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邪気をはねのける! 年の瀬の風物詩「羽子板市」で江戸の風情を体感
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邪気をはねのける! 年の瀬の風物詩「羽子板市」で江戸の風情を体感

2012-12-17 10:30
    忘年会やクリスマスなどイベントごとに忙しい時期ですが、気持ちよく新しい年を迎えるために、新調する日用品の買い物などもそろそろしておきたいもの!

    ところで、この時期に開催される「歳の市」というものをご存じですか?
    本来「歳の市」とは寺社で開催されるその年最後の縁日のこと。江戸時代には、正月用品や縁起物を売る店が境内に集まり、人々で賑わう江戸随一の市としてその名が知れ渡っていました。

    江戸末期頃からは羽子板の市が立つようになり、明治以降は羽子板に重点が移っていったそうで、現在この「歳の市」は、「羽子板市」としてその形をとどめています。

    そんな歴史を持つ、浅草の「歳の市 羽子板市」が今年も12月17日〜19日の3日間で開催されます。

    毎年にぎわいを見せ、浅草の仲見世通りは大変な人出に。年の瀬の風物詩として、いつまでも大切にしたい行事のひとつですね。世相羽子板などの変わり羽子板も名物となっています。

    羽子板は昔から「邪気をはねのける」といわれ、厄払いに通じる縁起物。女の子の出産を祝い、その成長を願う贈り物でもあるんです。

    江戸末期、当時流行の歌舞伎役者の舞台姿の似顔絵を貼り付けるようになってからは、女性たちが自分の贔屓役者の羽子板を競って買い求めるようになり、羽子板の売れ行きが人気のバロメーターになっていたのだとか。いまでいうアイドルのポスターやグッズのようなものだったんですね!

    浅草の「歳の市 羽子板市」と肩を並べた二大羽子板市といわれる「春日部の押絵羽子板と特産品まつり」も22日から24日まで開催されます。

    こちちは羽子板だけでなく、桐たんすや桐箱など春日部が全国に誇る伝統工芸品も大集合。

    買わなくても、江戸風情を感じるお店の人の口上や、お客さんとの粋なやりとりを聞くだけでもきっと楽しいはず。温かい恰好をして、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか!

    [浅草歳の市 羽子板市]
    日時:2012年12月17日(月)〜12月19日(水)
       9:00頃〜21:00頃
    場所:浅草寺境内
    露店の出店数:約50店
    おおよその人出:約30万人
    問い合せ:浅草観光連盟 03-3844-1221

    [第15回春日部押絵羽子板と特産品まつり]
    日時:12月22日(土)〜12月24日(月・祝)
       10:00〜19:00(24日は、10:00〜18:00)
       ※原則、雨天決行
    場所:春日部駅東口改札前(埼玉県 春日部市 粕壁1-10-1)
    露店の出店数:9店舗
    おおよその人出:約1万人
    問い合せ:春日部商工会議所 048-763-1122

    ※諸状況により日程・時間・場所などが変更になる場合があります。事前に会場・主催者までお問合せください。

    text by 中澤小百合
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    ビジネス系出版社を経て、フリーランスのライターに。会社員時代に酷使してしまった心と体を癒すべく、暮らしに取り入れた自然療法の魅力にはまり、現在はアロマ、ハーブ、フラワーエッセンス、各種セラピーに関する記事を主に執筆。ペット専門誌で犬のホリスティックケアや愛犬とのロハスな暮らしの提案も。日本メディカルハーブ協会認定ハーバルセラピスト。

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