Vol.213
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　　　　　　　　　　『そこそこ週刊・畠山理仁』
　『たとえ世界が終わっても──その先の日本を生きる君たちへ』を読んで
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●世の中はそんなに単純じゃない
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　今から２４年ほど前の話です。当時まだ大学生だった私は大学の先輩に誘われて『ヤングサンデー』（小学館）主催の企画、「橋本治塾」に参加しました。この企画は夏の越後湯沢の旅館で橋本治さんと合宿し、いろいろと橋本さんが若者に話をしてくれるというものです。　

Vol.180
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　　　　　　　　　　『そこそこ週刊・畠山理仁』
　　　　　「フリーター」と呼ばれる私は最近何をしているか？
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●『フリーター』はいつやめたって不思議ではない
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「いやあ、畠山さん。『フリーター』っていうのは、大変な仕事なんですねぇ。さっそく記事を読ませてもらいましたよ。さすがは『プロ』の仕事だなぁ。われわれ素人とは違う。まずは書き出しから引き込まれて、先へ先へとどんどん読みたくなる。そう感心して、お電話させてもらった次第なんですよ」
　つい先日、こんな電話をもらった。電話の主は、私が『週刊プレイボーイ』で書いた記事の読者だった。その人が読んだのは、私が当選16回、在職55年11か月の日本記録を持つ宮城県加美郡色麻町の町会議員、田中一寿（ひとし）さん（87歳）にインタビューした記事だった。
　もう少し詳しく言う。電話をくれたのは