人種や環境を超えたところにあるもの【カヒミ カリィの Wherever I go】

時間が少し戻りますが、今年の年末年始は夫の実家のある仙台で過ごしました。家族でお雑煮を作り、お餅を焼いたり。初詣に行って鐘をついたり。一年振りに日本に戻って来て感じたのは、日本人の持つ繊細さや穏やかさ、誠実さでした。

以前、パリに住んでいた時はそれほど感じなかったけれど、それはフランスにタイプは違いながらも、侘び寂びのようなものを感じるからなのかもしれません。

1年NYに住んでみた私のアメリカに対する印象は、大らかさや逞しさ。アメリカはとても広く、例えばLAとNYでも随分人や町の印象は違うので一概には言えませんが、それでも日本とは随分対称的な国だなぁと感じました。

日本、フランス、アメリカと3つの国に住んでみてしみじみ思うのは、どの国も人の性格と同じように長所と短所があるということ。そしてその場所に馴染むと、どこにいても人種や環境を超えた共通の暖かさ、そして悲しさがあるなぁと感じました。

この一年間、NYで沢山の出会いや経験をしてすっかりNYが好きになった私ですが、同時に日本のことも以前より、もっともっと好きになったように思います。 それがこの1年で得た大きな収穫だと思います。数日後にNYに戻り、またアメリカでの珍道中な生活が始まります。

今は日本を離れるのが寂しくて少しホーム シックのようになっていますが、きっとNYに戻ってしまえば、ああやっぱりアメリカはいいなぁ！と感じることでしょう。2014年、また成長し充実した1年になるよう、毎日毎日を大切にして頑張ろうと思います！

皆さんにとって、この1年が素晴らしい時間になりますように・・。今年もどうぞよろしくお願いします！

（カヒミ カリィ）

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