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ハーブや季節の植物を育てながら、日々の暮らしに上手に取り入れていきたい! と思い描きながらも、うっかり枯らしてしまったり、わさわさと育ちっぱなしになっていたり......。そんな自分の駄目さを反省しながら「あぁ、こんな暮らし方、素敵! 」と夢見てしまう本が『酒井しょうこのナチュラルスタイル 小さなお庭とハーブの楽しみ』。植物を慈しみ、毎日の生活の中に豊かな時間を持つヒントが詰まっています。
著者の酒井しょうこさんは、スタイリストを経て渡英、帰国後の1985年にアンティークショップ「マチルド・イン・ザ・ギャレット」を代官山にオープン。2008年にはふたつめのオーガニックなお店「フランキンセンス+ショップ」を誕生させ、2010年に拠点を移し、現在はカトリック田園調布教会の麓にふたつのショップを構えています。
イタリアのアッシジへの旅をきっかけに、生活をリセットしてスモールライフにシフトしたという酒井しょうこさんのモットーは 、「たくさんのものに囲まれるのではなく、本当に気に入ったものを少しだけ置く」ということ。そんな簡素な生活にたくさんの幸せを見つけたそうです。
本書では、ご自分でデザインしたという自宅の内部を公開。バルコニーには、平和の象徴といわれるオリーブがシンボルツリーとして置かれ、中世の修道院のハーブ園のように体調を整えたり、日々の生活に役立ったりしてくれるハーブがたくさん植えられています。
古いワイン樽を利用した雨水タンクを置き、毎日の水やりにはその水を使っているのだとか。
そんなバルコニーでBBQを楽しんだり、お茶を飲んでゆっくり過ごしたり、ヨガをしたり。都会の小さなスペースでもアイデア次第で、こんな素敵な空間が作れるんだ! ということを気づかせてくれるこの本。ハーブを使った暮らしに役立つレシピも満載で、たくさんの写真や、娘さんでアーティストやモデルとして活躍中の酒井景都さんが描くイラストも素敵です。
[マチルド・イン・ザ・ギャレット,フランキンセンス+ショップ]
photo by 渡部信光
(中澤小百合)
RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2013/10/033672herb_tokai.html