プライベートボートを走らせ海上散歩
滞在中のある日は、家族が所有しているボートにみんなで乗って遊びました。沖に留めてある船まで、港からゴムボートで送り迎えしてくれるおじさんがいて、いろんな人を次々に運びます。
船に乗り込み、目指すは南。風を切って海面を滑るボートの上はとっても涼しくて、焦げるような日差しさえ心地よく感じます。
カラ・ユンコというエメラルド色の入り江の近くで碇を降ろし、甲板で冷たいシャンパンやフルーツを食べたり、小魚が手に触れるほど透き通る海水に飛び込んだり。ただただ波に体をまかせて時間が流れていきました。
さすがセレブの島。こうして海上で一日を過ごす自家用ボートや船がそこかしこにあります。ボートは現地で借りることもできますし、船で諸島をめぐる日帰りツアーもありますので利用するのもいいですね。
このほかのアクティビティとしては、唯一の砂浜があるズィンマリの入り江や、青銅器時代の集落跡があるというミラッツェーゼ岬まで足を延ばしたり、山でトレッキングも楽しめます。
現地で手に入れたいリゾートファッション
水着やパレオなどのリゾートアイテムは島で買うのもおすすめ。感度の高い人が訪れるので、意外にもハイセンスなものが見つかるのです。迷路のような小路に沿ってカラフルでかわいいお店が並んでいて、そぞろ歩きも楽しいですよ。
まずはパナレアファッションの聖地「ブティック RAYA」を訪れて。60年代にこの島を開拓した夫妻が手掛ける、バティック柄のリゾートドレスを1枚は手に入れたいもの。肌に薄く重なるだけの軽い生地は着心地抜群。ワイドパンツや、男性用アイテムもあります。
私が何度も足を運んだのは「ブーガンヴィッレ」。水着、パレオ、アクセサリー、帽子、何でもあるセレクトショップで、日本でも使えるようなおしゃれなものがたくさん見つかります。お土産にもなる10ユーロ程度のものから、ミッソーニなどハイブランドのファッションまで幅広い品ぞろえ。
「モーダ マーレ パナレア」は、革のサンダルをオーダーメイドできるお店。ソール、ストラップ、飾りを選べばその場で作ってくれるのだそう。店頭には無限とも思えるバリエーションのサンプルが並んでいました。
ファッション好きなら、100%天然ジュートを手編みして作るエスパドリーユのお店「マネビ」もチェック。昼も夜も、街でもリゾートでも、というコンセプトで豊富なデザインが用意されています。ポシェットやブレスレットなどの小物もかわいかったです。
ほんとうにちいさいパナレアの街。でも上質なものが集められていて、食事もおいしい。そして圧倒的に美しい地中海の眺めとゆったり流れる時間。滞在中は日常から完全に切り離されて、「楽園」という言葉が何度も頭に浮かびました。たった5日間でも満喫できた、あこがれのヴァカンス。たしかにこれはクセになります!
〈アクセス〉
パナレア島へ渡る船は、ナポリ、レッジョ・カラブリア、メッシーナ、パレルモ、ミラッツォから出ています。船のチケットはオンラインで購入可能。
■ナポリから
■ミラッツォから
■メッシーナ、パレルモ、レッジョ・カラブリアから
空港はレッジョ・カラブリア、カターニア、パレルモ、ナポリが便利。パナレアのサン・ピエトロ港ではプライベートボートを係留することもできます。
[ブティック RAYA,ブーガンヴィッレ,モーダ マーレ パナレア,ズナヴ,スィレマール,ウスティカ ラインズ]
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