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シワ悩みは、肌のハリ感がアップすれば解決できる?
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シワ悩みは、肌のハリ感がアップすれば解決できる?

2019-05-24 23:00
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    MYLOHAS読者のニッチだけど深刻な美容のお悩みを解決していく「ビューティ駆け込み寺」連載。

    今回のお悩みは、「シワは、肌にハリを与える化粧水や美容液でケアできるのでしょうか? そもそもシワがない=ハリがあるということですか?」というもの。

    お答えいただいたのは、泣く子も黙る美貌の持ち主、銀座ケイスキンクリニック院長の慶田朋子先生です。

    シワは3種に分類される

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    実はシワには3種類あり、種類によって対処法も異なります。

    小ジワ……肌表面の乾燥や紫外線の影響で、肌に柔軟性がなくなり生まれる表皮のシワ。ちりめんジワなどはこれにあたります。保湿をしっかりすることで改善される可能性が高い。放っておくと大ジワに進行する場合もある。

    大ジワ……たるみによるシワで、真皮深層~皮下組織、筋膜にもダメージが及んでいる。ほうれい線、口角下のマリオネットライン、目の下から頬の中央にかけてのゴルゴラインと呼ばれるものなど。

    表情ジワ……表情のくせによる作り出されるシワ。額、眉間、目尻、鼻などよく動かす部分にできる。年齢を重ねるほどに真皮に折りジワが刻まれ、表情を作っていない時にも目立つようになる。

    「作り出される仕組みがそれぞれで異なり、できてしまったシワに対してスキンケアが有効なのは小ジワです。

    そのシワがどんなものかを把握して、適切なケアを見極めることが大切です」(慶田先生)

    ほうれい線は、スキンケアでは対処しにくい

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    真皮まで到達している大ジワや、筋肉のクセによって生まれる表情ジワは、スキンケアで対処するのはなかなか難しいものがあります。

    「たまにシワ対策の美容液をほうれい線に一生懸命塗っている人がいますが、そもそもほうれい線はその線の部分に原因があるわけではないので、あまり意味がありません」(慶田先生)

    また、たるみに対処しようとして、顔の筋肉をトレーニングするケアや、激しいマッサージを行うのは逆効果という場合も。

    「顔の筋肉には、上方向に引き上げる“挙上筋”と下に引き下げる“下制筋”、目や口をすぼめる“括約筋”の3種類に分けられます。

    例えば、広頚筋(フェイスラインから首を薄く覆う下制筋)や口角下制筋を過剰に鍛えると、フェイスラインや口角が下がってしまいます。挙上筋や括約筋も、動かし過ぎると表情ジワが深くなってしまいます。

    残念ながら筋肉は加齢によって過発達し、拘縮する運命。一方皮膚の方は、どんどんハリが失われるので、シワが目立ってくるのです。口角を上げ、静かに微笑みをたたえる程度の静的な動きを意識すれば十分です。

    また、マッサージに関しては、皮膚と骨の間にあるコラーゲン線維の束(リガメント/靭帯)を引っ張ることになるため、せっかく肌のハリ感を担ってくれているリガメントをゆるませてしまったり、切ってしまうことになります。

    マラソンなどで胸を激しく揺らすとクーパー靭帯が切れてたるむのと同じで、むしろハリを失ってしまうなんてことも。垂直方向に優しく押す指圧や軽いリンパマッサージなど、ソフトなケアであれば構いません」(慶田先生)

    自己流のケアは危険も伴うので、早い段階でプロに相談してみるのがよさそうです。

    うっとりするような保湿時間を習慣に

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    では、小ジワに対するケアは「ハリを与えるケア」で問題ないのでしょうか。

    「いいと思います。ハリやうるおいを与えてくれる、保湿力の高いものがおすすめです。香りやテクスチャーが好みのものを選んで、スキンケアする時間に心も満たしてあげてください」(慶田先生)

    ここで気をつけたいのが肌への刺激。コットンでこするようにつけたり、強くパッティングしたり、マッサージするのはご法度です。

    「実はスキンケアを行うときに、肌を動かす必要はないんです。刷り込むような刺激を与えることでより浸透するということはありません。

    やさしく押し込むようにハンドプレスすればじゅうぶん。そもそもスキンケアは角層にしか浸透しないものですから、奥まで届けようと努力してもあまり意味はありません」(慶田先生)

    ハリがある肌にはシワができにくい、というのは事実。毎日きちんと保湿することで小ジワを予防し、大ジワになる可能性を回避したいですね。

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    感覚を満たす香りやテクスチャーのものを選び、丁寧にハンドプレスして使いましょう。

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