自分が正しいと認めてもらいたい気持ちは自負の気持ちから来るものです。
自分の意見が絶対であるというプライドをときには飲みこみ、相手の意見に耳を傾けてみる努力が大事。いかに相手が間違っているかを証明してみせる必要はありません。
「The Huffington Post」より引用
これは自分が正しいと信じることを「折れて」まで否定することとも違います。ここでの「謙遜」の意味は、どのような意見と対立しようとも、自分の意見を持ちつつ、かつ前面に押しださず、いかにフレキシブルに対応するべきか、というテクニック上での上手なやりとりを言うものです。
2、相手を許す自分の大好きな人たちとの口喧嘩やもめごとで、自分が「間違っている」と決めつけられることほど苦しく、傷つくことはありません。最悪の場合、自分がいかに正しかったかを仕返しとして「行動で」証明してやろうなんて考えたりします。
こんなときは、自分がいかに傷ついたかという感情を伝え、相手が間違っていると思っても、許しましょう。
悲しい、という気持ちに正直になること、相手の意見にも寛大になることで、誰が正しいか、といったことはどうでもいいことに思えてくるでしょう。
3. いたわりの心を持つ自分の正しさを証明することばかりにとらわれてしまうと、私たちはときに、とても心の狭い、余裕のない人間となりがちです。
会話の相手が誰であろうと、ほんの少しのやさしさをもって、違ったものの見方やアイディアを受け入れる「ふところ」ができると、他人の意見を「本当はこう言いたいのかもしれない」と、適度な距離を持ってとらえることができるようになるでしょう。
「The Huffington Post」より引用
いかがでしたか?
これら「大人の対応」は簡単なようでいて、じつはとてもむずかしいのが現実。ときと場合によっては、どうしても自分を譲れないことだってあります。けれどいちばん大事なのは、人の話を本当に最後まで注意深く聞いてみるということ。
端的に結論づけてしまう表面的なコミュニケーションでなく、誰もが安心して自分の意見を積極的に出せるような、人とじっくり付きあうような「質」のあるコミュニケーションを目指していけたら素敵です。
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