赤瓦の屋根と珊瑚の石を積み上げた伝統的な家屋が多く残り、米軍基地が存在する沖縄では、米軍住宅の再利用など、"リノベーション"という言葉が注目を集める前からリノベが行われてきました。
長い歳月をかけて島に根づいた土着の文化と、中国・琉球・日本、そしてアメリカとが混ざり合った沖縄の文化は、よく"ちゃんぷるー文化"と表されます。沖縄のひとは異なるテイストのものや、新しいものと古いものなどを合わせるミックスセンスに長けているのだと思います。
そんな沖縄ならではのセンスあふれるリノベホテルが「SPICE MOTEL OKINAWA」。古いアメリカ映画に出てきそうなこのホテルは、"MOTEL"という名のとおり1階は客室の目の前に車を停めることができる、いわゆるモーテルタイプの造り。
エントランス部分は完璧にアメリカ西海岸の雰囲気で、共用ロビー空間はミッドセンチュリーのスパイスが効いています。
屋上にはなんと貸切風呂があり、広い空間にぽつんと猫足のバスタブが設置されているというおしゃれさは、LAのホテルを思わせるほど。
フロント兼カフェスペースのカウンター後ろには、「自動車」という大きな看板が目立ちますが、これはここがもともと"自動車ホテル"だったから。この自動車の看板をはじめ、館内の至るところには当時の装飾や建築をそのまま再利用している箇所があり、うまい具合にレトロシック感を演出しています。そのアイディアとセンスはさすがの"ちゃんぷるー文化"という印象。
このSPICE MOTEL OKINAWA、場所は北中城のライカムイオンモールの手前。北谷のアメリカンビレッジまでも車で15分ほどなので、南部と北部両方へアクセスしやすく、観光の拠点としても便利です。
恋人や友達と一緒に泊まるのはもちろんのこと、ひとり旅でも訪ねたくなります。可もなく不可もない、ありきたりのホテルステイはそろそろ卒業して、宿の選択も自分の好みでセレクトする。そんな旅をはじめてみませんか?
【撮影:大城 亘】
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