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百田尚樹の日本史(51)
2019-01-25 17:10102pt1一年以上にわたってお世話になってお届けしてきた『日本国紀』ですが、いよいよ今回で最終回です。
皆さんには、敢えて「第一稿」を配信してきました。皆さんの中に、本になった『日本国紀』を持っておられる方がいるなら、それと見比べてみると、第一稿の原稿から、本になるまでかなり修正されているのがわかると思います。
作家の第一稿を読むことができるのは、本来は編集者のみで、一般読者は目にすることはできません。そういう意味では、なかなか貴重な原稿ではあります^^;
実は本というのは、細心の注意を払ってもミスは出るもので、実は『日本国紀』の本にもミスがありました。それでミスを見つけると重版のたびに修正を加えました。もっとも小さなケアレスミスのようなもので、比較的大きいミスと言えるのは、戦国時代に日本人のことを観察した文章を書いたキリスト教宣教師を、ザビエルと書かなければならないところをフロイスと書いたとこ -
百田尚樹の日本史(50)
2019-01-18 12:00102pt1皆さん、長らくお待たせいたしました。
二月三日に「百田尚樹チャンネル」のオフ会を行ないます。
場所は東京です。東京以外にお住いの皆様には申し訳ありません。
しかし今回、会員の皆様に好評となれば、また関西やそれ以外の地方でも開催したいと考えています。
なお、オフ会の細かい情報は、ドワンゴから別にメールでお知らせします。
皆さんと直接お会いできるのが楽しみです。
さて、春から連載してきた『日本国紀』、今回で第13章が終わります。
次回は最終章です。
『日本国紀』50
オイルショック
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百田尚樹の日本史(49)
2019-01-11 16:30102pt一月一日に、紀伊國屋書店新宿店にお邪魔して『日本国紀』と『日本国紀の副読本』にサイン本を作りました。それを同店がツイッターで書いたところ、共産党を支持する某弁護士がこのことに激怒し、「今後は紀伊國屋書店では本は買わない」とツイッターで宣言し、多くのサヨクのジャーナリストや活動家が賛同しました。
どうやら彼らにとっては、『日本国紀』は書店で売るべき本ではなく、そのサイン本を大々的に宣伝するという行為は許されざるものという理屈らしいです。
これは実におぞましいことです。本を嫌いなのは本人の勝手ですが、書店には何の関係もないことです。自分の嫌いな著者や本を売る書店を攻撃するのはもってのほかです。
しかし実はこれがサヨクの典型的な思考と行動です。歴史上、共産主義国には表現の自由はありません。それらの国では、共産党が認めた本しか出版されず、共産党が「許さない」と認めた本は直ちに回収・絶版となり、著者は牢獄に入れられます。
今回の私の本に対する一連のサヨクのツイッターは、彼らの思考の一端を教えてくれました。
『日本国紀』49
ゾンビのように蘇る自虐思想
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百田尚樹の日本史(48)
2019-01-07 08:00102pt皆さん、新年おけましておめでとうございます。
新年最初の配信が遅くなってすみません。正月気分が抜けなかったようです。
今年は、念願だったオフ会をやる予定です。昨年に計画していたものの、『日本国紀』や『日本国紀の副読本』の発売で、さらに鼻の手術などがあり、年明けとなってしまいました。
現在、会場を捜しています。今しばらくお待ちください。
さて、『日本国紀』は今回から13章「日本の復興」です。
日本は昔から何度も大災害や大火事に見舞われてきました。しかしその都度、民衆は立ち直り、町や村を復興させてきました。
そしてその驚異的な力は、大東亜戦争でボロボロにされた時も発揮されたのです。戦後わずか20年余りでアメリカに次ぐ世界第二の経済大国にまで復活したのです。しかしそれは簡単な道のりではありませんでした。私たちの父や祖父が死に物狂いで働いたからこそ、成し遂げられたことです。
『日本国紀』48
第十三章 日本の復興
「大東亜戦争」が終わった時点で、日本は世界最貧国の一つだったが、昭和二〇年代半ばから驚異的な復興を遂げた。あらゆる産業が蘇り、みるみるうちに国力においてヨーロッパ諸国に迫っていく。
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百田尚樹の日本史(47)
2018-12-28 14:40102pt1皆さん、いよいよ年の瀬です。
いかがお過ごしでしょうか。
今年の後半は、私にとっては怒涛と波乱の日々でした。『日本国紀』と『日本国紀の副読本』の出版。そして42年前に折れていた鼻の手術。
それらの慌ただしい日々が終わり、年末年始は少しゆっくりします。
