前回は小松さんから、春のトレンドメイクを教えていただきましたが、今回はいよいよ実践編。
ドイツのオーガニック化粧品「Dr.ハウシュカ」のアイテムを使ったトレンドメイクを、詳しく教えてもらいます。
大人かわいくて色っぽい、春メイク
「海外の人は、大人っぽく見せるメイクを好みますが、日本人は、歳をとるほど若く見えるメイクをする人が多い印象。Dr.ハウシュカはドイツのブランドですが、肌なじみのいい色が豊富なので、日本人に似合う大人かわいらしいメイクに最適なんです」と小松さん。
2016年3月30日(水)より限定販売される5アイテムを使ったトレンド春メイクを、ポイントに分けて紹介します。
ベースは極力薄く
ファンデーションの厚塗りはNG。できるかぎり薄く仕上げるのが春のトレンドです。ファンデーションの上から「バランシング ティント パウダー」を重ねれば、薄づきだけれどキレイな肌の完成です。
眉にピンクをプラス
小松さんが「この春イチオシ!」というメイクテクがコレ。ペンシルで眉を太めに描いたあと、ピンクのチークやアイシャドウを眉頭にひとはけ。
眉に軽やかさとなじみのよさが生まれ、色気のある顔に仕上がるとのこと。
下まぶたメイクにトライ
春のトレンドカラーでもあるピンクをベースにした「アイシャドウ トリオ」は、上まぶただけでなく、下まぶたにも入れるのがポイント。
涙袋にピンクのシャドウを入れることで、トレンド感のあるメイクに。
今シーズンはベースメイクが薄めなので、その分ポイントメイクに力を入れるといいそうですよ。
アイラインは色選びが大切
アイライン=黒と思いがちですが、小松さんいわく「黒はパンチがありすぎるから、大人は避けたほうがいい」とのこと。
今回使用した「カジャル アイライナー 08 トープ」のような深みのあるグレーを使うと、しっかり描いても濃くなりすぎず、印象的な目元を演出してくれます。
チークは高め中央にON
「大人になると頬がたるんだり下がってきたりするため、斜めにチークを入れていたのでは老けて見えるんです」と小松さん。
チークを塗ったところは前に出て見えるので、若々しく見せるためにも、黒目の下あたりの位置につけるのがおすすめなのだそう。
春のキーカラーである可憐なピンクが印象的な「ルージュパウダー デュオ」なら、つけるだけで即トレンド顔に。
リップはちょんちょんとつける
濃い目の色を軽くナチュラルにつけるのがトレンドなので、「リップスティック ノウム 08 メイプルグロウ」を縦に持って、ちょんちょんと唇に置くようにつけるといいとのこと。
ラインをとったり、面でべったり塗るのは、厚塗り感が出て老けて見える原因になるのだとか。
唇の中心部を濃く重ねづけして、自然なグラデーションになるように指などで塗り広げていくと、立体的に見えぷっくり仕上がります。
大人の女性に合う濃さでメイクする
小松さんにメイクをしていただいて気づいたのは、「濃すぎず、薄すぎずの絶妙な加減でメイクすることの重要性」です。
普段の自分メイクは、チークをもっと乗せていたり、まつ毛にしっかりマスカラを塗っていたりと、どちらかというとやりすぎていたのかもしれません。
また、いくらナチュラルで自然体がいいとはいえ、すっぴんに見えるようなメイクでは、女性としてちょっと面白みに欠けるのかも......。
大人としてちょうどいい濃さでメイクを仕上げることで、華やかさと上品さが演出できるんだと感じました。
小松さんに教えていただいたメイクのテクニックを駆使して、この春は上品な大人のトレンドメイクを楽しみたいと思います。
<今回使用したアイテム>
バランシング ティント パウダー/5,000円、アイシャドウ トリオ/4,500円、カジャル アイライナー 08 トープ/2,500円、ルージュパウダー デュオ/3,800円、リップスティック ノウム 08 メイプルグロウ/2,800円(すべて税抜)※2016年3月30日(水)より順次、全国の百貨店や化粧品専門店、バラエティストアで限定販売
小松和子さん プロフィール
CM、雑誌、TV、映画など数々の分野でフリーのヘアメイクアップアーティストとして活躍する中、自身の化学物質化敏症をきっかけに肌と化粧品に関する知識を独学で学び、2008年からナチュラルコスメ専門のヘアメイクアップアーティストとして転身。現在はナチュラルコスメ・パーソナルプロデューサーとして化粧品開発のプロデュースや肌とナチュラルコスメに関する講演・講座・企業研修・イベント・店舗プロデュース・雑誌などでのナチュラルコスメのビューティーページも数多く担当。
#1 ただのナチュラルは卒業。プロに聞く大人かわいくて色っぽいトレンドメイク
[取材協力:Dr.ハウシュカ/インターナショナルコスメティックス]
撮影/キム・アルム