「クルーエルティフリー」という言葉をご存知ですか?
これは「人が美しさを求めるために動物が危害を加えられるべきではない」という考えのもと、原料調達から販売まで、全過程で動物実験を排除。代わりに、天然のスキンケア原料や植物性オイルなどを配合したコスメづくりのこと。
「ザ・ボディショップ」は、そんな「クルーエルティフリー」化粧品のパイオニアです。創業以来、イギリスの国際的な動物保護団体「BUAV(英国は動物実験廃止連盟)」にも賛同し、この「クルーエルティフリー」化粧品を徹底し続けてきました。そして、「化粧品の動物実験反対キャンペーン」に声をあげてから20年という歳月がたったのだそう。
そのアクションが実を結び、EU全域では、2013年3月11日をもって、動物実験がされた化粧品や原料の輸入・販売が完全禁止となりました。ここまでの道のりは、1898年にまでさかのぼる長きにわたる戦いだったのです。それでも依然として、日本を含む80%の国では、いまだに化粧品の動物実験が禁止されていないのが現状なのだそう。
そこで「ザ・ボディショップ」では、今度はEUだけでなく、日本をも含む全世界での動物実験の撲滅を求め、動物実験廃止を求める国際団体である「クルーエルティフリー インターナショナル(CFI)」(前出「BUVA」によって設立)とパートナーシップを結び、5月17日(金)よりキャンペーンを実施することになりました。
これには、映画「アバター」のエンディングでも有名なイギリスの人気歌手、レオナ・ルイスも参加し、メイクアップやフレグランスの限定品のデザインを担当しているのだそう。
キャンペーン中は、化粧品の動物実験反対を求める署名活動も実施。すでに集まっている5万名の署名に、店頭やオンライン上を訪れた人の協力を追加するかたちで、政府に届けることになっています。
「美しさに、犠牲はいらない」を掲げたザ・ボディショップのキャンペーン。限定商品も可愛いものばかりなので、是非店に足を運んでみたくなります。
※表示価格は全て税込です
(下野真緒)