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記事 4件
  • Vol.252 ただのお騒がせ政党ではない「N国党」(5)

    2019-09-30 22:30  
    220pt
    Vol.252
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              『そこそこ週刊・畠山理仁』
           ただのお騒がせ政党ではない「N国党」(5)
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    ●N国が300人立てられる理由
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     N国の大量立候補を考えるうち、私は大きな点を見逃していたことに気がついた。それは「政党要件」である。幸福実現党は政党要件を満たしていないが、N国は先の参院選で「政党要件」を獲得した。これは天と地ほどの大きな差を生んでいる。このことに気づくと、N国が大量に候補者を擁立するという理由がよくわかる。
    政党要件を満たした政党は、選挙に候補者を立てれば立てるほど収入が増える可能性が高くなる。それは「政党交付金」(年間総額約318億円を各政党に配分)の仕組みがあるからだ。
     
  • Vol.251 ただのお騒がせ政党ではない「N国党」(4)

    2019-09-30 22:00  
    220pt
    Vol.251
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              『そこそこ週刊・畠山理仁』
           ただのお騒がせ政党ではない「N国党」(4)
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    ●候補者をたくさん立てるとどうなるか
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    N国は8月の段階で、次期総選挙には「289小選挙区全てに候補者を擁立する」と発表している。供託金の単純計算だけで8億6700万円。いくらN国が選挙運動にお金をかけない政党とはいえ、相当な金額になる。
    私は時事通信が報じたこのニュースを聞いて不思議に思った。資金的な裏付けはあるのだろうか、と。
    そう考えたのには理由がある。
     
  • Vol.250 ただのお騒がせ政党ではない「N国党」(3)

    2019-09-30 21:10  
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    Vol.250
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              『そこそこ週刊・畠山理仁』
           ただのお騒がせ政党ではない「N国党」(3)
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    ●N国党首の「虐殺」発言
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    「NHKから国民を守る党(N国)」が、あいかわらず世間を騒がせている。これまでにも読者の皆さんに指摘してきた通り、N国は動き続けることで勢力を拡大してきた。騒動が続くのは予想通りだといえる。
    9月19日には、立花孝志党首のとんでもない発言も飛び出した。YouTubeチャンネル「ChGrandStrategy」にアップされた動画で、立花党首が「虐殺」に言及したことが波紋を広げているのだ。
     
  • Vol.247 参議院議員選挙で躍進した「N国党」

    2019-07-31 09:00  
    220pt
    Vol.247
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              『そこそこ週刊・畠山理仁』
             参議院議員選挙で躍進した「N国党」
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    ●投票率48.80%。がんばろう有権者
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    17日間の参議院議員選挙が終わりました。まずは候補者の皆さん、そして有権者の皆さん、お疲れさまでした。
    私が取材した今回の選挙の感想を一言で言うならば、「まったく盛り上がっていない選挙」でした。ごく一部の例外を除き、聴衆に熱がない。まるで透明な壁があるのかと思うほど「選挙関係者」と「一般人」が交わらず、明確に分断されていました。