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Vol.326 兵庫県知事選挙は歴史の転換点
2024-11-30 16:30550ptVol.326
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そこそこ週刊・畠山理仁
「兵庫県知事選挙は歴史の転換点」
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●兵庫県知事選挙で久しぶりに現地へ
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選挙を取材すると赤字になる。だからしばらく控えていた。
しかし、今月は久しぶりに2つの選挙を取材した。兵庫県知事選挙(10月31日告示・11月17日投開票)と名古屋市長選挙(11月10日告示・11月24日投開票)だ。
兵庫県知事選挙は歴史の転換点となる選挙だった。ネットでの盛り上がりが現実の票として現れることが決定的になった選挙だからだ。詳しくは現在発売中の雑誌『AE -
Vol.252 ただのお騒がせ政党ではない「N国党」(5)
2019-09-30 22:30220ptVol.252
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『そこそこ週刊・畠山理仁』
ただのお騒がせ政党ではない「N国党」(5)
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●N国が300人立てられる理由
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N国の大量立候補を考えるうち、私は大きな点を見逃していたことに気がついた。それは「政党要件」である。幸福実現党は政党要件を満たしていないが、N国は先の参院選で「政党要件」を獲得した。これは天と地ほどの大きな差を生んでいる。このことに気づくと、N国が大量に候補者を擁立するという理由がよくわかる。
政党要件を満たした政党は、選挙に候補者を立てれば立てるほど収入が増える可能性が高くなる。それは「政党交付金」(年間総額約318億円を各政党に配分)の仕組みがあるからだ。
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Vol.251 ただのお騒がせ政党ではない「N国党」(4)
2019-09-30 22:00220ptVol.251
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『そこそこ週刊・畠山理仁』
ただのお騒がせ政党ではない「N国党」(4)
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●候補者をたくさん立てるとどうなるか
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N国は8月の段階で、次期総選挙には「289小選挙区全てに候補者を擁立する」と発表している。供託金の単純計算だけで8億6700万円。いくらN国が選挙運動にお金をかけない政党とはいえ、相当な金額になる。
私は時事通信が報じたこのニュースを聞いて不思議に思った。資金的な裏付けはあるのだろうか、と。
そう考えたのには理由がある。
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Vol.250 ただのお騒がせ政党ではない「N国党」(3)
2019-09-30 21:10220ptVol.250
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『そこそこ週刊・畠山理仁』
ただのお騒がせ政党ではない「N国党」(3)
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●N国党首の「虐殺」発言
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「NHKから国民を守る党(N国)」が、あいかわらず世間を騒がせている。これまでにも読者の皆さんに指摘してきた通り、N国は動き続けることで勢力を拡大してきた。騒動が続くのは予想通りだといえる。
9月19日には、立花孝志党首のとんでもない発言も飛び出した。YouTubeチャンネル「ChGrandStrategy」にアップされた動画で、立花党首が「虐殺」に言及したことが波紋を広げているのだ。
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Vol.249 ただのお騒がせ政党ではない「N国党」(2)
2019-08-31 23:30220ptVol.249
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『そこそこ週刊・畠山理仁』
ただのお騒がせ政党ではない「N国党」(2)
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●当選直後から世間を騒がせる
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NHKから国民を守る党(N国党)の立花孝志党首は、参議院議員としてバッヂを付けると、さっそく世間を騒がせた。7月29日、丸山穂高衆院議員の入党を発表したのだ。これによりN国の党所属国会議員は衆議院1名、参議院1名の2名になった。
丸山議員は今年5月、北方領土の国後島を訪問中に「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」などと発言して日本維新の会を除名された。過去にも飲酒の後に暴言を吐いており、自身で断酒する旨をTwitterで書いていた。しかし、国後島での問題発言時も酒を飲んでいた。
7月29日に開かれたN国への入党会見で、筆者は丸山議員に「今後も酒は飲むのか」と聞いた。丸山議員は「飲む」と言い、立花党首も「丸山議員の自由」と明言した。飲むのはもちろん個人の自由だ。しかし、お酒を飲めば、どんな発言が飛び出すのかわからない。大きな不安はあるが、それでも丸山議員は「有権者の代表」である。
