• このエントリーをはてなブックマークに追加
世界遺産なら達成感もひとしお! 一生に一度は訪れたいヨーロッパ版お遍路旅
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

世界遺産なら達成感もひとしお! 一生に一度は訪れたいヨーロッパ版お遍路旅

2013-01-18 01:30
    友達との旅もいいですが、ひとり旅は独身時代にしかできない貴重な体験です。どうせ行くなら、何か目的が持てたり目標達成ができるひとり旅もいいですよね。

    そこで今日は、ヨーロッパ版お遍路旅についてご紹介します。
    日本の四国八十八箇所を巡るお遍路旅は知られていますが、フランスにも「サン・ジャック・デ・コンポステーラの巡礼の旅」というものがあります。

    ユネスコの世界遺産に登録されているこの巡礼の旅は、熊野古道との姉妹路にもなっています。

    巡礼路は、キリスト教国の守護聖人・ヤコブの眠る、キリスト教の三大聖地のひとつでもある大聖堂を目指して進むというもの。ただ、必ずしも信仰のためだけではなく、自己の目標達成として巡礼する人が多いそう。



    それにちなんで、自転車やバスでの移動をする人もいて、巡礼者用の安宿(フランスでは巡礼手帳というものがあれば、1泊3〜7ユーロ、または寄付のみで宿泊可能)が必ず用意されているという点もトライしやすいポイント。

    ちなみに、フランス語でヤコブのことをサン・ジャック(ほたて貝)と呼ぶことから、その巡礼路の途中には、ほたて貝の道しるべが置かれています。最盛期の12世紀には、50万人もの人々がこの巡礼路を目指したそうで、南西フランスを観光していると、必ずどこかでほたて貝のマークを発見することができます。

    経験者曰く、「いかに荷物をシンプルに少なくするか、いかに自分に合った靴を選ぶかが重要。宿についたら必ず真っ先に洗濯をするのを忘れないこと」なのだそう。また、目指すゴールがひとつのため、旅の途中での出会いは自分の人生観に影響を与えてくれるかけがえのないものになるのだそう。

    日本でも話題になった映画「サン・ジャックへの道」(2007年公開)では、巡礼路の美しい景色を拝むことができるのだそう。長期休暇がとれない人は、このDVDで旅した気分になるのもいいかも知れません!

    photo by Thinkstock/Getty Images

    text by下野真緒(Mao FRANKIEWICZ SHIMONO)
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
    南仏在住ジャーナリスト/エディター。東京都出身。慶応義塾大学法学部政治学科卒。女性ファッション誌編集部を経てフリーランスエディターに。パリ・南仏へ留学後、フランス南西部に移住。パリ発webmagazine・chocolatmagにて連載コラム「南仏新婚journal」、ELLE maman blog「南仏ママンのpetit palette」、GLAMサイトで「南フランスのいい予感。」ほか「シティリビング」にて海外通信コラムなど執筆中。フランス人のライフスタイルほか、社会問題、時事ネタにも関心深い。

    ■あわせて読みたい
    SATCのキャリーがかえってきた! いま見たい海外ドラマNo.1の青春ストーリー
    たった6分でストレスフリーに! オフィスでできる簡単「禅」エクササイズ
    結婚式は、大好きなハワイで! 神様に祝福されるスピリチュアルなウェディング
    ビタミンCたっぷりのほっこり保存食。余ったシャンパーニュで楽しむフランス流・発酵レシピ
    RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/lohasnews/2013/01/post-1089.php
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。