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感情を舵取り。前向き運動習慣を身につけるヒント:教えて森和世さん【後編】
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感情を舵取り。前向き運動習慣を身につけるヒント:教えて森和世さん【後編】

2016-09-18 23:00
    いつまでもきれいで、元気で、しなやかであるためには運動が欠かせません。ヨガやランを習慣にしている方はもちろん、これから始めたい人にも知ってもらいたいトレーニングとの向き合い方や、日々の生活の中に組み込むヒントを紹介します。前編に続き、ヨガ歴10年以上、ヨガ&エクササイズディレクターの森和世さんにうかがいました。 自分の感情を舵取りできるようになった

    ――森さんがヨガを始めていちばん変化したことは?

    森さん「30歳を過ぎてアパレル業界を辞め、カナダ短期留学中にヨガに出会って10年以上になりますが、一番は自分で感情をコントロールできるようになったことです。それまでは白黒ハッキリさせたい性格でしたが『グレーでもいい』という考え方ができるようになったのはヨガのおかげ。今は黒でもあとから白に変わるかもしれない。両面あっていいんだ、と許せるようになりました。

    私たちの気持ちはちょっとしたことで揺らいでしまいますが、逆に考えればその分、元に戻すのもラクということ。自分のメンタルの舵取りができるのはとても大きいですね。自分がしっかりしていれば、荒波に揉まれてもちゃんといるべき場所に帰って来られる。レッスンの最後には『自分を尊敬しましょう』と唱えています人と比べないこと、客観性を持つこと、おおらかな心でいることをヨガから学びました。」

    香りとキャンドル瞑想でいつでもニュートラルに

    ――普段の暮らしで取り入れていることは?

    森さん「プライベートでは朝起きたときにストレッチとヨガポーズを軽く。レッスン中に生徒さんと一緒にからだを動かします。

    ヨガに大切な呼吸のリラクゼーションを深める、香りアイテムが好き。レッスンの最後に良い香りのボディクリームをつけた手で生徒さんの肩にそっと手を添えたり、練り香水を何種類か持ち歩いて気分の切り替えに活用しています。

    シチュエーションに合わせて香りを選ぶのが習慣に、練り香水がお気に入りでいつも数種類持ち歩く

    キャンドルも大好きで家ではよく焚いています。炎が不規則にちらつく様子を眺めるキャンドル瞑想は、こころが揺らいだときにニュートラルな状態に戻す方法のひとつ。

    最近、SUP(スタンドアップパドル)ヨガも始めました。バランスを取るためいつも以上に体幹を使うことを意識しますし、海の上で行うヨガは何より心地よさが抜群!」

    将来なりたい自分をイメージする

    ――トレーニングを習慣にするコツは?

    森さん「よく言われることですが、すぐに実現できる小さな目標を立てること。

    それとは逆に、将来なりたい姿から逆算するのもおすすめです。いまや40、50代でも美しいのは当たり前。私は今45歳ですが、70、80代になってメイクやファッションで取り繕えなくなったときにその人の本質や生き様がにじみ出ると思っていて、若づくりではない、上手に年齢を重ねている人に憧れます。そのためには今から努力が必要ですし、ほどほどの自意識と、時にはプロの手を借りる柔軟性も持っていたいですね」

    ――将来のためと考えるとモチベーションが高まります。

    森さん「その日に溜まった毒が流れる程度の運動をするだけでもヘルシーな心とからだを維持できます。何かを始めるのに遅すぎることはありません。今日が一番若い日、ですよ」

    >>前編に戻る

    お話を伺った人:森和世(もりかずよ)さん

    ヨガ&エクササイズディレクター。アパレル商社勤務を経て単身カナダへ渡り、さまざまな運動療法やヨガと出会う。株式会社ボディクエストにてワークアウトコンテンツの企画制作や、カウンセリング方式の小人数制パーソナルトレーニングYOGAを主催する他、CM、TV、雑誌などでも活躍。http://www.morikazuyo.com/

    ボディクエスト

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