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Vol.248 ただのお騒がせ政党ではない「N国党」
2019-08-31 19:30220ptVol.248
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『そこそこ週刊・畠山理仁』
ただのお騒がせ政党ではない「N国党」
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●N国には「伸びしろ」がある
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正しく知って、正しく怖がる。批判すべきところは批判し、学ぶべきところは学ぶ。それが筆者の「NHKから国民を守る党(N国党)」との付き合い方だ。
これは他の政党や候補者についても変わることがない。選挙に立候補することは、誰にとっても大切な権利であるからだ。
7月の参議院議員選挙で、N国は比例代表最後の1議席を獲得した。これは有権者の判断で、覆しようがない事実だ。しかし、本当にそれでよかったのか。このことについては、今後のN国の活動を見て冷徹に判断していく必要がある。
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Vol.247 参議院議員選挙で躍進した「N国党」
2019-07-31 09:00220ptVol.247
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『そこそこ週刊・畠山理仁』
参議院議員選挙で躍進した「N国党」
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●投票率48.80%。がんばろう有権者
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17日間の参議院議員選挙が終わりました。まずは候補者の皆さん、そして有権者の皆さん、お疲れさまでした。
私が取材した今回の選挙の感想を一言で言うならば、「まったく盛り上がっていない選挙」でした。ごく一部の例外を除き、聴衆に熱がない。まるで透明な壁があるのかと思うほど「選挙関係者」と「一般人」が交わらず、明確に分断されていました。
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No.244 NHKから国民を守る党とは何なのか
2019-05-31 09:53220ptVol.244
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『そこそこ週刊・畠山理仁』
NHKから国民を守る党とは何なのか
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●日刊ゲンダイで連載が始まりました
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4月の統一地方選挙で勢力を倍増させた注目の政治団体が「NHKから国民を守る党」(N国)だ。拙著『黙殺 報じられない"無頼系独立候補"たちの戦い』(集英社)をお読みいただいた方はご存知だと思うが、NHKの不正経理問題を『週刊文春』に内部告発した元NHK職員・立花孝志氏(51歳)が代表を務める政治団体だ。 -
Vol.224 ゴーストライターと呼ばれて
2018-01-31 17:30220ptVol.224
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『そこそこ週刊・畠山理仁』
ゴーストライターと呼ばれて
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●文章作成技術者としてのゴーストライター
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自分の名前が背表紙の一番大きなところに書いてある本は、『黙殺 報じられない"無頼系独立候補"たちの戦い』(集英社)が3冊目だ。
最初に自分の名前がバーンと表に出た1冊目は『記者会見ゲリラ戦記』(扶桑社)。2冊目は『領土問題、私はこう考える!』(集英社)だった。
それまでにも単行本のお手伝いをしたことはあった。しかし、自分の名前は本の奥付(本の最終頁にある、著者名などが書いてある場所)など、よくよく見ないと気づかないような目立たない場所に記されることがほとんどだった。自分の名前が世に出るものとしては、雑誌の署名原稿や共著本が中心だった。
別にそのことに不満はない。どの仕事相手も私のことを尊重してくれて、小さくてもクレジットを入れてくれたからだ。
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Vol.221 開高健ノンフィクション賞贈賞式のご報告
2017-11-30 14:00220ptVol.221
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『そこそこ週刊・畠山理仁』
開高健ノンフィクション賞贈賞式のご報告
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●書かせてくださった皆様に感謝いたします
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読者の皆様、ご報告が遅くなり、大変失礼いたしました。
さる11月17日、帝国ホテルで集英社出版四賞の贈賞式が行われました。当日は『黙殺 報じられない"無頼系独立候補"たちの戦い』(畠山理仁・集英社)に登場する無頼系独立候補の方々にもご列席いただき、なんとか無事に贈賞式を終えることができました。
多くの方に受賞と出版をお祝いしていただき、「ライターという仕事をやめなくてよかった」と、改めて皆様に感謝する時間となりました。
マック赤坂さん、ドクター中松さん、五十嵐政一さん、中川暢三さん、立花孝志さん、高橋しょうごさん、金子芳尚さん、ご出席いただき、本当にありがとうございました。
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