「自分のPRポイントを10秒でまとめてください」そう言われて、即答できる人は少ないはず。
PRプランニングの仕事をしていると、自分自身をブランディングをしたいという依頼が多く届きます。どんな人にも必ずステキな魅力や長所があるのに、人に伝わっていないばかりか、自分でも気づいていないことが多いのです。自分の魅力を理解して上手に伝えることができれば、第一印象をイメージアップすることができるはず。
じつは、そんな自己PR術のアップは、婚活にも役立つんです。自分の魅力を嫌みにならずに分かりやすく相手に伝えることで、それに共感する人が自然と寄ってきてくれるようになるので、相性の良い相手と出会えるチャンスがきっと増えるはずです!
では、どうすれば自分の魅力を10秒で言えるようになるのでしょうか。
(1)自分のPRポイントに気づく
・ブログやSNS、職場などで、よく言われる褒め言葉を見つける
「いつもポジティブだよね」「集中力すごいね」「聞き上手」など
・自分が思う自己PRポイントを考えてみる
「料理が得意」なら「10種類以上の野菜を使ったお通じをよくする料理が得意」など、できるだけ具体的に、たくさん、自分にしか当てはまらないような内容にすることがコツです。
(2)自分のPRポイントをすべて書き出す
書き出すことで、自分の魅力の傾向が見えてきます。
例えば「面倒見がいい、料理、収納上手」などの評判が多かった場合は、一見、仕事がデキてスキが無い印象でも、じつは、お嫁さんにはぴったりという意外な魅力があることを相手に伝えることができます。※傾向のまとまりは、複数できても問題ありません。
(3)書き出した魅力を10秒で言えるようにまとめる
ある程度の魅力の傾向がまとまったら、それを10秒以内に説明できるようにコンパクトにします。傾向のまとまりが複数ある場合は、どれか好きなものに絞っても、それらをさらにひとつにまとめてもOK。
なぜ10秒でまとめる必要があるかと言うと、婚活や面接、交流会などで自己紹介をすることになったとき、自分の魅力を商品のキャッチコピーのように話せた方が、わかりやすく、相手の印象に残るからです。
もし自分が誰かの自己PRを聞くことになった時、要点が定まらずダラダラと聞かされたら、耳に入らないばかりか、あまりいい印象が残らないですよね。
例えば......
・女子会や婚活での自己紹介なら
「10種類以上の野菜を使った、お腹スリミングレシピを作るのが得意な○○(名前)です」
・仕事の交流会なら
「誰もが幸せになる世話焼き術で8時間に1件の新規契約を呼んでいる、世話焼きクリエーターの○○(名前)です」
など、「お腹スリミングレシピ」や「世話焼きクリエーター」といった、自分にしか当てはまらない、自分のキャッチコピーをつくるということ。
ちなみに、自己PRポイントが「大きな目」「キレイな髪」「細い足」などパーツに集中してしまった場合は、口に出して「大きな目がカワイイです」なんて自分で言うわけにはいかないので、口には出さず、そのパーツをつねに意識しておくと、筋肉がいつも緊張状態になり、日々美しく磨かれていきます。
端的に自己PRを伝えられるようにしておくと、相手に興味を持ってもらえるチャンスも増えて、交友関係や婚活が、いままで以上に円滑になるはずです。
(PRプランナー・力武亜矢)