世界中で注目を集めるスーパーフード「モリンガ」
image via shutterstock「モリンガ」はあまり聞き慣れない名前ですが、さまざまな分野から注目を集めている植物。インド発祥の伝統医学アーユルヴェーダでは「300の病気を予防する植物」として重宝されており、葉、種、樹皮、根すべてを使用しています。鎮痛剤、精力剤、虫除けにもいいとのこと。
またWFP(国際連合世界食糧計画)が、飢餓や栄養失調の改善にも効果的と認証しています。モリンガの種には水を浄化する力もあり、環境にやさしい植物として救世主とも言われているほど。世界各地でモリンガの植樹が進んでいるのだとか。
モリンガがもたらす7つの美容・健康パワー
image via shutterstockモリンガが奇跡の植物と呼ばれるには、大きく7つの理由があります。
ダイエット…ビタミンB1、B2、B6が含まれていて、代謝を上げて太りにくい体に導く。 美肌・美髪…ビタミンC、ビタミンEが豊富で美肌に。抗酸化作用も。 便秘解消…水溶性の食物繊維が豊富。 糖尿病、高血圧、コレステロール対策…ミネラル、カリウム、水溶性食物繊維で血圧を下げ、むくみを解消、血中コレステロールの低下にも。 ストレス解消、リラックス…ギャバが脳内の興奮を抑え、アドレナリンの分泌を弱めてくれる。 疲労回復、筋肉補修…疲労回復や筋肉の回復を促すBCAAが多く、疲労物質をエネルギーに変換させてくれる。 免疫力アップ…ビタミンAが粘膜を強くしてくれるため、感染症予防に。食物繊維で腸内環境が整い、免疫力の向上にも。モリンガを日常的に摂取する方法
image via shutterstockモリンガを効果的に摂る方法について、管理栄養士・美容アドバイザーの豊田愛魅先生にお話を伺いました。
「一般的に、モリンガはお茶やパウダーで販売されています。お茶では、水溶性のビタミン類やポリフェノールなど、水に溶け出る栄養素を摂取することができます。飲みやすいのですが、茶葉の中に残っている栄養素も多いので少しもったいないと言えます。パウダータイプのものは溶かして飲んだり、料理に加えたりすることでモリンガの栄養素を余すところなく丸ごと摂取できるのでおすすめです。パウダーの活用例としては お塩(抹茶塩のような感じ)、クレープ、パン、パンケーキ、スムージー、ヨーグルト、パスタ、スープ、ディップなどがお手軽です」(豊田先生)
パウダーとしてならお料理にも混ぜて簡単に使えそう。 奇跡の植物のパワー、ぜひ試してみたいものです。
お話しを伺った方:豊田愛魅先生
東京家政大学卒業後、オーガニックカフェにて管理栄養士としてメニュー開発を行う傍らTVやラジオなどに出演。その後、美容業界のマーケティングなどにも携わる。人に分かりやすく伝えることを得意とし、現在では幅広く活動中。ズボラな人でもマネできる美容法が人気の管理栄養士。