シンプル料理もおいしく見える、暮らしに幸せをそえる器
横須賀、秋谷海岸のアトリエ＆ギャラリー「KURAKURA storehouse」が新丸ビル「Delie_IDÉE（デリエ イデー）」でKURAKURA展「楽しい生活、平和な暮らし」を開催中です。この展示会では陶芸作家の白倉えみさんが日常の暮らしに提案する器とオブジェを展示販売しています。
温かみあふれる白倉えみさんの作品「小さい子供から大人までこのオブジェでストーリーをつくって遊んでくれるのがうれしいです」と話しながら、いぬねこ（1080円）、ひと（1080〜2160円）をディスプレイする白倉さん。
白倉さんが本格的に陶芸の道に入ったのは、ご自身の結婚式の引き出物として製作した作品が偶然、当時のイデー代表黒崎さんの目に留ったことがきっかけ。その後、本格的に商品化してショップに卸しはじめました。いまでは雑紙「ビンテージハウスで楽しむスタイルのある暮らし」にも掲載されていた築130年の古民家に夫婦で暮らしながら、製作活動とギャラリーの営業をつづけています。
シンプル料理が美味しく見える器今回の展示を企画したデリエ イデースタッフの石田さんは、白倉さんの作品の大ファン。買い集めたものを自宅のインテリアや食卓に取りいれているそうです。「シンプルなお料理もおいしく見えるので重宝しています。白倉さんの作品は見ているだけでもほっとして、幸せな気持ちにつつまれるので結婚祝いにプレゼントすると喜ばれます」とおすすめしています。
ミルクピッチャー（2160円）、ピッチャー把手付（3564円）、ピッチャー（10800円）
会場の優しい雰囲気につつまれる軽くてあつかいやすい器は普段の生活からうまれていることが多く、「ピッチャーは冷蔵庫でお茶を冷やすのに便利なサイズです。コーヒーもドリッピできるんですよ。私の器は大抵が電子レンジや食洗機に使えます」とお話してくれた白倉さん。
食器や花器、オブジェなどが見やすくディスプレイされた店内
ショーウィンドーで作品を飾っている椅子とキャビネットは家具デザイナーである夫の祥充さんのデザインです。普段は家で使っているものなので白倉さんの作品らしい力のぬけ具合がピッタリ。優しくおおらかな会場はまるで秋谷海岸のギャラリーにお邪魔したような気持ちになりました。
［KURAKURA EXHIBITION KURAKURA 展「楽しい生活、平和な暮らし」 ］
開催期間：～3月2日（月）
開催店舗：デリエ イデー
住所：東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸ビル 4F
営業時間：11:00～21:00、 11:00～20:00（日祝）
TEL：03-5224-5571
作家在店日： 2月7日（土）、22日（日）13：00～18：00
（写真・文／石黒美穂子）