「なんとも言えないほど心地よく、うれしい雰囲気」「のんびりと寛ぎを感じさせ、開放的なニュアンスを持つ心地よさ」。
そんな意味を持つ「ゲミュートリッヒカイト(Gemütlichkeit)」という言葉が、いま注目を集めています。そして、この言葉のような暮らしを何よりも大切にしているのが、オーストリア、ウィーンの人々だそう。
「ゲミュートリッヒカイトな生活」って、具体的にはどんなもの? ウィーンの人々の暮らしぶりから紐解いてみたいと思います。
衣・食・住がそろう、ウィーンの市場
©WienTourismus / Peter Rigaud
音楽と芸術、歴史的な街並みで知られるウィーンですが、じつはカフェ文化が盛んだったり、オーガニック先進国だったりと、私たちの好きなものがたくさん詰まった街でもあるんです。
なかでも、注目は多種多様な「マルクト(市場)」の存在。ウィーンには20以上の個性あふれる市場があり、新名所として人気を集めているんだとか。
オーストリア旅行情報メディア「若くしてウィーンを知る幸福、その30の理由」によると
街はたくさんのマルクトであふれている。名前にしても、フライシュマルクト(肉市場)、コールマルクト(木炭市場)、トゥーフラウベン(布市場)など・・・それに、ほかの国のような単なる露店の集まりではなくて、周辺には独特なカルチャーゾーンができあがっている
(「若くしてウィーンを知る幸福、その30の理由」より引用)
日本の市場は食材だけを扱っていることがほとんどですが、ウィーンの市場はバラエティ豊か。衣・食・住が揃うので、まるで暮らしているかのような気分を味わえそう。
また、ぜひとも訪れたいのがウィーン最大と言われる食品市場「ナッシュマルクト」。
写真/タイナカジュンペイ
肉や魚、野菜、果物のみならず、アジアの食材や中東からのスパイス類、ナッツを売る店など120店以上がズラリ。レストランも充実し、たとえば魚料理専門の食堂、デリに立ち席を設けた立ち呑みならぬ"立ちデリ"、ケバブの屋台なども! ウィーンからイタリア、イスラエル、トルコ、インド、ベトナム料理まで、あらゆるジャンルのグルメがいっぱい!
(「若くしてウィーンを知る幸福、その30の理由」より引用)
わくわくするような思いがけない発見と出会いがあるのも、市場ならでは。作り手と売り手、買い手が言葉を交わし、会話を楽しみながらゆったりと買い物を楽しむ。そんな大らかで気持ちのいい時間こそが、「ゲミュートリッヒカイト」なのかもしれません。
探してみよう。わたしの「ゲミュートリッヒカイト」
オーストリアの文化や芸術、トレンドを発信するサイト「若くしてウィーンを知る幸福、その30の理由」では、身の回りのものや風景など、自分自身が心地いいと感じる写真に「#ゲミュートリッヒカイト」をつけてインスタグラムに投稿するキャンペーンを実施中。
というわけで、私もさっそく「ゲミュートリッヒカイト」を探してみました。
(左)ペットと一緒にお昼寝タイム。私のいちばんのゲミュートリッヒカイトな時間(右)キャンドルの灯りだけで楽しむバスタイム。ゆらゆら揺れる炎に癒されます。
探してみれば、意外とゲミュートリッヒカイトはたくさん転がっているものなんですね。
身の回りのゲミュートリッヒカイトが見つかったら、ぜひ本場にも訪れてみたいもの。オーストリア航空なら、ウィーンまで乗継なしのノンストップフライト。着いたその日から、まだ明るい夕方のウィーンを楽しめます。
また機内で過ごす時間も旅の思い出のひとつ。最新技術によるシートで快適なひとときが過ごせることはもちろん、話題のグルメエンターテイナー「DO&CO(ドー・ウント・コー)」がプロデュースする機内食では、香り高いコーヒーやワインなど、ウィーンの食文化を味わえます。
オーストリアの人々が実践しているあくせくしない生きかたや、ゲミュートリッヒカイトに暮らすヒントを探しに、オーストリア航空でウィーンを旅してみませんか?
オーストリアへのフライト情報は...オーストリア航空
ウィーンの観光情報は...ウィーン市観光局
オーストリアの観光情報は...オーストリア政府観光局
(イトウウミ)
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