『マダム・イン・ニューヨーク(原題:English Vinglish)』は、2012年に公開されて以来、世界中の女性達の共感を呼び、大ヒットしたインド映画です。
[ストーリー]
......お菓子作りが得意なシャシは、二人の子供と夫のために尽くす、ごく普通の主婦。彼女の悩みは、家族の中で自分だけ英語ができないこと。そんな彼女がある日、姪の結婚式の手伝いで単身ニューヨークへ旅立つことに。不自由な英語社会に翻弄されながら、一念発起で通い始めた英会話教室で、新しい自分を再発見する......
初めての海外旅行で、カフェでオーダーしたいのに上手く伝わらずに困ったという経験はありませんか? 英語が伝わらないだけで、知性も人格も否定されたような惨めな気分になりがち。この映画は、英語を母語としない日本人にとっても、「私もそういう経験ある!」と共感したくなるシーンの連続。異国の地で前向きに生きる主人公を、いつしか応援している自分に気づくでしょう。
『マダム・イン・ニューヨーク』のメガホンを執るのは、インド人女性監督ガウリ・シンデー。映画監督としては39歳という若さながら、初めての長編作品となる本作で数々の賞を受賞、2012年に成功したボリウッド監督ベスト5にも選ばれた期待の新人監督です。
インド映画ならではのミュージカルシーンや結婚式など、盛り上がるシーンも満載。とくに、主人公シャシが、ニューヨークで颯爽と着こなす絢爛なサリーは女性必見の見どころの一つ。サリーの色や素材で、シャシの揺らぐ気持ちを巧みに表現しています。
女優シュリデヴィの美貌の秘密は、シンプルなセルフケア主人公シャシ役のシュリデヴィは、かつてインドの国民的大女優といわれていたトップスター。結婚を期に休業に入り、15年ぶりにこの映画で見事復活を果たしました。愛らしくてダンスも得意、圧倒的な美しさを誇るシュリデヴィですが、今年でなんと50歳と聞いてビックリ!
『ヴォーグ・インディア』誌でモデルとしても活躍するシュリデヴィ。彼女の美貌を保つ秘訣が気になりますが、紐解いてみると実にシンプルなものばかり。
【ボリウッド女優シュリデヴィ、美貌を支える十か条】
●健康的な食生活(野菜や水をたくさん、もちろん揚げ物やジャンクフードはNG!)
●娘と過ごす時間を大事にする
●パワーヨガ
●ポジティブ・シンキング
●ヘッドマッサージで血液の循環を促す。フルーツのフェイスパックも。
●日常のコスメは、リップグロス、アイライン、ラ・プレリーのプラチナクリームだけ
●就寝前のメイクオフをしっかりと
●ケミカルプロダクツはなるべく控える
●歳をとることを素直に受け入れる
●自分を十分に甘やかすこと(その価値が私たちにはある、とシュリデヴィは言っています)
結婚・子育てのブランクを経て、第一線に見事復活したシュリデヴィの生き方は、キャリアを再構築したい女性達のお手本にもなりそう。
英語コンプレックスを乗り越えながら、妻や母としての自分ではない、一人の女性である自分を取り戻す姿を描いた『マダム・イン・ニューヨーク』は6月28日(土)より全国順次公開。見終わるとハッピーになれる映画です!
監督・脚本:ガウリ・シンデー
出演:シュリデヴィ、アディル・フセイン、アミターブ・バッチャン、メーディ・ネブー、プリヤ・アーナンド
6月28日(土)より、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
配給:彩プロ © Eros International Ltd.
2012年/インド/ヒンディー語・英語/スコープサイズ/134分/英題:English Vinglish
提供:ビオスコープ、アミューズソフトエンタテインメント、彩プロ
後援:駐日インド大使館/協力:エア インディア/字幕:石田泰子