とはいえ、「虎ノ門ニュース」で大晦日「ゆく年くる年」を行います。
それが今年の仕事納めになります。
さて、今回は12章の後半です。
戦後の日本が歪められていく辛い章です。
『日本国紀』47
占領軍と朝鮮人の犯罪
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百田尚樹の日本史(46)
2018-12-23 07:51102pt1みなさん、遅くなってすみません。
先週の木曜日に入院し、翌日の金曜日に手術をしましたが、それからずっと入院し、退院したのが、昨日の金曜日でした。
手術は耳鼻科の先生が一時間半、その後、形成の先生が一時間半、麻酔やその他を含めると4時間近い大手術でした。
手術が終わって12時間は起き上がることもできず、まさに半死半生の有様でした。
手術の様子は来週のニコ生で詳しくお話しします。
さて、『日本国紀』、今回はいよいよアメリカ占領軍による「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」です。
『日本国紀』46
ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム
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百田尚樹の日本史(45)
2018-12-08 14:30102ptいよいよ戦後です。
『日本国紀』で、実は最も重要な章は、この章です。
この章を書きたいために『日本国紀』を書いたと言っても過言ではありません。
それだけに、この章は心を込めて書きました。
ただ、書いているとき、最も辛かったのがこの章です。おそらく皆様も、この章を読むのは辛いと思います。
しかし、日本人なら絶対に避けては通れない章が、この章なのです。
第十二章 敗戦と占領
大東亜戦争は日本の敗戦で終結した。
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百田尚樹の日本史(44)
2018-11-25 12:00102pt1今回は「大東亜戦争」の後半です。
この戦争は、言うまでもなく、日本史上最大の出来事です。しかし歴史教科書での扱いの低さは驚くほどです。特に戦争の終結は、「1945年八月ポツダム宣言を受諾して戦争が終わった」の一言で、次の章では、もう日本は再建を始めています。
敗戦の大きさ、占領された屈辱、その後の血のにじむような国民の努力などが、まったく書かれていません、
真珠湾攻撃
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百田尚樹の日本史(43)
2018-11-17 12:00102ptついに『日本国紀』が発売されました。
おかげさまで、各書店で売れ行き一位を記録しています。
このメルマガをお読みになっている皆様の中にも、ご購入された方がおられると思います。この場をお借りして、御礼を申し上げます。
ただ、諸事情でまだご購入されていない方もおられると思います。
連載はまだもうしばらく続けます。
ところで、前から申し上げているように、年内に、「百田尚樹チャンネル」のオフ会を計画しています。
ただ、折れた鼻の手術や、講演その他のスケジュールが立て込んでいるため、まだ日を特定できずにいます。申し訳ありません。
決まり次第、「百田尚樹チャンネル」で報告、あるいはこのメルマガにてお知らせいたします。そのときは、是非、お越しください。
さて、今回はいよいよ大東亜戦争です。
日本の歴史史上、最大の戦いであり、最大の悲劇です。
書くのも辛かったですが、おそらくお読みになる読者の皆さんも、辛い気持ちになると思います。しかし、この悲劇を見つめなおすことで、見えてくる明日があると思っています。
第十一章 「大東亜戦争」
昭和に入ると、世界は急速に不穏な空気に包まれ始めた。
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百田尚樹の日本史(42)
2018-11-10 11:00102pt3今週、東京の書店に『日本国紀』が並びました。おそらく今日は関西の書店にも並ぶと思います。ですが、メルマガは続きます。
実は、皆さんにお送りしているメルマガの文章には、いくつかミスがあります。本にするとき、編集作業や校正作業で、すべて修正していますが、第一稿のメルマガはそのままです。本当は修正してお送りしようと考えたのですが、まあミスがある原稿も珍しいかもしれないと思って、そのままお送りすることにしています(笑)。
また個々の文章も相当書き直しています。もし、興味のある方は、本と比較すると、いろいろと面白い発見があるかもしれません。
今回は、大増ページでお送りします!
『日本国紀』42
統帥権干犯問題
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