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Vol.212 復興の理想と厳しい現実・避難指示が一部解除された浪江町
2017-03-31 22:00220ptVol.212
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『そこそこ週刊・畠山理仁』
復興の理想と厳しい現実・避難指示が一部解除された浪江町
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●町の現状を象徴するかのような日の出
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真っ暗ではないが、明るくもない。
2017年3月31日午前5時15分。ひと月前に岸壁の復旧工事が終わり、6年ぶりに漁船が戻ってきた請戸漁港で日の出を見た。
水平線から上る太陽の光は、空を広く覆う雲に阻まれていた。しかし、漁港に全く光が届かないわけではない。ぼんやりとはしているが、たしかにその光は漁船が浮かぶ水面を徐々に照らし始めていた。
決して明るくはないが、朝は確実にやってきたのだ。
肩からカメラを下げて漁港を歩くと、ライトを付けた漁船の上には漁師たちが集まり、一心に網の手入れをしていた。
「おはようございます」 -
Vol.204 東京電力福島復興本社代表が考える「復興」とは(3)
2016-12-28 07:00220ptVol.204
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『そこそこ週刊・畠山理仁』
東京電力福島復興本社代表が考える「復興」とは(3)
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●第二原発の廃炉は「決まっていない」と石崎さんは繰り返した
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「第二原発の廃炉についてはいかがですか」 -
Vol.203 東京電力福島復興本社代表が考える「復興」とは(2)
2016-12-22 07:00220ptVol.203
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『そこそこ週刊・畠山理仁』
東京電力福島復興本社代表が考える「復興」とは(2)
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●福島第一原発20キロ圏内には500頭の牛が生かされている
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12月8日の朝になった。出発の時間だ。 -
Vol.156 「これだけは読んでほしい」と思う原稿を書きました
2015-01-30 18:00209ptVol.156
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『そこそこ週刊・畠山理仁』
「これだけは読んでほしい」と思う原稿を書きました
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●みなさまに心から感謝します!
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メルマガの発行が滞りがちで誠に申し訳ありません。年末年始は原稿を書いては消し、書いては消し、としているうちに時期を逃してしまったものがいくつかありました。今後追加取材をするなどして時期にあったものをお届けしていきたいと思っています。どうかご容赦下さい。そしてよかったら引き続きよろしくお願い申し上げます。
さて、このたび、「これだけは読んでほしい」と思う原稿を書きました。本文の最後にリンクを貼ります。長文なので時間をかけてでもかまいません。これは私が震災後に被災地を取材してきた重要テーマの一つなので、ぜひ読んでほしいと思います。
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Vol.120 ウェブ連載「フクシマの首長」を始めた理由
2014-04-25 06:00209ptVol.120
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『そこそこ週刊・畠山理仁』
ウェブ連載「フクシマの首長」を始めた理由
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●何が言葉を堰き止めるのか
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男性の目には涙が浮かんでいた。どう声をかけていいのかわからなかった。
私はその時、福島県二本松市にある浪江町役場二本松事務所にいた。一階の一番奥にある町長室で、馬場有・浪江町長から話を聞いていたのだ。
震災から丸3年が経った。その長さを考えれば、1時間のインタビューはあまりにも短い。それでも私は震災後に浪江町に起きたことを矢継ぎ早に質問した。馬場町長は「よそ者」の私にも、端的にわかりやすく話してくれていた。
時間を一秒たりとも無駄にしない。互いにそんな緊張感の中で取材を進めていくうち、突然、馬場町長の言葉が止まった。私はパソコンに文字を入力する手を休め、じっと次の言葉を待った。
1秒、2秒、3秒……。心の中でゆっくり数えてから馬場町長の顔を見た。
「すみません」
馬場町長はようやく声を絞り出すと、ポケットからハンカチを取り出し、そっと目頭を抑えた。
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Vol.093 双葉郡の今(大熊町・双葉町・浪江町)
2013-06-30 14:00209ptVol.093
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『そこそこ週刊・畠山理仁』
双葉郡の今(大熊町・双葉町・浪江町)
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●お知らせ●
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●まだ続く事故。まだ帰れない家。
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東京電力・福島第一原子力発電所事故により、多くの町民が避難生活を余儀なくされている福島
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