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「カエルの楽園」挿絵④
2016-03-19 00:30102pt1★【スタッフから皆さんにお願い】★
このイラストは新潮社から発売された「カエルの楽園」に収録された挿絵に百田尚樹氏ご本人が彩色したイラストであり、著作権は百田尚樹氏にあります。個人で楽しむ範囲にてダウンロードや印刷してご利用下さい。 -
「カエルの楽園」挿絵③
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このイラストは新潮社から発売された「カエルの楽園」に収録された挿絵に百田尚樹氏ご本人が彩色したイラストであり、著作権は百田尚樹氏にあります。個人で楽しむ範囲にてダウンロードや印刷してご利用下さい。 -
「カエルの楽園」挿絵②
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「カエルの楽園」挿絵①
2016-03-19 00:30102pt★【スタッフから皆さんにお願い】★
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ブロマガ配信小説『カエルの楽園』最終回
2016-02-12 07:00102pt -
ブロマガ配信小説『カエルの楽園』第十八回
2016-02-05 07:00102pt★【皆さんにお願い】
この作品の著作権は百田尚樹にあります。したがって、このテキストを作者に無断でネット上にアップしたり、メールで拡散したりする行為は、著作権法違反にあたります。くれぐれもそのような行為はお慎み下さるようお願いいたします。
※(著作権を故意に侵害した者は、一〇年以下の懲役または一〇〇〇万円以下の罰金に処せられます)
『カエルの楽園』第三章
すぐに元老会議が開かれました。
でも元老たちもどうしていいのかわかりません。皆、頭を抱えるばかりです。
「これは何かの間違いに違いない」ようやくガルディアンが言いました。「これはただの事故だ。そうに違いない。だから、もう同じことは起こらない」
その言葉に元老たちはほっとしたような顔をしました。
でも元老会議を見つめるツチガエルたちはおさまりません。誰かが「報復すべきだ」と言いました。すると多くのカエルが「そうだ、そうだ」と言いました。やがて「報復だ、報復だ!」という大合唱になりました。 -
ブロマガ配信小説『カエルの楽園』第十七回
2016-01-29 07:00102pt★【皆さんにお願い】
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『カエルの楽園』第三章
その夜、デイブレイクはハスの沼の集会で演説しました。
「今、南の草むらにウシガエルがいるが、このことで必要以上に不安に感じることはありません。皆さんの中には、もしかしたらウシガエルはずっと居座るのではないかと思っているものもいるかもしれません。しかしそんなことはないのです。雨はいつかやむように、夜はいつか明けるように、ウシガエルもいつかは南の沼に帰るはずです。なぜなら彼らは平和を愛するカエルだからです。しかし――」 -
ブロマガ配信小説『カエルの楽園』第十六回
2016-01-22 07:00102pt★【皆さんにお願い】
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『カエルの楽園』第三章
6
二日後の朝、草原の広場において、ナパージュが「三戒破棄」を認めるかどうかの全ツチガエルによる採決が行なわれることになりました。
その日は雲ひとつない快晴で、朝からうだるような暑い日でした。それでも病気やケガやその他の事情で来られないツチガエル以外は皆、参加しました。ピエールたちが「自分たちも採決に参加させろ」と主張したようですが、それは認められませんでした。 -
ブロマガ配信小説『カエルの楽園』第十五回
2016-01-15 07:00102pt★【皆さんにお願い】
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『カエルの楽園』第三章
ハスの上にはまた別のカエルが上がっています。
「あれは誰ですか?」
ソクラテスはハンドレッドに訊ねました。
「知らんよ。とにかく今日は、デイブレイクが三戒を守ろうというカエルを片っ端から集めて来たんだろうよ。さっきから、三戒を破棄しろというカエルは一匹もハスの上には上がっていない」
ハスの上でそのカエルが大きな声で叫んでいます。
「わたしは他のカエルを殺すくらいなら、殺される方を選びます。三戒を守って、黙って死んでいきます」
沼のカエルたちの多くが拍手しました。
ソクラテスは「殺すよりも殺される方を選ぶ」という言葉を聞いた時、言いようのない違和感を覚えました。というのも、ナパージュに来るまで多くの仲間たちが殺されるのを見てきたからです。殺されるというのは、本当に恐ろしいものです。目の前で母親を殺された、足が生えたばかりのオタマジャクシも見ました。また生まれたばかりのオタマジャクシを殺された母親も見ました。 -
ブロマガ配信小説『カエルの楽園』第十四回
2016-01-08 07:00102pt★【皆さんにお願い】
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『カエルの楽園』第三章
4
翌日の元老会議でも、プロメテウスは断固とした口調で、再度「三戒」の破棄を訴えました。ガルディアンを初めとする三匹の元老が反対を唱えましたが、プロメテウスと、その意見に賛成する元老、合わせて四匹の方が数でまさっていました。
小島を取り巻く池には、前日以上に多くのカエルたちが集まっていましたが、前回のような混乱の防ぐためか、小島の周囲には元老を守るカエルたちがいました。
まずプロメテウスが発言しました。
「ウシ
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