。それでミスを見つけると重版のたびに修正を加えました。もっとも小さなケアレスミスのようなもので、比較的大きいミスと言えるのは、戦国時代に日本人のことを観察した文章を書いたキリスト教宣教師を、ザビエルと書かなければならないところをフロイスと書いたとこ
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