肌のお悩みにあわせて下地に使うコントロールカラーは、量や色選びなどが難しいイメージ。そこで、わかりやすい色選びや、簡単な使い方について、ヘア&メイクアップアーティストの村上綾さんに伺いました。
自分の悩みに合ったコントロールカラーは?
ファンデーションの前に、肌悩みに合わせた色を肌に重ねることで、赤みやくすみ、クマなどの悩みをカバーしてくれるコントロールカラー。
まずは悩みと色の関係をおさらいしましょう。
赤みをカバーしたい:グリーン 血色の悪さが気になる:ピンク 黄ぐすみをカバーして透明感を出したい:パープル クマをカバーしたい:オレンジ 色ムラを補正したい:イエロー上記の悩みが複合的にあることも多いもの。そういう場合はいくつも持っていないといけないのでしょうか?
村上さん :
コントロールカラーはテクニックが必要なアイテムです。肌色と異なる色をのせるわけですから、必然的に目立ち、白浮きしてしまうことも。
かといって、肌色になじむ薄い色を選んでしまうと効果が出にくいんです。そこでおすすめしたいのがベージュのコントロールカラーです。
赤みやくすみなど大抵のお悩みをカバーすることができますし、ベージュは肌のトーンに近いので、仕上がりもナチュラルで失敗しにくいです!
ベージュを基本に、ブレンディングできるともっといい
ベージュのコントロールカラーがあれば、大抵のお悩みは解決できる……だとしたら、他のカラーは不必要なのでしょうか?
村上さん :
たとえば、赤みをカバーしたいときはグリーン、血色感と透明感を出したいときはピンクが活躍しますが、それぞれを単独で使うのではなく、ベージュと混ぜて使ってみるとより効果的。
単色だと白浮きや色目立ちが気になるものでも、ベージュと混ぜることで自然になじみます。
塗り方のポイントとしては顔の中央を意識するといいのだそう。
村上さん :
コントロールカラーは明るさももたらしてくれるので、フェイスラインまで伸ばすとのっぺりとした印象になってしまいます。
頬、目まわり、鼻まわり、唇まわりとポイントで使うことで立体感が生まれて、洗練された顔立ちを叶えてくれます。
使い方次第で、悩みをカバーするだけでなく、表情にメリハリをつけられるのが「コントロールカラー」なんですね。
村上さんおすすめ! コントロールカラー3選
エレガンス モデリング カラーアップ ベース UV
エレガンス モデリング カラーアップ ベース UV BE992 4,950円(税込)これぞ万能すぎるベージュのコントロールカラー。カバー力も備わりつつ、素肌っぽい透明感ある仕上がり。
さりげなくツヤ感もプラスしてくれ、いきいきとした肌印象へ。SPF40 PA+++で、紫外線対策もばっちり。
ナチュラグラッセ カラーコントロール ベース
ナチュラグラッセ カラーコントロール ベース 02 3,520円(税込)スキンケアクリームのような心地よいテクスチャーで、肌の色ムラ・くすみを払拭し、明るく血色感のある理想の肌色へとしっかり補正してくれるピンクカラー。ベージュとブレンドして使っても。
ナチュラグラッセ カラーコントロールベース 02 (ピンク) 25ml 化粧下地 SPF32 PA++
3,520円
M・A・C スタジオ フィックス コンシール アンド コレクト パレット
M・A・C スタジオ フィックス コンシール アンド コレクト パレット ミディアム_ディープ 5,720円(税込)「目の下のクマには、コントロールカラーよりもこういった固めのオレンジコンシーラーがおすすめ」と村上さん。
目の下のゴルゴ線エリアを重点的にカバーし、涙袋はカバーしない、がナチュラルな仕上がりのポイントだそう。薄く伸ばした上にファンデを重ねて。
とりあえずの万能ベージュを手に入れて、プラスアルファでお悩みをさらにカバー、と考えると、コントロールカラーもぐっと身近に、簡単に使いこなせそうですね。ぜひトライしてみてください。
村上綾さん
ヘアメイクアップアーティスト。1985年大阪生まれ。株式会社ALBIONに入社後、ヘアメイクアシスタントを経て2010年に独立。現在、雑誌や広告のヘアメイクを中心に幅広く活躍中。かわいさとモードの絶妙なさじ加減に、編集者や女優、モデルたちからのラブコール多数。
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