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憧れのバーキンもエシカルなの!? 意外と知らない「エシカルファッション」のヒミツ
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憧れのバーキンもエシカルなの!? 意外と知らない「エシカルファッション」のヒミツ

2012-10-18 13:00
    みなさんの中には、すでに「エシカルファッション」についてご存知の方もいるかもしれませんが、あらためて「エシカルファッション」とはなんでしょう?

    それを踏まえて、エシカルなファッションの楽しみ方の第一歩をまずはご紹介します。

    日本初のエシカルファッション情報サイト「Ethical Fashion Japan」では、8つのカテゴリーに分けられて紹介されています。

    「フェアトレード」「オーガニック」「アップサイクル(リサイクル)」「伝統技術保全」など……つまり、人や社会、環境に悪影響を与えることないファッションのものづくりのかたちのことです。


    ところで、みなさんは以下のようなものは「エシカルファッション」に含まれると思いますか?

    (1)おばあちゃんくれた30年前のGIVENCHYのコートのクラシックなフォルムが好きで着ています。

    (2)ボーナスで買った念願のバーキン! 定期的にクリーニングに出して使っています。


    もちろん、答えはYES! ブランド品もエシカルなんですか?と聞かれることも多いのですが、使うときの「気持ち」がポイントになっています。

    おばあちゃんに限らず、こうしてモノを譲り受けるのは、その方との思い出の一つになって大切にしたくなることありませんか? ヴィンテージショップで見つけた宝物のような掘り出し物もそう。(1)は「モノのストーリーをつないでいく」というのがエシカルといえます。

    (2)は、一つのモノを丁寧に長く使いたいという姿勢がエシカル。そもそも、バーキンのように、職人の魂と技術のこもった逸品はエシカルといえます。ただ、だからといってブランド品を買いあさり、使わないままクロゼットの肥やしになっているような「ブランド品を持つこと」が目的な買い物は、エシカルとはいえません。

    これも全部エシカルブランド! エコレザーであったり、オーガニック、天然素材を使っていたりするほか、工場と対等なお付き合いを心がけていたりします。具体的にそれぞれどんなふうにエシカルか、連載を追うごとにご紹介していきますね。左から:CARMENEVA/ICONIC BARCELONA/VOZ/INEZ OSVALD

    服1枚、ジュエリー1つ、その裏には思いを込めて作ってくれている方々がいること。目の前の服1枚と大切に最後まで付き合うことが、その裏にいる人々を思いやることにつながります。大好きな服と一枚ずつ丁寧に接する楽しみ方が気持ちいいですし、「ファッションで何かができる!」という可能性を感じます。それがエシカルファッションの醍醐味ではないかと思っています。

    エシカルなファッションの楽しみ方には、明確な答えがありません。あなたなりの答えを見つけるヒントを今後ご紹介していきますね!

    text by Hitomi ITO
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    1987年広島生まれ。在学中より国際協力関係のNGOやベンチャーでインターンなどを行う。卒業後は編集者として専門書を手がける。2010年からイギリスの媒体を中心に日本・海外のエシカルファッションについて寄稿を始め、2012年、「Ethical Fashion Japan」立ち上げ。

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