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いつだって今を生きるために。2つの時間を活用する方法
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いつだって今を生きるために。2つの時間を活用する方法

2016-09-27 22:30
    石井ゆかりさんの「星読み+(プラス)」という本に収められている「2つの時間」というコラムに、 2種類の時間について書かれています。

    私たちがいつも使う時間は「クロノス」。物理的に一定の速度で流れる時間です。もうひとつの時間は「カイロス」。体感的な時間の流れやチャンス、機会や巡り合わせを表すそう。もともとはギリシャ神話に出てくる時間の神様の名前だったようです。

    コラムの中では相撲の試合が始まる瞬間、「立ち合い」を例えに分かりやすく2種類の時間について説明しています。今ではこの立ち合いに制限時間がありますが、ラジオ放送が始まる前までは両力士のお互いの呼吸がピタリと合うまでに何度でも 仕切り直していたのだとか。

    土俵の上では、2人の力士それぞれの「タイミング」が歯車のようにかちっと噛み合う瞬間が来ます。誰が意図したのでもない、誰が合図したわけでもない、そんな特別な「瞬間」が訪れます。

    (『星読み+』110ページより引用)

    現在の相撲の立ち合いにおける制限時間が「クロノス」だとすれば、本来の試合が始まる瞬間は「カイロス」で決まっていたというわけです。

    学校や会社などの組織は「クロノス時間」で成り立っています。期日や納期、スケジュール、学校であれば入学から卒業まで、すべて設定された「制限時間」があります。一方で、「30歳までに結婚しよう」「3年経ったら独立しよう」なんて個人的な決断まで「制限時間」を設けるのもノーマルな感覚になっていますね。クロノス時間のなかで育ち働いてきたわけですから、プライベートな出来事までタイムリミットを設けるのは当たり前の感覚でしょうか。

    個人的には、結婚や出産、転職や独立などプライベートな決断はもっと「カイロス時間」にゆだねてもいいんじゃないかなと思っています。そんなこと言ったって女性が出産できる年齢には限界がある、とか、歳を重ねるほど転職にはリスクがともなう、なんて意見もあるかもしれません。

    ただ、単純に個人的な時間の軸はカイロス時間に切り替えると気もちがフッと楽になると思うのです。自分の感情、そして周りの環境や状況のタイミングがかちりと噛み合ったときに行動を起こせばいいので、いつだって目の前のことに集中できます。そして物事をものすごくシンプルにとらえられるようになります。未来を逆算して「今」を決定する行為は、なかなか予定通りに行かない現状にストレスを感じて仕方がない気がします。

    ビジネスはクロノスで、プライベートはカイロスで。 2つの時間をバランス良く使い分けることで気持ちがクリアになりますよ。

    星読み+

    photo by Thinkstock/Getty Images

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