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お前が言うんじゃないよ
2014-05-09 15:38330ptすべて、わら半紙みたいな紙ふくろに入っていて、それを紐で束ねてまとめてあるんですよ。その中から無作為に「ショーンコネリーのボンド!当たれ」と思って引くと、開けてみるとスペクターの悪役「ブロフェルド」だったりして、ガッカリするわけです。確か 1 枚 10 円だったと思います。今の価値だと 100 円くらいでしょうね。
そんでもって、ジョームズ・ボンドのブロマイドが当たるまで何度も引くわけです。ま、今だったらハコごと買いますね。オトナ買いという概念が当時はありませんでしたし、そんな風に買えるとも思っていませんでした。
その後のマイブームはガチャポンでしたね。こちらも確か 10 円でした。ちっちゃい(照明)ライトとかそんなスパイっぽいものが当たるを待ち続けて毎日 10 円をガチャポン・マシンに入れていました。
おこずかいをお父さんやお母さんにもらってね。
だんだんにそのあたりの熱は冷めていくのですが、夢中になるとやめられない、止まらないんですね。 -
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という秋の夜長に贈るブログ
2013-09-21 23:26330ptその昔、次世代機ゲーム戦争と言われたセガサターンとプレイステーションの覇権を賭けた戦いがありました。 93 年のことです。導入当時は双方の販売やソフト戦略は拮抗していました。しかし、価格競争に端を発し、プレステが販売台数を急速に伸ばしました。そして、ソフトメーカーを説得するために大きな材料としてのハード(プレステ) 100 万台の流通を達成することができました。
おそらく大変な戦いだったでしょう。そして、ある意味ではソフトメーカーの囲い込でセガとの距離を大きく離しました。心のなかでは「やった!」とガッツポーズをとったことかもしれません。
しかし、当時、SCEの宣伝販促の責任者だった佐伯雅司部長はこう言いました「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と、対するセガに居た僕にはポーズに見えた台詞でしたが、一般には謙虚に受け入れられました。察するには佐伯さんにとっても、彼自身がソニーでの経験を活かしたマーケティングで人生をかけた戦いに勝ったと思った瞬間だったかもしれません。
しかし、その時の彼の言った言葉は、当時の SCE の姿勢としては高く評価され、その後のプレステ・ビジネスを盤石なものへの布石となりました。
今となっては、その言葉がポーズだったのか、謙遜だったのか、心からの謝辞だったのかどうかはわかりませんが、今回のGREEさんのような舌禍を見るにつけ、あの時の佐伯さんの言葉を思い出すのです。
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